医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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目標

梅雨入り気分も治まり、心の青空が戻りつつあります。

「女心と秋の空」とはよく言ったものです。※秋ではありませんが。

少々気分が落ちても、時間が経てば回復すると分かっているので、特に気を揉むこともありません。

夏は台風や線状降水帯など発生しますし、猛暑も続く予想ですから、心の天気も大荒れになった時のために万全の備えをしておこうなどと考えてしまいます。

 

さて、本題。

皆さん、生きていく上の目標はございますか?

当院の患者様は、いわゆる「意識高い系」の人たちが多く、自分自身の顔とボディメンテナンスはもちろんですが、仕事や自分のキャリアについても向上心高く、また家庭運営や家族のケアにも素晴らしく貢献している様子です。

彼女たちの人生の一部に触れることで、単純な私はやる気を充電させていただいております

自分事だけに留まらず、どうしたら世の中を良くすることができるだろう?という社会問題まで考察し議論できると、それは至福の時間です。

 

私の目標は、1年に1つ、新しい治療を始めること。

即ち、治療手技をアップデートさせることです。

もう何年も前から、このことだけは意識して取り組むようにしています。

新しいことを始めることは、それなりにストレスがかかりますが、それが適度な刺激となり、私自身とクリニックの成長を実感させてくれます。

今年は何をしようかな??

昨年は大きな設備投資をしなかったものですから、今年は新しいレーザーの購入を検討中。

以前から気になっていたレーザーの効果を比較するために、先月からデモ体験を受けています。

スタッフを巻き込んで受けているのですが、みんなテンション上がって嬉しそう

そういう私も、シミにパチパチ当ててもらいましたところ、まだらに赤黒く反応した決してきれいとは言えない自分の肌を見て、かなり気分が高揚したことを自覚しました。

ダウンタイムすら嬉しいと感じた自分にちょっとビックリ。

自分の肌をお手入れしれもらうって、こんなにもルンルンするものなのですね。

人々を気分良くさせる美容医療って、いい仕事です この仕事に就いて本当に良かった

 

ここ数年でレーザーが革新的に進化しているということではありませんし、私は決して新しい治療にすぐ飛びつくタイプの医師ではありません。

少しでも治療効果がアップして、患者さんに喜んでもらえることが出来たら、それは医師冥利に尽きるというもの。

検討するべきことは、治療効果はもちろんのこと、ダウンタイムや耐えられる痛みであるかということ。

機器のサイズや取り扱い易さ、ランニングコスト、そして何よりメンテナンス体制でしょうか。

いろいろ複合的に考えています。

 

患者さんから、治療機器についてよく質問を受けます。

私の基本的な考えは、機器による善し悪しを議論するのはあまり意味がないと思っています。

大切なのは適応の見極めと、どのように使用するかということ。

1つの治療を1回受けて、結果ホームラン!なんてことはありません。

患者さん一人ひとりの肌質を見極め、それに合わせた治療を選択するのが私の仕事です。

治療を行う医師が惚れ込んだ治療であれば、自信を持って勧めるのだから、それで良いと思っています。

 

今年の“治療目標”が決まりましたら、また報告いたします。

 

 

 

2023.06.13

森の国、ニッポン

最近のニュースで、私の心は曇天、梅雨入りです

ウクライナ、ヘルソン州のダム破壊による水害は、本当に気が滅入りました

ただでさえ気候変動問題により自然災害が増えているというのに、人為的な破壊行為は愚か過ぎます。

山火事によるニューヨークの大気汚染映像もゾッとしました。

身近なところでは、2020年オリンピック開催(実際は2021年)をきっかけに、東京都が建築の高さ制限を緩和したことで進んでしまった、神宮外苑の再開発問題。樹木を伐採し、高層ビルを建てるようです。

 

日本書紀にも書かれていますが、日本は木の国、森の国です。

「スサノオは髭を抜いて放つとその髭がスギになり、胸毛を抜いて放つとヒノキになり、尻毛はマキに、眉毛はクスノキになった。」とあります。体中の毛を抜いて、大地を緑豊かにしたスサノオは木の神だったのですね。

スサノオは荒ぶる神で、高天原で数々の悪行を重ねたと言われますが、それは森林伐採して農耕を推し進めたアマテラスへの抵抗だったと考えられます。

日本神話、奥深いです。ちゃんと読み直さなければ!日本が何を大切にしてきたかという教育がスッポリ抜け落ちています。我々の向かうべき方向をクリアにするためにも、このような話を子供たちに聞かせないと、グローバル化の波に飲み込まれてしまい、日本の良さが失われることに激しい危機感を感じています。

