医療法人社団晴栄会
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お伊勢参り

念願のお伊勢参りを果たすことができました!

2015年に出雲大社を訪れてから、神話の世界に興味を持ち、それならば外せないのが伊勢神宮。

日本人の精神性、日本人とは何か?を感じるためにも、絶対に外せないスポットです。

平成から令和に変わった2019年に行く予定でしたが、家族の病気で中止になってしまい、2020年にはコロナ禍でそれどころではなくなりました。

やりたいことはやる!山口麻子です。

緊急事態宣言明けに早速GO.

初日は小雨の中、下宮参拝。

人はまばらで、思ったより小規模だったものですから、「え?これが伊勢神宮?」と感じるほどでした。

 

そこから電車で賢島へ。

2016年にサミット会場だったところです。

私は賢島がひどく気に入りました

こじんまりとしたホテルに滞在しましたが、貸切露天風呂で、食事も個室。

他のお客様には全く会うことのない空間でした。

部屋の窓から眺める英虞湾の景色と、きれいな空気。

騒音一つない静寂な世界。

聞こえるのは鳥のさえずりのみ。

窓を開放して、ひんやりとした空気に触れ、鳥の鳴き声とスロージャズのミックスバージョンを浴びながら、最高の気分を味わいました。

ああ、幸せだ、何て心地よいのだろう

夕暮れのだんだん群青色に染まる空を見上げながら、この上ない幸福感に包まれました。

東京では決して味わえない世界。

命の洗濯、大切です。

 

翌朝、再び伊勢神宮・内宮へ。

昨日と打って変わって青空となり、お昼ごろの到着時には人・人・人。

人が多すぎて、賢島のような静寂さは味わえませんでした。

江戸時代はお伊勢参りが庶民のブームになったほどですから、立派な観光地です。

ガイドさんに案内してもらいながら、内宮を歩き、参拝したり、ご神木に触れたりetc.

 

紀元前93年、第10代天皇である崇神天皇の時代に、全国で疫病が蔓延し、多くの人が亡くなりました。

これを皇居に祀っていた天照大御神の祟りと考え、疫病を鎮めるために天照大御神を皇居の外に出すことにしました。

すると間もなく疫病は治まったそうです。

紀元前5年、皇族である倭姫命(やまとひめのみこと)が、天照大御神を祀る場所を探し、伊勢神宮内宮に鎮座することになりました。

ナント、2000年以上前のお話です。

その500年後、衣食住を司る神、豊受大御神(とようけのおおみかみ)が外宮にが鎮座することになりました。

 

伊勢神宮の式年遷宮は、2013年に行われましたので、まだ記憶に新しいと思います。

お社だけだと思っていたら、橋や鳥居まで全て20年毎に新しくしているとか!!

690年に第一回以来、1300年にわたり続いているのですから驚きです。

南北朝時代に120年ほど中断されたようですが、それ以外は20年毎に行われ、2013年の遷宮は第62回とのこと。

日本皇室の歴史の厚みに驚かされます。

誰から強制されることもなく、ただただ伊勢に足を運びたくなる日本人。

私たちがどういう歴史を辿ってきたのか。

何を大切に暮らしていたのか。

日本人にとって天皇家とは?

これからどのような国(社会)にしていきたいのか。

などなど、考えされられます。

 

和を以て貴しとなす日本、私は大好きです。

礼儀正しく、清潔で、困っている人がいたら助ける。

勤勉で親孝行。

謙虚で誠実。

素晴らしい日本人の精神性は世界に誇れるはずです。

 

 

 

 

 

2021.03.23

カラダも省エネ

このところすっかり胃腸機能が低下し、めっきり食が細くなりました。

お通じも不規則

久し振りに胃カメラ+大腸内視鏡検査を受けました。

前日の下剤服用で深夜に七転八倒し、生気までトイレに流され、虚脱。

70歳くらいになって、この術前処置はかなり厳しいのではないかと怯えながらも、残渣が残らないように朝から指示通り下剤を服用。トイレに駆け込むこと10数回。神様ぁぁぁ・・・

