私は30代シンデレラ。毎日、お茶会に舞踏会に大忙し。理想の王子様と巡り会えるまでは毎晩でも踊り明かすわ。ただ最近は寝不足だとひどい顔になるし、なんだか今までと違う気がするの。夕方の自分の顔にはびっくりするし、寝ても疲れが取れないの。お姉さま達と違って老化は無縁だと思っていたのに…
でも、今夜は大切な舞踏会。くすんだ肌と目の下のクマを何とかしなきゃ。誰よりも輝くためならどんな魔法でも良いわ。
ねぇ、早くなんとかしていただけないかしら?
ちょっと待って、シンデレラ。貴女はまだ若いのよ。気持ちはわかるけど短絡的に考えないでちょうだい。確かに5年前とは違ってきているけど・・・まだまだ美しいわ。まず問題なのは最近の貴女の生活よ!魔法はいくつもあるけど、“美は1日にしてならず”よ。
この先何十年も輝ける、とっておきの魔法を教えるわ。
シミが目につくようになったり、小じわができたり、今までなかった老化のサインを初めて感じるのがこの年代。しかし症状はまだまだ軽度です。加齢変化がはっきり出る前の治療は、10年後の自分への投資とお考えください。老化の変化が軽い分、治療効果の表れ方も緩やかですが年齢を重ねた時に大きな差になります。“10年後も変わらない美しさ”を目指せます。
エイジングによるお顔の変化は個人差がありますが、大別すると3つのポイントがあります。
肌色を決める要素は、茶色のメラニンと赤色のヘモグロビンです。メラニンが増加してシミが目立つようになります。慢性的な炎症で毛細血管が拡張し、赤ら顔になります。キメの乱れや乾燥もくすんだ肌色の原因です。
なめらかだった肌表面に凹凸ができることで影ができます。
ヒアルロン酸やコラーゲンが減少して毛穴やたるみが目立つようになります。表情筋の収縮も凹凸の原因です。
卵のようにつるんとした輪郭が若さの象徴。皮膚だけではなく、筋肉や皮下組織の委縮が序々に輪郭の形態も変えていきます。こめかみや頬、顎のラインが凸凹に乱れます。
皮膚の大切な機能は、外部の刺激から体内を守ること。化粧品の役割は、「皮膚を保護して健康な状態に保つこと。」です。化粧品でシミ取れたりハリが出てくるものではありません。良い有効成分でも浸透するのは主に角質層、わずか0.02mm程度です。化粧品は使用方法を間違えれば、かえって肌荒れの原因になりますので、今までのスキンケアが正しいか確かめましょう。
少し目立つようになったシミはメラニンが蓄積して表面化したもの。ファンデーションで隠せないのでコンシーラーで隠そうとすると、摩擦刺激でかえって濃くなる可能性があります。気にして隠す努力より、レーザーで根本治療することが美肌への近道です。ポイントで取るならQスイッチルビーレーザー、今後のシミ予防も兼ねるならエクセルVホワイト、レーザーピーリングを併用することがお勧めです。
20代以降、肌のハリを支えるコラーゲンが減少していきます。若いころはむちむちの丸顔に悩んでいたのに最近なぜかスッキリ!嬉しい変化が、実は老化のサインかもしれません。無理なダイエットは老け顔へまっしぐら。良質なたんぱく質を摂るなど、食事面は気を付けて。自己コラーゲンを増やすエクセルVホワイトやレーザーピーリング、ライムライトの美肌治療がおすすめです。
眉間・額・目尻のしわは表情筋の動きが原因です。皮膚にハリがあれば、表情の出るときだけしわが寄り、動きがなければ戻ります。表情が豊かな人は、20代からでも眉間やおでこのしわが気になります。また筋肉は加齢で収縮するもの。表情筋を動かさなくても目尻や額にしわが見えるようになったら要注意です。クリニックでは、お一人おひとりの表情筋のくせをお伝えすることで、しわが深くならないように意識していただきます。確実にきれいにするにはボトックス注射が効果的です。