院長ブログ

絆徳経営セミナー2

先週も3日間診療を休み、絆徳経営セミナーに参加しました。

4月にpartIに参加、今月はpartIIです。partVまで続きます

1回目の参加ではインプットする情報が多くて少々脳疲労を起こしましたが、2回目はだいぶ楽に感じました。

慣れでしょうか。

少しずつ自分に負荷をかけて器をストレッチすると、自分のキャパが広がるような感覚が得られ、何歳になって成長できる実感があります。

50代からの成長とは、不可の可能化というよりも、知恵のネットワーク構築と言ったほうが適切な気がします。

今までの経験と学びがどんどん結びついて、生きる知恵が深まるのですよ。

学びを繰り返すことで、今まで気が付かなかったことに突如として気付くこともあり、理解が深まると単純に嬉しいものです。

今年1年間かけて、スタッフと共に経営を学ぶことにより、ブレークスルーしたいものです

 

私たちが仕事として、自分たちのモノやサービスを販売する時、モノやサービス自体のメリットをお客様に押し付けるのではなく、購入後のお客様の状態がどのようになっているのかを先に考えなければなりません。

例えば、当院で治療を受けていただくことによって患者様がどのような状態になっているのか考えてみました。

よく頂くお言葉は次の2つでしょうか。

①ファンデーションが要らなくなって、本当にスッキリした。

②このクリニック(当院)と出会えて本当に良かった。

要するに、「通うと気分が良くなり、ファンデーション不要の美肌を手に入れることができる 状態をお届けするために、私の治療と当院のホスピタリティー(サービス)を販売していることになります。

特に①は当院オリジナルの付加価値です。

なぜなら、ファンデーションを塗らないことが大前提だからです。

いまだに美容業界において「女性はお化粧するもの」が社会のデフォルトになっている場面に遭遇します。

それって、「女性はスカートを履くもの」「女性は家事をするもの」「女性は子育てするもの」と同じことですよね?

社会都合で押し付けた女性の理想像みたいなものでしょうか。

もう20年以上、マイナー過ぎる「化粧をしない女」を身を挺しながら美容医療を提供しているのは、ファンデーションを塗らない素肌の快適さ知っていただきたいからです。対象となる患者様は以下の通りです。

・特に好きでもない化粧品を漫然と使っていらっしゃる方。

・そもそも顔に何か塗る行為自体が気持ち悪いと思っていらっしゃる方

・化粧品による肌トラブルが多い方

・余計なモノを削ぎ落して、人生や暮らしをすっきり整理したい方

上記のどれか一つでも当てはまる方にとっては、心からおススメしたいスキンケアを提供できるクリニックです。

 

既成概念に囚われず、ファンデーションに頼らない素肌づくりを体感したいと思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非当院をご紹介くださいませ。

 

~院長の独り言~

日経POS情報によると、2024年5月のファンデーション平均価格は1,726円で、5年前と比べ1割ほど安くなったとのこと。低価格の韓国コスメがSNS広告により売れるようになったとか。データは全国のスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアのPOSデータベースからのものだから、デパートで販売されるような高価格帯のものは入っていないと思われる。物価高で生活が苦しくなる中で、少しでも出費を抑える傾向の表れだと思うが、根本的にファンデーションが本当に必要か?考えてみても良いのではないだろうか。ファンデーションを塗ったら他にもメークアイテムが増えるだろうし、クレンジングなど洗顔料も必要となるので、化粧品代が増えてしまう。美容業界では韓国コスメだけではなく、韓国に美容医療を受けに行く人の話題が増えている。若い人だけではなく、50~60代で足を運んだ人から直接話を聞いた。K-POPも含め韓流はマーケティングが上手い。私たちは日本の美容医療をもっと魅力的に発信して、韓国への流出を抑えなければ!内需拡大はもちろんのこと、インバウンド対策も国策レベルでやるべきなのかもしれない。美容医療を志望する若手医師が増えているようだから、絶好のチャンスかも??

