医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

03-5791-4800

受付時間 9:00~17:00[月~土]

Blog院長ブログ

2024.07.03

価格妥当感

運転中、「タイヤの空気圧低下」というランプが点滅したので、時々お世話になっている町の車工場に愛車を連れて行きました。

パンクしていました

釘のようなものが刺さったようですが、最近のタイヤは良くできていて、ペシャンコに潰れないような設計になっているとのこと。だからスペアタイヤが搭載されていません。

前日電話で相談、翌朝一番に車両を預け、夕方には仕上がりました。

仕事が早い。

それでたったの8,800円

日頃、診療で使用するレーザーのメンテナンスコストを考えると、破格の安さです。

正規ディーラーよりも、町工場のおじさんは親切・丁寧で、迅速に応じて下さるし、「安・近・短」なのでとても助かっています。

 

週末、娘の車もバッテリーがあがってエンジンがかからなくなりました。

1か月間、車を動かしていなかったからでしょう。

JAFに電話をしたら20分少々で到着。

業務用バッテリーから息を吹き込まれ、蘇生しました。

我が家は全員JAF会員になっていますが、個人会員の年会費は4000円、家族会員は2000円です。

JAF会員数は2000万人以上

JAFの年会費が安く抑えられるのは、この人数だからこそ。

たったの2000円で、このようにスピーディーな対応をして下さるサービスがある国、日本。

なんて素晴らしい国でしょうか。

我々は日本に生まれたこと自体がいかに恵まれているか自覚し、感謝しなければなりません。

これも先人の努力の賜物です。

 

日本国内の車販売台数は年間477万台(2023年)

令和6年3月末時点の車登録台数は8256万8673台。

車ってこんなにたくさんあるのですね。

トヨタが日本を代表する大企業というのも納得です。ふむふむ。

しかし車が多すぎると、CO2を排出しまくって、大気汚染、環境破壊するわけです

ガソリン車を廃止しEV車へとシフトするようですが、電池が結構重たくて、車体重量が増えることによりタイヤが擦り減り、大気汚染に繋がるという記事を読んだことがあります。またリチウムイオン電池ですから本当にSDGsなのでしょうか。太陽光パネルなども本当にエコなの?と疑ってしまいます。小池さんは推進していますけれど。

話は飛びますが、外苑前の再開発は断固反対です!小池さんは推進していますけれど。

もう巨大な鉄の塊を建てるのは止めておくれ・・・

 

話を戻します。

美容医療機器は、脱毛や美肌(シミ取り、たるみ治療など)、痩身目的がありますが、いったい何台ほど流通しているのでしょうか。100台売れればヒット商品と聞いたことがありますから、車に比べればずっとずっと少ないのでしょう。

レーザー機器本体は数百万~2000万円程度の価格ですので、これは車と同じくらいですね。

ただ、年間保守料が100万円以上かかることが多く、点検・修理・ランニングコストが高いです。車とは比べ物にならないくらい高額です。この値段設定の根拠はよく分かりません。当然固定資産税もかかります。

レーザーを何十台も保有しているクリニックさんの維持管理費は凄まじいことでしょう。

レーザーマニアの医師はほとんど男性ですが、車のような趣味の世界ではないでしょうか。所有欲 いや、治療の可能性が広がるので、あれもこれも試したくなるのかもしれません。

車は所有しても自己満足に過ぎませんが、レーザーは他人をきれいにすることが出来るので、私はレーザーに圧倒的価値を感じてしまいます。昨年購入したピコレーザーも、8年前に購入したエクセルVも、開院時から使い続けているQ-YAGレーザーも、私にとっては秀逸。実によく働き、患者様に美肌と幸せをもたらしています。

当院は堅実経営を心掛けている零細クリニックですし、医師も私一人ですから、たくさんの種類のレーザーを揃えることはしませんが、これからも治療効果の良さそうな機器が見つかりましたら導入しようと思います。

そして、開院時から治療費をほとんど値上げしておりません。

他院と比較すると、中の上~上の下くらいの価格帯でしょうか。

低価格ではありませんので、お値段以上の価値を提供できるよう、日々スタッフと協力して努力してまいります。

治療費については、「安すぎ!」と言って下さる方もいますが、「高い!」と言われることもあります。

治療費やサービスの値段は、個人個人の価値観や経験、そして予算によって感じ方が異なるデリケートな部分です。しかしとても大切なポイントであると考えていますので、スタッフが丁寧に説明するよう心掛けています。

