SUPPIN MAGAZINE(すっぴんマガジン)素肌をすこやかに、化粧品をやめるためのWEBマガジン!

赤ちゃん用おしりふき

赤ちゃん用おしりふき

妊婦と子供のスキンケア

乳児期

赤ちゃんのおしりふきシートは、おむつ替えのたびに必要となりますが、こちら(関連記事:ベビー用商品)でもお伝えしたとおり、おしりを拭くだけであれば、お湯で湿らせた脱脂綿などで十分に代用可能です。
では、おしりふきシートとはどのようなものなのでしょうか。

おしりふきシートとは

「赤ちゃんのおしりふき」とは、厚生労働省が定めた薬事法上『衛生用品』のウエットシートとは違い、『化粧品』の分類です。
一般的に皮膚の弱い乳幼児を対象とし、基布や成分などに特に赤ちゃんの皮膚への影響を考慮したものが使用されています。
「介護用(大人用)おしりふき」は『衛生用品』と分類され、こちらは健常な皮膚の汚れの除去・ふき取りが使用用途とされます。

日本衛生材料工業連合会のホームページ一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 (jhpia.or.jp)によると、下記のように定義されています。

赤ちゃんのおしり拭きとは(定義) 化粧品基準に基づいて設計・製造された基布含浸型化粧品で、主に赤ちゃんのおむつ替え時のおしりふきを目的としたものです。おしりの他に手や身体ふきにも使えます。

レーヨンまたはレーヨンにポリエステルなどの合成繊維と混合した不織布を基布として使用されているほか、化粧品としての効能を有する成分を含み、汚れを落とすことにより皮膚を清潔にすることを目的とする製品を指します。

おしり拭きシートの成分

水を主成分に、厚生労働省が定める化粧品基準に適合した、カビや雑菌の繁殖を防ぐ防腐剤や、湿潤材・保湿剤を含んでいます。
つまり、化粧水を染み込ませたシートマスクのようなものです。

赤ちゃん用に考えられて製造されているとはいえ、“無添加”や“アルコールフリー”という言葉だけで安心せず、防腐剤や保湿剤に何が使用されているか確認しましょう。
特に、旧表示指定成分*が入っている場合も多いため、注意をすると良いでしょう。

*「旧表示指定成分」とは、消費者が医師からの情報をもとにアレルギー等の皮膚障害を起こすおそれのある製品の使用を自ら避けることを目的として1980年に厚生労働省によって指定された成分です。(化粧品成分オンライン (cosmetic-ingredients.org)より)

肌ルネ式おしり拭き

柔らかく敏感な赤ちゃんの肌に化粧品での摩擦は不要です。
人肌程度のお湯に脱脂綿を浸して使用しましょう。
水筒などにあらかじめお湯を用意しておくと便利です。