医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2026.04.14

Deep River

この世の中には偶然というものはなく、必然なのではないかと思うことがある。

脳出血で倒れた母を残して、自分自身でも良く分からないけれど見つけたい・感じたい何かを求めてインドへ旅立った。

インドの不衛生さにより体調を崩し、光を見ることなく帰国したけれど、石に包まれた宝石を掴み取って来たようだ。

帰国後、日ごとにその覆われてた石が剥がれ落ち、どんどん輝いていくのが分かる。

 

一緒にインドを旅した仲間の一人から、「遠藤周作の『深い河』を読みました。とても良かったので是非読んでみて下さい。」とコメントがあった。

気になることはすぐにメモをするようにしている。

翌日、日経新聞の<名作コンシェルジュ>欄に、宇多田ヒカルさんの「DEEP RIVER」が紹介されていた。

なんとこのタイトル、遠藤周作の小説『深い河』に触発されたとのこと。

あれ!昨日聞いた本だ!

すぐにAmazonでポチり、翌日届く。

日本って素晴らしい国だ。

小説の内容は、登場人物がそれぞれの人生に刻み込まれている傷跡を背負って、その傷跡を残したものを探すためにインドガンジス河までの旅に出かける話。

私はガンジス河には行っていないが、まるで見たことのある光景のごとく、生々しくイメージできたのはインド旅行の直後だからだと思う。

人々の苦悩、宗教観、愛について深く考えることができる良書であった。

 

私も墓場まで持っていきたい経験はいくつかある。

それを封印してきたが、この本を読んで、無意識にその傷跡を思い出すことになった。

その傷跡に向き合うことで、何か新しい光は見えるのだろうか。

そんなことを考えている。

 

母、永眠。

3月29日、母が永眠しました。

昨日通夜、本日葬儀を無事終えることができました。

予約変更をお願いした患者様には大変ご迷惑をお掛けしましたが、一生に一度しか訪れない母の死という理由でご容赦いただきたいと思います。

 

命がけのインド旅行前、脳出血で倒れた母。

アミロイドアンギオパチーという、脳の毛細血管が破綻して脳出血を起こす病気を患うこと8年目。

予防も治療もなく、いつ再出血するか分からないというストレスを抱えて暮らしていました。

出血する度に後遺症が増え続け、母は相当苦労したと思います。

可哀そうでした。

私のインド帰国後、2月中旬には無事退院し、もともと居た老人ホームに戻ることができました。

全て介助なしでは生活できない状況でしたが、とろみ食を食べさせてあげれば完食できるくらいの気力はありました。

だたし、1回の食事に40分はかかりますので、ヘルパーさんの負担を考えて、ほとんど毎晩食事介助に通いました。

自宅⇔職場⇔老人ホーム

すべて10分程度で移動できる近距離トライアングルに集約していたので、仕事と介護を両立することができました。

約1か月間、診療が終わると急いで母の食事介助へGo

私にとっては至福の時間でした。

よく、「介護は大変ですね。」と言われますが、とんでもございません

親の世話をさせていただけることは幸せに他なりません。

診療以外の仕事を任せることができたのは、スタッフのお陰です。彼女たちには本当に感謝しています。

そして、施設のヘルパーさんたちには、お風呂や身支度、食事から排泄まで大変お世話になりました。

自宅ではとうてい出来ないことを担っていただけたことで、私も安心して日々の診療を続けることができました。

そして兄夫婦はお役所への各種手続きや、母の家の掃除などを担当してくれました。

東京を離れる時は、お互いタイミングをずらして協力し合いました。

このように、人は他人の力を借りて、お世話になって生きていることを謙虚に受け止め、感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。

 

3月27日に主治医から危篤を告げられました。

28日には通常診療と、どうしてもやらなければならない用事があり、「お母さん、今日の夜まで頑張っていてね」と意識のない母に声を掛けてクリニックに向かいました。

そして夜に駆け付けた時には、ちゃんと息をして待っていてくれました

土曜日なので、心おきなく当直だ!と覚悟して、添い寝をしながら思い出話を語りかけていた丑三つ時。

母の呼吸は次第に弱くなり、脈も弱くゆっくりとなり、静かに息を引き取りました。

最期まで穏やかで気品のある母でした。

「お母さん、ありがとね

両親ともに、死に目に会うことが出来たのは、偶然ではなく必然なのだと思います。

 

