医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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HIFUってどうですか?

秋は学会シーズンです

昨年はコロナの影響で、対面の学会はことごとく中止になりましたが、今年はボチボチ再開です。

9月30日~10月1日の2日間、大阪で日本美容外科学会が開催されました。

9時スタートですので、始発の新幹線でLet’s go

オンラインなしの100%対面学会です。

想像以上にたくさんの先生方が参加され、会場は以前のように賑わいを取り戻しましたが、当然懇親会や飲み会のようなものは全て中止です

 

1999年に初めてこの美容外科学会に参加して以来、毎年参加しています。

20年以上経ち、すっかり世代交代した印象を受けますが、第一線で活躍されている先生方のお話を聴ける貴重な会合だと思い、毎年楽しみにしています。最近、若い先生たちが非常に熱心に美容医療に取り組む姿に触れ、この業界が正しく発展することを願ってやみません。

美容外科の学会なのですが、近年はノンサージカルな美容医療が幅を利かせていますので、レーザーや注入治療など侵襲性の低い治療の話題も含まれています。

最近はインスタなどSNSやメディアの影響で、

「HIFU(高密度焦点式超音波)ってどうですか?」

「ダーマペンって効果ありますか?」

「スレッドリフトってどうなんでしょうか?」

のように、治療名について質問を受けることが多くなりました。

 

はっきり申し上げます

 

この治療がベスト!

・・・なんてものはありません

 

一方、この治療は最悪!!

・・・っていうのもほとんどないのです

 

それぞれの治療特性をよく理解した医師が、

患者さんの顔状態を的確に評価し、

患者さんの性格と希望を加味して、

適切な治療を提案し施術することで、

患者さんに満足していただけることが、

美容医療の成功だと考えます。

 

今、HIFUというたるみ治療の名前だけが独り歩きしていますが、

「HIFU最高引き締まって効果抜群!」

という人もいれば、

「HIFUで酷い目にあった。もう二度と受けたくない

とご立腹の方もいらっしゃいます。

痛みや術後の腫れが酷かったようです。

私も過去に3度ほど受けたことがあります。

先日受けたHIFUは、皮下組織が60~70℃という高温に熱せられることで激しく熱損傷を受け、顔面の痛みが10日ほど続きました。

頭頂部のピリピリとした神経痛も続きました。これらはもちろん一過性で回復するものです。

また、首筋の筋膜が拘縮を起こしてカチコチに硬くなってしまいました

1か月以上経ちますが、少し柔らかくなってきたものの、まだ硬い筋状に変性しています。

その割には「???」という効果でして(※個人の感想です)

一緒に受けたスタッフは、フェイスラインの引き締まりや肌状態が良くなり、とても効果を感じているそうです。(※個人の感想です)

この治療は術者の腕がかなり影響する治療だと再確認した次第でございます

また、HIFUというのは治療方法であり、機種はいくつかのメーカーが販売しています。

機種による効果の違いというのも考えられます。治療費もピンキリですよね。

よって、HIFUに精通した医師が、患者さんの顔状態を正確に評価し治療するのであれば有効だと思いますが、

不慣れな医師がブームに便乗して、深く考えず安易に治療を行えば、それなりの効果しか出ないでしょうし、トラブルを引き起こすことも十分考えられます。

 

美容医療業界において、「この治療が一番」というものは存在しません。

大切なことは、医師のお見立てと治療技術に尽きます。

 

私の得意とする治療は、穏やかに緩やかに、治療効果を積み上げていく方式です。

一発逆転を狙うようなハイリスクな治療はせず、

じわりじわりと攻めていきます。

それでも月1回レーザーを当て、

年2~3回ボトックスを受け、

年1回のヒアルロン酸を続けていただければ、

老化がストレスにならないお顔を実現することができます。

美容医療は欲を出して攻めすぎると、「いじった」不自然さが出てしまいます。

そこの一線を超えないようにすることが何より大切だと肝に銘じています。

もちろんもっともっと良い状態にしたいから、医師も頑張るのですが、美容医療にも出来る限界があります。

例えば、50歳過ぎているのに、目元の小じわを全て無くすなんて無茶なんですよ。

出来ないことは出来ませんと断る勇気も大切です。

 

