毎日ピコピコやっています。
メニューは以下の通りです。
①ピコホワイト(ピコトーニング):レーザーピーリングが「ピコ秒」になりました。
②ピコフラクショナルclear
③ピコフラクショナルdeep
④ピコスポットノーマル(730nm)
⑤ピコスポットアグレッシブ(532nm)
①~③は顔全体に照射します。
①ピコホワイトの痛みはほとんど感じず、ダウンタイムもほぼゼロです。
②③ピコフラクショナルは、やや刺激的。マンネリ化した生活に喝を入れたい人におススメ。目が覚めるようなビリビリ感。直後から2~3日ほど日焼けした時のような赤みが顔全体に出ます。赤みが引いた後の“透け感”がたまりません。
④⑤シミへのスポット照射。パチッと当たる感触がピコ秒を物語ります。従来のナノ秒レーザー(ルビーレーザー)照射時の感覚は、卵を壁に投げつけるように「べちゃ」っと広がります。←何言ってんのか分かります?
ピコスポットはダーツを壁に投げつけて刺さるような鋭さがあり、狙ったモノだけ捉えるというイメージです。「ぷつっ」と刺さる感覚です。
ナノ秒ルビーレーザーは照射直径が5mmですが、ピコスポットは2~3mmに絞っているので、小さなシミを狙うには最適です。ぷつっ、ぷつっと捉える感触が快感で、どんどん当てたくなります。変態でしょうか
ピコスポットは、従来のナノスポットと比較すると、熱によるダメージを減らすことが出来たので、術後の軟膏とテープが基本的に不要となりました。またレーザー後に色素沈着を起こす確率が30~40%から10%程度に減少したと言われています。当院ではどの程度になるのか、これからデータを蓄積してみようと思います。
さて、10月からは本格的なシミ取りシーズンです。
夏に目立った日焼けをせず、UVケアができる人は、9月からピコスポットOK。
シミ取り治療が気軽に受けられるようになりました。
ピコは名前が可愛らしいせいか、患者様にも受け入れていただきやすい印象です。
「ピコタンですか?」と言われ、それが有名なエルメスのハンドバックであることを知らなかった私
スタッフからは「常識です~」と言われる始末。
ブランド物にはかなり疎くてドンくさいので、触れないで下さい。。。
当院のピコタン爆誕です。
今後の活躍から目を離せません。
9月1日から『ピコ祭り』開催
ピコレーザー、始めました
新しい治療に、私自身ワクワク浮足立っており、少々下手な営業トーク気味になっているかもしれません
久し振りに良いレーザー(効果を感じるという意味)に出会って、ときめいています。
付き合い始めた彼と一緒にいるようです←忘れかけていた感情。
●ピコレーザーって何?
レーザー光を発振する時間が「ピコ秒」という単位です。
一発パチッと出る時間が「ピコ秒」
ピコ秒とは1兆分の1秒のことです。
1兆部分の1秒ってどんな感じよ?ですよね。
1分=60秒
1時間=60分=3600秒
1日=24時間=1440分=86400秒
1年=365日=8760時間=525600分=31536000秒
1兆秒÷31536000秒≒31710年
すなわち、31710年という時間に対して1秒が1兆分の1秒という感覚です。
今から3万年前とは、日本列島にホモサピエンスが渡ってきた頃です。
その時間の流れに対して“1秒”という短い時間がピコ秒の世界です。
これまで使用していたレーザーは「ナノ秒」単位で発振されていましたので、こちらは10億分の1秒。
すなわち、31.7年。
まだピンとくる数字でしょうか。
●他のレーザーと何が違うの?