 

女は三の筋

本日は雨空が自己主張しているような雨音が心地良い1日でした。

湿っぽい外気とは打って変わって、診察室ではカラッと晴れやか。大人ユーモアに溢れた会話が途切れず、私の目尻ボトックスが負けてしまうほど眼輪筋を過緊張させてしまいました

笑いすぎです。

 

素敵に歳を重ねた人との会話は、ウィットに富んでいるから楽しいんです。

面白いだけでなく知的である点が重要

社会問題や時事問題、歴史や文学、スポーツ・芸能などあらゆる方面から話が飛んできますから、会話をキャッチできるよういろんなことに興味を持って守備範囲を広げておくことも、私のお仕事でございます。

基本は傾聴。

また、こちらからもゆる~くフライボールを投げることも大切です。

美容医療は会話が命、とすら思えます。

いや、お話を楽しめる人が当院に集まるのでしょうね。

 

30歳の頃、勤務先の先生が、京都のお茶屋さんへ舞妓さんや芸子さん遊びに連れて行って下さったことを思い出しました。大変貴重な経験をさせていただきました。

「〇〇どす~」の世界。

大いに盛り上がっていたその時、お茶屋の旦那さんが、

「女の魅力は三の筋(さんのすじ)でっせ~」と。

三の筋??

何のこっちゃと思ったら、どうやら「三枚目」ということらしいのです。

女はおもろなければあきまへんってこと。

せやせや、ほんまや。←またまた似非関西弁登場

三の筋でしたら、一緒にいて楽しいから、自然と皆が笑顔になりますよね。

笑顔は最強の表情筋トレーニングとなり、頬も口角も上がり、みんなが幸せに輝きます

ここで言う笑顔とは、作り笑顔ではなく、心の底から嬉しかったり楽しかったりする時に自然に出る表情です。

残念ながら我々日本人は、笑顔が少なく、上手に笑えない人もしばしば。

私は診療中に患者さんの表情筋の動きを写真撮影するのですが、笑顔が下手な人の多いこと多いこと

きれいになりたくて美容クリニックに通っているのですから、遠慮なく笑ってください

鏡の前で最高の笑顔が出るよう練習してください

笑顔は免疫力を高めたり、自律神経を整えたり、ストレスを緩和したりするなど、健康面でもプラスなことが報告されています。

一緒にいて楽しい人と過ごすことで、笑顔が出まくります。

※ちょっと顔がコリますし、シワも気になりますから、そのあたりはボトックスで調整いたします※

三の筋になることで、周りも自分もhappyになれるなら、とことんおもろなりたいですわ。

もちろん上品さを忘れずに。

 

 

 

 

教育格差と感動体験

「日本では子供の8人に1人が相対的貧困に直面している。

家庭の経済的な事情による教育環境の格差が大きく影響する。」

貧困により、教育格差が生じ、将来の選択肢が狭まり、視野も行動力も狭まるということです。

そこでソニーグループ元社長の平井一夫氏は、感受性が豊かな子供時代に、心から感動するような体験を提供する「プロジェクト希望」を設立。運営資金は100%個人資金。公的資金では使途に制約もあり、思い切った試みが出来ないからだとか。

以上日経新聞より。う~む、素晴らしい。

 

子供時代の感動体験は、人間形成に大きくプラスに影響すると、私も強く共感。

「経験値を高める」は、我が家の教育指針の一つでもありました。

「プライスレスな経験を」「モノより思い出」も我が家の家訓であります。

 

さらに思うことは、家族や友人、恋人などを通した良い人間関係というのも、人生の質を高める上では欠かせない感動体験だということ。

若い頃の友人や恋人は、一時の関係で終わってしまうこともあります。

しかし、その人たちが大好きで、青春時代を共に過ごした思い出というのは、まさに感動体験そのものです。

「特に恋愛というゲームの場では、ひとは自己と他者についてとことん学ぶ」by 上野千鶴子

若者よ、もっと恋愛せよ、と言いたい。

エネルギー溢れるあまり、恋は盲目であり、お互い傷つけ合いながらも、成長していきます。

 