私たちは美容医療のプロですから、

1人ひとりの患者さんに合わせた治療をご提案することが使命だと心得ています。

ネット情報頼りの患者さんが治療を選択するのは自由ですが、

それの言いなりになるようでは、我々医療従事者の価値が低下すると思います。

「先生にお任せします」と一任されることが、医者冥利に尽きます

スタッフ教育に力を入れ、プロフェッショナルチームでいられるよう自己研鑽を続けようと、改めて思いなおした大阪での学会でした。

 

以上の理由で、当院では流行りのHIFUを今のところ導入していませんが、HIFUに負けない引き締め治療を提供することができますので、ご興味のある方はお尋ねくださいませ。

 

 

お肌のすす払い

70代の母の肌がだいぶ古ぼけて、美容皮膚科医の母親としてあるまじき状態でした。

これはいけない・・・何とかせねば

疲れた老女に、レーザーとボトックスでお肌のメンテナンスを3か月ほど続けました。

別々に暮らしているので、月1~2回程度しか会いませんが、先週会ったときには、肌ツヤが回復。

マンマミーア

元気そうに見えました

 

母「最近肌の調子が良くてねぇ。全然乾燥しないのよ。洗顔後もつっぱらないし。」

私「それは良かった、レーザーの効果でしょ。ボトックスで変なシワも伸びてますよ。」

母「レーザー様様だわね。おかげで化粧品要らずだから本当に助かるわ。」

私「うち(当院)に通っている患者さんたちも、お肌つやつやだよ。美容医療の効果はすごいんだから。」

母「お化粧品のゴミも出ないし、持続可能な素晴らしいスキンケアね、レーザーは。みんなルンルンだわね。」

私「そうなのよ。」

 

久し振りにレーザーケアをしたことで、驚きの復活肌

まさに『お肌のすす払い』

メラニン色素を除去するので、シミ・くすみが薄くなり、肌がワントーン明るくなります。

コラーゲンが増えるので、お肌にハリもでます。

肌の調子が良くなると、気持ちもグンと明るくなります。

自分がキレイになって気持ちよく過ごせれば、周りの人も明るい気持ちになるはずです。

 

美容医療は女性にとって、まさにWell-beingのカギになるに違いありません。

私の志と覚悟は、

「お肌に健康と美をもたらすことで、人々のWell-beingに貢献する」

ではないかと確信した次第でございます

 

肌の悩みは実に奥深く、肌ルネを提唱する私のもとに全国(海外からも!)から問い合わせがあり、受診して下さることを思うと、実に身の引き締まる思いです。

洗顔方法や保湿剤の塗り方を確認するために、当院を受診されるのです。

新幹線や飛行機で、日帰りで通って下さる方もいらっしゃいます。

1人ひとりに合わせたスキンケアを分かりやすくお伝えし、実践してもらいます。

納得していただければレーザーなど医療も行います。

ゆっくりですが確実に肌状態は改善していくものです。

若い頃は「肌質改善」という漠然としたフレーズに苛立ちを感じていたものですが、

図らずも美容の仕事に携わることになり、

たくさんの「肌質改善」症例を目の当たりにしてきたことで、

この言葉は嘘ではなかったのだと確信するようになりました。

(もちろん、毛穴の目立つ脂性肌が、毛穴レスのシルク肌になることはありません

驚くほどキレイに変化するものです。

 

「肌質改善」を成功させるコツは、

① 信頼できるクリニックに通うこと。

② 1年以上腰を据えて取り組むこと。人によっては2年かかることもあり。

③ アドバイスを素直に聴ける心を持つこと。

 

さあ、お肌のすす払いをして、Well-beingになりましょう!

 

 

Well-being組織の作り方

今、熱中していることはありますか?

コロナ禍では、対面のセミナーや勉強会がすっかり減ってしまいました

しかし、オンライン開催がどんどん増えていますね

日経新聞には、毎日たくさんのセミナー情報が載っています。

 

私は、これから白金ビューティフルエイジングクリニックをどのようにしていくか?というビジョンについて、深く考えることに熱中しています。

解決の糸口を探るべく、8月から「Well-being組織の作り方」というオンラインセミナーに参加しています。

最近話題の「Well-being」ですが、「良好な状態でいること」という意味です。

※SDGsやESGなど、何かとアルファベットが多いことにいやらしさを感じてしまうのは私だけでしょうか?

