院長ブログ

ほどほど美人

今年のGW後半はお天気に恵まれ、久しぶりにゆっくりまったり過ごしました

親戚と集まったり、友人宅へ遊びに行ったり、読書したり、自分自身の身体ケアをしたり、、、

東京で過ごす4連休は私には長過ぎて手持無沙汰、仕事をしていたほうがメリハリついて落ち着きます。

やはり東京は働く場所なのでしょうか。

 

ということで、診療再開

私自身が診察室で美容医療治療を行っている時間は、山口麻子劇場ですので、いや~楽しいです。

もちろん主役はお客様で、私は差し詰め舞台監督でしょうか。

タイトルは『ほどほど美人』

「年相応にシミやしわがあっても、はつらつそうに見えればいいんです。」言い得て妙。

こんな風に言える大人が、舞台を成功させられるような気がしています。

 

美容とは、とてもパーソナルな問題。

僭越ながら、私の美容に対する思いを振り返ってみましょう。

10~20代の頃は、美しく見せることが人生の7~8割を占めており、恋愛市場での活躍こそが最大の関心ごとでした。私の場合は“美しく”ではなく“派手に”こだわり、ほとんどチンドン屋みたいな風貌で、周囲からはドン引きされていたに違いありません。とにかく目立ちたい一心での美容だったと思います。髪の一部を金髪に染めてみたり、ドレッドヘアにしてみたり、ピアスの穴に安全ピンを刺してみたり、へそ出しルックしてみたり、厚化粧してみたり。人体改造としては、まだ珍しかった針脱毛で脇の毛を処理したり、歯列矯正もやりました。まるで羽を広げる孔雀のオスみたいですよね。あ、私はメスでした

それだけでは馬鹿丸出しなので、バランスを取るために医者になるという道を選択をしていたのかもしれません。

いや、逆でしょうか。がり勉オタク女子はまっぴら御免だったから、色きちエロ子になることで精神のバランスを取っていたのかもしれません。

ところが20代終わりに子供を産み落とした途端、自分自身を恋愛市場へ向かわせる関心は激減。それこそ髪を振り乱して仕事と育児の両立に奔走し、メガネ姿で、ファッションもあまりこだわらなくなったアラサー女子でした。人生の中で美容が占める割合が1割以下に減ってしまったような感覚でした。そんな私が美容医療の仕事に携わっていたのですから、笑ってしまいますよね。医療技術を学ぶ気持ちが7割、子育て3割、自分美容は二の次でした。自分のキャリア形成が一番の関心ごとに変化していました。仕事とバランスを取るためにの子育てでした。エネルギー転換として恋愛市場(男性)から子育てへシフトしたことは、私にとって大正解だったと思います。この経験が、私の美容哲学に多大なる影響を及ぼしたことは間違いありません。

30代半ばでクリニックを開院。院長として人前に立つようになりましたから、少しは身なりに気を遣わないと。学会や勉強会などに参加する時だけではなく、いつ何時近所で患者さんと遭遇するかもしれないという危機感から、きちんとした装いをこころがけるようになりました。洋服代は衣装代と思って、それなりにお金をかけました。発情期の孔雀美容から、落ち着いたクラッシック美容?へとシフトいたしました。そういえば、ヘアカラーをやめたのも30代に入ってからでした。

40代は医療だけではなく、教養を学び自己研鑽することにも力を注ぎました。人として善く生きること、徳を積むことに注力していたので、書物を通して尊敬できる人や考え方に出会い、感動していたものです。人間の内面に美しさを感じるようになりました。

気が付けば50代になり、寄る年波を感じるに至り、鏡に映る弛んだ顔を見てあららーと思うものの、せめて笑顔でいたいものだわと、頬骨筋を引き上げてニコッとしてみたり。たまには美容医療も受けたいものです。

先日、数年ぶりにご来院された患者様に、「先生、何か雰囲気が変わりましたね。優しい感じになりました。」と言われましたが、それは目や頬が下垂したからです!老けたんです!ま、優しいなら良しとしませう。

