医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2017.08.16

ロシアを訪ねて

今年の夏休みはロシア旅行でした!

モスクワとサンクトペテルブルグ2都市を巡る旅です。

16年ぶりのツアー旅行でしたが、参加人数7名に添乗員付の至れり尽くせりツアーでして、すべてお任せ~の楽チン旅行でした。

エルミタージュは学生の頃から気になっていた場所でしたし、今回はロマノフ王朝について知りたくて訪れました。

サンクトペテルブルグの場所はご存じですか?

革命後はレーニンにちなんでレニングラードとも呼ばれていました。

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フィンランドに近いバルト海に面した、北緯60度にある都市です。

革命前はロシア帝国の首都でした。

300年前、有名なピョートル大帝が、何もない湿地帯に建設した人工都市です。

自然の厳しい最果ての地に、よくもこれだけの文化・芸術を集めたものです。

ピョートル大帝がヨーロッパ視察をしてから、(当時田舎だったと考えていた)ロシアを脱却すべく。イタリア・ドイツ・フランスなどから建築家や美術家を呼んで作らせたそうです。

時代はちょっと違いますが、明治維新から文明開化の明治時代を彷彿させます。

宮殿に使う大理石等の石は、イタリアやフランスから運んできたそうな。

冬は零下30度の世界ですよ!

工事は過酷を極めたに違いありません。

それなのにエルミタージュを始め、あちこちの宮殿や礼拝堂のゴージャスなこと!!

建物自体も凄いのですが、調度品・衣類・宝石・馬具・馬車・絵画・彫刻・・・よくぞここまで集めました。

ポイントはヨーロッパ文化を模倣して作ったものなので、ハプスブルグ家の豪華さとは何かが違うのです。

何もかにもがtoo muchで、人生断捨離の私は息苦しくなりました。

人間って本当に欲深いものですね。

現代とは規模が違い過ぎて比較になりませんが。

これら世界遺産のおかげで、世界中から観光客が集まり、ロシアには多大な恩恵をもたらしていることでしょう。

しかしその陰には、多くの市民の犠牲があったことは間違いありません。

だからこそ革命が起き、しばらく社会主義国家が続いたのであります。

 

実は1991年、大学1年生の夏休みに家族旅行でソ連に行きました。

この時は東のソ連、ハバロフスク、マガダン、ペベックというマニアックな都市を巡りました。

ソ連時代は物資が本当に何もなく、お店は商品もなければ活気もなし。

街中にはウォッカを飲みながらビンを投げつける酔っぱらいのおじさんがあちらこちらに。

断水当たり前、お湯も出ないので、10日間お風呂に入れずじまい。

食事中はハエがぶんぶん飛び回り、払いのけるのも諦めてハエと共にお食事。

シベリアの広い大地でピクニックをしたり、砕氷船に乗ってガンガン氷を砕いたり・・・

若かりし日の私には鮮烈な印象ばかりが残っています。

そして帰国直後にソ連崩壊、ペレストロイカです。驚きました。

あれから26年。

時代の変化や国によって価値観が異なります。

命の危険に晒されない平成の日本で過ごせることを有難く思います。

普段当たり前に思っていることが、世界へ出ると日本基準が特殊なことが良く分かります。

海外へ行くと、自分の立ち位置を再確認できるのがいいですね。

 

 

 

 

2017.07.13

プレゼント

先日誕生日を迎えました。日本酒好きな私のために、スタッフがお猪口セットをプレゼントしてくれたのがこれ。

おちょこセット

みんなそれぞれ趣味の違うものを用意してくれました!

スタッフと時々飲みに行くのですが、多種類の日本酒を同時に味わいたいので、種類の異なるお猪口が複数必要なのです。

眺めているだけでも嬉しくなります。ありがとう!