通夜と葬儀には、母の中学・高校・大学時代のご友人にたくさんご参列していただきました。

沢山の友達に囲まれ、皆に愛されていた母でした。

いつも穏やかで品のある母。

見栄や虚栄心など一切なく、物事の本質を捉えることができる人でした。

シェークスピアを愛読し、人の心の機微を察する力がありました。

歴史や政治の話が好きでした。

お金には興味がなく、数字や損得勘定は苦手な人でした。

テニスが好きで、錦織圭のファンでした。

若い頃は沢田研二とケビンコスナーのファンで、部屋にカレンダーがありました。

尊敬する人は聖徳太子。

人生哲学は「真理の追究」

自分のことで忙しく、子供には干渉しない人でしたので、うるさいことを言われた記憶がありません。

40代の頃、よく夜遊びをしていたようですが、必ず終電に間に合うよう帰宅していました。私も自分のことで忙しかったので気にしていませんでした。

私の大学受験初日も、私より早くゴルフに出かけてしまったので、自分でおにぎりを握って受験会場に出かけました。

整理整頓が苦手な人で、引き出しの中はいつもぐちゃぐちゃでした。

おおらかな人でした。

私のクリニック運営にも、多大なる協力をしてくれました。

私は、このような母親の子供に生まれて本当に良かったと、今の自分があるのも母のお陰だと心の底から思います。

こちら、本日の満月「ピンクムーン」

ピンクが大好きだった母にふさわしい夜となりました。

 

お母さん、ありがとう。また来世で会いましょうね。

 

 

2026.03.22

知性と品格

当院の使命は「知性と品格ある大人のための美容クリニック」である。

20年前、開院当初に掲げたこの使命は、そういうクリニックを作りたいという情熱よりも、経営的な使命というものを明確に言語化しなければならない、という思いで考えたフレーズだった。自分でもよく考えたと思う。

勤務医時代、外来を訪れる患者様の中には、眩しいくらい素敵な女性との出会いがあった。私はまだ20代と若かったこともあり、40代以上の成熟した女性たちから大いに影響を受けた。プライベートでは知り合うことのないジャンルの人たちである。暮らしにゆとりがあるので優しい。仕事では責任のある立場で、精神的にも経済的にも自立している。優雅な専業主婦の方々は、家庭を大切にしながら自分の趣味を謳歌していた。彼女らにとっての美容は息を吸うのと同じくらい当たり前のことだから、美容クリニックがまだ珍しかった時代にも関わらず、お肌の手入れに余念がない。そして無理がない。センスの良い上質な衣服を身に纏い、佇まいや発する言葉の隅々まで美しい。生き方そのものが魅力的である。小娘のような主治医に対しても丁寧に接して下さった。私はこのような美しいマダムを相手に美容医療を提供していきたい、と思った。

自院患者のターゲット層を絞り込む時、「知性と品格」を備えた方々に来院して欲しいと考えた。今思えば「知性と品格」こそ、私自身に足りなかったものであり、最も身に付けたかった無形の価値である。自分とクリニックの使命が一致していたことに今頃気が付いた。気が付くことが出来たのは、インドに行ったお陰である。(詳細はまた今度)

私は小さい頃から活発な子供で、良くカラダを動かし遊んでいた。何でも出来るようになるのが嬉しくて、スキルや技術の習得に勤しんだ。テニス・ゴルフ・スキーなどスポーツはもちろんのこと、ピアノも続けた。受験勉強や英語学習にも励んだ。留学もした。そのような機会を与えてくれた両親には感謝している。しかし、根っ子の部分が山猿なのである。気性は荒く、話し言葉も強め、動きも雑だ。階段の上り下りや扉の開閉は音を立てず静かにと、いつも母親に注意されていた。いくら注意されても、山猿の勢いは止まらなかった。

一方、母はいつも上品だった。小さい頃から友達に、「麻ちゃんのお母さんは上品だね。」と言われ続けていた。褒められるのは嬉しかったが、自分も真似しようとはちっとも思わなかった。品が良いより、豪快でいろいろ出来たほうがいいじゃないか!くらいに考えていた。知り合いからは、「お母さまはあんなに上品なのに、なんであなたはこんなにバンカラの?」と言わせしめたこともあった。女性に対してバンカラなんて言うんかい?それほど野蛮に見えたのだろうか。