積極的に植林して、木を育て、木材を多種多様な用途に利用する「木の文化」を大切にしてきた日本。

里山風景に触れると何となくホッとするのも、日本が樹木を大切にしてきた証だと思います。

 

地球が壊れていく・・・

核の脅威で相手国を脅す世の中がまかり通るなんて、道徳的に許されないことです。

被爆国である日本が、どんなに悲惨なことであったかという事実を世界へ訴えても、核廃絶になりません。

戦争反対を訴えたところで、攻め込まれたら終わりです。

さて、私たちはどうするべきでしょうか?

両手を挙げて降参しますか。←死にたくない!

日本を捨てて、どこか海外へ逃げますか。←私には日本以外に“暮らしたい”国は思い当たりません。

きれいごとでは済まされない現実が待ち構えていることは確かです。

 

日本人としての良さを自覚しながら、世界の中でどのように振舞うべきでしょうか。

森の国、日本。

心の梅雨明けを目標に、頑張りましょうか。

 

 

 

 

ご変更・キャンセルに関するお願い

先週、『健全な美容医療』について考えました。

美容医療を受ける適正頻度というものに関しては、我々業界の中でも特に決まりがありません。

何となく「月1回×6回コース」などセットメニューがありますが、必ずそうしなければ効果が出ないというわけでもありません。

通う頻度、治療内容、年齢、肌質だけでなく、個人個人の健康状態や経済状況が治療結果に影響を及ぼします。

個別ファクターが多いのですが、そういうものをポチポチ入力すると、最適な治療内容と頻度が提示されるようAIに学習させられないものなのかしら?などと考えてしまいます。

いずれそんな時代が来るのでしょうか?

そういうものが無い現在、自分自身の治療経験と勘を頼りに、どのように治療を進めたら最適な治療効果を出すことができるか?を考えてみました。

【肌ルネ式スキンケア】

どの年代にも共通して言えることは、「化粧品の使用は最小限に留めましょう」ということです。

20代:肌トラブルがなければ治療の必要なし。ニキビやシミなどスポットで治療を受けることを薦める。

30代:お肌の曲がり角を感じたら、春・夏・秋・冬と季節ごとに1回程度の美肌レーザーを提案。

40代:若々しさを少しでも保ちたければ、顔面の筋肉拘縮予防目的でボトックスを始める。適度のヒアルロン酸注入も老化予防に役立ちます。

50代~:この年齢から美容医療を始めるのであれば、躊躇せず、ガンガン治療を進めましょう。美肌レーザー3種を毎月×12か月。取れるシミはどんどん取る。ボトックスとヒアルロン酸は顔が変わらない程度に取り入れる。目に見えて肌がキレイになる実感を味わっていただくことで、自信と喜びに繋げる。

 

美容医療は気分が高まった時に受けたいものですし、最初の1年間は毎月通っていただいた方が断然効果が出やすいと感じています。

そして、「あ~、本当にきれいになったなぁ」と実感できるのは3年後です。

絶対3年なのです。

だからこそ、皆様が快適に通い続ける環境を整えることが重要と考えます。

 

当院の予約状況ですが、初診予約を制限したことで、少しずつ予約が取れやすくなってきました

通いたい人がきちんと通い続けることが出来て、好ましい結果を出し、皆さまの喜ぶ笑顔に触れたい

 

そのためにも、当日の変更・キャンセルがないようご協力いただけませんでしょうか。

予約の変更・キャンセルは前日のお昼12時までにご連絡下さいませ。

お約束を守っていただけると、キャンセル待ちのお客様をご案内することができます。

 

何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

健全な美容医療を目指して

週末、美容医療の勉強会があり、大阪へ

金曜日の診療後、新幹線で向かい、深夜に到着。

土曜日と日曜日のお昼までミーティングが続き、その後京都に用事があって立ち寄り、東京に戻ったのはまたもや深夜

久し振りのハードスケジュールで、全身の細胞が破裂するかと思いました。

週末は別荘でリフレッシュなんて人もいらっしゃいますが、私には絶対無理

身体が持ちません。

 