更年期にもなりますと、外見の美というのは、人生を豊かにするビタミン剤、またはメインディッシュの付け合わせのようなものだと思っています。そのくらいに考えるほうが、精神の健全さが保たれます。見た目の美容が最大の関心ごとになってしまうと、人間としての心の美しさが反比例のごとく擦り減ってしまうように思えてなりません。

私が目指している美しさは、おおらかで優しく、包容力のある人、寛容な人。気立てのいい人、いつもご機嫌な人。

そうなれるような美容医療を目指しています。

外見を整えると気分が良くなり、不思議と心も整うような効果もありますからね。

 

「老化で汚くなるのは嫌。諦めたくはない。無理のない範囲でのお手入れはしたい。ほどほどに。」

本当の美しさは心に宿り、それが表情に現れます。

当院は、ほどほど美人を応援しています。

 

 


積み立てBOTOX

春爛漫ですね。

新年度は、引っ越しやお子さんの入学(入園)、転職、異動など生活環境の変化が大きく、お疲れの方が多いのではないでしょうか。

当院は4月から医療法人社団晴栄会としての運営がスタート。

各種事務手続きと、保健所の実地検査対策準備に追われた4月となりました

スタッフの協力とともに、何とかやり切りましたが、日々の診療疲れも重なり、年末のような忙しさを感じながら、困った時のプラセンタ注射で乗り切りましたやっぱり効きます、元気が戻ります

 

春は恒例、『新緑ボトックス祭り』開催中です。※2013年から毎年恒例。

ボトックス啓発活動期間でございます

院内でスタッフ向けにボトックスの勉強会を行いました。

日本で人口の何パーセントがボトックスを受けていると思いますか?

なんと、たったの0.9%

100人に1人も受けていないということです。

受けない理由No1は、「何だかよく分からない治療だから」ということらしく、、、

知らないということで99%の人が受けていないボトックス治療。

もったいない、もったいない。

積み立てNISAやってる場合ではありません

積み立てBOTOXをお勧めします。

訳のわからん投資でマネーを増やすよりも、積み立てBOTOXで若さ投資です!

ボトックスには確実に見た目の老化予防効果があることは、一卵性双生児の実験でも明らかですし、私の24年間の臨床経験からも自信をもってお勧めできます。

私も久しぶりにボトックスをセルフ注射しましたが、眉間のしわがピンと伸びて、実に清々しい気持ちになりました。

副作用も少なく、何といっても不可逆的なダメージが無いことが一番安心できます。

そして確実に効果が得られます。

こんなに信頼できる美容医療って貴重ですよ。

ボトックスはlow risk, high returnという類まれなる治療なのです。

 

ボトックスを始めるタイミングは、遅すぎてはいけません。

アラフォー世代からおススメ。

若いころからしわが寄りやすい方は、もっと早めのスタートでもOK

しわが刻まれる前に、皮膚がたるみ過ぎる前から予防的に積み立てBOTOXを始めてください。

 

余談ですが、お金を増やすためにNISAだの株だの「投資ブーム」が気になります。

最近やたらと「新NISA」という言葉を耳にするようになりました。

いわゆる投資(株や投資信託、債券など金融商品)は有り余るお金を持っている人がやるものであって、生活費を切り詰めてやるものではないと考えています。

そんなにお金が欲しいなら、若い頃から自分の力を付けるための「自己投資」にお金と時間を使ったほうがずっと信頼できると思います。知らない誰かにお金を預け、その知らない誰かが知らないあなたのためにお金を増やしてくれると思いますか?

実際に働いて価値を生み出す人がいないと、経済は回りません。

経済とは、経世済民が語源で、その意味は「世を治め、民の苦しみを救うこと」です。

困っている人を助けることが仕事であり経済なのです。

おかしなマネーゲームがもてはやされる風潮には大変違和感を覚えます。

10~20代までの若者は、よく勉強し、勤勉に働き、人の役に立てる仕事ができるよう実力を付けよ

楽してお金儲けなんて都合のいい話はありゃしません。

成功している人は、正しく努力しています。

 

私はボトックスという武器で、老化や美容に悩む人々の助けになることで、世界平和に繋げていきたいと思います。(大風呂敷を広げすぎ

 