こんな山猿も、大人になり、母になった。美容の仕事をしていると、「美しいとは何か」について、深く深く考えるようになった。美容外科学会に参加すると、症例スライドをたくさん目にするのだが、全然美しくない人がたくさん写っている。これが本当に美容医療なのだろうか、と疑いたくなる。中顔面短縮だの小鼻縮小だの重瞼術だの美容整形手術をしても、「これ、きれいになっているの?」と納得できない。要するに、品がないのだ。本人を見ているわけでもなく、2次元のスライドで伝わってくる品のなさって、いったい何なのだろう。

美容医療に従事して26年。たくさんの患者様に向き合ってきた。いろいろな大人と出会ったが、「素敵だな、私もこんな大人でありたい」と真似したくなるポイントは、はやり『知性と品格』なのである。品とは、相手へ配慮できることであり、マナーを守ることだ。相手の領域に土足で踏み入ることはしない。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花・・・研修医の時、先輩医師に教わったことわざだが、このようになって欲しいという意味だったのだろうか。静かな声で、丁寧な言葉を話す人。自分自身がそのようになりたいし、スタッフにも求めるし、知性と品格を備えた人たちが安心して通えるクリニックでいることが、我々の使命なのだと自覚している。

そして、治療のゴールは「品のある顔」に尽きる。品のある顔とは、品のある表情ということだ。それは美容医療だけで作られるものではなく、内面からにじみ出てくる人生経験や心持が大きく影響するのだろう。

過剰な美容医療を施された人工的な表情には、品が失われてしまうと感じている。今朝、広尾の交差点で信号待ちをしている時のこと。後ろから大きな声で話す隣国の言語が聞こえてきたので、ふと振り返ると、二度見したくなるほどの不自然な整形顔がそこにあった。これは私の望む美容医療ではない。

知性と品格を備えた顔。

これが当院の目指す美である。

 

 

2026.03.12

ミラノ・コルティナ冬季オリンピック

日本勢が大活躍の冬季オリンピックでしたね。

『ミラノ・コルティナ』は、私にとって思い出の場所であります。

結婚して長女を出産後、1才の娘と愛妻(と勝手に呼ばせていただき候)を残して、単身ミラノのがんセンターに留学した夫さん。

まだ新婚とも言えるタイミングでしたので、離れ離れになるのが本当に寂しくて寂しくて

自称キャリアウーマンの私は、自分のキャリアを諦められず、東京に残り、娘と実家に出戻り、北里研究所病院美容医学センターでのお仕事を続けました。(この決断により今の自分があると思うと、仕事を続けてきて本当に良かったと心から思います。)

3月に夫がミラノへ旅立ちました。

そして9月の夏休みを利用して、母と祖母と娘を連れて、女4世代でミラノへGO

当時の私はまだ若くて、お金がなく、エコノミークラスの最前列3席と赤ちゃん用バシネットを手配

バシネット利用は2才未満で体重制限があったと思うのですが、娘は1才8か月で体格は良く、バシネットが壊れるのではないかと冷や冷やドキドキしかも、フライト中はずっと泣き続け、私はずっと抱っこしながら機内をウロウロ。さぞかし周囲にご迷惑をお掛けしたと思います。この経験があったからこそ、今、機内で泣き叫ぶ子供に遭遇しても笑顔でいることができます。辛いよね、、、

祖母は81歳だというのに、さすが戦争経験者は肝が据わっており、狭いエコノミークラスでも嬉しそうにお酒を飲んで楽しそうでした。泣き叫ぶ娘が最後にやっと寝付いてくれた時、思わず祖母と母と乾杯してしまいました

大騒ぎしながら女4世代、ミラノへ到着

そこからは夫さんの運転で、旅をしました。

9月のヴェネチアは想像以上に暑く、「もっと涼しいところに行きたい!」となりまして、急遽イタリア北東部のコルティナ・ダンペッツォに足を延ばしました。

オーストリアの国境近くです。

コルティナ・ダンペッツォは1956年の冬季五輪開催地でしたので、祖母や母は知っている場所でした。

スイスアルプスのように涼しくて、観光地ヴェネチアと比べると人も少なく、素敵な休暇を過ごすことが出来ました。

コルティナでも、祖母は喜んでワインを楽しんでおりました。。。

 