我々一人ひとりがWell-beingでいられれば、仕事の創造性は3倍、生産性は31%、売上は37%上がり、欠勤率と離職率は下がるという研究があります。いかにWell-beingを高めることに心血を注ぐかが、良い組織を作る上でのキーになると言うわけです。

約40人が参加していますが、経営者もいれば、企業で人事の仕事をしている人もいますし、コーチングやコンサルタント、平社員一兵卒でも職場の雰囲気を良くしたいという強い思いを持っている人もいます。

共通して言えることは、「職場を良い雰囲気にしたい」という思いが人一倍強い人たちであること。

ディスカッションや質問など発言も積極的で、会ったこともない人たちとオンラインディスカッションを続けていますが、その時間が実に心地よく、オンラインミーティングの有効性に驚愕しています。

目的がハッキリしている人たちとのディスカッションは有意義で、小気味よいものです。

 

私は、何のために働いているのでしょうか・・・

この先、クリニックをどのような方向に導いていけば良いのか・・・

 

30代は自分のクリニックを開業することが目標で、その準備に夢中でした。医療行為として、一人で責任を持って診療できるような技術を身に付けなければなりません。経営、人事、労務、経理、マーケティング(文字にするとカッコいいですが、実際はもっと泥臭い作業です)などは、開業してから必要に迫られて学びました。

40代はクリニックを成長させることに夢中でした。美容医療は次々と新しい治療が発表され、手技も日進月歩です。新しい治療を学び、習得し、臨床で実践してみます。有難いことに患者数も順調に増え、クリニックも拡張し、スタッフのお給料も上げることができ、社員旅行に出かけ、研修合宿も開催し、それらすべてが幸せな経験でした。

化粧品をやめるためのノウハウをまとめたウェブサイト『肌ルネ』の制作も一大事業でした。公開して1年以上経ちますが、おかげ様で、毎日少しずつ会員登録数が増え、化粧品をやめたいと願う人たちのお役に立てているような気がします。問い合わせもひっきりなしで、日々スタッフが対応に追われています。

そして今、スタッフは立派に成長し、運営も安定してきたところで高原社会のような平和を感じる一方、このようなぬるま湯につかっていては衰退してしまいそうだという危機感は常に隣り合わせです。栄枯盛衰、諸行無常ですから

平和のままでは物足りなさを感じてしまうのは、どうしてなのでしょうか。新しいことにチャレンジして高みを目指さないと生き残れないような気がするのは、生存本能なのでしょうか。いや、成長意欲なのだと思います。

次なる新しい課題を見つけては取り組むことの繰り返しです。

 

今現在、私の課題は、Well-being組織を作るための“キー”を考えること。

お散歩中も、トイレの中でも、入浴中も、食器を洗いながらも、深夜パソコンに向かいながらも、考え・考え・考えまくってようやく決まりました

【しあわせメンテナンス】です。

し:志と覚悟

あ:愛と感謝

わ:和を以て貴しとなす

せ:成長と成功

メンテナンス:“しあわせ”の定期的な確認作業

 

お肌のお手入れもメンテナンスが重要ですが、

人の心も定期的にメンテナンスしないと、日々の業務に忙殺されて、大切にしなければならない思いがなおざりになってしまいます。

すべての仕事は【しあわせメンテナンス】という土台の上にあるということを、スタッフ全員と共有し、東京白金にしかないオンリーワンのクリニックであり続けたいと思います!

 

 

 

恩返し

勤務医だった若かりし頃、医師という職業柄か、私は年上の人から色々な恩恵にあずかっていたことを思い出します。

研修医の給料は激安でしたし、若さ故の図々しさと言いましょうか、喜んで頂戴していました。

モノだけではなく、食事にご一緒したり(やましいことはありませぬぞ主に女性です)、自宅にお招き下さった方もいました。

困ったときに手を差し伸べて下さる優しい方も

また、物事の考え方とか暮らしの工夫など、生きる上での知恵も授かりました。

人生の先輩方に、たくさんのご恩を受けたことを深く自覚し、感謝の念に堪えません

 