 

 


絆徳経営セミナー

先週クリニックの診療を3日間お休みして、どっぷり経営セミナー漬けの濃い時間を過ごして参りました。

お陰様でテンション爆上げ

朝9時から夜7時過ぎまでのオンライン参加。

おまけに「宿題」なんていう懐かしい響きを伴うワークがありまして、深夜まで脳みそ絞り出しました。

自分のクリニックを開院してからというもの、他人にあれこれ指示されるような働きをしていなかったので、とても新鮮かつ懐かしさすら込み上げました。フレッシュ、フレッシュ、フレーッシュ夏の扉を開け~て~~~

 

コロナ禍を境に、社会の変化が目まぐるしくありませんか。

世界中でお金をばら撒きまくっているから、何となく景気よいと錯覚してしまいますが、私は非常に危機感を感じています。

正しく学び、勤勉に努力しなければ、我が国は衰退してしまいます。

勉強しなくて医師国家試験に合格するはずないじゃーんってことと同じです。

 

今回参加した「絆徳経営セミナー」には、実は5年前にも一度参加したことがあります。

久し振りの再参加でしたが、リアル会場とオンライン参加とハイブリッドで行われました。

300人弱参加していたのではないでしょうか。

3日間の感想を一言で表すと、「日本の未来は捨てたもんじゃない」

税理士さんなど士業の方、私たちのような医療関係者、鍼灸師、運送業、警備会社、コンサルティング業、小売業、セミナー講師、大手企業人事部の人など、多彩な業種の方々が参加されていました。

参加者からの質問や感想などをお話する時間が度々あるのですが、どなたも志高く、ご自分のお仕事に熱意を持って取り組んでいらっしゃる様子を伺うことができました。

決して安くはない受講料を支払い、身銭を切って学ぶ人は強いですよ、本当に。

単純な私は、それだけで胸が熱くなりました

 

絆徳とは、「相手によいことをすることによって、ずっと一緒にいられる関係性」という意味です。

道徳的に絆を結ぶようなお仕事をしましょう!ということですね。

「相手はどんな人で何を求めているのか?」を徹底的に考えつくし、相手にとってよいことをすれば良いのです。

「あなたの会社がないと困る!」「あなたがいてくれてよかった」と言われるようなお仕事をすれば、会社(クリニック)が潰れることはあり得ません。

このような経営哲学を持ちながら、西洋的な経済合理性も同時に叶えるのが、絆徳経営の目的です。

今年はスタッフと一緒に絆徳経営を学び、白金ビューティフルエイジングクリニックとしてより深みのある仕事をして参ります。

 

私の使命は、「化粧品を使わないスキンケア×美容医療」の価値を高め、次世代にどのように繋げるか、ということ。

24年間の診療を通して、その効果は患者さんの肌が証明しています。

シンプルなスキンケアと適度な美容医療の掛け合わせにより、本当に肌質は変わります。

化粧品は保湿剤と日焼け止めだけで十分です。

ファンデーションは要りません!!(好きな人は塗って下さい)

メディアに振り回されている化粧品迷子さんたち、ご自分の肌はご自分で決めて下さい!

これが出来るようになれば、自分の肌に自信が持てるはず。

そして、自分の生き方を肯定できる強さが身に付きます。

素肌ルネサンスの本質は、素肌を隠さないことで得られる心の持ちようなのです。

 

この価値を届ける活動が私のお仕事

診療はもちろんですが、クリニックを正しく経営するのも私のお仕事

やったるでぇ

 


整理整頓

「50代になって1年が経ち、以前よりなにもかもが捗らなくなったと感じ、怖くなる」

日経新聞のエッセイを読んでいたら、このような1文が私の心に刺さった。

そうそう!これ、まさに私の心境

自分の思いが明確に言語化された文字に触れると、何だか嬉しい。

最後の「怖くなる」はちょっと違うかな。

 