さて、本題に戻りましょう。

私の愛する美容医療。

時は流れて、受ける患者さんの属性も変化しましたが、治療する医師の考え方も変容しています。

一昔前は、美容外科手術を受ける人は大変珍しく、広く万人に受け入れられるものではありませんでした。今は「一般の人でも気軽に美容医療を」というコンセプトを大手美容チェーン店が努力して打ち出しているので、美容医療への間口はかなり広がっているような印象を受けます。テレビCMはもちろん、電車内広告でも目にするようになりましたし、一般の人でもSNSやYouTubeで自分自身の治療経験を公表する時代となりました。

目を大きくしたい、鼻を高くしたい、唇をぷっくりさせたい、小顔になりたい・・・と顔の造作を変えることで、コンプレックスから解放されましょう!と言わんばかりに、まだ善悪の判断もつかない若者の心に「キレイになりたい病」を忍び込ませる悪魔がいることをお忘れなく。

不必要な治療を勧めたり、支払い能力のない人にローンを組ませたり、資本主義に生きる金亡者は容赦しません。

リアルな容姿を変化させるだけでは気が済まないのか、さらに写真を加工するので、もはや別人。

一部の人たちにとっては「加工」がデフォルトらしく、「加工しない」ことが異常というのだから、もう私にはついていけません 加工なし=すっぴん?? みたいな??

あ、そういうことか!加工はメークと同じ感覚なのでしょうね。

365日すっぴん、肌断食推奨の身としては、どうやっても盛りようのない自分の素顔と向き合いながら、「まあ、こんなものよね。」と自分の実力を受け入れて生活しています。

50歳も過ぎると、その老け顔にゾッとするのですが、若かりし頃の自分の面影を重ねてしまうから、「こんなんじゃない」と抵抗したくなるのです。でも、それが現実で、そんなものです。「もう歳だから仕方ないわよね。」と割り切る考えがある一方、「諦めたら(女は)終わりよ」と一生懸命抗う人たちもいます。まあ、どっちだって良いわけで、正解があるわけでもないから、自分が快適なように美容医療と付き合えばいいのではないかと思っています。

人工美を求めて一生懸命になり過ぎて、バランスの崩れたお顔になってしまうケースもありますが、それを希望している人たちもいるので、悪いとも言い切れません。ただ、あまりにも人工的な顔に対して、「不自然になるから美容医療は嫌」と全否定されるのは、美容医療に携わる身としては悲しいものです。それはあくまでも一例であり、美容医療を受けたら全員が人工顔(アバター)になるわけではありません。

こんな時代だからこそ、私は健全な美容医療を提供したいと思うようになりました。

HIFUで引き締めて、糸リフトでリフトアップして、目の下の脂肪を除去して、頬・額・鼻・顎などにヒアルロン酸を入れて形を変え、フラクショナルレーザーとダーマペンで毛穴を小さくさせて、、、という終わりなき美容医療旅を続けていても、決して美しくなれないことを、何となく肌感覚で理解しています。

何事もほどほどに。

私たち美容医療に携わる者は、患者さんの顔に対して大きな責任を感じています。

だからこそ、健全な美容医療を提供する1人の医師として、美容医療との適切な付き合い方を伝えることが、これからの私のやるべきことなのではないかと考えるようになりました。

やり過ぎは要注意です。美を損ねるばかりか、肌の健康まで損ねてしまうからです。中高年になると、肌のバリア機能が一度壊れてしまったら、回復までに何か月、下手をすると何年も時間がかかってしまうのです。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。

美容医療はスタンダートな治療だけでも、長い年月をかけてコツコツ治療を積み重ねれば十分効果を出すことができます。

たくさんの美容機器に惑わされませんように。

流行に流されず、自分軸をもって美容医療とお付き合いする「大人美容」を提供するクリニックでありたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2023.05.16

薔薇

3月にプレゼントされたミニ薔薇が一度全て枯れてしまいました

可哀想なので毎日気になって枯れた葉を摘み、お水をあげていたら復活。

5月に入り、再びぽつぽつと咲き始めました。

 

鉢が少し小さく感じたので、ホームセンターで一回り大きな鉢と土など購入して植え替えました。

あれれ・・・?

写真を並べてみると、以前のほうがバランスが良いかしら??

