院長ブログ

ピコレーザーの効果について

ピコレーザー、好評です

9月スタート、1か月で100人程度受けていただきました。

今月はその効果を評価中です。

とても良い結果を感じていただいた方は、10月に2回目ピコを受けていただいております。

 

おススメは、①ピコスポット ②ピコホワイト ③ピコフラクショナル 

3種を同時に受けていただく治療です。

何が良いかと言いますと、1回の治療で肌の透明感がアップするということでしょうか。

小さなシミ(老人斑やソバカス)は①ピコスポットで撃退。大きなシミも従来のQルビーレーザーと同様に撃退できます。

全体的なくすみや色むらは②ピコホワイト③ピコフラクショナルでトーンアップ

ハリも出るので、毛穴や小じわも改善させます。

赤みが出たり、カサブタになったり、ある程度のダウンタイムはありますが、それが落ち着いたときの美肌感(幸福感)はたまりませぬ!

ただいまデータ集積中です。

今年の冬は集中的にピコレーザーに取り組み、様々なデータを集めてみたいと思います。

 

③ピコフラクショナルとは、皮膚の深部にたくさんの小さな穴を開ける(破壊)ことで、再生を促す治療です。

皮膚が再生するとコラーゲンが増えてハリが出ますので、毛穴・ニキビ跡・小じわの改善が期待できます。

③ピコフラクショナルは2種類あります。

2種フラクショナルを同日に治療することで、肌にハリが出たり、肌色が明るくなったり、より強力な効果が期待できると思います。ダブルフラクショナルです

 

このようにピコレーザーの優位性を列挙してみましたが、全ての悩みをピコが解決するということではございません

美容医療特有の「治療名独り歩き」には注意が必要です。一つの治療で肌の悩みがすべて解決するものではありません。複数治療の組み合わせで、バランスの良い効果を発揮できるのです。従来から続けている美肌レーザーでなければ実現できない効果もあります。引き締めはエクセルVリフトの方が良さそうですし、産毛除毛にはレーザーピーリングがスッキリします。筋肉の収縮ジワにはボトックスが抜群に効きますし、骨や脂肪委縮によるたるみにはヒアルロン酸が効果的です。

レーザーピーリング、エクセルVリフト、エクセルVホワイト、ジェネシス、ダーマペンなど、当院のスタンダード治療でも、十分に美肌効果を出すことが出来ています。

それに対してピコレーザーの立ち位置を明確にさせたいと思い、この秋冬は、大いにピコレーザーを盛り上げて、皆さまに体験していただきたいと存じます。

皆様、ご協力ありがとうございます

 

 


運動で生活充実

ジャズダンスを始めて2年目。

週1日1時間だけですが、運動習慣を維持するために、その時間を最優先して通っています。

いかなるアポも入れず、食事会も入れず。

大した上達もしていないのですが、音楽に合わせて飛んだり跳ねたり回転したりすると気分が上がります

 

スポーツ庁の調査によると、中高年世代で運動の頻度が高く長時間実施する人ほど、健康で毎日の生活が充実していると感じるそうです。

「大いに健康」と答えた40代女性の割合は、「週1日未満で1日30分未満」の人より「週3日以上で1日1時間以上」のほうが3倍高かったそうです。

「日々の生活が充実している」と答えた40代女性の割合は、「週1日未満で1日30分未満」が17.8%、「週3日以上で1日1時間以上」が42%ということで、約2.3倍高いです。

年齢や性別に関わらず、運動習慣が身に付いている人ほど、健康で充実している人の割合が高いという結果でした

 

当院に通う美意識の高い患者様も、かなりの確率で運動習慣が身に付いています。

60歳過ぎてもゴルフ、テニス、筋トレ、ヨガ、ピラティス、水泳などご自分に合った運動を取り入れてアクティブにお過ごしの様子。

70~80代の方々も、自宅でできるストレッチや筋トレにコツコツ取り組んでいらっしゃいます。

綺麗な人は努力しています。

 

イスラエルでまた戦争が始まってしまいました。

世界平和がまた少し遠くへ離れて行ってしまった気がします

それでも、カオスの中に夢と希望を観ていたいから、私は100歳まで元気で生きたい。

この目で世界の行く末を観ていたいのです。

だからもっと運動しないと

 