1)パワーアップ
ピコ秒レーザーになったことで、段違いにパワーアップしました。従来のナノ秒レーザーは、シミの塊を岩に例えると、小石ほどに粉砕することができましたが、ピコ秒になったことで砂粒状まで細かく破壊することが可能となりました。細かい粒子に砕くことができれば、代謝されやすくなりますので、シミをよりきれいに薄くできることができます。今まで難しいとされていた薄いシミにも効果的です。
2)ダメージの軽減
ピコ秒レーザーがシミを粉砕する理屈は、光音響効果によるものです。光音響効果とは、衝撃波でターゲットを破壊することです。それに対してナノ秒やミリ秒レーザーは熱作用が強いのが特徴です。ピコレーザーは熱作用が少ないので、やけどなど肌に対するダメージが圧倒的に少なくなりました。すなわち、ダウンタイムが軽くなり、基本的に軟膏やテープ保護が不要です。とは言え、それなりにカサブタが形成され、取れるまでに7日前後かかります。
3)フラクショナル機能搭載で「透ける肌色」に!
6mm四方のレーザー光線が、100個の小さな穴の開いたフィルター通して発振されます。さらにパワーアップです。当院でフラクショナルレーザーを取り扱うのは初めてですので興奮しています ピコフラクショナルにより、皮膚表面を傷つけることなく、内部に空包形成され、空包を埋めるように新しいコラーゲン等が再生されてハリが出ます。目立つ毛穴、ニキビ跡を滑らかに改善させます。またシミ・くすみを減らし、肌色が明るくなります。この治療を受けた友人は、LINEで「肌色が透ける」とコメントしてくれました。ピコフラクショナルは少し痛みを感じますが、麻酔は不要。従来のフラクショナルレーザーはとても痛くて、血だらけになったり真っ赤になったりカサブタでガサガサになったり、そのダウンタイムの強さにドン引きしたものです。それに比べ、ピコフラクショナルは、治療後2~3日は日焼けをしたような軽い赤みが残る程度でグンと楽になりました。また、数日間皮膚の乾燥を感じる場合がありますので、その時はワセリン等で保湿して下さい。
4)番外編・タトゥー除去
当院では刺青治療をしていませんので、番外編としましたが、本来ピコレーザーの最大の強みはタトゥー除去です。欧米では文化的にタトゥーを良しとしていますから、除去するニーズもかなり多いようです。今後の可能性としては、眉やアイラインのタトゥー除去でしょうか。
これからたくさんの症例を経験して、私なりに最高な使用方法を検討して参ります。
特に、ピコホワイト(ピコトーニング)が、定番治療のQスイッチNd-YAGレーザー(ナノ秒レーザートーニング)に対してどの程度効果の違いがあるのか、学会においてもまだ議論に決着はついていない様子です。私はQスイッチYAGの治療経験23年、症例数は何万例もありますので、そのメリットとデメリットについてかなり把握できていると思います。だからこそ、ピコの違いを味わってみたいですね。
ピコホワイトはレーザーピーリングの進化版です。痛みは少なく、ダウンタイムもほぼないと考えられますので、お気軽に受けていただけます。
3年目の浮気と言いますが、2~3年はマンネリ化しないよう、上手にピコ氏とお付き合いしていく所存でございます。
こちら、20年以上通って下さるお客様からお祝いのケーキを頂きました。
帝国ホテル伝統のショートケーキです。
お初にお目にかかります。
クリームの上品な味わいに、仕事終わりのスタッフ皆の笑顔がこぼれました。お優しいお心遣いが身に沁みます。
お客様からの愛は、治療結果でお返しいたします
今年ももうすぐ終わりです。←早過ぎるだろ!