鉢植えのセンスが悪いのか、写真の撮り方が悪いのか

 

園芸は興味がなくて、ずっとスルーしてきましたが、最近植物が可愛らしく思えるようになりました。

葉やつぼみ、花を観察していると、「ああ、生きているんだ」と生命の息遣いを感じます。

犬の散歩中でも、道端に何気なく顔を出す草花や、キレイにアレンジされた植栽にも目が行くようになりました。

植物を愛でる気持ちのゆとりができたことに、私自身驚いています。

要するに暇になったということ!

フランスの思想家であるパスカル曰く、「我々人間は退屈に耐えられないから気晴らしを求めている」とか。

よく耳にする女性の気晴らし方法(趣味)としては、

・推し活(K-POP多め)

・韓流ドラマ

・宝塚

・スポーツ観戦

・ペット

・ゴルフ

・ワイン

・スポーツジム

・ジョギング

・ハイキング

・旅行

ですが、他にも書道、日本画、外国語学習、手芸、歌、長唄、三味線、ダンス、食べ歩きなどいろいろありますね。皆さまの気晴らしは何ですか?

 

『暇』ってとてもいいことですね。有閑マダムではないので、暇は作らなければなりません。私の場合、暇は全て診療のために存在すると考えます。熱中できることを楽しみ、魂の英気を養い、それを仕事に活かせることが、何より充実感があります。

何をしていても、クリニックでの仕事と紐づけて物事を見てしまいます。

人の一生は、年齢・環境・家族関係等により、興味のあることや集中したいことが変わるので、見える景色も変化していきます。

最近、薔薇に興味が持てたことも、きっと何か意味があることなのでしょう。

このようにあれこれ思考するのもまた楽しいものです。

 

 

 

2023.05.10

シミとストレス

ゴールデンウィークも過ぎると、職業柄どうしても気になるのは「紫外線」

今頃からぐぐぐーーーと紫外線量は増えます。

真夏は気温も高く、日差しが強いせいか、紫外線対策に気を配りますが、初夏の涼しい日や曇りの日はどうしても油断しがちです。

よって、Qスイッチルビーレーザーな表皮を傷つけるダウンタイムを伴う治療は、極力控えるようにしています。

せっかく治療しても、紫外線の刺激によって再発しやすくなるからです。

お急ぎでなければ秋以降に治療しましょう。

 

さて、「シミ」といってもいろいろあります。

よく目にする代表的なシミは、

①老人性色素斑

②脂漏性角化症

③肝斑

④雀卵斑

でしょうか。

いずれのシミも、紫外線を浴びると濃くなりますので要注意です。

 

私は日々患者さんの皮膚を診察していますが、定期的に来院する方々が多いので、1人ひとりの皮膚を長期にわたって観察できることが、自分の強みだと自覚するようになりました。

長い人ですと、20年以上診続けています。

それぞれのライフイベント(結婚、妊娠、出産、更年期、老年期)やスキンケアをヒヤリングしながら肌を眺めていると、いろいろなことに気付きます。

ひとつ興味深い例をご紹介しましょう。

当院でも“超”がつくほどの美肌の持ち主の頬に、モヤモヤ…とシミが浮き上がってきたことに気付きました。もちろんご本人も自覚していました。

数か月経った頃、その美肌さんは、「どうやら寝不足になるとシミが姿を現すのです。意識的に睡眠時間を取ると、シミが引いてくるのです。自分が一番気になるところにこのようなサインが出るとは、カラダを労わりなさいということなのでしょうね。」と仰っていました。

私のクリニックでは、極力化粧品を使わないスキンケアを推奨していますので、日々の化粧品による肌ダメージはありません。皮膚のキメも整っています。定期的に美肌レーザーを受け、トランサミン内服など基礎的なスキンケアはしっかり行っているにもかかわらず、急にシミ(特に肝斑)が目立ってくるケースが時々あります。

今回ご紹介したケースは、寝不足⇒活性酸素⇒メラノサイト刺激⇒メラニン増加?? が考えられます。

その他に、急激にシミが濃くなったケースを、私の記憶から引き出してみました。

その主な原因は、思い当たる限り以下の通りです。

1.病気

2.多大なストレス

病気が多大なストレスを引き起こしているので、結局のところ「ストレス」がシミの悪化要因であると考えます。

原因が一過性の場合、ストレスが軽減されるとシミもちゃんと薄くなってくるのです。

ストレスが加わると、カラダを防御するために、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されますが、これもシミの原因と言われています。