今までにも2回受けた検査ですが、この術前処置があまりにも辛いので、今回は自宅近くのクリニックで検査を受けることに。

知り合いのドクターではありませんが、信頼できると直感した内視鏡専門の先生にお願いしました。

静脈麻酔で眠りながらの検査

検査中、最後の方にうつらうつら覚醒しましたが、検査自体は全く辛くなく、麻酔からの目覚めも良好

1時間ほど休んでから帰宅となりましたが、気分はスッキリ

 

大腸に2つポリープが見つかりましたが、検査結果は良性です。

「胃がめちゃくちゃキレイですよ。ピロリ菌に感染したことのない胃ですね。このまま一生問題ないと思いますヨ」と大そう褒められ、気分上々。

 

器質的な胃腸問題は無いと分かりましたので一安心。

ということは、やはり加齢による消化機能低下なのでしょう。

消化酵素の分泌が低下したり、腸管の動きが減少したり、体も省エネに出来ていますよね。

燃料(食事)も少しあれば十分動けます。

現代は飽食の時代。

欲望のまま食べることは肥満や病気の元。

栄養バランスを考えながら、野菜を中心に摂りましょう。

ワカメなど海藻類、キノコ類も忘れずに。

豆類や肉・魚からタンパク質をしっかりと。

炭水化物はGI値を考えながら控えめに。

スイーツやスナックなどの脂質や糖質が多い間食は控えめに。

食べるものが、お肌やカラダを作ります!

 

ファンデーションに頼らないスキンケアは、肌色を誤魔化すことができません。

ご自分の肌と向き合い、胃腸と向き合い、どうすれば良いコンディションでいられるか?を感じてみて下さい!

 

 

2021.03.17

家族愛について考える

仕事柄、いろいろなタイプの女性と接することが多く、女性の生き方・仕事・結婚・家庭・老後について考えることがあります。

私なりの感性で分析したところ、幸せそうな女性は「夫婦仲が良い」という共通点があることに気づきました。

※個人の感想です。

何をもって幸せオーラを出しているのか?を考えてみると、以下のようなことが思い浮かびます。

・笑顔

・優しさ、思いやりの心

・優雅、ゆとり

・チャーミング

・所作が丁寧

最も身近な人との人間関係が良好だと、心の安定が得られるのではないでしょうか。

その確固たる安心感がベースにあると、幸福感が得られるのではないかと考えます。

子供も親の絶対的な愛を感じるからこそ、すくすくのびのび成長できます。

人を愛し、愛される関係は、親子だから、夫婦だからといって自然に育まれるものではありません。

性格の不一致や価値観の相違などから、良好な関係を築けない家族話もたくさん聞きます。

家族愛は相手を思い、努力するからこそ形成される無形資産です。

身近な存在だからこそ、遠慮なく傷つけてしまい、関係が破綻してしまうこともしばしば。

親しき仲にも礼儀あり、を肝に銘じておきたいものです。

 

私の両親は、大恋愛の末、駆け落ち結婚したというドラマティックな展開。

若い頃、一緒に旅行したりゴルフをしたり、子供の私からみても仲の良い夫婦だと思っていました。

いつも家族4人で行動する仲良し家族で、私は幸せな幼少時代を過ごすことができました。

この土台があったからこそ、好きなことにチャレンジできる人生が得られたと、両親には心から感謝しています。

しかし、高齢になってすっかり不仲になってしまいました

母が一方的に父を嫌っているので、家族みんなで集まることも難しくなりました。

母はもともと大らかな性格で、人のことを嫌ったりする人ではなかったのですが、3年前に病気をしてからすっかり性格が変わってしまいました。

結婚して50年以上経ち、2人の間にいろいろな出来事があったのでしょう。

70歳以上になって、夫婦関係を修復する努力は無理・・・

でも、もうそれでもいいのかな?と思えるようになりました。

「子供には恵まれた」と言ってくれますから。

ああ無常!

