COP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)が閉幕しました。
待ったなしの気候危機に直面しているにも関わらず、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑えるという目標達成は厳しくなりそうです。
石炭火力発電の「段階的廃止」ではなく「段階的削減」になってしまいました
私たちはもっと真剣に節電を考え取り組まなければなりません。
ちょっと調べたところ、産業において、業種別に消費されるエネルギー量を経産省が発表していました。
小売りや情報サービス業に比べると、宿泊業や飲食業の消費エネルギーが圧倒的に多いようです。
昨年から続くコロナ禍において、観光や飲食業の需要が激減し、大変お気の毒ですが休業していたお店も多かったことでしょう。これはエネルギーを抑えるための必然だったのかもしれません。
人間が動くとエネルギー消費は増えますので、環境問題的にはよろしくありません。
環境破壊の犯人は「ヒト」ですから。
無駄なことっていっぱいありますよね。
ホテルや旅館に泊まりに行くと、こんなことを思いませんか?
「こんなにタオルをたくさん使っては、洗濯するのにエネルギーの無駄になる。私はバスタオルすら要らない。フェイスタオルで体が拭けてしまうからそれで充分。シーツやガウンなんかも毎回洗濯か、もったいない。」
「使い捨ての歯ブラシなどアメニティももったいない。シャンプー・リンス・ボディソープなんか要らないし」
「ペットボトルの水が用意されるが、これらプラスチック製品も無駄だなぁ」
「冷暖房効きすぎ。寒すぎ、勘弁して」
「食事多すぎ。こんなに食べられないでしょ・・・」
また、旅行には交通がつきものですが、飛行機はエネルギー大量消費するので申し訳なく思うし、車での移動も排気ガスをばら撒くからよろしくありませんね。
旅行すること自体が環境破壊への道を進んでいると考えると、罪悪感すら感じてしまいます。
しかし、旅は心を豊かにしてくれます。ここが難しいところ。
これからは「心贅沢な省エネ旅行」なんかが注目されるかもしれませんね
そんなことを考えながら、私自身の仕事も大いに電力に頼っていることは否めません。
治療に欠かせないレーザー、診療ベッド、照明、パソコン、滅菌機器、電話、薬剤を保管する冷蔵庫など全て電力頼みです。電気の供給が断たれたら完全アウト
私たちの暮らしが、どれだけ電力に頼っていることでしょうか。
電気がなければもやは暮らしていけないレベルです。
タイムマシンがあれば、電気のなかった江戸時代の暮らしを覗いて見たいものでございます。
物事は表裏一体。
上手にバランスを取り、人生楽しみながら、環境もしっかり守るということは出来ないものでしょうか。