院長ブログ

クリニックのお仕事

偶然か必然か

今日は本当にラッキーな1日で、神様に感謝しています

 

夕方、レーザーが故障したので、業者さんに連絡すると、何という偶然か、技術者の方が当院のすぐ近くにいたのです!!

たまたま車で天現寺(首都高出口)を降りたところだったとか。

すぐに来ていただいて、修理してくださいました。

お陰様で患者様を30分お待たせしてしまいましたが、無事に治療を終えることができました。

 

また当日予約で夕方の診療ご希望の患者様が、お昼に変更され、ご希望のシミ取り治療をすることができました。

この方が夕方予約のままでしたら、レーザー故障でバタバタしていたので、きっとご希望の治療が出来なかったかと思います。

 

そして最後の患者様が、普段より遅めの予約だったので、こちらも結果オーライ。

 

パズルのように物事がうまくかみ合った1日で、良いお仕事が出来ました

 

レーザーは精密機器なので、突然故障することがあります。

もちろん定期点検は欠かさず行っているのですが、壊れるときは壊れます。

そのような時はご容赦下さいませ。


ダーマペン4

「ダーマペン」という原始的な治療があります。

ダーマ=derma(皮膚)

ペン=pen

 

7年前、「目の下のたるみにプラセンタをダーマペンで入れると、とても効果あり」という講演を聞いて、始めた治療です。

主な治療目的は、毛穴ニキビ跡など、皮膚の凸凹を滑らかにするために使う治療です。肌質改善です。

細い針をザクザクお顔の皮膚に差し込み、小さな無数の穴を開けて、その傷が治る過程を利用して肌を若返らせるという理屈です。

細かい傷が治る時に、皮膚は縮み、ハリがでますので、目元の小じわにも効果があります。

太いボールペンのような先端に、剣山のような針が付いており、それが電動で上下運動を繰り返すことで、皮膚に小さな傷を付けます。

穴を開ける時に、ヒアルロン酸やボトックス、成長因子など薬剤を塗り込むことで、直接皮膚に有効成分を入れることができるのもメリットでしょうか。化粧品では決して入らない「有効成分」を、穴を開けて入れ込みます。

しかしながら、2~3日赤みが出るダウンタイムがあり、時期を選ぶ治療ということもあって大ブレイクせず、当院ではひっそり存在するメニューの一つでした。

 

この原始的な治療が、今、巷でブームになっているようです。

昨年、「ダーマペン4」という最新機種が発売され、0.2mmという皮膚のより浅い層を狙えるようになりました。表皮の深さを狙えるので、出血はほとんどありません。以前は0.5mm~でしたので真皮層に到達し、点状に出血していました。

針の数が16本に増え、1秒間に1920個の穴が開けられます。

コードレスになり、デジタル表示になって、スタイリッシュな形になりました。

しかし、原理は同じで、昔からあった治療なのに、なぜ今ブレイクしいるのか謎です。

美容医療は治療名が独り歩きしてブームになるという“謎”があります。

HIFUとかスレッドリフトなんかもそうですね。

誰かが流行を作っていると思うのですが、実際のところどうなのでしょうか??

誰かに良くても、貴女に良いということではありません。

ダーマペンは、針で傷つける治療ですから、皮膚が薄くて乾燥肌の人が受けたら余計悪化してしまいます。

肝斑部分に施術するのはちょっと怖いですね。

酒さなど赤ら顔の人にも注意が必要です。

赤みが出るなどダウンタイムもあり、高齢者は長引く傾向があります。美肌レーザーと比較すると適応を選ぶ治療なので、おススメしにくい面もありました。

 

患者さんからも「ダーマペン」のことを質問されるようになったので、

今さらですが、噂の「ダーマペン4」を試してみることに。

そんなに違うのかしらねぇと半信半疑ながら、

30代スタッフ4名のお顔を借りて、治療をしてみました。

ほとんど赤みが気にならなかったスタッフもいれば、2日くらいうっすら赤みが続いたスタッフもいました。

結果は・・・

「ダーマペン、すごくいいです!!」大好評。

色が白くなり、触り心地はすべすべ。

数日後は毛穴が引き締まり、スタッフからは大絶賛という結果でした

「また受けたいです~」と言うので、当院もダーマペン4へアップグレードすることに決めました。

より浅い層を治療できるようになったことと、性能がアップして時間当たりの針穴数が増えたことが良かったのかもしれません。

 

2月下旬頃から始めますので、『毛穴』が気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


2020年振り返り

いよいよ2020年も終わりです。

今年は今までに経験したことのないようなことが連続の、特別な1年でした。

 

記憶に残っていることを書き留めておきます。

・記録的な雪不足で、2月の白馬八方尾根は土がむき出しになるほどでした。

・4月の緊急事態宣言により、患者数がぐっと減った影響で、スタッフのシフト調整を行いました。

・売上が減少したので、各種助成金を申請しました。

・コロナ流行の影響で遠のいた患者さんもいますが、新しい患者さんとの出会いもたくさんありました。

・積極的にLINE配信を行い、患者さんとのやり取りがスムースになりました。

・化粧品をやめるライフスタイルを応援するウェブサイト「肌ルネ」オープン

・ドラマ「オスマン帝国」にハマる(現在進行形)

・夏は車の免許を取ったばかりの娘の運転練習に付き合いました。

・夏の数か月間、早朝散歩を続けました。(冬季休業!)