価格妥当感は人それぞれですね。

先日、家庭画報を見ていたら、300万円以上のブランド物の洋服を見てびっくり仰天

私には縁のないモノですが、喜んで購入する人もいるのでしょうね。

 

高いものは良くて当たり前。

思ったより安くていいモノ(サービス)に出会えると嬉しいものです。

 

絆徳経営セミナー2

先週も3日間診療を休み、絆徳経営セミナーに参加しました。

4月にpartIに参加、今月はpartIIです。partVまで続きます

1回目の参加ではインプットする情報が多くて少々脳疲労を起こしましたが、2回目はだいぶ楽に感じました。

慣れでしょうか。

少しずつ自分に負荷をかけて器をストレッチすると、自分のキャパが広がるような感覚が得られ、何歳になって成長できる実感があります。

50代からの成長とは、不可の可能化というよりも、知恵のネットワーク構築と言ったほうが適切な気がします。

今までの経験と学びがどんどん結びついて、生きる知恵が深まるのですよ。

学びを繰り返すことで、今まで気が付かなかったことに突如として気付くこともあり、理解が深まると単純に嬉しいものです。

今年1年間かけて、スタッフと共に経営を学ぶことにより、ブレークスルーしたいものです

 

私たちが仕事として、自分たちのモノやサービスを販売する時、モノやサービス自体のメリットをお客様に押し付けるのではなく、購入後のお客様の状態がどのようになっているのかを先に考えなければなりません。

例えば、当院で治療を受けていただくことによって患者様がどのような状態になっているのか考えてみました。

よく頂くお言葉は次の2つでしょうか。

①ファンデーションが要らなくなって、本当にスッキリした。

②このクリニック(当院)と出会えて本当に良かった。

要するに、「通うと気分が良くなり、ファンデーション不要の美肌を手に入れることができる 状態をお届けするために、私の治療と当院のホスピタリティー(サービス)を販売していることになります。

特に①は当院オリジナルの付加価値です。

なぜなら、ファンデーションを塗らないことが大前提だからです。

いまだに美容業界において「女性はお化粧するもの」が社会のデフォルトになっている場面に遭遇します。

それって、「女性はスカートを履くもの」「女性は家事をするもの」「女性は子育てするもの」と同じことですよね?

社会都合で押し付けた女性の理想像みたいなものでしょうか。

もう20年以上、マイナー過ぎる「化粧をしない女」を身を挺しながら美容医療を提供しているのは、ファンデーションを塗らない素肌の快適さ知っていただきたいからです。対象となる患者様は以下の通りです。

・特に好きでもない化粧品を漫然と使っていらっしゃる方。

・そもそも顔に何か塗る行為自体が気持ち悪いと思っていらっしゃる方

・化粧品による肌トラブルが多い方

・余計なモノを削ぎ落して、人生や暮らしをすっきり整理したい方

上記のどれか一つでも当てはまる方にとっては、心からおススメしたいスキンケアを提供できるクリニックです。

 

既成概念に囚われず、ファンデーションに頼らない素肌づくりを体感したいと思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非当院をご紹介くださいませ。

 

~院長の独り言~

日経POS情報によると、2024年5月のファンデーション平均価格は1,726円で、5年前と比べ1割ほど安くなったとのこと。低価格の韓国コスメがSNS広告により売れるようになったとか。データは全国のスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアのPOSデータベースからのものだから、デパートで販売されるような高価格帯のものは入っていないと思われる。物価高で生活が苦しくなる中で、少しでも出費を抑える傾向の表れだと思うが、根本的にファンデーションが本当に必要か?考えてみても良いのではないだろうか。ファンデーションを塗ったら他にもメークアイテムが増えるだろうし、クレンジングなど洗顔料も必要となるので、化粧品代が増えてしまう。美容業界では韓国コスメだけではなく、韓国に美容医療を受けに行く人の話題が増えている。若い人だけではなく、50~60代で足を運んだ人から直接話を聞いた。K-POPも含め韓流はマーケティングが上手い。私たちは日本の美容医療をもっと魅力的に発信して、韓国への流出を抑えなければ!内需拡大はもちろんのこと、インバウンド対策も国策レベルでやるべきなのかもしれない。美容医療を志望する若手医師が増えているようだから、絶好のチャンスかも??