あ~、イタリアに女4世代(+夫さん)で旅行出来たなんて、今思えば本当に幸せでした。ラッキーでした。

1代目は101歳で天に召され大往生。

2代目はまだ70代ですが、青色吐息。

3代目は体力低下を感じながらも、まだまだやりたいことリストを書き出しながら人生を謳歌中。

4代目は絶好調の20代研修医。

5代目に会うことができたら、一緒にイタリアへ旅行したいです Ciao!

 

このコルティナ旅行を皮切りに、その後繰り返し子連れイタリア旅行が展開されるのでした。

 

線維芽細胞の若返り

強烈なインドダメージからようやく立ち直りました

弱った自分に喝を入れるために、連休だった週末、久しぶりにヒアルロン酸の勉強会に参加いたしました。

従来のヒアルロン酸は、加齢により失われたボリュームや弛んだ靭帯を補強する目的で使用しておりますが、今回のヒアルロン酸は「肌質改善」を目標にした製品です。

頬全体に1㎝間隔で、ごく少量ずつ細かく真皮にヒアルロン酸を注入することで、皮膚の司令塔である「線維芽細胞」が活発に動き出す、ということらしいのです。

線維芽細胞には3つのモードがあり、①再生モード ②低活動モード ③老化モード と呼びます。

①と②は行ったり来たりできるようなのですが、③になると元に戻すことが出来なくなってしまいます

加齢により、肌がくすみ、シミ・しわが増え、たるみが顕著になっていくのは、要するに線維芽細胞の機能低下が原因。

線維芽細胞が老化モードに入ってしまうと、機能低下どころか、シミを増やし、コラーゲンを破壊するなどの悪影響を及ぼしますので、低活動モードのうちに何とか刺激して少しでも再生モードに戻しましょう、というのが治療コンセプトです。

こちらの商品は、「SKINVIVE(スキンバイブ)」というヒアルロン酸で、濃度低めの架橋ヒアルロン酸です。効果の持続は9か月ほど。

 

従来のヒアルロン酸は、頬や唇を膨らませたり、鼻を高くさせることで、注入し過ぎると顔の造作を変えてしまうという不自然さがマイナスポイントとして話題となりました。

いわゆる「ヒアル顔」っていうものです。

あれじゃー、いかんでしょう、ということで、ここ数年はヒアルロン酸をナチュラルに用いる手法が広がりました。

膨らますというより、肌質を整える目的でのヒアルロン酸注射です。

一般的には「肌育注射」と呼ばれています。

プロファイロ、ジャルプロ、スネコス、リジュラン、プルリアル、ジュベルック・・・いろいろな商品があります

当院では2022年からスネコス注射を使い続けていますが、患者様にはなかなか好評です。肌色が明るくなり、ハリが出て、肌ツヤが良くなります。

治療を始めて4年目になりますが、今ではリピート患者様が定着し、一定の効果が得られていると評価できます。

定期的に美肌レーザーを受け、ボトックスや従来タイプのヒアルロン酸治療も経験済みの美容上級者におススメな治療と捉えています。

 

スネコスなど肌育注射は、事前の表面麻酔が必要です。(数名、麻酔なしで受けられる強者がいらっしゃいます。)

目の周りも含め、全顔で80か所くらい注射針を刺しますので、内出血のリスクもあります。直後は赤くフワッと腫れます。

最近は日本製の切れ味の良い極細針を使用していますので、内出血の発生頻度はだいぶ減りましたが、ゼロではありません。

日本人女性はダウンタイムを敬遠しますので、いつでもOKな治療ではないのです。

 