恋人と別れたら、元カレに関わる品々を全処分してしまう友人もいますが、物品を処分したところで思い出まで消去できるものなのでしょうか。

精神がひりつくような痛みを覚える経験をしたことも、今となっては自分自身の血となり肉となり、嫌な思い出すら懐かしめるようになっているのは、傷の程度が浅いのか、私の神経が図太いのか。

あまり過酷な経験をしてこなかったと言えば嘘になるような気もするのですが、他者に対するリスペクトがねじ曲げられるほどの劣悪な経験というものをしてこなかったことは、たまたまラッキーだったのかよく分かりません。

セクハラをされた記憶がないくらいなので、本当に鈍感なのか、メンタルが強靭なのか。

 

大切な思い出は骨の髄に染み込んでいます。

切り離して消去、なんて出来ません。

保存された多種多様な体験の保存フォルダが、その後の人生を豊かにしてくれたような気がします。

私というコンピューターは、だいぶメモリーが埋まってきているので、やはり一部消去は必要なのでしょうか?

いえいえ、アップグレードして、メモリーを拡張します

 

 

 

 

 

 

 

肌ルネ×美容医療

当院のコンセプトは「ファンデーションに頼らない素肌づくり」

若い人よりも、50代以上のキレイにお手入れが行き届いた素肌は、ファンデーションを塗らないことでよりシンプルな美しさを引き出します。

素材を生かしたお手入れは手間暇かかりますが、10年レベルで通い続けて下さっている方の素肌は、健康的で自然で、手触りも良く、上品です。

「古家は古くなったからといって、一部を直してしまうと、調和や味わいが失われ、安っぽい家になってしまいます。古家の良さを残したままのリフォームは新築よりも難しいです。」

と教えて下さった美しい女性がいらっしゃいますが、実に的確なご意見だと思いました。

全身から放つ美のオーラは、とにもかくにもバランスが大切。

「ヨーロッパの女性は皺も日焼けの跡もありながら、惹きつけられるのは彼女達の過ごしてきた人生の質の賜物なのでしょうね。」

・・・人生の質、なるほど。

最近、人間美というものを深く考えることが多くなりました。

 

 

当院では、なるべく毎日使用する化粧品のアイテムを減らすよう指導しています。

保湿剤は1種類、日焼け止めは必要に応じて、ファンデーションはなし、クレンジングもなし、石けんもなし。

このシンプルなスキンケアを私たちは『素肌ルネサンス=肌ルネ』と呼んでいます。

肌ルネを始めると、その後の肌状態が以下の3通りに分類されます。

➀改善した

②変わらない

③悪化した

➀~②の場合は、迷うことなく続けてください。

問題は③に当てはまる人です。

悪化する場合の症状は以下の2通りです。

A: 極度の乾燥肌に悩むタイプ

B: 脂性肌で角質がゴワゴワ厚くなり、ニキビが出来たり脂漏性湿疹のようになったりするタイプ

Aの対策としては、ワセリンやクリームなどの保湿剤を1日2回きちんと使用することでほぼ回復します。

Bの対策は少々難儀ですが、20年以上肌ルネと美容医療のコンビネーション治療を続けた経験から、その対応と経過を予測することが出来るようになりました。

日常のスキンケアは、適切な洗顔が必要です。Bタイプの人は圧倒的に洗顔不足のことが多く、正しい洗顔指導が欠かせません。

当院の肌ルネエステティシャンはプロですから、正しいスキンケアをお伝えすることができます。

私もスタッフも全員ノーファンデですから、何でもご相談下さい。

そして、ワセリンやクリームなどベタベタする保湿剤の使用は控えることです。

できれば何も塗らないのがベストですが、塗るとしても化粧水や美容液など軽いもので刺激のないモノがお薦め。

ファンデーションやクレンジングはNG.