 

2024.06.18

女は三の筋

本日は雨空が自己主張しているような雨音が心地良い1日でした。

湿っぽい外気とは打って変わって、診察室ではカラッと晴れやか。大人ユーモアに溢れた会話が途切れず、私の目尻ボトックスが負けてしまうほど眼輪筋を過緊張させてしまいました

笑いすぎです。

 

素敵に歳を重ねた人との会話は、ウィットに富んでいるから楽しいんです。

面白いだけでなく知的である点が重要

社会問題や時事問題、歴史や文学、スポーツ・芸能などあらゆる方面から話が飛んできますから、会話をキャッチできるよういろんなことに興味を持って守備範囲を広げておくことも、私のお仕事でございます。

基本は傾聴。

また、こちらからもゆる~くフライボールを投げることも大切です。

美容医療は会話が命、とすら思えます。

いや、お話を楽しめる人が当院に集まるのでしょうね。

 

30歳の頃、勤務先の先生が、京都のお茶屋さんへ舞妓さんや芸子さん遊びに連れて行って下さったことを思い出しました。大変貴重な経験をさせていただきました。

「〇〇どす~」の世界。

大いに盛り上がっていたその時、お茶屋の旦那さんが、

「女の魅力は三の筋(さんのすじ)でっせ~」と。

三の筋??

何のこっちゃと思ったら、どうやら「三枚目」ということらしいのです。

女はおもろなければあきまへんってこと。

せやせや、ほんまや。←またまた似非関西弁登場

三の筋でしたら、一緒にいて楽しいから、自然と皆が笑顔になりますよね。

笑顔は最強の表情筋トレーニングとなり、頬も口角も上がり、みんなが幸せに輝きます

ここで言う笑顔とは、作り笑顔ではなく、心の底から嬉しかったり楽しかったりする時に自然に出る表情です。

残念ながら我々日本人は、笑顔が少なく、上手に笑えない人もしばしば。

私は診療中に患者さんの表情筋の動きを写真撮影するのですが、笑顔が下手な人の多いこと多いこと

きれいになりたくて美容クリニックに通っているのですから、遠慮なく笑ってください

鏡の前で最高の笑顔が出るよう練習してください

笑顔は免疫力を高めたり、自律神経を整えたり、ストレスを緩和したりするなど、健康面でもプラスなことが報告されています。

一緒にいて楽しい人と過ごすことで、笑顔が出まくります。

※ちょっと顔がコリますし、シワも気になりますから、そのあたりはボトックスで調整いたします※

三の筋になることで、周りも自分もhappyになれるなら、とことんおもろなりたいですわ。

もちろん上品さを忘れずに。

 

 

 

 

教育格差と感動体験

「日本では子供の8人に1人が相対的貧困に直面している。

家庭の経済的な事情による教育環境の格差が大きく影響する。」

貧困により、教育格差が生じ、将来の選択肢が狭まり、視野も行動力も狭まるということです。

そこでソニーグループ元社長の平井一夫氏は、感受性が豊かな子供時代に、心から感動するような体験を提供する「プロジェクト希望」を設立。運営資金は100%個人資金。公的資金では使途に制約もあり、思い切った試みが出来ないからだとか。

以上日経新聞より。う~む、素晴らしい。

 

子供時代の感動体験は、人間形成に大きくプラスに影響すると、私も強く共感。

「経験値を高める」は、我が家の教育指針の一つでもありました。

「プライスレスな経験を」「モノより思い出」も我が家の家訓であります。

 

さらに思うことは、家族や友人、恋人などを通した良い人間関係というのも、人生の質を高める上では欠かせない感動体験だということ。

若い頃の友人や恋人は、一時の関係で終わってしまうこともあります。

しかし、その人たちが大好きで、青春時代を共に過ごした思い出というのは、まさに感動体験そのものです。

「特に恋愛というゲームの場では、ひとは自己と他者についてとことん学ぶ」by 上野千鶴子

若者よ、もっと恋愛せよ、と言いたい。

エネルギー溢れるあまり、恋は盲目であり、お互い傷つけ合いながらも、成長していきます。

 

恋人と別れたら、元カレに関わる品々を全処分してしまう友人もいますが、物品を処分したところで思い出まで消去できるものなのでしょうか。

精神がひりつくような痛みを覚える経験をしたことも、今となっては自分自身の血となり肉となり、嫌な思い出すら懐かしめるようになっているのは、傷の程度が浅いのか、私の神経が図太いのか。

あまり過酷な経験をしてこなかったと言えば嘘になるような気もするのですが、他者に対するリスペクトがねじ曲げられるほどの劣悪な経験というものをしてこなかったことは、たまたまラッキーだったのかよく分かりません。

セクハラをされた記憶がないくらいなので、本当に鈍感なのか、メンタルが強靭なのか。

 

大切な思い出は骨の髄に染み込んでいます。

切り離して消去、なんて出来ません。

保存された多種多様な体験の保存フォルダが、その後の人生を豊かにしてくれたような気がします。

私というコンピューターは、だいぶメモリーが埋まってきているので、やはり一部消去は必要なのでしょうか?

