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すっぴんのファイナリスト

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診察室徒然日記

イギリスの全国的な美人コンテストであるミスイングランドコンテストが現在開催中です。そのコンテストで、94年間のコンテスト史上初めて、ノーメイクで決勝に進出した方がいらっしゃいます。

大学生で20歳のMelisa Raoufさんは先日行われたミスイングランドの準決勝に素肌で臨み、見事勝ち抜きました。

(Miss England Contest Instagramより)

英紙INDEPENDENTのインタビューで彼女は次のように語っています。

女の子の多くがあらゆる年代でメーキャップをするのは、そうしなくてはならないという圧力を感じてのことだと思う。自分が美しさの基準を満たしているとは全く思わなかったが、最近になって自分の肌なら美しいと納得ができた。それなら、メイクで顔を隠してしまう必要はない。足りない部分があっての自分だし、それでこそ誰もが唯一無二の存在になれる。

Miss England finalist makes history as pageant’s first makeup free contestant | The Independent

以前もご紹介しましたが、日々診察をしていると社会的にどうしてもメイクをしなくてはいけないと思っている方がたくさんいらっしゃることに気が付きます。

わたしもそんなふうに思っていたひとりでした。
当然のように朝起きたら化粧をし、お化粧をしていないで外出をすることが恥ずかしく思っていたこともあります。

なぜわたしたちはノーメイクでいることに背徳感を感じてしまうのでしょうか。

「色々な美があっていい」と宇津木先生もおっしゃっていましたが 【肌断食対談】~若さではない”美”を求めて~ クリニック宇津木流 宇津木龍一先生× 白金ビューティフルエイジングクリニック 山口麻子 – YouTube、他のファイナリストのように、メイクした綺麗さももちろん素敵ですし、ラウフさんのようなナチュラルな美しさもあっていいと思います。

昨今賛否が分かれるミスコンですが、ラウフさんの美しい姿をみていると、世界中にこのようなメッセージを送ることができるのはとても意味がある素敵なことなのではないかと思いました。

大学では政治学を学んでいるというラウフさんの今後の活躍とともに、10月に開かれるファイナルラウンドの結果が楽しみです。

肌ルネ管理人