 

政治を考える

元大阪市長・橋下徹氏の講演会に出かけました。

 

緊急提言

未来を切り開け!「リーダー」が果たすべき役割

~橋下改革の経験を通して~

 

先日の都議会議員選挙で圧勝した都民ファーストの会、小池百合子さん。

元大阪府知事であり大阪市長を務めた橋本氏ならではの切り口で、東京と大阪を比較しつつ、今後の都議会のあり方についてお話しされました。

これからのリーダーの役割は、『組織を作ること』を強調していました。

組織のあり方で、視野・戦略・実行力が変わる。

東京都長期ビジョンという政策はずっと前から出来ているのに、東京都は仕事が多すぎて意思決定ができない状態にある。

豊洲移転問題についても前都知事は「そんなこと知らないよ」でしたから。

猛スピードで時代が変わっているにも関わらず、明治維新で作られた中央集権国家という役所組織が続いているせいで制度疲労を起こしているのが問題と言っていました。

合理的に考えて改革しようと思っても、既得権をもっている議員たちの猛反対でなかなか事態は解決しない。

だからこそ、今回の都議選でがらりと都民ファーストが占めたことは、小池さんにとっては大躍進だったのですね。

票集めしないと改革はできないということです。

そして「政治は殺し合いだ」と何度も繰り返して言っていたことが気になりました。

自分の既得権を守るために、抜き差しならない死ぬか生きるか(現代では実際に死にませんが)の戦いが繰り広げられている政治の世界。

ぞっとしちゃいました。

いつも理想の世界で生きている私には、あまりにもドロドロし過ぎて嫌になっちゃいます。

政治には興味があり、いろいろ知りたいし関わってみたいとは思いますが、足を引っ張り合い、憎悪渦巻く環境に身を置くのは御免です。

だから同じ女性として小池さんってすごいタフな人だと、ある意味尊敬しますね。

そして、橋下氏の強烈なパワーを肌で感じ、何だか元気が出ました。

私と同世代なのに、こんなにもパワフルに生きている人を目の当たりにすると、まだまだ頑張れそう!って思うのです。

私、影響されやすいので、ものすごく単純なのです。

今日の夕方は大事な打ち合わせがあって、朝からテンション低くてどうしよう・・・と困っていたのですが、橋下氏の話を聞いてやる気が湧きました。1,000人以上でしょうか、すごい人数を相手に堂々と流暢に話す姿に恐れ入りました。話はとっても上手です。引き込まれます。TVから受ける印象とは別物です。やはりライブは良いものですね。

お蔭様で夕方の打ち合わせは良い方向にまとまりました。

そして夜の筋トレではベンチプレスの回数更新!

HAPPYな一日に感謝!!

 

応援したくなるお店

当院の斜向かいにあるお寿司屋さん。

近くて便利なので、時々接待などで利用しています。

2009年オープン時は、大将と奥様だけでやっていましたが、今ではなんと総勢5人に!!

小僧さん2名とホールのお姉さん1名が加わりました。

しかし何故か騒々しさも感じることなく、淡々とお仕事をされています。

座席数カウンター9席のこじんまりしたお店なのですが、行く度に何か成長を感じます。

今年初めに改装し、お店はいつも小奇麗です。

お休みは月曜日だけ。

そのお休みの日も、新鮮な発見を求めて他のお店に食べに行くとか。

料理人は探究心が強いですよね。

 

頑張っているな、成長しているな、と感じるお店は応援したくなります。

度々行きつけていると、顔なじみになるので安心感もあります。

初めてのお店に行って何か発見する楽しみもありますが、気に入ったお店をリピートするのも居心地が良くホッとします。

当院もそんなクリニックでありたいと願います。

スタッフ全員が、お客様の好みや性格を理解し、個々に応じたサービスを提供し、“笑顔”とありがとう“”に満たされるクリニック。

そんな温かい雰囲気で皆様をお迎えいたします!

 

 

信頼関係

スタッフと親睦を深めるために、仕事が終わってから食事会をしました。

全員が集まるのは誕生日会や忘年会ですが、時々個別に話を聞く機会を持てるよう少人数で出かけます。

昨日は3人でじっくり語り合いました。

こういう機会はクリニックを運営する上で非常に大切です。

個人個人の思いや大切にしていることを、お互いきちんと伝える努力が必要です。

私が仕事をする上で一番大切にしていることは、スタッフや患者様との信頼関係を築くこと。

信頼関係さえあれば、大抵のことは上手くいくはずです。

しかし、この信頼関係というのはなかなか難しいのも事実。

築き上げるには長い年月がかかりますが、失うのは一瞬です。

そして一度壊れると、回復させることは容易ではありません。

だからこそ、日頃からお互いが信頼できるよう約束は守り、相手を気遣う努力が必要なのでしょう。

信頼できて信頼される相互関係は、何とも気分が良いものです。

 