 

何かのご縁で築き上げることができた家族を愛し、大切に守りたいと思います。

 

 

顔コリにボトックス

当院が力を入れている治療「ボトックス」

ボトックスと言えば、顔のシワ取り治療として認識されていると思いますが、

実は究極の『老化予防』治療なのです。

顔には表情筋があるので、難しい顔をしたり、驚いたり、笑ったり、悲しんだりと、人の表情筋は常に動いています。

筋肉が動くことによって皮膚も一緒に動きます。

皮膚が動くと、骨と皮膚をつなぎ留める靭帯がだらんと伸びてしまい、皮膚と骨の密着が悪くなります。

これがたるみの原因です。

特に目の周りの老化がポイント。

お年寄りの目をよく見ると、上まぶたの皮膚が伸びて覆いかぶさっていることが分かります。

毎日2万回も瞬きをしていれば、加齢とともにまぶたの皮膚がたるむのは当たり前です。

たるんだ皮膚が邪魔なので、眉毛を挙上させることで目を見開きます。

眼と眉毛の距離が長くなるのです。そしてますますまぶたの皮膚がたるんでしまいます。

悪循環・・・

皮膚のたるみを予防するには、筋肉の過剰な動きを止めておくこと。

そのための「ボトックス」なのです。

 

加齢とともに必要以上に筋肉は緊張するものです。

特に目の周りは要注意。

スマホを見ながら眉間にシワを寄せている貴女、大丈夫ですか?

視力が悪いので、難しい顔をしていませんか。

目を大きく見せようと、額にシワを寄せて眉毛を上げている人。

かわいいのですが、笑うと目がつぶれちゃうくらいクチャクチャに笑う人。

上記に当てはまる人は、とにかく皮膚がたるむ前に、シワが刻まれる前に、できたら30代のうちからスタートしたい治療が「ボトックス」です。

※ちなみに私は35歳からスタートしました

 

老化予防以外にも嬉しいおまけがあります。

それは、顔のコリが取れるということ。

眉間や額のあたりが凝ってくると、「ボトックスが切れたので打って下さい」とおっしゃる方々がいます。

去年あたりから、私自身もそれを実感するようになりました。

ボトックスが切れてくるとシワも寄りますが、目の周りが凝って疲れるようになりました。

頭痛もします。

先週、耐えかねてセルフボトックスをしたところ、翌日からぐっと楽になりました。

顔がスッキリした気分です

目元もはっきりするし、皮膚にツヤが出るし、効果抜群。

心からいい治療だなぁと感じています。

30代のスタッフも全員受けている治療です。

 

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

2021.02.28

ゴミを減らそう

当院のコンセプト「ファンデーションに頼らない素肌づくり」

2006年開院以来、化粧品に頼らないスキンケアを訴え続けています。

化粧品を使うことで肌が傷んでいる人や、

敏感肌でどうしても使えない人がいます。

そういう人たちのために、化粧品を使わないスキンケアがあるということを広めたかったから。

しかし最近は、待ったなしの環境問題へ一石を投じるべく、一人でも多くの人が化粧品使用を減らす行動に出て欲しいという願いが強くなりました。

 

今朝の新聞記事より「マスク投棄、世界で急増」を紹介します。

使い捨てマスクの不織布はプラスチックの一種で、自然分解されずに残ります。

2019年に約850億円だったマスク市場は、2020年には約17兆6千億円!200倍以上です。

世界で製造されるマスクの約3%、15億6000万枚が海に流れ出ているとか。

世界中でどれだけのプラスチックごみが海へ漏れ出ているのでしょうか。

書籍「海洋プラスチック汚染(岩波書店)」によると2010年のデータでは、約875万トン。東京スカイツリー243個分の重さに相当するようです!