ストレスといってもいろいろありますし、それをどのように受け止めるかについては個人差が大きいですから、ストレスというのは何とも漠然とした捉えどころのない煙のような存在ですね。

何でもかんでも、ストレスのせいにするのは十把一絡げのゴミ箱診断みたいで好きではありませんが、シミが急に濃くなるというのは、カラダから発せられた何かのサインであることは間違いないと思います。

私はストレスを感じると、胃が痛くなって食欲がなくなります。または背中が痛くなります。

人によっては、カラダのコリとして現れたり、肌荒れとして現れたり、円形脱毛症になったり、眠れなくなったり、それぞれ弱い部分があるような気がします。

たかがシミ、されどシミ。

皮膚に現れるサインを見逃さず、シミの少ない、健康的な素肌とカラダづくりをサポートしていきます!

 

2023.05.02

余暇の過ごし方

いよいよゴールデンウィーク。

テレビで大混雑な空港や高速道路を目にする度に、「こんな人混みの中をよく移動するなぁ。」と冷めた気持ちになるのですが、今年は私もその仲間入りをすることになってしまいました

明日からちょっと出かけてきます

久し振りに親族一同で集まります!皆の都合を合わせるには、どうしても休日になりがちですので、仕方ないですね。

 

混雑した場所に身を置くと、心底ブルーな気分になってしまうので、極力人混みは避けています。

盆暮れ正月、GWの旅行は外すのが原則。

ディズニーランドや日曜日のデパートもNG

最近観光客が増えたようですが、東京が余計に混雑するので困ったものです。

コロナ禍くらいの空き具合が懐かしく感じます。

 

日常が戻ってきた今、これからどのようにこの大都会東京で快適に暮らすかを考えねば。

 

皆様も思い思いの休日をお過ごしくださいませ。

レーザー後の発疹

最近、美肌レーザー後の発疹に関するお問い合わせが増えています。

当院にご来院下さる患者さんの8~9割は、美肌レーザーを受けています。

美肌レーザーとは顔全体に照射するレーザーのこと。

皮膚の表面を傷つけないので、ダウンタイムがほとんどないのが最大のメリット

日常生活に支障なく続けられる美肌治療です。

1度の治療で劇的な効果はないものの、継続することで確実に素肌力を向上させてくれます。

 

美肌レーザーの中でも“QスイッチNd-YAGレーザー”、別名「レーザーピーリング」はやや鋭い当たり方をするため、その刺激の強さが原因で、たまに赤いプツプツとした発疹が出ることがあります。

開院当初から使用していたQスイッチNd-YAGレーザー機器は、発疹の出現する頻度が2~3割くらいあった印象でしたが、2018年に新しい機器に変更してからは発疹出現頻度が激減しました。以前は保冷剤で冷やしながらレーザー照射していましたが、現在の機器ではそれが不要になりました。患者さんも楽になったと言います。

ところが、この1~2か月、なぜかレーザー後の発疹に関する問い合わせが4~5件続きました。

パワーを強く設定したり、長時間照射すると、発疹のリスクが高まります。

その他に考えられることは、花粉症のシーズンで肌がやや敏感になっていたのかもしれません。

発疹出現自体は悪いことではなく、レーザー照射に伴う合併症の1つであり、一過性であり、まず問題になりません。多くの場合は2~3日で消退しますが、中には1週間以上かかる場合もあります。

大切なことは、出た場合の対処方法です。

ここで対処方法の復習をしておきます。

≪レーザー後発疹が出た場合≫

①冷却 ※保冷剤を使用する

②痒みを伴う場合、リンデロン軟膏またはローション(ステロイド)を直ちに使用する。

③掻かない!

ポイントは、我慢せず薬を塗ることです。

塗ったら負けとか、ステロイドが怖いとかではなく、発疹を長引かせる方が問題です。

塗れば1~2日で発疹は落ち着きますが、我慢して引っ掻いたりすると、治るまで時間がかかってしまいます。

傷跡がシミになったら困りますからね。

皆さん、しばらく様子を見ているのか、2週間後くらいに問い合わせの連絡があるため、この度ブログで注意喚起しようと思いました。

今までレーザー後何もなかったのに、突然発疹が出ることもあります。

その場合は冷却して薬を塗る!引っ掻かない!!