いえいえ、アップグレードして、メモリーを拡張します

 

 

 

 

 

 

 

2024.06.05

肌ルネ×美容医療

当院のコンセプトは「ファンデーションに頼らない素肌づくり」

若い人よりも、50代以上のキレイにお手入れが行き届いた素肌は、ファンデーションを塗らないことでよりシンプルな美しさを引き出します。

素材を生かしたお手入れは手間暇かかりますが、10年レベルで通い続けて下さっている方の素肌は、健康的で自然で、手触りも良く、上品です。

「古家は古くなったからといって、一部を直してしまうと、調和や味わいが失われ、安っぽい家になってしまいます。古家の良さを残したままのリフォームは新築よりも難しいです。」

と教えて下さった美しい女性がいらっしゃいますが、実に的確なご意見だと思いました。

全身から放つ美のオーラは、とにもかくにもバランスが大切。

「ヨーロッパの女性は皺も日焼けの跡もありながら、惹きつけられるのは彼女達の過ごしてきた人生の質の賜物なのでしょうね。」

・・・人生の質、なるほど。

最近、人間美というものを深く考えることが多くなりました。

 

 

当院では、なるべく毎日使用する化粧品のアイテムを減らすよう指導しています。

保湿剤は1種類、日焼け止めは必要に応じて、ファンデーションはなし、クレンジングもなし、石けんもなし。

このシンプルなスキンケアを私たちは『素肌ルネサンス=肌ルネ』と呼んでいます。

肌ルネを始めると、その後の肌状態が以下の3通りに分類されます。

➀改善した

②変わらない

③悪化した

➀~②の場合は、迷うことなく続けてください。

問題は③に当てはまる人です。

悪化する場合の症状は以下の2通りです。

A: 極度の乾燥肌に悩むタイプ

B: 脂性肌で角質がゴワゴワ厚くなり、ニキビが出来たり脂漏性湿疹のようになったりするタイプ

Aの対策としては、ワセリンやクリームなどの保湿剤を1日2回きちんと使用することでほぼ回復します。

Bの対策は少々難儀ですが、20年以上肌ルネと美容医療のコンビネーション治療を続けた経験から、その対応と経過を予測することが出来るようになりました。

日常のスキンケアは、適切な洗顔が必要です。Bタイプの人は圧倒的に洗顔不足のことが多く、正しい洗顔指導が欠かせません。

当院の肌ルネエステティシャンはプロですから、正しいスキンケアをお伝えすることができます。

私もスタッフも全員ノーファンデですから、何でもご相談下さい。

そして、ワセリンやクリームなどベタベタする保湿剤の使用は控えることです。

できれば何も塗らないのがベストですが、塗るとしても化粧水や美容液など軽いもので刺激のないモノがお薦め。

ファンデーションやクレンジングはNG.

そして定期的なレーザーによる肌メンテナンスです。

毎月1回のペースで30回続けると、確実に肌は変化します。3年かかります。

診察室では「まずは月1回を10回目指してください。1年かかります。そして、本当に肌が変わったと実感できるまでには30回の壁があります。」とお伝えしています。

 

2018年から肌のゴワゴワを改善したいと肌ルネをしながら通っている患者さんが、2023年頃からようやくざらつきが減り始め、昨年末頃からはすべすべ肌になりました。

いや~あんなにゴワゴワが続いたのに、やっと良くなった、6年経過したわ、と思いながらカルテを確認したところ、28回目のお手入れが終わった頃から変化を実感。

6年間で31回レーザーを受けました。1年平均5回ですね。

我々を信じて、ついてきて下さったことに感謝です。

このように、来院間隔が空いても、レーザー治療は回数依存で効果を発揮します。

少しでも早く良くなりたい方は、毎月通って下さい。

時間がかかっても構わない、自分のペースで通いたいという人は、2~3か月毎のレーザーでも結構です。

回数を重ねれば効果は出ます。肌は変わります。

とにかく続けることが何よりも大切です。

 

根本的に肌質改善をしたい方、

年齢を重ねた素肌に纏う美しさを手に入れたい方、

私たちと一緒に肌ルネ×美容医療を実践し、

ファンデーションを卒業しませんか?