線維芽細胞を元気にさせる治療として、数年前からニードルRFという機器の治療も流行っています。シルファームとかポテンツァと呼ばれています。

最近は韓国に渡航して美容医療を受けるのがブームになっていますので、新しい治療名が続々と登場し、もはやカタカナの呪文のように聞こえてきます。

このように次々と色々なコンセプトで新しい治療が発表されるのですが、それはビジネスです。メーカーは売りたいからですよ

化粧品と同じです。化粧水、美容液、乳液、クリーム、アイクリーム、ナイトクリーム・・・と、商品を変え、手を変え品を変え、複数のアイテムを売りまくる手法です。

新治療ですよ~いいですよ~と囁かれ、手あたり次第に治療を受けても、良い結果を得られるどころかやり過ぎで肌を傷めてしまうことは十分にあり得ます。

繰り返しますが、化粧品と同じです。本当に必要な治療なんて、そんなにたくさんあるものではなく、意外とシンプル治療で十分結果が出てしまいます。

ずっと同じ治療だと飽きてしまう人には、たまには違う刺激を用意することは患者サービスとして良いのかもしれません。

たくさんの治療機器を揃えるのは、経営目線で考えるとコストがかかりますし、当院のように院長の私一人が機器を操作するとなると、そんなにたくさんあっても使いこなせません。

ある程度治療内容を絞って、たくさん症例経験を積み重ねることが、美容医療のスキルアップになると信じております。

当院で提供している各種美肌レーザーも、定期的にメンテナンスすれば線維芽細胞が若返っているような効果を感じることができます。

 

目の前の患者様にとって、本当に必要な治療か?を見極め、適切な治療をご提案する。

そして治療費に対して120%満足のいく結果を出す。

それが私たち美容医療に携わる人間の役割だと思います。

ビジネスでは不必要なものまで売ってしまうから、やはり医療はビジネスライクに割り切れるものではないとつくづく思います。

医療行為が原因で病気を引き起こしてしまう、医原性疾患という言葉がありますが、美容医療にはそのリスクがかなり高いので注意が必要です。

大切なお顔ですから、安易に流行にのってダメージを引き起こすようなことはないよう、慎重に行動して頂きたいと切に願います。

 

それにしても、あれこれ手間暇かけて肌をきれいにする前に、線維芽細胞を老化させている要因を探り、除去していくことが先ではないでしょうか。

UV対策、食生活、お酒、たばこ、睡眠不足、ストレス、化粧品の誤った使用などなど。

生活習慣の改善こそが線維芽細胞の再生に必要であり、それができた上で、美容医療の出番です。

まずはお化粧品(化学物質)の使用を減らしましょう

当院は素肌をきれいにする、ファンデーションに頼らない素肌づくりがコンセプトですから、日々のシンプルスキンケアに加え、定期的に美肌レーザーを受けていただくと、トラブルのない健康肌を手に入れることが出来てしまいます。

美容はコツコツと積み上げ式で、安全に線維芽細胞を若返らせましょう。

 

 

 

 

2026.02.16

インド研修

念願のインド研修旅行へ行って参りました。

出発の前の週に、また母が倒れ緊急入院となり、今回の旅は難しいかも・・・と厳しい状況でしたが、病状もやや落ち着いてきたので、意を決して出発しました

私がどこかへ出かけたり、遊びに行ったりすると、いつも母は「あら、いいわね。楽しんでいらっしゃい。」と必ずポジティブな声掛けをしてくれる人でした。だからきっと、今回のインドもそのように言ってくれている(はず)と信じて。

 

人格を磨き、人生をより良いものにするために、社会を良くするために、学びを深めていたらインド哲学に出会いました。

要するに仏教哲学ですので、それでは仏教発祥の地インドへ聖地巡礼に行く運びとなりました。

インドはまだ訪れたことがなく、足を運んでみたい場所の1つでした。

今回訪れたのは、インド中央部のデカン高原にある以下の3か所です。

アウランガバード近郊の①エローラ石窟寺院群、②アジャンタ石窟寺院群、

ボパール近郊の③サーンチーの仏教遺跡ストゥーパ

ちょっとマニアック過ぎなので、サラっと読み流してください。

 