いや、冗談ではなく、毎年8月が過ぎると、あぁぁぁぁぁっという間に年末を迎え、「今年も終わってしまうぅぅぅ」と焦り狂います。数年前から毎年同じことの繰り返しで嫌になります。
月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。
松尾芭蕉は1689年45歳の時、150日かけて東北・北陸地方を巡ったそうです。全行程2400㎞
1日平均16㎞。険しい山道もあったでしょうから、45歳にしては健脚ですね。
もし8~12月の5か月間を、歩いて旅することが出来たら、私はどこへ行って、何をしようかしら。
よく、田舎は時間がゆっくり流れると言いますが、本当にそう感じるのでしょうか。
元禄時代から300年以上の月日が流れ、もはや別世界に生きている私たちですが、ここ数年の社会の変化は音速のように走り抜け、テクノロジーの発展と自分自身の精神が乖離していくのを感じています。
地に足ついた歩行速度だと遅すぎ、せいぜい新幹線くらいのスピードが許容範囲。旅客機だとちょっと早くない?と感じ始め、現代はもはやトップガンの世界です。特殊訓練したトム・クルーズにならないとついていけません。
この身体感覚と精神感覚のずれが、様々な社会問題を引き起こしているように思えます。
私は子供のころから比較的自分軸で生きてきたので、ある意味わがままとか自分勝手と思われていたかもしれません。
「人は人、自分は自分」でした。
社会基準の価値観に合わせようと思わなかったし、合わせるのは無理と諦めていた部分もあり、社会を変えるなんて所詮無理だから、その中で上手く生きていくしかないと考えていました。嫌なことから逃げていましたし、それで済んでいたのも事実です。
ところが最近、その社会がどんどんおかしな方向に進んでいるので、他人事ではいられなくなっている感じです。
だからと言って、何か具体的な社会運動をしているわけでもなく、個人の無力さに憤りを覚えます。ダメな私
それならば、せめて自分の周辺であるクリニックだけでも、理想郷でいられるよう努力したいと思います。
【理想郷】
①100%心地よいクリニック
化粧品を勧めず、素肌で過ごせることを目標にするクリニックはほとんどないと思います。
「ファンデーションを止められて本当に良かった。何より気持ちがスッキリした。」と言われることが増えました。
化粧品を減らす活動は環境破壊への抵抗であり、私なりのSDGsと考えています。
素肌が気持ち良くなるとともに、当院で過ごす時間が「心地よい」と感じていただけることも大切にしています。
普通ではダメなのです。100点をいただかないと。
自己の能力を高めるよう、日々学び続け、切磋琢磨します。
②健全な美容医療の普及
患者様に利益をもたらす最適な医療を提供します。
やり過ぎ美容を戒め、控えめで健全な美容医療の普及に貢献します。
安売りすることなく、適正な価格を維持します。
提供する美容医療技術とサービスの対価でクリニックの利益を確保します。
あ~、また演説みたいな所信表明を書いてしまいました
有言実行しましょう。
9月4日はクリニックの誕生日です。
今年で17歳になります。
反抗期も終わり、青春真っただ中、と言ったところでしょうか。
そこで働く私は、熟年真っただ中でございます。
毎年8月に日本美容皮膚科学会が開催されます。
今年も参加しましたが、空前の美容医療ブーム?でしょうか、たくさんの参加者でごった返していました。
美容皮膚科クリニックも、携わる医師も、ここ数年うなぎ上りです。
このように華やかで勢いのある業界において、東京白金で17年間(通算23年)診療を続けられ、感謝の念に堪えません。
-私たちの「肌ルネ」という化粧品を使わないスキンケアを信じて通って下さる患者様。
-当院を陰ながら支えて下さる建築士、WEBデザイナー、税理士、弁護士、ITコンサルなど関係者の皆様。
-発展中の美容医療を共に学んだ医師仲間。
-いつも応援してお気遣い下さるクリニックの大家さんご夫妻。
-勤勉で心優しいスタッフのみんな。
-そして子育てに協力してくれた家族。
以上、クリニックに関わる皆々様のお陰で、かけがえのない17年間を過ごすことができました。
我が人生悔いなしです、本当に。
これからは恩返しの時間です。
いつまで働けるか、生きていられるか分かりませんが、医師としてコツコツ大切に積み上げてきた美容医療の技術を、必要としている方々に惜しみなく捧げようと思います。