・クリニックの14周年をきっかけに、ヒアルロン酸注入に力を入れ、患者さんに喜ばれています。

・恩師宇津木龍一先生との対談動画にチャレンジ

・対面での学会や勉強会がすべてオンラインに変更となり、スタッフと学会旅行が出来なくなりました。

・毎年恒例だった長野での研修合宿が中止となりました。

・毎年恒例の屋形船忘年会も中止しました。

・愛犬ムニエルが胆嚢炎で入院しました。

・2年ぶりに筋トレ再開

・12月恒例のイベント「白金2020」は大盛況、笑いと驚きの渦でした。赤いジャケットがお気に入りです。

 

私は手帳にメモを残していますので、1年を振り返ると、結構いろいろなことがあったことに気づきます。

あっという間でしたが、いろんな出来事があり、一つひとつ意味のあることなんだなぁと感じています。

この年になって、自分の足りないところを痛感させられる出来事もありました。

そして、人の優しさが身に染みる場面が何度もありました。

我々人間にとって大切なことの本質を垣間見れたような気がします。

2020年は悲惨なニュースば多いように感じましたが、

私にとってはかけがえのない貴重な1年だったと有難く思っています。

 

さて、来年はどのような1年になるのでしょうか。

どう感じるかは自分次第!

何があっても、私にとってはきっと良い年になるような気がします。

 

本年も大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 


美容医療の倫理

ボトックスでシワを伸ばす治療を受けたら、額がツヤっとしてとてもキレイになったと喜ぶ女性。

しかし、ふと疑問に思うことがあったと言います。

「自分の写真を修整加工し、SNSに投稿して喜ぶ若い女の子と何が違うのだろうか?」と。

どちらもフェイクではなかろうか?

そんなことを言ったら、白髪染めやお化粧だって“フェイク”でしょう。

ハイヒールだって、お洒落な洋服だって“フェイク”でしょう。

外向きの態度や、礼儀正しい言葉遣いも“フェイク”?

キレイになるための努力をせず、ズボラな姿が「本当の自分」でしょうか?

不機嫌で怒ったような表情じわが刻まれた顔を、何もお手入れせず放っておくことが「本当の自分」でしょうか。

 

ボトックスでシワを伸ばして、ご機嫌になり、自己肯定感がアップして笑顔が増えるなら、それが「本当の自分」で良いと思うのです。

反対に、何か後ろめたさや違和感を感じるようであれば、それは幸せな美しさではなくなるでしょう。

 

「ゴールデンプロポーション」という美の基準があります。

世の中一般に「美しい」と感じるデザインには法則があります。

普遍的な美しさは認知されているものの、それが好きか嫌いかについては主観的であり、正解はありません。

そこが美容の難しさであり、面白さでもあります。

 

何か決断に迫られたり、物事を選択しなければならない時、

『それは倫理的に正しいか?』ということを考えるようにしています。

自分の決断や行動が、社会においてどのような影響をもたらすか?を自覚するべきだと思っています。

 

美容医療は、気分年齢と見た目年齢の乖離を埋めていく可能性を秘めています。

それはとても喜ばしいこと。

私は自分の提供する美容医療について、「倫理的に正しい」と思える治療を実践するようにしています。

同じ治療でも、その結果に満足していただけないと判断した場合はお断りすることもあります。

 

美容医療に携わる者は、この「倫理観」こそが必須だと思うのですが、手技的な訓練のように倫理観を鍛えるトレーニングは行われていません。医師個人個人のモラルに任せているのが現状です。

流行にのせられた治療を煽るようなことはダメです。

若さを求めるあまり、無理をした人工美に走り過ぎるのも違います。

清潔感のある表情美人を目指しています!

 


白金2020

いよいよ師走。

当院恒例の年末イベントが始まりました!

テーマは「白金2020」、最初で最後の白金オリンピックです。

毎年、文化祭気分で準備するのですが、これが結構楽しくてスタッフ間で勝手に盛り上がっております

 

私たちの使命は、お客様の肌をキレイにすること。そして喜びと楽しみをお届けすること。

当院は、コロナだろうが何だろうが、キレイにすることは呼吸をするように当たり前というハイレベルなお客様に支えられて運営することが出来ています。

「来てよかった」と皆さまの笑顔のために、これから1か月間、全力で頑張ります

 

当院に来院される前に、このブログを読んできて下さる方々へ

愛犬ムニエルは、胆嚢炎から順調に回復し、肝機能等の数値もほぼ正常化しました。

今はすっかり元通り、良く食べ、良く歩きます。

ただ、胆汁の排泄を促進させるお薬は飲み続けています。

只今、深夜にブログを綴っておりますが、私の膝の上でスヤスヤお休み中

ご心配下さったお客様の優しさに触れ、大変嬉しく思いました。ありがとうございます。