月日は流れ、いよいよ中高年になった自分が、若い人たちの役に立てるようなことをしたいなぁ、と思えるようになりました

近年いろいろな人のお世話になる(サービスを受ける)ことが多く、20~30代の若いしっかりとした、感じの良い青年と出会う機会が続いています。

「こんなに気の利く若者たちがいるのなら、日本も捨てたもんじゃない」と思うわけです。

不動産屋さん、お掃除サービス、仕事絡みの営業担当、弁護士、医師、整体師、タクシードライバー、駐車場バレーサービスなどなど。

熱心な働きぶりとコミュニケーション力の高さに感心すると共に、純粋に“プラスαのお礼”をしたくなるものです。

欧米でのチップのようなものでしょうか。

※手前味噌ですが、当院のスタッフも愛情溢れる思いやりのある接客をしてくれます

 

自分が応援したい人に「ありがとう」の気持ちを込めてお金を使えることは、幸福度が増す行為だと思います。

老後のための生活費を貯蓄したり運用することばかりがメディアでフォーカスされていますが、それはちょっと違うかな?と思っていつも聞き流しています。老後2000万円問題とか言って煽っていますよね。

ただ貯金を殖やしても、インフレが来ればお金の価値など下がってしまいます。

若い時には、自分のスキルアップのために自己投資するほうが、よほどリターンが大きくなると思うのですが。

大切なのは「使い方」であり、貯めることではありません。

応援したい会社への株式投資はまだ理解できますが、自分のお金が何に使われているか分からないような金融商品にお金をつぎ込むのは、いいお金の使い方とは思えません。

募金は本当に困っている人のところに届く前に、運営事務局がかなり搾取しているという話も聞きます。

私は、直接ご縁のある人たちに、応援目的でお金を使うように心がけています。

何か物を買うときは、極力国産のものを買うようにしています。生産者が見えるようなものがいいですね。

 

お金の集め方・使い方の話は、日本では敬遠されがちですが、私はとても大切なことだと認識しています。

お金は人を自由にさせてくれますし、チャンスも増えます。

経済的自立こそ、自己肯定感を高める大切な要素です。

そして、人のために使える喜びを噛み締めた時、大人になったな、と感じるのではないでしょうか。

 

私の周りには、被災地や病院に多額の寄付をしたり、ボランティアに参加したり、チャリティーパーティーに参加したり、芸術家のパトロンになるなど、ダイナミックな行動をする人生の先輩方がまだまだいらっしゃいます。

人間関係は財産です。

良い刺激を与えて下さった善い先輩方を見習って、少しずつ恩返しをしていこうと思います!

 

 

清潔肌

だんだん群青色に染まる夕暮れ時の空。

この上なく心地よい時間に、犬とお散歩するようにしています。

少し前までは蝉がミンミン大合唱していたのに、気が付けば秋虫たちが静かに鳴いていることに気づきます。

都会育ちの私には、何という虫か区別がつかないのがちょっと残念

 

さて、秋と言えば、待ってました!シミ取りシーズンの始まり始まり

※シミにはいろいろ種類がありますが、ここでのシミは老人性色素斑(加齢によって出来るシミ)のことです。

「シミ取り」というと、一回で跡形もなくシミが消え去るような誤解を招きますので、私たちは「シミ払い」と言うことにします。

ジリジリ紫外線とジトジト汗から解放され、ようやくルビーレーザー解禁の季節到来です。

何だかボジョレヌーボーみたいですよね。

夏でもお構いなしにルビーレーザーを当てているクリニックもあるようですが、私は断固反対です

シミ払い治療直後に、ギリシャ、サイパン、沖縄など日差しの強いところに旅行をして、せっかく薄くなったシミがあっという間に再発してしまったという残念な症例をいくつか経験しているからです。

術前術後のスキンケアが大切です。UVケアとトランサミン・ビタミンC内服は必須。

シミ払いレーザーは、表皮に傷をつけてバリア機能を一時的に弱くさせてしまいますから、当然紫外線に対しても無防備となります。よほどのことがない限りは、秋~春の間に治療することをお勧めします。

 

シミは生き物ですから、時間経過と共に再発するのですが、1年で出てくるシミもあれば、10年後も薄くなったまま再発しないこともあります。

1回の治療で全く目立たないほどキレイに取れることもありますが、2~3回照射が必要なシミもあります。その場合、治療間隔は9か月以上空けるようにしています。なぜなら、レーザー照射によって壊れたメラニン色素はゆっくり時間をかけて排泄されるからです。