 

 

 

2024.05.30

気持ちの良い人

身の回りに、美しい女性はいませんか?

美しい人と一緒にいると、こちらまで幸せが伝播して来ます。

気持ち良くなれるということを自覚します。

静止している絵画や彫刻ではなく、生身の人間に宿る美というものは、その要素がかなり複雑で、何がどう美しいのかシンプルに一言では言い尽くせません。

顔の造作が美しいだけではなく、肌や髪、爪のお手入れが行き届きているとか。

歯並びが整っているとか。

太り過ぎず、痩せ過ぎず、健康的な肉体。

姿勢が良く、物静かな所作。

清潔な身だしなみ。衣類の素材が上質で、汚れやシワがないとか。

身に着けている衣装や小物がバランスよく調和しているとか。

物腰の柔らかい声の響き、上品な言葉選び。

優しい微笑み。

会話の内容、運び方。

相手に対する気遣い、思いやり。

・・・などなど、たくさんの要素がバランスよく表現されて「美しい人」になるのかしらと考察しています。

かなり高度な技術が要求されますので、短期的な努力ではどうにもならない壁を感じています。

 

美容医療という仕事に従事していると、美意識の高い人たちが受診されますので、驚くほど美しい人に遭遇するチャンスがあります。

その「美」を因数分解してしまうのが私の性分でして。

なぜこれほどにその人が美しいのか、その秘訣を探るべく、問診という名の下にあれこれ質問を投げかけてしまいます。

最近一つ発見したことは、「愛情深い」という要素でしょうか。

私利私欲ではなく、相手にとって何ができるか?が先なのです。

大切な人を思うエネルギーが強い人です。

愛情表現も人それぞれなので、なかなか難しいところですが、愛を惜しみなく注げる人はやはり美しい人なのでしょう。

 

美肌という要素は限定的で、美容医療をどんなに駆使しても、人間美を構成する要素のほんの一部分だけしか貢献できないのも真実。

しかし肌がきれいになることで弾みをつけて、人の美意識が高ることを願うばかりです。

特に当院の目指す素肌美は、ファンデーションに頼らない素肌であり、飾らない美しさです。

人前で隠さなければ、と思うような肌コンプレックスを解消して、素肌に自信を持って「気持ちの良い人」になっていただけるようサポートいたします。

 

 

 

 

2024.05.21

動物病院

愛犬ムニエル8才。

飼い主の横着により、歯石が増量中。

数年前にかかりつけ医にて全身麻酔下の歯石除去術を受けたことがあるのですが、その時になかなか麻酔から覚めず辛い思いをさせてしまった経験あり。その後免疫力に影響したのか、お耳の炎症が長引いたり、胆嚢炎になったり、しばらく不調が続き、「もう歯石除去は止めよう」と決心。しかしながら、年月の経過とともに奥歯に沈着する歯石を無視することが出来なくなり、お口の臭いも気になってきたため、方針変更。歯槽膿漏による影響のほうがまずいのではなかろうか?

ムニエルが1才の時に一度歯石を取った、江東区の「とだ動物病院」を再受診。

こちらの病院は、動物の歯科専門病院です。

当時は何の問題もなく麻酔から目覚めたのですが、家から遠いので再受診を躊躇していました

あそこの先生は麻酔が上手だから、またお願いしてみよう

昨日、全身麻酔下で歯科処置を受けました。

11時前に病院へ到着し、診察と説明を受けてお預け。

「12時半には終わると思います。麻酔から覚めて13時半にはお返しできると思いますので、後ほどご連絡します。携帯電話をONにしておいてください。」

時間つぶしに近くの商業施設でコーヒーを飲みながら仕事に取り組んでいたところ、11時50分に電話が

1時間もかかってない

「ムニエルちゃん、処置が終わりました。もう目覚めて尻尾を振っていますよ

早いんですけど・・・

すぐに戻り、先生の分かりやすい的確な説明を受けて、12時半にはすべて完了。

ムニエルさん、帰ってきたときはいつもと変わらず元気な様子で飛びついてきてくれました

1本だけ抜歯しましたが、ピカピカになってキレイ

病院によってこんなに麻酔の覚め方に違いがあるとは、、、

ワンちゃんや猫ちゃんの歯のトラブルがありましたら、こちらの病院を是非おススメします!