石窟寺院群とは、火山岩(玄武岩)の山を、人間が鑿(ノミ)と金槌でコツコツ切り出し、掘りぬいて作った僧院と礼拝堂の集合体のことを指します。

岩の塊を掘り抜き、空間を作るだけでなく、仏像を彫りこんだり、カラフルな壁画も描かれていました。

まさに仏教の原点ここにあり。

そこで何かを感じ、過去を想起するというのが今回の旅の目的だったのですが・・・

本題に入る前に、直面したインドの環境問題に心が奪われ、歴史を味わう心のゆとりを失ってしまいました

モヤモヤした大気汚染、

ゴミで溢れかえった道路、

野良牛や野良犬の排泄物、

恐ろしく汚いトイレ、←これ、本当にヤバイです。命がけのスクワットで臨みます。

物乞いの人々、

いい加減な清掃、

しつこ過ぎる物売り、

慣れない土地で、早朝からの観光続き、激しく揺れるバス移動、毎日同じカレー風味食で胃腸機能停止。

「おいおい、こんなネガティブなことばかり書くんじゃない、せっかくインドに行ったのだからもっと美点凝視しなくちゃダメでしょ。」

と天使の囁き。

「何ですと辛いものは辛いんだから、お世辞なんて言ってられないわよ。心身の健康あっての観光でしょ!」と悪魔は一歩も譲りません。

胃腸の弱い私は、旅の後半戦、すっかり食事が喉を通らなくなりました。

大気汚染のせいか、マスクをしていても喉が痛くなり、嫌な咳と悪寒に襲われ、深夜はホットヨガでもやりましたとばかりの寝汗びっしょり

カロナールとロキソニンを使い分けながら飲み続け、何とか無事に旅を終えました。

35人くらいのメンバーでしたが、急性胃腸炎になった人、発熱した人など具合の悪くなった人が続出。

熱が下がらず、現地で入院した人も!

また、帰国してから具合が悪くなり病院受診した人、インフルエンザに罹患した人、日本で入院した人も出る有様。

こんなに病人が出るとは、恐るべしインド。

昔々、中国の三蔵法師が命がけで学びに行った憧れの天竺は何処へ。

文明は必ず滅びる。栄枯盛衰。

歴史のインドより、現在のリアルインドが強烈過ぎて、感じたことを率直に記録しておきます。

しかし、なかなかできない経験でしたので、これも何か意味があってのことではないかと。

その意味は今すぐには分かりませんが、そのうち何か点と点が繋がるようになるかもしれません。

そして、日本人として生まれてきたことが本当に有難く、清潔な国を誇りに思います。

 

このように心身ともにボロボロになりましたが、本日から通常の診療を再開したところ、すっかり元気になってしまいました。私には美容医療診療が元気の源のようです。それに気付くことができたのはインドのお陰。ナマステ

 

 

 

 

最適通院頻度の続き

美容医療の最適通院頻度について、続きです。

楽しみながら無理なく通院すればいい!

・・・のですが、肌状態が改善するから『楽しくなる』のです。

結果が出なければ『楽しく』ありません。

ゴルフだって楽器だって練習して上手くなるから『楽しくなる』のです。

お肌も、スキンケア指導を守り、レーザーを続けるからキレイになって『楽しくなる』のです。

当院は「ファンデーションに頼らない素肌づくり」を目指しておりますので、不必要な化粧品をどれだけ削減できるか?が肝になります。

化粧品を減らすことで、肌の赤みやくすみが改善したと喜んでいただけることは珍しくありません。

 

1日も早くファンデーションとおさらばして、素肌で過ごせる肌状態を目指します。

そして月1回のレーザー治療を10回継続して下されば、素肌の変化(改善)を感じていただけるようになります。

良くなった!という実感を伴うからこそ、クリニックに通うことが楽しみになります。

この成功体験がとても大切です。

来院間隔を2~3ヶ月毎に伸ばしてしまうと、10回までの到達期間が2~3年に延びてしまいます。

この2~3年で確実に生理的な老化は進行しますから、やはり最初の1年は毎月通って肌の回復力を高めたいのです。

美肌レーザーは継続するもの、という認識と必要性をご理解いただければ、10回目以降は少し減速してもOK.