 

加齢とともにどんどん溜まるメラニン色素。

血行が悪くなり、新陳代謝の低下によりゴワゴワたまる角質、毛穴汚れ。

コラーゲンが減少し、ハリが失われ、たるみます

ルビーレーザーはシミ払いだけではなく、一気に肌の再生を促しますので、一皮剥けて生まれ変わるお肌はベビースキン

今年の秋冬は、白金でシミ払い。

清潔肌を目指します。

 

 

 

 

 

お陰様で15周年

当院は9月で15周年を迎えます。

15年といえば、この世に生を受けてから中学卒業するまでの年月でございます。

赤ちゃんが中学生に成長する月日が経過したのです

この節目を心に刻むため、今日は挨拶文を書いてみます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

得意な治療は「ボトックス」

1997年研修医となった私は、「点滴当番」と「夜間当直」という業務の中で、患者さんの血管に針を刺しまくるのが日常でした。

採血だけではなく、静脈点滴をするための「ルート確保」という留置針を刺して固定します。高齢者や糖尿病、肥満の方は血管が見つかりにくく難航します。

実戦練習を重ねると、血管に針を刺すことが得意だということに気づき、看護師さんや後輩の研修医から針刺しを頼まれるようになりました。ちょっと誇らしく感じたことを覚えています

循環器研修をしていたころは、鼠径部や腕の血管に太い管を刺す「心臓カテーテル」に夢中になり、針が血管に命中する快感を覚えました。

血がぴゅ~っと出てくるんです

当時は自覚していませんでしたが、私の針刺し好きはこの頃から芽を出していたのだと思います

 

美容医療を始めて20年以上経ちましたが、今一番好きな治療は「ボトックス」。針を刺す行為だけはなく、シワが伸び、表情が明るくなる結果に遣り甲斐を感じています。美容医療の中では、リスクが低いのに大きな効果を出せる素晴らしい治療です。針を刺す治療は医師でなければ許されない医療行為。医師免許を取得して本当に良かったと心から思える年齢になりました。

 

ボトックス治療を成功させるために必要なことは、以下の3つだと思います。

➀患者さんと医師の信頼関係

②豊富な経験

③センスと技術

 

表情筋の分布、強さ、年齢によって、かなり微妙に打ち方を変える必要があります。

教科書通りに注入しては、目が開きづらくなったり、不自然な表情になったりすることもありますので、注入部位や薬剤の濃度、注入量など工夫しながら一人ひとりの表情に合わせて治療します。自信を持って治療しても、まぶたが重くなったり二重のラインが狭くなったり、100%満足していただけないこともあります。私が診てキレイになった!と感じても、患者様ご本人の評価はいまいちだったり 高齢でシワ・たるみが強くなるほど治療は難しくなりますが、起こり得るリスクを説明して、納得頂けたら積極的に治療をお薦めしています。キレイになって喜ばれることの方が圧倒的に多いですから!

40歳過ぎると、表情の癖が固定化され、年寄っぽい表情になっていきます。眉間にシワが寄ったり、口角が下がったり、唇がすぼんだり。ボトックスで筋肉の収縮を伸ばせば、明るく元気な表情に変化します。リラックスした表情は周囲の人たちを安心させる効果もあります。20年以上続けている治療で、ここまで良いと感じるのですから、この素晴らしい治療をもっともっと多くの人に知ってもらいたい、経験してもらいたい!ボトックスを知らずに老化するなんてもったいないです。

美容医療を通して、当院での体験によって幸せを感じられる場所であり続けたいと思います。

 

コンセプト「ファンデーションに頼らない素肌づくり」は15年前から変わりません。

 

15周年のテーマは『清潔肌』

奈良で目にした国宝級の仏像たちは、丁寧に保管されていたおかげで、落ち着いた輝きを放っておりました。

結果の出せる美容医療で、いくつになっても皆様の「清潔肌」をお守りいたします。

 

 

