院長ブログ


母とピアノ

ボイストレーニングを始めて2年目に入りました。

まだまだ無意識に声を響かせられるほど上達してませんが、意識して練習していると、確実に声が変化したことを自分でも実感できるようになりました。

今のところ私の響きやすい音域は“ファ”から“ラ”までの5音だそうです。

もう少し高音まで上がるよう練習中です。声帯の動かし方や肋骨で声を響かせるコツは何となく出来るようになりました。

ピアノで音合わせをしているうちに、最近ピアノも弾き始めています。

とりあえず家にあったショパンのワルツ集から、昔(たぶん中学生の頃)弾いたことのある曲を選んで練習しています。

ピアノは3歳の頃から17歳まで習っていたせいか、弾いているうちに指が動くようになったのには驚きました。

楽譜を読むのも慣れてきました。

私のマンションは夜9時までしかピアノが弾けませんので、いつも夕飯を食べながらお酒を味わっていますと9時近くになってしまい、慌てて20分くらい練習しています。

私がまだ学生の頃、深夜母親がピアノを弾いていたことを思い出しました。

小さな防音室にグランドピアノがあり、その真上が私の部屋だったので、勉強中に(下手な!)曲が聞こえてくるのです。

またか・・・の日々でしたが、だんだんと曲らしく上手になっていたな~と思い出しています。

母は仕事で毎日夜10時に帰って、それから食事したりお風呂に入ったり、仕事の続きをしていたりしていると、ピアノを弾くのが深夜になっていたのでしょうね。

でも、母が働いてくれたおかげで、私は無事医学部を卒業できたと思うと、毎日遅くまでご苦労様でしたと有難さが身に沁みます。

ほぼ10時ぴったりに、門を開ける「カチャン」という音が響いていました。 「あ、帰って来た!」

 

私が中学生になってからおよそ20年間、母はお店を続けました。街のレコード店(のちにCD販売)を経営していました。

仕事ばかりではなくゴルフをしたり、海外旅行へ行ったり、よく遊びながらも、夜は必ずお店に出ていました。

お店を始めた時は36歳。

私がクリニックを始めたのは35歳。

だから、私も20年はクリニックを続けなければ。

 

私が3歳でピアノを始めた時、最初の1曲が「牧場の朝」という曲でした。

先生に習う前の1曲で、教えてくれたのは母でした。

普段は穏やかで優しい母なのですが、このレッスンの時だけは鬼のように怖かったことを思い出しました。

本当に怖かった・・・