最近、提出物や振り込みなどをうっかり忘れることがあり、マメにメモを取るようにしている。

朝、やるべきことを携帯にメモして出勤。

クリニックに電子カルテのようなものがあるので、自分のカルテにやるべきことをリストアップ。終えたら『済』マークを付ける。

提出すべき書類などは、後回しにせずどんどん片づける。

重要書類はファイリングして保存。

紙の書類も、PC書類も、さっさと整理整頓。

後で探す労力を考えたら、最初から整理した方が間違いない。

年々家のモノが増えるように、書類もどんどん増えまくる。

定期的に破棄しないと。

 

今年は家の中をもっと整理整頓して快適に過ごしたい。

それから、自分の財産をリストアップして、万が一の時に備えたいと思う。

終活ではないけれど、残された人が困らないように、身辺整理をしておきたいと思うようになった。

 

事務仕事にはいささか非効率さを感じていたが、日々の診療に関して捗らなくなったと感じることは一切ない。

毎日同じことを繰り返していると、無意識レベルで出来るような気がする。

自分の持てる経験と知識と技術を総動員して、患者さんの素肌に磨きをかけるお手伝いが出来たらこの上なく嬉しい。

人間の能力にはcapacityがあるので、脳内にも少し余白を持たせるよう整理整頓しておきたい。

インプットしなくてもいいような情報は右から左に流すとしましょうか。

 

 

 


気になるニュース

皆さんは日々のニュースはどこから入手しますか?

私は毎朝、日経新聞に目を通します。

今時紙の新聞かいと言われそうですが、20代から日経新聞を愛読しているので、止められませんし、止める気もございません。

記事の内容はさておき、新聞紙面の良いところは、自分の興味以外の内容にもひと通り触れられるということでしょうか。

日経は芸能ニュースがほぼありませんので、芸能ネタは弱いかもしれません

それから、細かい数字で書かれている株価の欄は飛ばします

テレビはNHKかBSニュースなど、時々ちらりと見る程度です。

それにしても、大谷選手の通訳だった水原一平さんの賭博事件に関するニュースは驚きました。

天邪鬼の私は、世間が大谷大谷と騒ぐことに対し、やや冷めた気持ちにすらなっていたものですが、このニュースにはアンテナと鳥肌が立ってしまいました。

今朝、大谷選手は記者会見でお話されていましたが、彼の言うことが本当であれば、計り知れない心の傷を負っていることと思います。

事の全容を把握している訳ではありませんが、信頼していた人とあのような形で袂を分かつことが、どれだけ痛みを伴うものでしょうか。想像するだけで、全く関係のない私でさえ胸が苦しくなります。

一流アスリートや芸能人の周りには、お金目的で群がる魑魅魍魎はつきものですから大変ですね。

自分を律して、あれほどの大スターになった大谷選手には、野球に集中して頑張って欲しいものです。

 

それから2つ目の気になるニュース。

先週の報道ですが、とある美容クリニックが、コロナ禍でPCR検査を請け負ったことで、2022年の1年間に28億円の補助金をもらって10億円の所得申告漏れがあったとか

補助金28億円ってどーゆーことですか

そして10億円を院長の夫が他のことに使ったというのだから、驚き桃の木山椒の木ですよ、本当に。

コロナ禍で補助金をばら撒きまくって、医療機関はだいぶ儲けたと聞いていましたが、こんな状態だったとは。。。

 

3つ目の気になるニュースは、韓国医学部問題。

韓国政府は医学部の定員増(3000人→5000人)を掲げていますが、現役医師が猛反発しています。

そんなに急に増やしても、だれが教育するのよ。。。ということなのでしょうか。

最初は研修医が集団離職するという抵抗をしましたが、今度は医学部教授らが一斉に辞表を提出したというのだからおったまげー

政府も医師も、やることが極端ですよね。韓流ドラマのような気性の激しさを物語っている事件です。

美容医療も激しいですからね。

韓国人の美容医療は、見た目の変化は明らかでありながら、ナチュラルな仕上がりを求めるとのこと。

日本人は他人に「ばれない」かつナチュラルな仕上がりを求めます。

求める美の基準が違いますので、韓国に美容医療を受けに行く人たちは十分慎重にお願いします!

 

以上、3つの気になるニュースでした。