医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2021.08.17

幸せホルモン

皆さん、幸せホルモン出していますか?

 

クリニックあるある!を一つご紹介しましょう。

~診察室での会話~

院長:「A子さん、今日は顔色が良いですね。元気に見えますよ。」

A子さん:「昨日まで肌荒れしていて、頬が赤かったんですよ。すごく落ち込んでいたのに、今日は治ってしまいました

院長:「キメも整っているし、問題ありませんね。」

A子さん:「ここ(クリニック)に来ると、なぜだかキレイになってしまうんです。ひどい状態を先生に診てもらいたかったのに・・・」

 

クリニックに通ってくるだけで、なぜか肌がキレイになってしまう。

これ、本当によくある話です。

そのように感じている方は、どんなことを感じていらっしゃるのかしら?と想像してみました

➀白金のクリニックに足を運ぶことをこの上なく楽しみにしている(ワクワク)※前夜、興奮して寝付けなかったという人もいらっしゃいます。

②あそこ(白金)に行けば、キレイにしてくれそうだ。

③レーザーや針刺激は痛いけれど、顔が整う感じがする。

④ビタミンCイオン導入とマッサージが気持ちいい。

⑤スタッフさんが優しく接してくれる

⑥こんな時代だからこそ、安心して気兼ねなくおしゃべりしてリラックスできる場所は貴重だ

 

美容皮膚科では、患者様の悩みやご希望に耳を傾け、共感することが最初の一歩です。

最適なコミュニケーションで相手を知るよう心がけます。

そして直接肌に触れ、治療(施術)をします。

これらを繰り返すうちに、信頼や愛情が育まれ、脳の視床下部から「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されるのではないかしら?と考えます。

「オキシトシンは、赤ちゃんに授乳すると母親の脳から分泌されるホルモンで、子宮収縮作用がある」と学生時代に教わりましたが、

心が癒されストレスが和らいだり、自律神経が安定したり、幸せな気分になったりする作用もあるようです。

 

私も診療中は患者さんとの時間がとても楽しいですし、自分の知らない世間話が聴けることが何より有難いことです。

読書と一緒で、世界観が広がりますから。

コロナ禍にも関わらず、通って下さる患者様がいてこそ、私たちの仕事の価値を再確認することができます。

患者様も当院に来ることで、オキシトシンがバンバン放出されているのだと思います

レーザーや注入治療の『結果』だけではなく、『通う』行為自体がお肌に与える影響ってかなりありそうです

幸福感に包まれ、美意識がアップ お肌もキレイに

 

オキシトシンを高めるには、愛する人とのスキンシップが効果的とのこと。

私の場合は、愛犬ムニエルとくっついていることですね

毛並みがさ・い・こ・う

柔らかいものに触れると幸せを感じるようです。

子供の頃、気に入ったタオルケットを指の間に挟んでスリスリするのが快感だったのはオキシトシンが出ていたのですね!

家族や友人らと集まり、ワイワイ楽しく話したり食事したり楽しむこともオキシトシンを高めますが、今のコロナ禍では、やりにくくなってしまいました

人を褒めたり、親切にすることでも幸せになるようです。

身近な人との関係性を豊かにすることを心掛け、愛のある生活をお過ごしください!!

 

 

 

 

 

2021.08.07

精神のアヘン

オンラインゲームは「精神のアヘン」「電子薬物」である、と中国国営メディアが批判したとのこと。

現代は赤ちゃんの時からスマホやタブレットに触れる時代。

子供がゲーム中毒になることは十分に考えられます。

12歳未満の課金使用全面使用禁止や時間制限など設ける方向で動いているようです。

おお、中国よ、よくぞやってくれました

民主主義国家では、このような規制はできないでしょう。

私は昔からゲーム反対派で、我が子にもゲーム機を買い与えませんでした。

子供にはいつも「買って」とブーイングの嵐を受けましたが、それでも負けません

ゲームを買い与えて良い事は何もないと考えていたからです。

ゲームは情報が入ってくる一方通行で、思考力が身に付きません。

子供には他者との関わりや体験を通して、人が生きていく上で大切なことを身につけさせようと考えて子育てをしました。

 