2021年9月吉日

白金ビューティフルエイジングクリニック

院長 山口 麻子

白銀の冬

2年毎に区の婦人科健診を受けています。

有難いことに、私は婦人科疾患から無縁でございますっ

特に出産後はさらに健康になりました。

子宮筋腫も内膜症も月経困難症もなく、超音波検査では「子宮も卵巣もキレイですね」と褒められます

そんな私も人生の秋を迎えまして、いよいよ枯れ行く裸体に時の残酷さを感じずにはいられません。

先日、熱海のMOA美術館で、葛飾北斎の富嶽三六景と歌川広重の東海道五十三次を鑑賞しましたが、浮世絵に出てくるコミカルな庶民派おじさんと自分自身が重なり、もののあわれなりけり

 

婦人科で頂いた更年期小冊子に、とても印象深い一節がありましたのでご紹介しましょう。

 

一本の樹を思い浮かべて下さい。

花盛りの春から、緑濃い夏を過ぎて、いまは紅葉の秋。

これから美しい白銀の冬がやってきます。

・・・・・

 

女性の一生を樹木に例えていますが、

「これから美しい白銀の冬」

とは、何て甘美な響きなのでしょうか!

50代は紅葉の秋。

枯れ行く落ち葉が“抜け毛”のようで、もの悲しく感じますが、60代からは白銀の冬が待っているなんて

全ての音は雪に吸収され、静寂の中にも美しさを解き放つ銀世界。

人生の秋冬コレクションはどんなテイストにしましょうか?

 

更年期といえばホルモン補充療法。

女性ホルモンが減少すると、ほてり・ホットフラッシュ・めまい・イライラ・疲労感・無気力など様々な更年期症状が現れます。

美容的には、皮膚の水分量低下、コラーゲンが減少してシワが増えるなど、見た目の老化も加速します。髪も細く薄くなります

仕事柄、ホルモン補充療法についてよく質問されますが、

私の考えは、更年期症状が辛ければ、それを和らげる目的で使用すれば良いと思っています。

マイナスのQOLを底上げできますからね。

長期のホルモン治療は乳がんのリスクが高くなることもあるようです。医療を受ける際は、リスクとベネフィットを天秤にかけて判断するようにしたいものです。

通常は3~5年程度で、更年期症状が治まれば治療を終えるようですが、中には死ぬまで若々しさを求めて続けることもあると、婦人科の先生はおっしゃっていました

私は更年期症状で悩むことはほぼゼロですので、今のところはホルモン補充療法を受けておりません。

特に困っていることもないけれど、美容目的でやりたいというのであれば、まずは食生活や運動など生活習慣の改善を心掛け、プラセンタやサプリなど活用し、レーザーやボトックス・ヒアルロン酸注入で肌の若返りを計ればよいのではないでしょうか。そして何より効果的なのは、愛すべき対象へ十二分の愛情を注ぎ、幸せホルモンで心を満たすことでしょう!最近患者さんを診ていて思うことは、ペットやお孫さんはもちろんのこと、“推し”を見つけて応援活動することも、かなり心の安定に繋がっているような気がします。“推し”の話をする時は目の輝きが違いますし、良い感じに表情筋が緩み、口角は挙上して、とてもチャーミングな微笑みを見せてくれます。

 

自分なりの素敵な「白銀の冬」を考えながら、穏やかに紅葉の秋を過ごしたいものです。

 

 

2021.08.17

幸せホルモン

皆さん、幸せホルモン出していますか?

 

クリニックあるある!を一つご紹介しましょう。

~診察室での会話~

院長:「A子さん、今日は顔色が良いですね。元気に見えますよ。」

A子さん:「昨日まで肌荒れしていて、頬が赤かったんですよ。すごく落ち込んでいたのに、今日は治ってしまいました

院長:「キメも整っているし、問題ありませんね。」

A子さん:「ここ(クリニック)に来ると、なぜだかキレイになってしまうんです。ひどい状態を先生に診てもらいたかったのに・・・」

 

クリニックに通ってくるだけで、なぜか肌がキレイになってしまう。

これ、本当によくある話です。

そのように感じている方は、どんなことを感じていらっしゃるのかしら?と想像してみました

➀白金のクリニックに足を運ぶことをこの上なく楽しみにしている(ワクワク)※前夜、興奮して寝付けなかったという人もいらっしゃいます。

②あそこ(白金)に行けば、キレイにしてくれそうだ。

③レーザーや針刺激は痛いけれど、顔が整う感じがする。

④ビタミンCイオン導入とマッサージが気持ちいい。

⑤スタッフさんが優しく接してくれる

⑥こんな時代だからこそ、安心して気兼ねなくおしゃべりしてリラックスできる場所は貴重だ

 

