医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2013.06.29

機能性医学

抗加齢医学会に出席しました。

私は美容皮膚科を専門にしているので、シミやシワを皮膚表面から治療をしています。

レーザーや注射である程度きれいにすることができますが、いつも考えているのが、やはりカラダの中から整えたいということ。

美容皮膚科治療は『対症療法』です。

きれいな皮膚にするためには、やはり生活習慣を見直したいところです。

加工食品を摂取し、睡眠不足でお酒にタバコ・・・では、『美』は逃げてしまいます。

そんなことを考えていたところ、『機能性医学(Functional Medicine)』という概念に出会いました。

2年前からスポーツトレーナーに教わっているのが、“Functional Training”

同じ“Functional”という言葉がすっと腑に落ちました。

簡単に説明すると、個人の体質や生活習慣こそがカラダの根っこの部分で、病気は枝葉の部分であるという捉え方。

病気を治すには枝葉の部分へ対症療法するのではなく、根っこの部分を改善していきましょうということ。

当然と言えば当然のことです。

感染症はさておき、高血圧・糖尿病、腰痛・肩こりなどの慢性疾患は、その原因を突き止めそこから改善するよう指導することが次世代の医療で主流になるのでは?(理想)

今の資本主義では、健康にとってとんでもない食品はたくさん売られていますし、

アレルギーになる化粧品など化学物質は氾濫しているし、

病気の原因になるものも人間が作り出しているのは事実。

世の中複雑・・・

少なくとも私のクリニックに来る人たちには、シンプルスキンケアを唱え続け、適度に運動して食事に気を付け、甘いものを控え適正体重としなやかなカラダを維持していただけるよう、生活習慣における健康の大切さを訴えたいと思いました。

 

 

2013.06.22

海外へ

今月の日経新聞『私の履歴書』は、テンプスタッフの篠原欣子さんです。

毎朝楽しみにしており、篠原さんの仕事ぶりにやる気が湧いてきます。happy02

篠原さんは1970年ころ英国とオーストラリアへ留学していますが、まだ海外が身近ではなかった時代に飛び出していった人たちはすごい根性だと思います。

小澤征爾さんや安藤忠雄さん。もっと昔は白洲次郎さん?

いいなぁ、私も今からでも遅くない、しばらく外国へ行きたい・・・といつも考えるのですが、クリニックはどうするか? まだ小学生の子供はどうするか? など現実を考えると、それを理由に一歩踏み出せない自分自身が情けなくなります。

もっと頑張ろう。

 

勤務記念日

6月1日は、スタッフの勤務記念日です。

渡邉は4周年、白石は3周年。

20?30代の若い元気なパワーを、当院でのお仕事に注いでもらえることに感謝しています。

長く勤務してもらえると、患者さまにも安心していただけるようです。

人を雇用することは、私の仕事人生で大きな意味のあることです。

開業以来、ずっと学び続けています。

彼女らが、幸せに働けるよう考えるのはもちろんですが、人として成長し、それが喜びに感じてもらえるようにすることが私の喜びでもあるのです。

仕事を通じて美しい大人の女性になってほしいと思います。

2013.05.30

ボトックス学術講演会 in 札幌

5月もあっという間に終わりそうです。

5月26日(日)、札幌で『ボトックス学術講演会』が開かれ、北海道のお医者さんの前で1時間ほど講演をしました。

今回の講演はしっかりやりたく、それなりに準備に時間がかかり、5月はあっという間に終わってしまいました。

慣れないことをするとストレスを感じますが、今回は終了後の達成感が爽快で、とても良いストレスだったと思います。

私にとって一番大切な仕事は、やはり目の前の患者さんに全力で向き合うことなので、

診療以外のお仕事でストレスがかかり過ぎると集中できなくなります。

そのあたりは適当に調整しています。note

さて。先日、患者さまとのお話で感激したこと。

30年以上のお付き合いのあるエステティシャンに、今でもフェイシャルマッサージを受けていらっしゃるとのこと。

そのエステティシャンは現在70代だそうです!

