院長ブログ

湯シャン 成功への道3

昨日のブログでは、

 

湯シャン=シャンプーの回数を減らすこと

 

と定義しました。

 

シャンプーを止めることが、なぜ頭髪環境に良いのかという理屈に関しては、私の元上司である宇津木龍一先生が書かれた本、『シャンプーをやめると、髪が増える』こちらをお読みください。

 

シャンプーがいかに頭皮や頭髪に対して有害であるか、については科学的な見地からも明らかです。塩で髪を洗っている知人が、塩シャン後にお湯で髪をすすぐ時に、口の中がしょっぱくなって驚いたと言っていました。知らない間に、塩水が口の中に入ってくるということです。皆さんがお使いのシャンプーも、毎日たくさん口の中に入っているということです。口だけではなく、毛穴から経皮吸収され体内に入ってきています。ドロドロしたシャンプーやコンディショナーをスプーンで食べることができますか?気持ち悪くないですか。では、そんなに有害なシャンプーなどさっさとやめて、みんな湯シャンにすればいいではないか!と思いますが、そんなに単純なことではありません。止めたら不都合なことも出てくるはずです。やはり人間には、体質という“個体差”が大きく、また生活習慣の違いもありますので、誰にでも良いヘアケアなど存在しないのです。

カラーリングやパーマで全く問題ない人もいれば、何を使っても頭皮がかぶれて困っている人もいます。

 

湯シャンを成功させるには、それなりの覚悟が必要です。今までシャンプーで簡単に皮脂や汚れを落とすことが出来たのに、湯シャンでは簡単に落とすことができません。そもそもシャンプーを使い続けていたことにより、頭皮の皮脂バランスが崩れ、皮脂分泌過剰になっています。シャンプーをやめて、皮脂分泌が落ち着くまでには半年ほどかかります。もっとかかる人もいます。それまでの間は不快感を伴いますし、においや痒みが気になる人もいます。その期間を乗り越えられる強い心はありますか。

 

私の経験上、個体差によって湯シャン成功への道しるべをいくつかに分類することができます。それに基づいて実行すれば、誰もが湯シャンを成功することが出来ると思います。

 

明日は、タイプ別湯シャン法について書こうと思います。