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この機器は何を調べているの?診察室編

今回は、診察室で使われる『メグザメーター』についてご紹介していきます。いきなりカタカナの名前を言われてもピンとこないかと思いますが、ペンのような機器を顔にあてて肌を診断します。初診では必ず、その後は必要に応じて、患者様の肌診断に使われます。一体これで何がわかるのでしょうか?

それは、肌のメラニンとヘモグロビンの量です。これらは肌色を構成する主要な色素成分です。特に、メラニン色素は肌や髪の色に大きく関わります。メラニンが多い順に髪の色は黒→金→白髪となりますし、肌の色も黒→黄→白となります。

メラニンというと悪者のようなイメージを持たれがちです。しかし、本来は紫外線によるダメージを防いでくれるものなのです。具体的には、紫外線を受けた後の肌内部で、メラノサイトがメラニン色素を作り出し、それがDNAに覆いかぶさるように密集します。こうすることで、紫外線から皮膚細胞を守ります。

民族によって肌の色が違う理由もメラニン量にあります。アフリカなどの紫外線の強い地域では肌を紫外線から守らなければならない為、メラニンを多くもった黒い肌で生まれます。一方、ヨーロッパなどは日差しが弱いため、黒い肌では紫外線を受けて作られるビタミンDを十分な量合成することが出来ません。ですから、そうした地域では白い肌が生存に適します。

話はそれましたが、以上のことを踏まえるとメラニン量と肌の色に関係があると分かります。アジア人の肌はちょうど黒人と白人の中間の量ということになりますね。ちなみに、当院にいらっしゃる患者様のメラニン量の平均はおよそ130でした。数値が低ければ低いほど、色素が薄いです。色白の方ですと、数値が100を下回ることもあります。ただ、人それぞれ肌の色が違うように数値もそれぞれです。高いから悪い、低いから良いわけではありません。肌全体の数値が同じくらいで、色むらがないことが重要です。

次にヘモグロビンについてです。これは、血液の色の元になっている色素です。ヘモグロビンの変化は血液量の変化や血管の収縮によって起こります。そして、この血液や血管の動きは心理的、生理的、物理的要因が複合的にからまりあった結果です。例えば、化粧品等で擦りすぎている場合に赤みが生じます。また、二日酔いによる顔色の悪さは、アルコールが血管を開く働きをして、肌色に影響を与えます。

長々とお話してきましたが、当院が勧める肌ルネ肌ルネを実践していただくことで、余分な刺激が緩和され健康的な肌を取り戻すことが出来ます。また、より改善を実感していただくために、メラニン排出・赤み改善効果のあるレーザー治療を多数ご用意しております。肌のご相談も承っております。肌ルネはもちろん、レーザーの力を借りた、さらに満足のいく素肌づくりを目指しておりますので、ご検討下さいませ。

ファンデーションに頼らない素肌づくり
白金ビューティフルエイジングクリニック
今年の夏は海に行ってサーフィンをしたいKarenでした。