スタッフから大変嬉しい言葉をもらいました。

「先生みたいなお母さんが欲しかったです!」と。

私自身は母親としては足りないところが多々あり、自信を持てるような振る舞いは到底出来ていないので、この意表を突いた褒め言葉に激しく感動してしまいました。

こんな一言で、私は1日中気分よく過ごすことが出来たので、言葉のパワーってすごいなあと思います。

お世辞ではなく、素直に感じる良いことはどんどん言葉にしたいものです。

 

 

2017.06.26

ボディメイクの重要性

久し振りの更新です。

今年も上半期が終了しようとしていますが、昨年から始めたエクセルVの人気は衰えません。

ジェネシスもエクセルVリフトもエクセルVホワイトも、どれもそれぞれ良い効果を出していますが、やはり3種同時治療(我々はマッターホルンと呼んでいます)が際立った効果を発揮しているようです。

毎月20数名の方がマッターホルンに登っていますが、彼女たちはほぼ全員継続しています。直後から目に見える効果を感じていただけますので、リピート必然です。

2種類同時照射(我々は富士山と呼んでいます)も人気です。

組み合わせとしては、

①リフト+ホワイト

②レーザーピーリング+ジェネシス

③ジェネシス+ホワイト

でしょうか。

 

美容医療のレーザー効果は素晴らしいですね。

良い時代に生まれたものです。

 

さて、私の仕事は顔の皮膚をきれいにすることですが、美容全体の中では実に局所的なアプローチです。

包括的に“美”というものを考えますと、やはりバランスよく美しくありたいものだというのが本音です。

最近、特に姿勢やスタイル、動作といった『カラダの美しさ』というのもアップしていきたい気持ちが強くなりました。

顔だけお手入れにしていても、姿勢が悪かったり歩き方が格好よくないと美しく見えません。

締まりのないカラダも残念です。

加齢とともにカラダの皮膚も筋肉も緩みますから、筋トレして鍛えないと弛む一方です。

40歳過ぎたら定期的にトレーニングをしましょう。

ちなみに私はベンチプレスが大好きです。ひ弱なのですが、毎週続けていると少しずつできるようになります。

今までできなかったことが出来るようになる喜びは格別ですよ。

週1日でも続けるとカラダが楽になり、筋トレ効果を感じています。

それから、休みの日は積極的に歩くようにしています。

犬の散歩などで1万歩くらいを目標にしています。

どんなにカラダを動かして筋トレしても、皮膚のタルミはどうにもなりません。

食べ過ぎては皮下脂肪が。。。

そこで、運動ではどうにもならないことを、医療の力で解決したいと思います!!!

今年の9月から、ボディメイキングの新治療を始めます!!!

部分痩せです。

2重顎もスッキリさせます。

 

レーザーでお顔をキレイにすることができますので、カラダをキレイにする治療にも力をいれたいところです。

個人的にワクワク、ソワソワしています。

9月に向けてスタッフと共に準備していますので、少しお待ちくださいませ~。

 

2017.06.03

腹圧性尿失禁

久し振りに「日本抗加齢医学会」に参加しました。

「抗加齢」ですので、様々な分野の医師たちが集まります。

私たちのような美容形成外科・美容皮膚科はもちろん、内科・整形外科・婦人科・眼科・泌尿器科・・・多岐にわたります。

興味深かったお話は、女性の腹圧性尿失禁を膣粘膜にレーザーを当てることで治療するという内容。

腹圧性尿失禁とは、咳やくしゃみで尿漏れが起こる症状のことです。

レーザー治療は観血的手術に劣らない結果が出ているそうです。

講演された医師は泌尿器科の男性医師でしたが、お話を聞くだけで並々ならぬ情熱を感じました。

使用するレーザーはエルビウムYAGレーザーで、心臓外科でも使われているようです。

心筋梗塞で壊死を起こした部分に照射すると、血管新生と組織の修復を促すことからヒントを得たとか。

それを膣粘膜に応用する発想がすごいんです。

膣と尿道は隣接しているので、その付近の組織を再生させることで引き締め効果が出せるのでは?ということだと思います。

何年後かに、私自身が腹圧性尿失禁で困った時には是非受けてみたい治療だと思いました。

専門外のお話を聞くことは新たな発見があり新鮮です。

 