17周年感謝祭第一弾として、新しいレーザー治療を始めます!パチパチパチ
6年前から検討し続け、購入に踏み切りました。
超ウルトラハイスペックマシーンです。ピコレーザーです
9月から始めますが、あと1週間しかないのに、いろいろ準備が、、、間に合っておらず、、、汗汗。
当院のコンセプトは今も昔も「ファンデーションに頼らない素肌づくり」
素肌で過ごせる快適さを知っていただきたいから、医療の力をちょっと借りて、ファンデ要らずの健康美肌を作ります
詳細はまた改めてお知らせしますので、乞うご期待
4年ぶりの海外に出発
な・な・な・何と「オスマン帝国」、トルコです
2年間、オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~を見続けた最終章は、やはり現地へ足を運ばないと。
飛んでイスタンブール~
トプカプ宮殿では、あのハーレム(日本での大奥みたいなところ)に足を踏み入れ、感激一入
イスタンブール観光後は、トロイ遺跡、エフェソス遺跡など紀元前からローマ時代にかけて古代を巡りましたが、灼熱地獄と紫外線との闘いが続きます。40℃くらいのカンカン照りの中、必死で皮膚を守りました。
トルコは広い!バス移動時間が長く、ボーっと遠くを見つめながら、物思いにふける時間も乙なものです。車窓から眺める広大なシルクロードは想像よりはるかにスケールが大きく、こんな景色は日本では見られまい、絶景かな絶景かな。
極めつけはカッパドキアです。
カッパドキアと言えば、気球ツアーが一番人気。
昨年体験したパラグライダーでは、不覚にも空中酔いに見舞われて悪心続くこと3時間
気球は無理だろう・・・と諦めていたのですが、娘が積極的に参加すると言うので、私も清水ジャンプの勢いで参加を決意。
朝4時半集合でハッスル
しぼんだ気球に機械で空気を入れます。
ある程度膨らんだら、気球の中にボーーーーーっと火を吹き込むと、横たわっていた気球がふわっと立ち上がるのです。
1つの気球に20人強乗れます。
熟練のパイロットさんは、火加減を上手に調節しながら、気球を上げたり下げたり、回転させたり、自由自在。
地上1000メートルくらいのところまで登っていたようですが、眼前に広がるカッパドキアの奇岩が、絶景かな絶景かな。
もっと上空に行きますと、こんな感じです
1時間近いフライト時間でしたが、気球酔いはありませんでした
トルコは広い!世界は広い!
ギリシャ人、ローマ人、アラブ人、色んな人種が交差し、戦い続けました。
今でも戦争は絶えません。おそらくこれからも。
古代ローマの時代に、キリスト教迫害がら逃れた人々が、この石灰岩の地下に穴を掘って、地下都市を作りました。地下8階です!アラブ人からの攻撃に備えて作ったそうです。その地下都市の中で何千人もの人が暮らしており、ワインまで作っていたというのだから、人間のたくましさには驚かされます。
現代のトルコ共和国は、宗教と政治を分離させているので、イスラム教信仰も比較的緩やかで自由な国というのが人々に受け入れられ、アラブやロシアからたくさんの人が移住していると聞きました。同時に多くの難民も流入しているようで、スリに気を付けて下さいと繰り返し注意されました。
道は凸凹、トイレは汚い、洞窟ホテルのカーテンがはずれ外が丸見え、シャワーヘッドが外れて水が噴き出す、レストランでのホールサービスは超雑、ハエがブンブン、お釣りは誤魔化す(間違える?)、野良犬があちこちに横たわる、これだけ列挙すると最低な国と思われますが、郷に入っては郷に従えと言ったもので、これらも些末なこととさえ感じてしまうのも事実です。逆に、日本が潔癖で神経質過ぎなのかしら?とも考えられます。
トルコ人は笑顔で人懐っこくて、素朴で、飾らない美しさを持ち合わせた人たちでした。
女性はスカーフを巻いて肌を露出しないようにする姿が心地よく、恥じらいと品のある振る舞いが好印象でした。
最近は裸みたいなラフな服装の人が増えていますから、アラブスタイルは上品ですね。
男性はとにかく笑顔!感じがいい!商魂たくましい!筋肉厚い!髭が濃い!
※所詮、旅行で感じたことですから、トルコという国の上澄みの一部しか見ていない上での感想であることをお許しくださいませ。
夕暮れの夜空に響き渡るコーランの音色が心地よく、視野がぐっとストレッチされた旅となりました。