美容皮膚科では、患者様の悩みやご希望に耳を傾け、共感することが最初の一歩です。

最適なコミュニケーションで相手を知るよう心がけます。

そして直接肌に触れ、治療(施術)をします。

これらを繰り返すうちに、信頼や愛情が育まれ、脳の視床下部から「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されるのではないかしら?と考えます。

「オキシトシンは、赤ちゃんに授乳すると母親の脳から分泌されるホルモンで、子宮収縮作用がある」と学生時代に教わりましたが、

心が癒されストレスが和らいだり、自律神経が安定したり、幸せな気分になったりする作用もあるようです。

 

私も診療中は患者さんとの時間がとても楽しいですし、自分の知らない世間話が聴けることが何より有難いことです。

読書と一緒で、世界観が広がりますから。

コロナ禍にも関わらず、通って下さる患者様がいてこそ、私たちの仕事の価値を再確認することができます。

患者様も当院に来ることで、オキシトシンがバンバン放出されているのだと思います

レーザーや注入治療の『結果』だけではなく、『通う』行為自体がお肌に与える影響ってかなりありそうです

幸福感に包まれ、美意識がアップ お肌もキレイに

 

オキシトシンを高めるには、愛する人とのスキンシップが効果的とのこと。

私の場合は、愛犬ムニエルとくっついていることですね

毛並みがさ・い・こ・う

柔らかいものに触れると幸せを感じるようです。

子供の頃、気に入ったタオルケットを指の間に挟んでスリスリするのが快感だったのはオキシトシンが出ていたのですね!

家族や友人らと集まり、ワイワイ楽しく話したり食事したり楽しむこともオキシトシンを高めますが、今のコロナ禍では、やりにくくなってしまいました

人を褒めたり、親切にすることでも幸せになるようです。

身近な人との関係性を豊かにすることを心掛け、愛のある生活をお過ごしください!!

 

 

 

 

 

2021.08.07

精神のアヘン

オンラインゲームは「精神のアヘン」「電子薬物」である、と中国国営メディアが批判したとのこと。

現代は赤ちゃんの時からスマホやタブレットに触れる時代。

子供がゲーム中毒になることは十分に考えられます。

12歳未満の課金使用全面使用禁止や時間制限など設ける方向で動いているようです。

おお、中国よ、よくぞやってくれました

民主主義国家では、このような規制はできないでしょう。

私は昔からゲーム反対派で、我が子にもゲーム機を買い与えませんでした。

子供にはいつも「買って」とブーイングの嵐を受けましたが、それでも負けません

ゲームを買い与えて良い事は何もないと考えていたからです。

ゲームは情報が入ってくる一方通行で、思考力が身に付きません。

子供には他者との関わりや体験を通して、人が生きていく上で大切なことを身につけさせようと考えて子育てをしました。

 

現在高校生の息子は、小学生の頃、お年玉などでこっそりソフトを買っていたり、友達のゲームを借りていました。

時々ゲームセンターにも行っていたようです。

中学生2~3年の頃、友達とオンラインゲームをやりたいというので、とうとう根負けして大きなPCとモニターを買い与えてしまったところ、1~2年間は狂ったように自室でゲームに没頭。「しまった・・・」と後悔するとともに、夜11時くらいになるとゲームを止めさせるために日々大ゲンカを繰り広げ、いわゆる「反抗期」絶好調の中学時代。母親としての責任を感じ、精神的に苦しい時期を過ごしました。「このままで大丈夫だろうか?」と。「PCを買い与えた私が悪かったのではないか?」と揺らぎました。