 


あっという間について考える

早いものでもう10月。

「今年もあっという間に終わりそうですね。早すぎて怖いです云々」

同じような会話を繰り返す自分が嫌になるほど、本当に早い。。。

 

長いお付き合いの患者様は、60歳、70歳、80歳になり。

この間生まれた孫が大学生になっていたり。

高校生だった娘さんが結婚して子供が産まれたとか。

親御さんやご主人が天に召されたり。

愛犬を看取って悲しんだり。

定年退職して地方へ移住したり。

自宅を処分して老人ホームへ引っ越したり。

子供と二世帯住宅を建てたり。

親の相続で華麗なる争族。

結婚したり、離婚したり、再婚したり。

ご主人の転勤で海外赴任したり、戻って来たり。

出世したり、転職したり。

子供が不登校になったり、留学したり。

 

皆様のライフイベントに触れ、

一緒に喜んだり、涙ぐんだり。

 

暮らしの変化をこうして並べると、

圧倒的に家族関係のことが多いことに気付く。

みんな、色々辛いことや悩みを抱えて生きている。

いつも笑顔で幸せそうな人でも、

人知れず問題を抱えていることは結構多い気がする。

 

若い頃、夜な夜な恋バナで熱くなっていた頃が懐かしい。

鳴かぬ蛍が身を焦がす、なんて感情は、どこへ忘れてきたのやら。

貴方なしでは生きていけない、なんて言ってみたいものだ。

 

60代後半の女性が言っていた。

「50歳からはアッと言う間よ、本当に早いんだから。」

やり残したことはないけれど、もう少し仕事を頑張りながら、人格を磨いていたい。

精神的にはまだまだ乗り越えなければならない壁はある。

100歳まで元気で生きていたい。

去年から始めたジャズダンスの振り付けがなかなか覚えられず、劣等感を味わっている。

認知の衰えを予防するには仕事しかないと思う。

私にとって最高のアンチエイジングは、間違いなく診療だ。働き続けること。

医師免許は自主返納も強制返納もないから怖い。

怪しくなったら、子供に取り上げてもらうことにしようかな。

 

あっという間なんてことはなかった。

いろいろあるものだ。

思い出に浸るだけでも結構楽しいものだ。


湯シャン犬

このブログをお読み下さる皆さまはご存知だと思いますが、私は化粧品を(ほとんど)使いません。

最低限の日焼け止めと、冬の乾燥対策にワセリンを少々。以上。

聞いた話ですが、一流の日本料理店でお食事をする際のマナーは、「アクセサリーなし、香水なし、口紅なし」だそうです。お?私は地で行けそうですわ。

アクセサリーは指輪やペンダントのことだと思いますが、上等な器を傷つけない配慮だそうです。なるほど。

マナーは形式的なことが大切なのではなく、相手に対する心遣いや気遣いに意味があると思います。

日頃の人間関係において、そのような気持ちをスマートに表現できるよう心掛けたいものです。

 

そしてさらに!

私はシャンプー、リンス、トリートメント、整髪料なども一切使いません。

無添加女です 化学調味料不使用。

この13年間、染毛もパーマもしていません。

エキストラバージンヘアーです

しかし、寄る年波には勝てず、白髪も随分増えました。

還暦になるまで、無染色でいられることを願います

私の愛犬ムニエルも7歳、シニア犬になりつつあり、やはり白い毛が目立つようになりました。

私も彼女も頭頂部に白髪が目立つのですが、犬は飼い主に似るのでしょうか。飼い主が犬に似るのでしょうか?