 

脱シャンプーは修行

「脱シャンプーを試みているのですが、なかなか上手くいきません。」

この質問は度々聞かれます。

今日も30代女性から相談されたところ、

「そんなにすぐに上手くいきませんよ、脱シャンプーは修行ですからね。」

という言葉が反射的に口を衝きました。

自分でもそんなことを言うなんて驚きました。修行か・・・

※修行とは(Wikipediaより)

財産名誉性欲といった人間的な欲望相対的幸福)から解放され、生きていること自体に満足感を得られる状態(絶対的幸福)を追求することを指す。

 

子供の頃からシャンプーが当たり前と思い込まされている世の中で、敢えてそれを止めようとするにはかなりの苦行が伴って当然でしょう。

長年の習慣はそう簡単に止められるものではありません。

今までのヘアケアに慣れてしまっているから、シャンプー・リンスを使わない剥きだし素髪の状態に唖然とするのです。

ゴワゴワ、ベタベタ、まとまらない(涙)

私も長くこの状態が続きました(涙涙)

しかし、5年経過すると素髪が元気で艶のある髪へと変わりました(笑)

ベタベタせずサラサラしています。

このサラサラ感はシャンプーを使っているサラサラとは別物で天然のサラ髪です。ちょっとゴワゴワしているのが愛嬌。

この域に達したら、決してシャンプーやヘアスタイリング剤を使いたいとは思わなくなります。

シャンプーを止めて2~3年の頃は、シャンプーしたい!という衝動に駆られたものでした。

本当にこれでいいのかしら?という不安が正直少しはありました。

 

脱シャンプー修行を試みる人たちは、①健康志向パターン または ②トラブルパターン のいずれかだと思います。

①より健康的な髪を手に入れたい

②最近髪の毛が細くなりコシがなくなってきた。

このモチベーションが強くないと、成功するのは難しいでしょう。

しかも、周囲の理解がなく「何でそんなことしてるの?」「止めなさい!」なんて言われたら、心が折れてしまうでしょう。

いかなる抵抗にも打ち勝てる強い心が必要です。

 

自分の選んだ道は自己責任。

周りの意見に惑わされることなく、意思決定していく。

人生前向きに。

 

脱シャンプーや肌断食をするということは、そういう強い心を養う効果があるのではないでしょうか。

私が願う本来の目的は「経済的・精神的自立」「本質を見抜く力」であり、その手段としてぶれない強い心を持つべく「脱シャンプー・肌断食」があるのです。

手段は何だっていいのです。

 

私の本業は美容医療ですので、引き算美容を追求していたら「脱シャンプー・肌断食」に辿り着きました。

 

修行には時間がかかります。

私も20年間医師を続けてきて、やっと少しだけ見えたものがありますが、まだまだ道半ばです。

飽きっぽい私ですが、それでも続けてこられたことには何か意味があると思っています。

そうそう、先日患者様がお勧めして下さった『人生フルーツ』という映画を観ました。

人生コツコツ・・・ という点で心に響いたドキュメンタリー映画です。

東中野のポレポレ座で上映中ですので、ご興味のある方は是非ご覧ください!

 

 

 

留学生

人生初ホストファミリーを経験しました。

娘の学校の交換留学生で、オーストラリアから17歳の女の子ジョイスと1週間過ごしました。

予想以上に聡明で賢く、matureな女の子。

そして日本語がとても上手。日本のアニメ好きが高じて日本語を学んだとか。

オーストラリアでの生活についてたくさん話してくれました。

将来の夢は歯医者とか。

全く手がかからず、私の下手な朝食やお弁当も文句ひとつ言わず食べてくれました。

日曜日はスカイツリーと皇居に連れて行き、夜はお鮨屋さんへ。

娘とは学校帰りに映画館やショッピングに出かけていたようです。

今日お別れしましたが、涙が込み上げてポロリ。

 

