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貴方はカサざら?ベタざら?

貴方はカサざら?ベタざら?

肌と化粧品

肌とタイプ別スキンケア方法

皆さまは肌ルネ式肌診断をしていただきましたでしょうか。
主にカサ肌とベタ肌と診断された方はざらざらとした肌触りのお悩みはありませんか。
ざらざらの肌には2種類のタイプがあります。

  1. カサざらタイプ
  2. ベタざらタイプ

いずれも“ざらざら”や“ごわごわ”と表現されますが、ケア方法が真逆ですので注意が必要です。

それぞれの画像で見比べてみましょう。

1 カサざらタイプ
2 ベタざらタイプ

カサざらタイプは全体的にターンオーバー亢進状態で皮膚が薄く肌理が消失しています。
このタイプのお肌は、洗顔後30分経っても皮脂があまり出てきません。セラミドなどの保湿因子も失われているので、保湿能力が低下しています。
皮膚が薄くなり、表面がかさつくため、皮脂を出そうとしますが、ターンオーバーが乱れているため毛穴が詰まってうまく剥がれることができません。またところどころ角質がめくれて毛羽立つ箇所もあります。
毛穴や毛羽立った角質と、他の薄い皮膚の部分とで凹凸ができるため、肌触りがざらざらとします。

ベタざらタイプは全体的に剥がれるべき角質がたまり、皮膚が肥厚している状態です。
このタイプのお肌はもともと皮脂が多めでニキビができやすいです。自身の汗や皮脂がたまり、ニキビなどの炎症を引き起こしてしまいます。角質がたまり固くなった皮膚と毛穴詰まりやコメドの凹凸によるざらざらが発生します。

カサざらタイプの場合、石けんなどの洗浄剤による刺激をなるべく控え、何か保湿剤1種でバリア機能を補いたい肌です。
基本はワセリンのみでよいですが、ワセリンは角質水分の蒸散を防ぐ「エモリエント効果」しかないので、皮膚の水分保持機能である「モイスチャー機能」の回復を待つことになります。
しかし、バリア機能が壊れているので、角質の水分を保つことが出来ず、なかなかカサざらが治らない時は「モイスチャー効果」のある化粧品が必要な場合もあります。肌の状態が安定するまでは刺激のないクリームを使用するなどの工夫が必要かもしれません。

ベタざらタイプの場合は、まず肌をしっかり触り洗顔をします。朝晩のほかに、日中の水洗顔も効果的です。
また、ワセリンやグリセリンが配合されているような保湿剤やUVクリームなどの使用をやめます。ニキビが酷く出ている場合は、外用薬を使用しながら様子を見ていくことも必要です。

当然、いずれの場合も刺激に弱い肌状態ですので、毛穴に入り込むようなリキッドファンデーションや色付きの下地、UVクリームなどを使用すると悪化しますので使用は控えます。

このようにざらざらのタイプは2種類ありますので、ご自身がどのざらざらタイプが見極め、洗顔方法や保湿剤、UVなどをお選びになると良いと思います。