美意識の高い方は、毎月レーザーを継続して全く問題ございません。

当院には25年間、毎月欠かさずレーザーを受けていただいている貴重な患者様もいらっしゃいますが、きちんと診察して治療を進めていれば、肌への悪影響はございません。

海外など遠方にお住まいの方で毎月通えないという人は、年に2~3回の来院となりますが、それでも継続していただければ治療回数に比例して結果を出すことは可能です。

来院頻度が少ない人は、一度にレーザーを3種類受けることをおススメします。

ボトックスやヒアルロン酸も、出来るときにまとめて受けてください。

冬の季節には、積極的にシミ取り治療をします。

私はホクロ取りも好きです シミやホクロ、イボなど色素斑を薄く目立たなくさせると、肌のトーンが整ってキレイに見えます。

私は目の前の患者様の肌を可能な限り美しく整えるよう考えていますので、そのために最適な治療と頻度をお伝えします。

あとは、ご自身の美意識と意欲と予算でお決めください。

 

美容医療は正解のない治療を行っていますので、当院では私の美意識に基づいて治療をご提案しています。

あれこれ新しい治療に飛びつかなくても、古典的な治療で十分結果を出すことができます。

診察室では多種多様な話題が飛び交いますが、最近は様々なストレスによるお悩み話をよく耳にします。過度なストレスでシミは悪化します 安心して悩みを吐露できる場所は大切であり、共に悲しんだり喜んだり共感することで、私たちはホッとしたり安心したり、ストレスをぼやかすことができるのではないでしょうか。私も年を取ったのか、他人の悲しみがぐっと胸に染み入るようになりました。私のスポンジハートで患者様の涙を吸収することができたら、悲しみの絶対量は薄まり、気持ちが楽になって下さればいいな、と願っています。

美容医療はお肌だけでなく、心もキレイにする効果があります。

お肌のシミも、心のシミも、レーザーで吹き飛ばしてしまいましょう

美容医療との付き合い方 ~最適通院頻度~

当院に通って下さる皆々様、日頃のご愛顧に心より感謝申し上げます。

例年、12月は超繁忙期、年が明けて1月は少しゆっくりする傾向がありましたが、2026年1月は何だか忙しい。

当院は「オリジナル電子カルテもどき」はあるものの、いまだに紙カルテを使用しています。

診療中は患者様との会話に集中するため、カルテを書く時間が取れず、終わってからまとめて記入することもしばしば。

あらゆるものが電子化しておりますが、字を書く行為自体に心を落ち着かせる働きがあると感じるため、カルテも手書き、手帳も手書き、勉強中もノートに手書き・・・と、敢えて字を書くようにしています。

 

さて本題。

美容医療の最適通院頻度について考えたことはございますか?

昔、むか~しは、「6回1クール」という概念がありました。

1か月に1回を6回、1~2クール通って肌状態が良くなったら一旦お休みします。

そしてまた気になったら受診します。

予防的美容という発想は乏しく、シミやシワなど気になること(=問題)があれば受診するのが「美容クリニック」だったと思います。

時は流れ2026年。

今や、予防美容の時代となりました。

老いを過剰に恐れ、老化曲線を何とかして緩やかに下っていくことを目標にする人が増えました。人生100年時代の副作用でしょうか?

気になる悩みを解決した後も、次々と加齢現象の発見は容赦なく、結局ず~っと通い続けることになるようです。

生きている限り運動せい!と言うように、スキンケアせい!って社会の圧力??

元気に長生きしたければ、毎日歩いて筋力つけて、栄養摂って、80歳で歯は20本キープ、そしてシミのないハリのある肌長寿も容易ではございません。

皮膚を清潔に若々しく保つことは、健全な精神へと繋がります。毎日鏡に映る自分の姿に自信が持てるかガッカリするか、精神面への影響は計り知れません。歯科クリーニングに通うように、皮膚もシミやイボを取ってシワを減らして、メンテナンスすることが当たり前な時代が来ることを願います。

 

当院では10年以上通って下さっている患者数もかなり増え、長期にわたってお肌の変化を診させていただけることはこの上なく貴重な臨床経験であり、お金では決して買えない力を身に付けさせていただけたことに、言葉では言い尽くせないほど感謝の気持ちで胸がいっぱいです