現在高校生の息子は、小学生の頃、お年玉などでこっそりソフトを買っていたり、友達のゲームを借りていました。

時々ゲームセンターにも行っていたようです。

中学生2~3年の頃、友達とオンラインゲームをやりたいというので、とうとう根負けして大きなPCとモニターを買い与えてしまったところ、1~2年間は狂ったように自室でゲームに没頭。「しまった・・・」と後悔するとともに、夜11時くらいになるとゲームを止めさせるために日々大ゲンカを繰り広げ、いわゆる「反抗期」絶好調の中学時代。母親としての責任を感じ、精神的に苦しい時期を過ごしました。「このままで大丈夫だろうか?」と。「PCを買い与えた私が悪かったのではないか?」と揺らぎました。

ところが高校生になると、ある時期から試験の前には自発的にPCとモニターをクローゼットに片付けるようになりました。

試験が終わるとまだ出してきて、オンライン絶叫

そんなことを繰り返しているうちに、高校2年生くらいからでしょうか、一切ゲームを止めてしまいました。

運動が好きな子なので、友達と外でバスケをやってストレス発散していたようです。

とりあえずゲーム中毒にならずに良かったと胸を撫で下ろします。

去年ベストセラーになった『スマホ脳』をそっと部屋に置きましたが、スマホの有害性も分かっているようで、受験勉強を始めたらスマホすら閉まっています。

子供は親が心配するよりも、ずっとしっかりしています。

今となっては、ゲーム中毒になりかけたあの1~2年間も悪くなかったと思えます。

ある時期、完全燃焼するまで好きなことに熱狂することも大切なのではなかろうか?とも思うのです。

親がうるさくアレコレ規制して不完全燃焼の青春時代を過ごすと、大人になってからその反動で欲求不満を爆発させることもあるんじゃないかしらと。

そう考えると、国が一斉にゲーム規制に乗り出すことによる弊害も何かしら考えられます。

 

話を戻しますが、大人が儲けるために子供にゲームを売ってはいけません。

先日テレビで、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルが「ethical capitalism」の話をしていましたが、経済活動を行う上で我々は倫理的に正しいことを追求していかないと、人間力が低下し、国力が低下し、世界全体が貧しい方向へ向かってしまうことは火を見るよりも明らかでしょう。

小学生くらいの子供が集まって皆でゲームをする姿に違和感を感じませんか?

未就学児がスマホやタブレットをいじっているのも変じゃないですか?

子供と散歩しながらスマホに夢中になっている親御さん、しっかり子供と向き合ってください!

中国のように大胆な規制をしなくても、民間レベルで社会に良いインパクトを与える企業や人が増えることを切に願います。

 

 

楽しんでいますか?

オリンピック 男子サッカー準決勝

スペインに負けてしまいました

しかも延長の最後の最後で。

悔しいですよね、全く

 

さて、最近時々オンライン学会を視聴するのですが、集中力の無さに愕然としています。

ついつい他のことをやりながら視聴すると、マルチタスクは全く効率が悪いですね

いや、話自体が面白くない、話し方が下手!と演者に責任をなすりつけたくなるくらい頭に入りません。

自分の脳力が下降曲線に突入したのでしょう。

 

そんな中でも、キラリと頭に入ってくる発表がありました。

「ニキビ治療をいかに継続してもらうか」という内容の発表です。

ニキビ治療は慢性炎症性疾患ですから、年単位の時間がかかるものです。

だから治療を続けてもらわなければ、結果を出すことができません。

通院してもらうことが何よりも大切なのです。

治療を中断してしまう理由No1は、

ナント 「医師の態度(の悪さ)」だということです

 

高圧的で偉そうなお医者さん・・・

しかめっ面で怒っているお医者さん・・・

忙しそうで話しかけずらいお医者さん・・・

無表情で淡々と説明するお医者さん・・・

嫌ですよね。

 