彼女は私の哲学犬ですので、産まれてからずっと湯シャンのみ、やはりエキストラバージンヘアーです。

短毛なのでトリミングも不要。

散歩から帰ってきたら、湯船シャワーで流して終わり。

タオルドライで十分乾きますので、ドライヤーも不要。

手間いらずのエコ犬です

 

私が目指している美容医療は、日常生活における肌の手入れが簡単になるよう、清潔で美しい素肌に導くことです。

ずぼらで怠惰なスキンケアを推奨しているのではありません。

「お金がかからないスキンケア」として肌断食が取り上げられますが、そういうことではないのです。

ファンデーションを塗らなくても、お化粧品に頼らなくても、自信が持てる素肌に到達するのは容易ではありません。

化粧品の誘惑に打ち勝ち、適切な美容医療をうけることです。

日々食事を節制して、運動に励み、若々しい体形を維持する努力と同じです。

シンプルスキンケアで健康的は素肌を維持できるようになったら、煩わしい肌の悩みから解放されます。

そして人生の本質的な目標に向かって進むことができるようになって欲しいと心より願います。

 


正しいこと

テレビのニュースで、日本を訪れる富裕層観光客が何百万円も使って豪遊しています・・・という報道を目にしました。

「何か違うよなぁ」と違和感が背筋を走ります。

日本にたくさんお金を落としてくれてありがとう!と言いたかったのでしょうか。

海外にはこんなにもお金持ちがいますよ!!と言いたかったのでしょうか。

こんなに富裕層が集まるほど我が国日本は人気がありますよ、自信を持ちましょう日本人でしょうか。

 

個人の快楽を追求するために多大なエネルギーを消費する行為は、待ったなしの環境問題に反します。それを煽ったり、善しとするような誘導(報道)はいかがなものでしょうか。

また、何でもかんでもお金に換算して物事を見ること、価値を判断することに、耐えられない軽薄さを感じます。

たくさんのお金を使うことを賛美するならば、上野千鶴子基金 (uenofoundation.com)のような使い方が相応しいと思います。

個人が真面目に稼いだお金を、世のため人のために使えること。そして巡り巡って社会の役に立てること。

本質的な正しいお金の使い方を啓発するような報道にして欲しいと思います。

そうしないと、薄いメッキに包まれた、貧弱な金属人間ばかり増えてしまいそうで、日本の未来が心配です。

 

先週、日本美容外科学会で、美容外科医の教育について議論がありました。

昔から繰り返される議論ですが、「大学の形成外科で基礎を学ぶ必要があるか否か」と言う内容です。

大学で専門医を取ってから美容外科医を目指すと、歳をとってしまうから時間の無駄だし、形成外科の技術を持っても美容外科医としては役に立たないと話している医師もいました。

最近は研修医終了後、大手チェーンの美容クリニックに就職する20代のドクターが珍しくないようです。

未経験の若い医師は、高額な給料目当てに就職するそうですが、実力もないのにそれだけ稼ぎを期待されるから、無理で危険な治療でもやらざるを得ないということらしいのです。

「モニター募集」というのは、経験の浅い医師の練習台を意味するとのこと。

指導医が一緒に立ち会うのなら良いのですが、そうでもないらしいから怖い怖い

※私が北里研究所病院で美容形成外科研修をさせていただいた時は恐ろしく薄給でしたが、それよりも美容外科に携われる嬉しさのほうが強く、何とも思いませんでした。夢はお金に勝ります!しかも、ちゃんと指導医が付いて下さったので、不安もありませんでした。

 

若い医師の教育に必要なことは、技術の鍛錬もさることながら、道徳と倫理観を身に付けることに尽きます。

指導医の姿勢、生き方、考え方に強く影響されます。

私が影響を受けた指導医は、お酒・ゴルフ・グルメ・ギャンブル・贅沢品には全く興味がなく、真摯に医療に向き合う人たちでした。医療に関しては、誰よりも努力を積み重ねることが当たり前な人たちでした。このように努力を積み重ね、地道にレベルアップしてこそ、患者様に利益をもたらす治療を提供できるようになります。

適切な利益と報酬は必要ですが、何でもかんでもお金で損得計算するような医師になってはいけません。

患者さんに対して誠実に向き合い、約束を守り、信頼関係を築ける医師となること。

その上で、技術の研鑽に励むこと。

若い先生たちをとやかく言う前に、我々先輩医師らが襟を正して医療に向き合う姿勢を見せないと。

 

蔓延る拝金主義と安易な生き方は、人間を堕落させます。社会が劣化します。

私は『健全な美容医療』を考え、提供して参ります。