本当に『ゴッドハンド』なのだと思います。それと人格者なのでしょう。

私は美容医療の道13年、10年以上同じことをやっていると学んだこともたくさんありますが、まだまだ青二才でした。wobbly

30年間の信頼関係には程遠い。

同じ仕事をひたすら続ける職人って素敵で憧れます。

私もまだまだあと20年は頑張りたいと意欲がわきました。fuji

ボトックスの講演会でもお話しましたが、人と人とのつながりや信頼関係という無形の価値こそ、幸せに心穏やかに生きるために必要なことだと感じる今日この頃です。

 

 

2013.04.12

健康問題

北里研究所病院で一緒に勤務していた先生方と食事会をしました。

美容医療の師であり人生の師である宇津木先生と、女医の先輩2名。

健康と美容医療とスキンケアの話で大いに盛り上がりました。

コスメ、シャンプー、洗剤、芳香剤など身の回りの化学物質による人体への影響、そして添加剤まみれの加工食品の害、環境汚染など

次世代の子供や孫のためにも、やはり危険なものは極力控えるべきだと思います。

それを医師の立場から啓蒙していかなければならないのかと。

この手の健康話は得意なのですが、話す相手を選びます。

意識のない人には話していませんでした。

しかし、もっともっと国民全体の意識を上げていかないと、健康被害は大変なことになるのかもしれません。

それで莫大な医療費。ああ。

花粉症などのアレルギー疾患、婦人科系の病気、不妊症が増えています。

病院へ行く前に、まず生活習慣の改善から。

 

 

 

2013.04.06

春休み

忙しい春休みがやっと終わり、今日から診療再開です!

この春は、大いに収穫がありました。

まず、ヒアルロン酸・ボトックスの勉強会でフィリピン・マニラへ。

西洋の立体的な美を求めて、鼻の形を整えたり、彫を深くしてみたり、顎を出してみたり・・・

完全に美容整形のヒアルロン酸注入が話題のメインでした。

顔の造作を安易に変更することにはどうも抵抗がありまして、私自身が受けてみたいと思えず。

よって、当院では造作を変える治療をする予定はありません。

しかし、マニラでは世界のドクターのパワーを感じることができ、また、日本人のドクターとも交流を深めることができ、思いっきり楽しい時間を過ごすことができました。

たまには家族から離れて過ごす時間も大切です。リフレッシュです。

そしてパリ旅行。catface

小さな教会でピアノのコンサートと、マドレーヌ寺院で弦楽コンサートに感激。

パリの教会ではたくさんクラッシックコンサートをやっています。

それも25ユーロくらいで。気軽に楽しめます。

ルーブルやオルセーなどもいくつかの美術館もさらりと巡り、

パリ郊外にあるコルビジェの建築“サヴォア邸”のシンプルな美しさにしっとりしながらも、

ヨーロッパの階級社会をずしりと感じて、ブルボン朝の富と権力にため息が。

電車なんか本当に汚くて薄暗くて、パリの街中にはホームレスもたくさんいて、光と影の共存をしみじみ感じてきたところです。

そして海外へ出ると当たり前なことでも『日本は素晴らしい!』と思えること。

人々は礼儀正しく、細やかで、時間に正確で、街は清潔で、食事は美味しくて、、、いいところたくさんです!

海外は1年ぶりでしたが、やはり定期的に外の空気に触れることで何かしらinspireされます。

これからも時間を作ってどんどん出かけたいものです。

 