道路にポイ捨てされたマスクが排水溝を詰まらせることで浸水被害が起こったり、

トイレにながされることで下水道や処理施設の装置が詰まる問題が起きているようです。

マスクのひもが絡みついて死んでいる野生動物も見つかっているとのこと。

 

ウイルス対策としての衛生用品使用の増加でゴミが増えることに、当院スタッフ一同心を痛め、何とかならないものかと日々考え続けています。

身の回りのことからゴミを減らしていくことに貢献したいと考えた時、

私はやはり専門の「美容」というジャンルで、化粧品に頼らないスキンケアの啓発活動に取り組むことが、人々の意識改革につながるのではないかと信じております。

 

2021.02.23

肉食を考える

ここのところ、何かと意識せざるを得ない環境問題。

先日、家族がお肉を食べたいというので、ランチにステーキを食べました

日頃から昼食抜きなので、お昼にお肉を食べたことで胃腸に負担がかかり、その日の午後を台無しにしてしまいました 読書しても眠くなって集中できません。カラダは疲れ切ってしまい、夕食を食べる元気もありません。ランチなのでお酒は控えたのに、この疲れっぷりは何ぞや! 肉の消化に、全身のエネルギーを振り絞っているように感じました。

若い頃は焼肉好きで、良く食べに行っていたのに、このところ肉の消化能力の低さには自分でも驚きを隠し得ません。

 

肉食は気候問題の元凶でもあります。

家畜の飼育による温室効果ガスは、世界全体の15%近くを占めます。

牛などの反芻動物は、餌を消化する際に強力な温室効果ガスであるメタンを生成します。

家畜の牛を1つの国とすれば、世界第3位の温室効果ガス排出国になります。

また、牛肉1㎏を作るのに、水に換算すると約15000リットルが必要だとか!

牛の餌となるトウモロコシの栽培に、大量の水を消費するのです。

輸送コストもかかりますよね。

そして、牛を飼うための土地を確保するために、森林をブルドーザーで切り開きます。

動物性タンパク質の過剰摂取は人間の健康にも良くありません。

摂り過ぎは、癌・脳卒中・心臓病になるリスクを高め、医療費も増加します。

以上のように、肉を食することで環境に多大な影響を与えていることがお分かりいただけますでしょうか。

 

肉食後の疲労感と、

環境問題への負荷を考えると、

お肉料理に全く魅力を感じなくなってしまいました

罪悪感すら感じてしまいます。

だからと言って、短絡的にビーガンとかベジタリアンになりたいとは思いません。

ほどほどに少量食せば良いと思っています。

そのうち、タバコ税のように「肉食税」をかけて、肉食が喫煙のように捉えられる時代が来るのではないでしょうか。

 

私は魚派なんです。

魚と日本酒、本当に美味しいと感じます

でも、海はマイクロプラスチック汚染の問題がありますよね。

それについてはまたの機会に書こうと思います。

 

偶然か必然か

今日は本当にラッキーな1日で、神様に感謝しています

 

夕方、レーザーが故障したので、業者さんに連絡すると、何という偶然か、技術者の方が当院のすぐ近くにいたのです!!

たまたま車で天現寺(首都高出口)を降りたところだったとか。

すぐに来ていただいて、修理してくださいました。

お陰様で患者様を30分お待たせしてしまいましたが、無事に治療を終えることができました。

 

また当日予約で夕方の診療ご希望の患者様が、お昼に変更され、ご希望のシミ取り治療をすることができました。

この方が夕方予約のままでしたら、レーザー故障でバタバタしていたので、きっとご希望の治療が出来なかったかと思います。

 

そして最後の患者様が、普段より遅めの予約だったので、こちらも結果オーライ。

 

パズルのように物事がうまくかみ合った1日で、良いお仕事が出来ました

 