ところが高校生になると、ある時期から試験の前には自発的にPCとモニターをクローゼットに片付けるようになりました。

試験が終わるとまだ出してきて、オンライン絶叫

そんなことを繰り返しているうちに、高校2年生くらいからでしょうか、一切ゲームを止めてしまいました。

運動が好きな子なので、友達と外でバスケをやってストレス発散していたようです。

とりあえずゲーム中毒にならずに良かったと胸を撫で下ろします。

去年ベストセラーになった『スマホ脳』をそっと部屋に置きましたが、スマホの有害性も分かっているようで、受験勉強を始めたらスマホすら閉まっています。

子供は親が心配するよりも、ずっとしっかりしています。

今となっては、ゲーム中毒になりかけたあの1~2年間も悪くなかったと思えます。

ある時期、完全燃焼するまで好きなことに熱狂することも大切なのではなかろうか?とも思うのです。

親がうるさくアレコレ規制して不完全燃焼の青春時代を過ごすと、大人になってからその反動で欲求不満を爆発させることもあるんじゃないかしらと。

そう考えると、国が一斉にゲーム規制に乗り出すことによる弊害も何かしら考えられます。

 

話を戻しますが、大人が儲けるために子供にゲームを売ってはいけません。

先日テレビで、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルが「ethical capitalism」の話をしていましたが、経済活動を行う上で我々は倫理的に正しいことを追求していかないと、人間力が低下し、国力が低下し、世界全体が貧しい方向へ向かってしまうことは火を見るよりも明らかでしょう。

小学生くらいの子供が集まって皆でゲームをする姿に違和感を感じませんか?

未就学児がスマホやタブレットをいじっているのも変じゃないですか?

子供と散歩しながらスマホに夢中になっている親御さん、しっかり子供と向き合ってください!

中国のように大胆な規制をしなくても、民間レベルで社会に良いインパクトを与える企業や人が増えることを切に願います。

 

 

楽しんでいますか?

オリンピック 男子サッカー準決勝

スペインに負けてしまいました

しかも延長の最後の最後で。

悔しいですよね、全く

 

さて、最近時々オンライン学会を視聴するのですが、集中力の無さに愕然としています。

ついつい他のことをやりながら視聴すると、マルチタスクは全く効率が悪いですね

いや、話自体が面白くない、話し方が下手!と演者に責任をなすりつけたくなるくらい頭に入りません。

自分の脳力が下降曲線に突入したのでしょう。

 

そんな中でも、キラリと頭に入ってくる発表がありました。

「ニキビ治療をいかに継続してもらうか」という内容の発表です。

ニキビ治療は慢性炎症性疾患ですから、年単位の時間がかかるものです。

だから治療を続けてもらわなければ、結果を出すことができません。

通院してもらうことが何よりも大切なのです。

治療を中断してしまう理由No1は、

ナント 「医師の態度(の悪さ)」だということです

 

高圧的で偉そうなお医者さん・・・

しかめっ面で怒っているお医者さん・・・

忙しそうで話しかけずらいお医者さん・・・

無表情で淡々と説明するお医者さん・・・

嫌ですよね。

 

発表した先生は、講演中に、

「この会場で楽しく生きている先生は手を挙げてください」

と問いかけると、数人しか手が挙がらないと言っていました。

医療従事者が楽しく生き生きと診療していると、患者さんは安心して通院してくれるのではないでしょうか。

特に笑顔が大切です

しかし、マスクが日常化してしまった今、本気で笑わないと他人に笑顔が見えずらくなってしまったようです。

 

私は診療中、様々な表情を写真撮影して記録に残しますが、

日本人は笑顔が苦手だなぁ、とよく感じています。

心から楽しんでいる時でないと、自然な笑顔が出てきません。

目が笑っていないと、不自然なつくり笑顔になってしまいます。

感情を表に出すことを善しとしない文化がある日本だから、仕方がないのかもしれませんが、いつも笑顔でご機嫌な人の周りには人が集まるし、不機嫌そうな人には近寄りたくないのが人情ってもの。

 

私は若いころから、仕事も遊びも同じくらい大切にしていたので、遊ぶときも真剣に取り組みます。

不思議と遊びに集中している時のほうが、仕事が上手くいくと感じています。

いや、仕事すら遊びの一環と感じているのかもしれません。

イベントを企画する時なんて、本当にワクワクしちゃいますから。

楽しい!と心の底から感じることで、たくさんのエネルギーが生まれるのだと思っています。

 

仕事は辛く嫌なものではなく、楽しく大好きなものでありたいですね。

自分が幸せでいることが、周囲に影響を及ぼすということを、医療従事者として深く納得させられる素晴らしい講演でした。

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