恩返しの気持ちで、最適通院頻度について考えてみました。

だって、最適通院頻度が分かればコスパやタイパ、良くないですか?(←私のキライな言葉

過去3年分のデータを用いて分析したところ、3年間いずれも来院回数の中央値は約4.5回平均は4回でした。

年に1回だけ来院する人が全体の約20%で最も多く、これも3年間ほぼ変わりありません。

誕生日とか年末だけ、節目のように美容医療を受けるのでしょうね。

反対に毎月ご来院くださる常連様もいらっしゃいます。

ここで最適通院頻度についてAI(Asako Intelligence)に尋ねてみると、「患者様お一人おひとりに快適な通院頻度があります。それを無理に増やす必要はなく、ご自身の心の声に従っていただくことが長く美容医療を続ける秘訣です。ファンデーションから解放され、素肌で過ごせるようになると、精神面にも良い影響を及ぼします。初診からの1年間は出来るだけ毎月通い、美肌レーザーを10回継続することが良い結果へと導きます。楽しみながら続けることがポイントです。少しでも負担や苦痛を感じる時はお休みすることをお勧めします。楽しみながら毎月通える人は、気持ちの良い素肌を手に入れ、日々の暮らしが豊かになる傾向があるようです。」

 

なるほど。楽しみながら無理なく通院すればいいのね!

でも、年に1回の通院で本当にキレイになれるのかしら・・・

この話は来週に続きます

 

 

 

2026.01.15

モノ

新年仕事始めから早1週間。

すっかり通常モードです。

朝は寒くて寝起きが悪く、ウォーキング習慣もピタリとスリープモードへ

日々の診療が始まると、どうしても仕事のことばかり考えてしまいます。

現代の私たちは、情報洪水の中で溺れてしまいそうな状態に身を置いていますから、出来るだけ安全な場所へ避難すべく、意識的に情報を遮断するようにしないと身が持たなくなりそうです

モノも減らして、大切なモノだけに囲まれてスッキリと暮らしたいモノです。

モノはあまり買わない方なのですが、ポンポン捨てられない性分なので、気が付くとやっぱりモノは増えてしまいます。

今年は消耗品くらいはサッサと捨てられるようになりたいモノです。

 

娘の誕生祝に、友人から頂いたクマさん模様のタオルケットがあり、娘は今でも大切に抱きしめて寝ています。さすがに経年劣化でボロボロ、生地が裂けてしまいました 研修医の娘は、深夜に縫合セットで縫い直していました。。。裁縫セットの使い方を知らず、外科縫合するとは。。。これだけ愛着を持って使い続けられるモノがあると幸せですね。

上質なモノを大切に長く使い続けることに価値を感じます。

当院には、20年前の開院以来使い続けているものがいくつかあります。

ご来院時に見つけてみて下さい

 

 

 

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます

皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたか。

私は12月の診療ラストスパートで燃えました(燃え尽き症候群ではありません

診療と食事と寝るだけの1週間を過ごしました。他のことは一切考えられない、、、

とにかく「年内にキレイにしておきたい」という患者様のご希望に、出来る限り応えたい一心でやり切りました

毎年こんな感じで1年を終えています

お陰様で白金スキンスターズとピュアピュアちゃんは好評でした。ありがとうございます。

振り返れば昨年もいろいろなことがありました。辛いことの方が多かった1年のように思いますが、こうやって無事年が越せるだけでも有難いです。

 

12月30日からお正月休み。

これまた自分でも驚く集中力で、深夜まで年賀状を書き続けました。

そして、ダイエット中の夫に付き合い、とにかく歩き続ける毎日。。。

12/30 12,338歩

12/31 19,362歩

1/1  12,642歩

1/2  12,158歩

1/3  14,279歩

1/4  15,991歩

頑張っとるで~~~

元旦は神社の階段上りが激しくきつく、それでも歩数が足りないので、月明かりの下、体感温度ゼロ度の中、田舎の田んぼ道を歩き続けたことが印象的でした 月明かりって結構明るく、平安時代の人々は同じ月を観て過ごしていたのかと思うとロマンチックです。

茨城の見渡す限り田園風景。勝手に「日本のトスカーナ」と呼んでおります。

体を動かすとお腹が空いて、お酒も食事も美味しく頂けます

普段の運動不足を反省し、今年は積極的に歩こうと(心に)誓った2026年お正月でした。

 

そして今夜はお仕事の年間計画を思案中。

今年はクリニック20周年です

皆さまのお陰で長年診療が続けられていることに感謝し、これからも目の前の患者様に喜んでいただけるよう精進したいと思います。

 

2026年1月4日

自宅にて

 

 

 

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