レーザーは精密機器なので、突然故障することがあります。

もちろん定期点検は欠かさず行っているのですが、壊れるときは壊れます。

そのような時はご容赦下さいませ。

2021.02.09

肌ルネと環境問題

2020年7月から、化粧品を止めるノウハウを紹介するウェブサイト『肌ルネ』がオープンして7か月経ちました。

会員数も着々と増えており、化粧品に頼らないスキンケアの広まりを嬉しく思います。

特に最近は、地球環境問題の臨界点がより身近に迫っており、行き過ぎた消費は慎むべきだと強く思うようになりました。

特に日本のような先進国の人間こそ、贅沢(無駄)な生活習慣を改め、多少の不便さを受け入れる寛容さが必要です。

消費者も賢くならないといけないし、また利益拡大のために作りまくって売りまくる企業の社会的責任を考え直してもらわないといけません。

廃棄処分するほど食べ物や衣類を作るなんて、狂っています。

南アフリカは深刻な水不足で、スラムに住む人たちは1日バケツ2杯の水で過ごすそうですが、一方ワイン生産のために多量の水が使用されています。

このワインを輸入して日本で1本飲むと、南アフリカのお水約650Lが使われる計算になるそうです。

650Lの水があれば、スラムの人たちが2週間過ごせるとのことです。

地元の人の生活よりも、経済優先(お金儲け)なんてどう考えてもおかしい。

遠い国の私たちが輸入して味わっている食品の裏には、貧困にあえぐ人たちの犠牲があるということを知る義務があります。

それならば、ワインではなく国産の日本酒を飲んだ方が良い事をしている気持ちになれます。←日本酒好きな私の場合

 

私たちの消費行動について、その裏の出来事まで考え、正しいことをしているか?を考えなければならない時代になったということです。

欲望を満たすために消費する時代は終わりです。

『肌ルネ』は、環境保全の観点からも、優れたスキンケアだと自信が持てるようになりました。

ぬるぬるした油脂や界面活性剤、マイクロプラスチックなどを顔に塗りまくり、それを洗い流せば水質汚染につながります。

水中の生物への影響も気になります。

化粧品の無駄な容器やパッケージもゴミが増えるばかり。

 

「これをつければキレイになれる」と、たくみに女性心理につけ込み、消費を煽るような美容関連資本主義は終わりにしたいです。

キレイになりたい、いろいろ試したいという若い女性が、化粧品だけでなく美容医療を受けすぎて肌を傷めているケースもあります。

やり過ぎは百害あって一利なし。

医療を提供する側も、肌の健康を真剣に考えて治療しなければなりません。

 

このような行き過ぎたスキンケア行為をぐぐっと引っ張り戻すのが「肌ルネ」の目的です。

肌に負担をかけない、環境に負担をかけないスキンケアを広めたいです。

 

 

 

 

ダーマペン4

「ダーマペン」という原始的な治療があります。

ダーマ=derma(皮膚)

ペン=pen

 

7年前、「目の下のたるみにプラセンタをダーマペンで入れると、とても効果あり」という講演を聞いて、始めた治療です。

主な治療目的は、毛穴ニキビ跡など、皮膚の凸凹を滑らかにするために使う治療です。肌質改善です。

細い針をザクザクお顔の皮膚に差し込み、小さな無数の穴を開けて、その傷が治る過程を利用して肌を若返らせるという理屈です。

細かい傷が治る時に、皮膚は縮み、ハリがでますので、目元の小じわにも効果があります。

太いボールペンのような先端に、剣山のような針が付いており、それが電動で上下運動を繰り返すことで、皮膚に小さな傷を付けます。

穴を開ける時に、ヒアルロン酸やボトックス、成長因子など薬剤を塗り込むことで、直接皮膚に有効成分を入れることができるのもメリットでしょうか。化粧品では決して入らない「有効成分」を、穴を開けて入れ込みます。

しかしながら、2~3日赤みが出るダウンタイムがあり、時期を選ぶ治療ということもあって大ブレイクせず、当院ではひっそり存在するメニューの一つでした。

 

この原始的な治療が、今、巷でブームになっているようです。

昨年、「ダーマペン4」という最新機種が発売され、0.2mmという皮膚のより浅い層を狙えるようになりました。表皮の深さを狙えるので、出血はほとんどありません。以前は0.5mm~でしたので真皮層に到達し、点状に出血していました。

針の数が16本に増え、1秒間に1920個の穴が開けられます。

コードレスになり、デジタル表示になって、スタイリッシュな形になりました。

しかし、原理は同じで、昔からあった治療なのに、なぜ今ブレイクしいるのか謎です。

美容医療は治療名が独り歩きしてブームになるという“謎”があります。

HIFUとかスレッドリフトなんかもそうですね。

誰かが流行を作っていると思うのですが、実際のところどうなのでしょうか??