それさえ守って下されば、特に怖いことではありませんし、シミになることもありません。

レーザーピーリング以外のレーザーで発疹が出ることは稀ですが、ゼロではありません。

レーザー治療はそういうものであり、対処方法があるということを、今一度ご理解くださいますようお願い申し上げます。

2023.04.18

素直

先日のブログに書きましたが、2~3年前から外耳炎を患っており、ようやく耳鼻科受診することができました。自宅近くの耳鼻科で、知り合いではありません。

内服薬2種と外用剤が処方されましたが、あまり見慣れないお薬でした。私は昔から健康で、お医者さんに診てもらうことも、薬を飲むことはほとんどなく、薬に対してやや抵抗を感じるタイプです。どちらかというと「薬は苦手で、あまり飲みたくありません~」っていうタイプかもしれません。

しかしですよ!!私が美容診療をしていて感じることは、「素直な人ほどキレイになるの法則」です。

「毎月必ず通って下さい」

「薬を飲んで、美白剤を塗ってください」

「化粧品を減らしてください」

「ファンデーションとクレンジングは止めましょう」

「ボトックスやった方がいいですよ」

など、素肌をきれいにするためにいろいろお伝えするのですが、これらを素直に忠実に守って下さると、治療効果が出るまでの時間が早いと感じています。肌がどんどんキレイになります。

そう、コンプライアンスの善し悪しで治療結果が異なるのは一目瞭然なのです。

医療はEBMですからね。

ということで、私自身も素直になってみようと反省し、耳鼻科の先生に出されたお薬を毎日真面目に内服・外用してみたわけです

そしたら!左耳の外耳の慢性炎症が少しずつ引いている感じがして、しつこい耳垢も減少。

2週間ぶりに再受診、耳の穴をくいっと広げて診察。

私「きちんと薬を飲み切りました。おかげ様でだいぶ良くなった感じです。」

耳鼻科医「すごく良くなっていますよ。きれいになっています。」

って褒められました

これも、耳鼻科の先生を“信頼”できたお陰でしょうか。

初診時は少し表情が固かった先生ですが、私が治療効果に喜ぶ姿に触れたせいか、笑顔がこぼれているではありませんか

信頼⇒結果⇒笑顔⇒信頼⇒結果⇒笑顔・・・・・

患者さんとラポール形成された瞬間に言い知れぬ喜びを感じているのですが、患者さんもまた然りなのでしょう。

 

素直な人ほど成長すると言いますが、身に染みてそれを感じた外耳炎治療でした。

『信頼』大切です。

 

信頼【仕事編】

あらゆるシーンで大いに役立つ『信頼関係』

目に見えるものではありませんが、お金には換算できない至宝。

全財産失っても信頼さえあればやり直せると言います。

患者さんと私たちの間で信頼関係が築かれると、治療が断然上手くいきます。

「信頼されているな」とか「まだまだ十分信頼されていない。何か不安そうだな」というのは肌感覚で分かります。

私たちは当然信頼していただけるような仕事をすることを目指しています。

例えば、以下のようなことでしょうか。

・約束(時間)を守る

・話に耳を傾ける

・質問に対して正確かつ丁寧に答える

・院内を清潔に保つ

・笑顔!

それより何より信頼されるポイントは、『満足する治療結果を出すこと』です。

そう、『結果』なのです。

ボトックスやヒアルロン酸注入は比較的治療効果が分かりやすく、早く結果を出すことができます。

しかし、レーザー等の美肌治療は、コツコツ治療を繰り返すことでゆっくり効果が出るものです。

私たちの提唱する肌ルネスキンケアは、ファンデーションに頼らない素肌づくり。

目標の肌を手に入れるには最低1年~3年かかる長い道のりです。

通って間もない頃は、「まだ疑われているな」と感じることもありますが、ある時急に“信頼の妖精”が現れる瞬間があります。

その瞬間に触れると、この上なく嬉しくて嬉しくて、この仕事を続けて良かった(ホッ!)と心から思えます。

信用貯金が増えましたって感じ。

お金も大切ですが、信頼はもっともっと人生に光を照らします。

 

仕事の成功は、信頼関係を築けるか否かにかかってきます。

いや、人生の成功と言っても過言ではありません。

最近「承認欲求」という言葉をよく耳にしますが、信頼される仕事を積み重ねることで「承認欲求」は満たされます。SNSなど虚構の世界で承認される努力を積み重ねるより、まずは目の前の人を大切にすることです。

人生有限ですので、自分のできることなど限られますが、日々コツコツと信用貯金を殖やしたいと思います。

 

 

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