そして定期的なレーザーによる肌メンテナンスです。

毎月1回のペースで30回続けると、確実に肌は変化します。3年かかります。

診察室では「まずは月1回を10回目指してください。1年かかります。そして、本当に肌が変わったと実感できるまでには30回の壁があります。」とお伝えしています。

 

2018年から肌のゴワゴワを改善したいと肌ルネをしながら通っている患者さんが、2023年頃からようやくざらつきが減り始め、昨年末頃からはすべすべ肌になりました。

いや~あんなにゴワゴワが続いたのに、やっと良くなった、6年経過したわ、と思いながらカルテを確認したところ、28回目のお手入れが終わった頃から変化を実感。

6年間で31回レーザーを受けました。1年平均5回ですね。

我々を信じて、ついてきて下さったことに感謝です。

このように、来院間隔が空いても、レーザー治療は回数依存で効果を発揮します。

少しでも早く良くなりたい方は、毎月通って下さい。

時間がかかっても構わない、自分のペースで通いたいという人は、2~3か月毎のレーザーでも結構です。

回数を重ねれば効果は出ます。肌は変わります。

とにかく続けることが何よりも大切です。

 

根本的に肌質改善をしたい方、

年齢を重ねた素肌に纏う美しさを手に入れたい方、

私たちと一緒に肌ルネ×美容医療を実践し、

ファンデーションを卒業しませんか?

 

 

 

気持ちの良い人

身の回りに、美しい女性はいませんか?

美しい人と一緒にいると、こちらまで幸せが伝播して来ます。

気持ち良くなれるということを自覚します。

静止している絵画や彫刻ではなく、生身の人間に宿る美というものは、その要素がかなり複雑で、何がどう美しいのかシンプルに一言では言い尽くせません。

顔の造作が美しいだけではなく、肌や髪、爪のお手入れが行き届きているとか。

歯並びが整っているとか。

太り過ぎず、痩せ過ぎず、健康的な肉体。

姿勢が良く、物静かな所作。

清潔な身だしなみ。衣類の素材が上質で、汚れやシワがないとか。

身に着けている衣装や小物がバランスよく調和しているとか。

物腰の柔らかい声の響き、上品な言葉選び。

優しい微笑み。

会話の内容、運び方。

相手に対する気遣い、思いやり。

・・・などなど、たくさんの要素がバランスよく表現されて「美しい人」になるのかしらと考察しています。

かなり高度な技術が要求されますので、短期的な努力ではどうにもならない壁を感じています。

 

美容医療という仕事に従事していると、美意識の高い人たちが受診されますので、驚くほど美しい人に遭遇するチャンスがあります。

その「美」を因数分解してしまうのが私の性分でして。

なぜこれほどにその人が美しいのか、その秘訣を探るべく、問診という名の下にあれこれ質問を投げかけてしまいます。

最近一つ発見したことは、「愛情深い」という要素でしょうか。

私利私欲ではなく、相手にとって何ができるか?が先なのです。

大切な人を思うエネルギーが強い人です。

愛情表現も人それぞれなので、なかなか難しいところですが、愛を惜しみなく注げる人はやはり美しい人なのでしょう。

 

美肌という要素は限定的で、美容医療をどんなに駆使しても、人間美を構成する要素のほんの一部分だけしか貢献できないのも真実。

しかし肌がきれいになることで弾みをつけて、人の美意識が高ることを願うばかりです。

特に当院の目指す素肌美は、ファンデーションに頼らない素肌であり、飾らない美しさです。

人前で隠さなければ、と思うような肌コンプレックスを解消して、素肌に自信を持って「気持ちの良い人」になっていただけるようサポートいたします。