誰かに良くても、貴女に良いということではありません。

ダーマペンは、針で傷つける治療ですから、皮膚が薄くて乾燥肌の人が受けたら余計悪化してしまいます。

肝斑部分に施術するのはちょっと怖いですね。

酒さなど赤ら顔の人にも注意が必要です。

赤みが出るなどダウンタイムもあり、高齢者は長引く傾向があります。美肌レーザーと比較すると適応を選ぶ治療なので、おススメしにくい面もありました。

 

患者さんからも「ダーマペン」のことを質問されるようになったので、

今さらですが、噂の「ダーマペン4」を試してみることに。

そんなに違うのかしらねぇと半信半疑ながら、

30代スタッフ4名のお顔を借りて、治療をしてみました。

ほとんど赤みが気にならなかったスタッフもいれば、2日くらいうっすら赤みが続いたスタッフもいました。

結果は・・・

「ダーマペン、すごくいいです!!」大好評。

色が白くなり、触り心地はすべすべ。

数日後は毛穴が引き締まり、スタッフからは大絶賛という結果でした

「また受けたいです~」と言うので、当院もダーマペン4へアップグレードすることに決めました。

より浅い層を治療できるようになったことと、性能がアップして時間当たりの針穴数が増えたことが良かったのかもしれません。

 

2月下旬頃から始めますので、『毛穴』が気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

2021.01.13

診療開始

9日から診療再開。

2度目の緊急事態宣言となり、「またキャンセルが増えるかなぁ・・・」と思っていたのですが、皆さんお約束通りお越し下さいます。

普段と変わった様子もなく、「明けましておめでとうございます!」と気持ちの良い挨拶から始まり、いつも通り診療が出来る喜びを噛み締めての新年スタートでした。

 

それにしても寒い日が続いていますね

皆様、お風邪など召されませぬよう、体を温めてお過ごしください。

私は新年にユニクロで、極暖の上をいく「ウルトラウォーム」という肌着を上下購入し、お家で着用しています。

ポカポカです。

暖房使用はなるべく控え、厚着するよう心掛けています。

リビングの床暖房はONにしていますが、寝室は床暖房もエアコンもなしで過ごしています。

寝る時は羽毛布団が1枚あれば十分です。

最近のお布団は軽くて暖かくて、よくできていますね。

 

しかし、あまりぬくぬくした生活は、長寿には適さない?と、年末に読んだ「ライフ・スパン(老いなき世界)」という本に書かれてありました。

元気に長生きするには、寒冷刺激が必要だとか。

その他にも、食べ過ぎないこと、運動することが役立つそうです。

この本はハーバードの科学者で老化の研究をしているシンクレアさんの著書です。

死ぬまで現役、老いなき体を手に入れるために、世界ではものすごい研究がなされていることが分かります。

ちょっと怖いくらいのSF小説のようでした。

近い将来、老化予防ワクチンが出来て、30歳くらいになったらそのワクチンを接種する。

遺伝子を組み換えて、若返るようにプログラミングされるので、40歳くらいになったら時計の針を戻すかのように白髪やシワが減って若返らせる・・・

もはやホモサピエンスではなくなるかもしれません。

 

我々は健康長寿を手に入れてどこに向かっているのでしょうか。

あまりにも不自然な遺伝子操作におののきながらも、すでに私たち人類のやっていることは不自然そのものであることにも気づかされます。

時代によって自然・不自然の定義があまりにも違いすぎますよね。

ものすごいエネルギー消費をして、鉄骨マンションでぬくぬく生きていることも、よく考えれば超不自然。

24時間のコンビニも不自然。

私のやっている美容医療だって自然の老化に逆らっています。

どこまでテクノロジーと共存するか。

我々はその意味を深く考えながら行動しなければならないのだと思います。

より良い未来のために。

地球を守るために。

 

 

 

 

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