 

医療の専門性やプロフェショナルによって、これほど患者さんに安心していただくことができるのかと思うと、同じ医療従事者として、身の引き締まる思いでした。

私も美容皮膚科医としての専門性を高め続けないと。

安心して受けていただける美容医療の提供に尽力いたします。

 

我が人生に悔いなし

医学部6年生の学生さんが、将来美容外科の道に進みたいということで、「美容医療のキャリアパス」について相談にいらっしゃいました。

実際美容医療に携わる医師は、形成外科または皮膚科出身の医師が多いと思いますが、最近は研修医が終わったばかりの若い医師や、内科・整形外科・産婦人科など他科医師の参入も増加中と聞きます。

要するに、「医師免許さえ取得していれば、誰でも可」ということです。

医師国家試験に合格し、医師免許を取得すれば、何科にでも進めるし、何科を標榜しても構いません。

専門医取得も義務ではありません。医学博士も然り。

専門医は各学会が基準を定め、それをクリアした医師に与えられる称号です。

形成外科専門医は医師免許取得後6年を要します。

医学博士は大学院に進んで取得する人もいれば、臨床に従事しながら取得する人もいますが、こちらも2~3年はかかるようです。何かを研究するのです。

医師としての専門性を高めるには、とても長~い時間がかかります。

 

美容外科医の王道は、まず大学形成外科医局に所属して専門医を取得(と言われていました

大学病院では一般的な美容外科手術症例が少ないので、民間の美容クリニックで腕を磨く必要があります。

大手チェーンクリニックは豊富な症例数が魅力でしょう。高い報酬を得られると聞きますが、そのためにはもちろん人一倍働き、症例をこなし、稼がなければなりません。儲けることが目的になることもあるでしょう。美容医療は結果が目に見えますので、患者さんからの評価もシビアです。

小規模な個人美容クリニックは、院長の専門性が強調されますので、幅広く沢山の症例を経験するのは難しいかもしれません。しかし、患者さん一人ひとりに対する責任が院長に重くのしかかりますので、より丁寧な診療が求められます。

大手クリックと個人クリニックを比較しましたが、それぞれ良い部分も足りない部分もあります。

両方経験できるといいのですが、どの先生に教わるか?が、その後の職業人生を左右する最も大切なことだと私は考えています。

技術の高さはもちろんですが、それ以前の人間性、すなわち「医師としての在り方」を心得ているか?です。

患者さんの気持ちに寄り添い、何を求めているかを知ろうとする姿勢。

医療サイドの都合や利益ではなく、「患者さまに利益をもたらす最適な治療を提供します」←これ、当院の行動目標の一つです。開院した頃から変わっていません

私が美容医療の研修を受けた北里研究所病院では、本当に丁寧な診療を行っていました。

まだ若かった私は、「一人にかける時間が長すぎる。もっとたくさん症例を診たい」と焦ったものですが、今となってはその重要性がしみじみ理解できます。

今でも当院に通って下さる方々は、「先生にちゃんと診てもらいたい」という思いを大切にしています。

 

私は医師4年目に妊娠・出産をしても美容外科王道を続けていましたが、6年目の終わりに妊娠し、子供二人になったことで、美容外科王道は諦めました。王道を歩むには、男性医師と肩を並べて当直、深夜業務をこなし、出向命令があれば従わなければなりません。さらに外科手術は術後出血のリスクが高く、夜中でも呼び出されます。手術結果の満足度に対しても要求レベルは高く、その責任を負いつつ、子育ての責任までやってのける自信が持てませんでした。(それをやってこなせる女医さんをスーパーウーマンと言いますが、私はただのウーマンでした。)勤務医の頃は手術終了時刻が深夜0時を回ることも度々で、今考えると信じられない働き方をしていたものです。でも、好きでやっていたし、修行していることがまったく苦ではなく、かえって夢しかありませんでした

大学で専門医を取得する道は諦め、北里研究所病院といくつかの美容クリニックでアルバイトをしながら、美容皮膚科医としての技術習得に専念し、開業することを目標に据えました。32歳の決断でした。

私(女性)が出産・子育てという大きなイベントに直面していても、夫(男性)は着々と留学・専門医・博士号という王道を歩み続けます。同じ医師なのにずるいなぁ、と悶々としたものです。夫の出世を手放しで喜べず、「あなたも子育て手伝いなさいよ」とキリキリしていたものです。だからと言って、子育てを誰かに丸投げしてまで美容外科の仕事に専念するほどのプロフェッショナル意識があったわけでもありません。何とか両立するしかありませんでした。