私も高校生の時に アメリカでホームステイを経験しているので、その時の記憶が甦ります。

高校生の時は自分の欲求ばかり強く、ホストファミリーに不満を感じることも多々ありました。

思い通りにならず口論になったこともありました。

今になって、自分は何て未熟だったのだろうかと恥ずかしく思います。

高校生と大人では見る世界が違いますが、高校生の時は大人の視点は想像できませんでした。

自分が大人になってみると、1年間も外国の子供を受け入れて下さったことだけでも感謝しなければならいことだと分かります。

それなのに、「こうして欲しい、ああして欲しい」ばかりだった自分が情けない。

どうしてもスキー部に入りたくて、毎週土日に朝4時起きでスキーへ行ったのですが、朝早く仕事に出かけていたホストファミリーの祖母に学校まで送ってもらっていたのですよ!しかも当然のように。信じられないですよね・・・

ジョイスはわがままを一切言わず、大人っぽい立派な女の子。

きっと優秀な大人になるんだろうなと想像できます。

娘も頑張って英語でコミュニケーションしながら、大人っぽいジョイスちゃんにいっぱい影響を受けていた様子でした。

 

今回の経験を通して、私は自分の心が豊かに満たされたと感じ、嬉しさのあまり留学していた時の仲間にLINEしてしまいました。

この感動を伝えたかったから。

少しでも何か恩返しができたかしらと。

 

 

 

 

2017.04.17

ウィーン旅行

気が付けば桜もクライマックスが過ぎ、新緑が眩しい季節の到来です。

新年度の始まりですが、クリニックはスタッフの入れ替わりもなく、家庭内では卒業生も入学生もおらず、穏やかな時間経過でした。

院内では、毎年恒例『新緑祭り』が始まっています。

今年は“雲の上”というテーマで、院内にたくさんの幸せ雲を飛ばしています。

 

春休みは子供たちとウィーン旅行を楽しみました。

『ハプスブルグ家を訪れる旅』というテーマで、半年前から計画していたのですが、実際に調べたのは直前のこと。

実際現地に足を運ぶと、感動が全然違います。

石畳の街並みやバロック様式の建築物、数々の美術品やクラッシック音楽など、圧倒的な美しさに言葉を失いました。

ハプスブルグ家の桁外れな権力と富があったからこそ、あれほど芸術の質の高さを極めたのでしょう。

現代ではあり得ないですよ。

そして現代においても圧倒的な存在感を醸し出しているマリアテレジア。

マリーアントワネットのお母さん?くらいの知識でしたが、シェーンブルン宮殿や王家の教会、お墓など訪れますと、彼女の偉大さに心が震えました。

23歳で女王に即位、16人の子供を産みながらも優れた政治能力を兼ね備えた強い女性。

そして夫フランツ1世シュテファンを愛し、仲の良い夫婦で、驚くことに2人で同じ棺に入って眠っているのでした!

またこの棺のゴージャスなこと!!ハプスブルグ家の中でもその存在感は際立っておりました。

為政者として、母として、妻として、こんなに優れた女性が存在したなんて・・・いまだ興奮冷めやらずです。

 

本当は宝塚『エリザベート』から入ってハプスブルグ家に興味を持ったのですが、家系図を紐解いていくといろいろ繋がる繋がる!

以前旅行をしたドイツやスペイン、フランスで見聞きした人物や絵画とどんどん繋がる!

マリアテレジア様の孫がナポレオンの義父っていうのも面白い。

バルセロナのピカソ美術館で観た、ベラスケスの名画「ラス・メニーナス」の王女マルガリータ。

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こんな絵がたくさんあって、すごく気になっていたのですが、その王女マルガリータの原画をウィーンの美術館で発見したのです。

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この女の子はスペインの王女で、ハプスブルグ家のレオポルト1世の妃となるべくして生まれたとか。

幼い頃の成長過程を王様に伝えるために、王女の絵を定期的に描いて王様に送っていたそうです。

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実はこの絵、怖~い意味が隠されているのですよ。それはまたの機会に。

 

ウィーンで得た感動もさることながら、この気持ちを子供たちと共有できたことが最も嬉しいことでした。

私達にとって、喜びや感動を共感できる家族や仲間は貴いもの。

「人生意気に感ず」

「肝胆相照らす」

これらの言葉が好きです。

でも、そういう人間関係って希少価値ですよ。

しかも、自分の持つすべての側面が一致している人なんていませんから。

今回はウィーンの歴史を通して、家族で感動を味わえたことに心から幸せをかみしめました。

帰ってから10日も経つというのに、まだ余韻に包まれています。

 

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