赤ちゃん

出産のため退職したスタッフに、無事赤ちゃんが産まれました。happy01

小さい赤ちゃんに一目会いたく、産院へお見舞いに行きました。

ちょうど授乳中で、顔を真っ赤にして一生懸命吸い付いている姿が何とも可愛らしく。

感動して目頭が熱くなりました。

偶然なのですが、私が産まれた産院なのです。もちろん覚えていませんが・・・運命を感じました。

お幸せに。

2013.02.21

きれいなママ

最近の晩婚と高齢出産傾向のせいか、「きれいなママでいたい!」というニーズが増えているように感じます。

どうやら、お子さんに顔の老化現象を指摘されてショックを受けるようです。

子供は正直というか残酷ですからね。私もよく、「毛穴!」「シワ!」「ハリがない!痩せすぎ!」とビシバシ言われますが、

まあ、子供の言うことを真に受けていては強く生きられませんから、「あら、そう?」などと適当に対応。

また、子供は自分の親には厳しいのではないでしょうか。絶対、客観的に見られないと思います。

ところで、子供の言う「きれいなママ」を考えてみたのですが、やはり20代くらいの若いハリのある色白なお顔で、現代風にお洒落で、もかわいらしくメークしていることなのかな? と思いました。

しかし実際40代のママが無理にそれを目指すとおかしなことになってしまいますので要注意です。

40代で必要なことは、きちんと大人に成長したことを醸し出す『品性』ではないでしょうか。

そしてくすみのない透明感のある元気な肌と、きちんとお手入れされた髪の毛、そして素材と仕立ての良い衣服。

最近の何でもかんでもアンチエイジングブームには、ちょっと・・・

これからは40代の「きれいなママ」を応援できるよう、お肌のお手入れを提案できますよう考えていこうと思います。

 

 

 

2013.02.20

スキンケアは科学

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」を掲げて開院し、早7年。美容医療業界に入ってから13年。

治療の前に、スキンケアを徹底的に見直し、不必要な化粧品を止めていただくことがファーストステップです。

スキンケアは個人差が大きく、10種類以上の化粧品を使っている人もいるので驚きます。

勧められるがままにラインを揃えると、一度の購入で10‐20万円くらいになるそうです。coldsweats02

それで満足なら良いのですが、満足できなくなると美容クリニックを受診するのでしょう。

「今使っているお化粧品をすべて止めてみてください。」とお伝えすると、最初は勇気が要りいますが、意外とスパッと離脱できます。

というより、そもそもスキンケアを楽にしたい人が当院にいらっしゃるので、信じていただけるのでしょう。

お化粧を止めると、肌のコンディションが良くなるので、

「今までお化粧品に費やしていた何十万は何だったのでしょう・・・。」ということになります。

もっと嬉しいのは、「朝のお化粧の時間が短くなったので、時間に余裕が出来ました!」ということ。

念入りにお化粧するより、睡眠時間を確保しましょう。

スキンケアは科学です。皮膚の構造と働きを理解し、化粧品成分の特徴を理解すれば、おのずと何が必要で何が不要か理解できます。

残念ながら、そこに興味があり追及する人はあまりいないようです。女性は感覚を大切にしますね。

シンプルスキンケアが一番。

シンプルを極めて美しさを引き出すということ。

 

職人

「二郎は鮨の夢を見る」という、小野二郎さんという寿司職人のドキュメンタリー映画を見ました。

本物の職人とは、、、という人のお話です。

とにかくお鮨に対する情熱がすごい。

毎日毎日、もっともっと美味しいお鮨を追及しています。

現在87歳で、最高齢の三ツ星シェフ、5年連続だそうです。

三ツ星とか評論家のうんちくはどうでもいいのですが、日々もっともっといい仕事をしようとする真摯な姿勢が感動的でした。

卵焼きを焼かせtもらうまでに10年間修業するそうです!

医者の下積み時代も長いですが(学生6年間+研修医2年間+自信がつくまで数年間!)、料理の世界も厳しいですね。

いや、仕事は楽ではありません。

私のクリニックも、どうしたらもっともっとお客様に感動と喜びを味わっていただけるだろうか? を日々スタッフと一緒に考え前進しているつもりですが、毎日診療に追われ、あっという間に一日が終わり、お鮨でいうところの『仕込み』が不十分かしらと不安になったりもします。

それでも、旅をしたり、音楽を聴いたり、本を読んだりする経験の中で味わう感動は、絶対に自分の仕事に生かしたいと貪欲に日々勉強しているつもりですが。

それにしても時間が足りません。

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