しかし、学生さんから「もし最初からやり直せるとしたら、先生はどの道を選びますか?」と質問され、ハッとしました。今まで歩んできた道で良かったのではないかと。

大学で専門医を取得し、バリバリの美容外科医として活躍していた方が良かったのかどうかなんて分かりません。

小規模ながらも個人クリニックを開院し、私の医療を必要として下さる患者さんに支えられ、丁寧な美容医療を行う毎日に、何の不満があることでしょうか。

 

学生さんの相談に乗ることで、逆に質問され、自分自身のキャリアの棚卸が出来ました

「お金儲けのために働くチャラチャラした医者になりたくない

と断言した学生さん。将来有望です

 

 

ほどほど美人

今年のGW後半はお天気に恵まれ、久しぶりにゆっくりまったり過ごしました

親戚と集まったり、友人宅へ遊びに行ったり、読書したり、自分自身の身体ケアをしたり、、、

東京で過ごす4連休は私には長過ぎて手持無沙汰、仕事をしていたほうがメリハリついて落ち着きます。

やはり東京は働く場所なのでしょうか。

 

ということで、診療再開

私自身が診察室で美容医療治療を行っている時間は、山口麻子劇場ですので、いや~楽しいです。

もちろん主役はお客様で、私は差し詰め舞台監督でしょうか。

タイトルは『ほどほど美人』

「年相応にシミやしわがあっても、はつらつそうに見えればいいんです。」言い得て妙。

こんな風に言える大人が、舞台を成功させられるような気がしています。

 

美容とは、とてもパーソナルな問題。

僭越ながら、私の美容に対する思いを振り返ってみましょう。

10~20代の頃は、美しく見せることが人生の7~8割を占めており、恋愛市場での活躍こそが最大の関心ごとでした。私の場合は“美しく”ではなく“派手に”こだわり、ほとんどチンドン屋みたいな風貌で、周囲からはドン引きされていたに違いありません。とにかく目立ちたい一心での美容だったと思います。髪の一部を金髪に染めてみたり、ドレッドヘアにしてみたり、ピアスの穴に安全ピンを刺してみたり、へそ出しルックしてみたり、厚化粧してみたり。人体改造としては、まだ珍しかった針脱毛で脇の毛を処理したり、歯列矯正もやりました。まるで羽を広げる孔雀のオスみたいですよね。あ、私はメスでした

それだけでは馬鹿丸出しなので、バランスを取るために医者になるという道を選択をしていたのかもしれません。

いや、逆でしょうか。がり勉オタク女子はまっぴら御免だったから、色きちエロ子になることで精神のバランスを取っていたのかもしれません。

ところが20代終わりに子供を産み落とした途端、自分自身を恋愛市場へ向かわせる関心は激減。それこそ髪を振り乱して仕事と育児の両立に奔走し、メガネ姿で、ファッションもあまりこだわらなくなったアラサー女子でした。人生の中で美容が占める割合が1割以下に減ってしまったような感覚でした。そんな私が美容医療の仕事に携わっていたのですから、笑ってしまいますよね。医療技術を学ぶ気持ちが7割、子育て3割、自分美容は二の次でした。自分のキャリア形成が一番の関心ごとに変化していました。仕事とバランスを取るためにの子育てでした。エネルギー転換として恋愛市場(男性)から子育てへシフトしたことは、私にとって大正解だったと思います。この経験が、私の美容哲学に多大なる影響を及ぼしたことは間違いありません。

30代半ばでクリニックを開院。院長として人前に立つようになりましたから、少しは身なりに気を遣わないと。学会や勉強会などに参加する時だけではなく、いつ何時近所で患者さんと遭遇するかもしれないという危機感から、きちんとした装いをこころがけるようになりました。洋服代は衣装代と思って、それなりにお金をかけました。発情期の孔雀美容から、落ち着いたクラッシック美容?へとシフトいたしました。そういえば、ヘアカラーをやめたのも30代に入ってからでした。

40代は医療だけではなく、教養を学び自己研鑽することにも力を注ぎました。人として善く生きること、徳を積むことに注力していたので、書物を通して尊敬できる人や考え方に出会い、感動していたものです。人間の内面に美しさを感じるようになりました。

気が付けば50代になり、寄る年波を感じるに至り、鏡に映る弛んだ顔を見てあららーと思うものの、せめて笑顔でいたいものだわと、頬骨筋を引き上げてニコッとしてみたり。たまには美容医療も受けたいものです。

先日、数年ぶりにご来院された患者様に、「先生、何か雰囲気が変わりましたね。優しい感じになりました。」と言われましたが、それは目や頬が下垂したからです!老けたんです!ま、優しいなら良しとしませう。

更年期にもなりますと、外見の美というのは、人生を豊かにするビタミン剤、またはメインディッシュの付け合わせのようなものだと思っています。そのくらいに考えるほうが、精神の健全さが保たれます。見た目の美容が最大の関心ごとになってしまうと、人間としての心の美しさが反比例のごとく擦り減ってしまうように思えてなりません。

私が目指している美しさは、おおらかで優しく、包容力のある人、寛容な人。気立てのいい人、いつもご機嫌な人。

そうなれるような美容医療を目指しています。

外見を整えると気分が良くなり、不思議と心も整うような効果もありますからね。

 

「老化で汚くなるのは嫌。諦めたくはない。無理のない範囲でのお手入れはしたい。ほどほどに。」

本当の美しさは心に宿り、それが表情に現れます。

当院は、ほどほど美人を応援しています。

 

 

積み立てBOTOX

春爛漫ですね。

新年度は、引っ越しやお子さんの入学(入園)、転職、異動など生活環境の変化が大きく、お疲れの方が多いのではないでしょうか。

当院は4月から医療法人社団晴栄会としての運営がスタート。

各種事務手続きと、保健所の実地検査対策準備に追われた4月となりました

スタッフの協力とともに、何とかやり切りましたが、日々の診療疲れも重なり、年末のような忙しさを感じながら、困った時のプラセンタ注射で乗り切りましたやっぱり効きます、元気が戻ります

 

春は恒例、『新緑ボトックス祭り』開催中です。※2013年から毎年恒例。

ボトックス啓発活動期間でございます

院内でスタッフ向けにボトックスの勉強会を行いました。

日本で人口の何パーセントがボトックスを受けていると思いますか?

なんと、たったの0.9%

100人に1人も受けていないということです。

受けない理由No1は、「何だかよく分からない治療だから」ということらしく、、、

知らないということで99%の人が受けていないボトックス治療。

もったいない、もったいない。

積み立てNISAやってる場合ではありません

積み立てBOTOXをお勧めします。

訳のわからん投資でマネーを増やすよりも、積み立てBOTOXで若さ投資です!

ボトックスには確実に見た目の老化予防効果があることは、一卵性双生児の実験でも明らかですし、私の24年間の臨床経験からも自信をもってお勧めできます。

私も久しぶりにボトックスをセルフ注射しましたが、眉間のしわがピンと伸びて、実に清々しい気持ちになりました。

副作用も少なく、何といっても不可逆的なダメージが無いことが一番安心できます。

そして確実に効果が得られます。

こんなに信頼できる美容医療って貴重ですよ。

ボトックスはlow risk, high returnという類まれなる治療なのです。

 

ボトックスを始めるタイミングは、遅すぎてはいけません。

アラフォー世代からおススメ。

若いころからしわが寄りやすい方は、もっと早めのスタートでもOK

しわが刻まれる前に、皮膚がたるみ過ぎる前から予防的に積み立てBOTOXを始めてください。

 

余談ですが、お金を増やすためにNISAだの株だの「投資ブーム」が気になります。

最近やたらと「新NISA」という言葉を耳にするようになりました。

いわゆる投資(株や投資信託、債券など金融商品)は有り余るお金を持っている人がやるものであって、生活費を切り詰めてやるものではないと考えています。

そんなにお金が欲しいなら、若い頃から自分の力を付けるための「自己投資」にお金と時間を使ったほうがずっと信頼できると思います。知らない誰かにお金を預け、その知らない誰かが知らないあなたのためにお金を増やしてくれると思いますか?

実際に働いて価値を生み出す人がいないと、経済は回りません。

経済とは、経世済民が語源で、その意味は「世を治め、民の苦しみを救うこと」です。

困っている人を助けることが仕事であり経済なのです。

おかしなマネーゲームがもてはやされる風潮には大変違和感を覚えます。

10~20代までの若者は、よく勉強し、勤勉に働き、人の役に立てる仕事ができるよう実力を付けよ

楽してお金儲けなんて都合のいい話はありゃしません。

成功している人は、正しく努力しています。

 

私はボトックスという武器で、老化や美容に悩む人々の助けになることで、世界平和に繋げていきたいと思います。(大風呂敷を広げすぎ

 

 

 

HOME > 院長ブログ