発表した先生は、講演中に、

「この会場で楽しく生きている先生は手を挙げてください」

と問いかけると、数人しか手が挙がらないと言っていました。

医療従事者が楽しく生き生きと診療していると、患者さんは安心して通院してくれるのではないでしょうか。

特に笑顔が大切です

しかし、マスクが日常化してしまった今、本気で笑わないと他人に笑顔が見えずらくなってしまったようです。

 

私は診療中、様々な表情を写真撮影して記録に残しますが、

日本人は笑顔が苦手だなぁ、とよく感じています。

心から楽しんでいる時でないと、自然な笑顔が出てきません。

目が笑っていないと、不自然なつくり笑顔になってしまいます。

感情を表に出すことを善しとしない文化がある日本だから、仕方がないのかもしれませんが、いつも笑顔でご機嫌な人の周りには人が集まるし、不機嫌そうな人には近寄りたくないのが人情ってもの。

 

私は若いころから、仕事も遊びも同じくらい大切にしていたので、遊ぶときも真剣に取り組みます。

不思議と遊びに集中している時のほうが、仕事が上手くいくと感じています。

いや、仕事すら遊びの一環と感じているのかもしれません。

イベントを企画する時なんて、本当にワクワクしちゃいますから。

楽しい!と心の底から感じることで、たくさんのエネルギーが生まれるのだと思っています。

 

仕事は辛く嫌なものではなく、楽しく大好きなものでありたいですね。

自分が幸せでいることが、周囲に影響を及ぼすということを、医療従事者として深く納得させられる素晴らしい講演でした。

2021.07.27

弱者に接する態度

オリンピックが開幕されました。

開会式をご覧になりましたか?

聖火台に火がともるまで見届けようと、テレビをつけていたらシンデレラの魔法が溶ける時間になってしまいました

いろいろな“いわくつきオリンピック開会式”でしたが、皆さんどのような感想を持たれましたか。

「地味だった」との報道がありましたが、私には「派手だった」と映りました。

ネオン輝く大都会東京の夜空に、花火がクルクル上がったり、色鮮やかなプロジェクションマッピング。

こういう演出は、もう心に響かなくなりました。

もっとも国際イベントなので、世界の隅々までこの映像が届いていると考えれば、ネオンとは無関係な地域に暮らす人々に対して科学技術を発信するまたとない機会だったのでしょう。

夜空に浮かぶ地球儀は、米半導体大手インテルが手掛けたドローンショー。

聖火台は、環境負荷が小さい水素で灯したとか。

地球環境への配慮や再生可能エネルギーということを盾にして、結局新しいテクノロジーへ投資して、様々な“モノ”を作り続けています。

消費を煽っているように思えてなりません。

 

コロナ禍で、我々の生活は一変しました。

制限のある生活に辟易して、「元の暮らしに戻りたい」という意見を耳にしますが、私は元の暮らしに戻ってはダメだと思っています。

元の暮らしに戻り、再び欲望の資本主義に飲み込まれたら、地球は破壊の一途を辿ることは目に見えています。

国連によると、2020年は7億2千万~8億1100万人が飢餓に苦しみ、前年比で約1億6000万人増えたそうです。

日本は捨てるほど食料ロスが問題となっているのに、その裏で沢山の人の健康が犠牲になっていることを忘れてはなりません。

 

武漢在住の作家、方方(ファンファン)さんが、

封鎖された2か月間、毎日日記を書いてインターネットで公開して話題になっていたそうです。

その中で、私の心に突き刺さる言葉がありました。

『文明国家の基準は弱者に接する態度である』

昨年、ちょっとしんどい出来事があった時、周囲の人々の思いがけない励ましや言葉に救われたことを思い出しました。

名誉、地位、お金、モノ・・・

そんなものとは比べ物にならないくらい、感謝と救われた気持ちになりました。

人の優しさがこんなに心を打つもので、尊いものであるということが身に沁みました。

元気な時は強気ですから、つい忘れがちになってしまう弱者への優しさ。

物質的に満たされた我々が、次に目指すべき真の豊かさとは、他者への思いやりという心の豊かさを当たり前のように持てる社会だと思います。

私自身、まだまだ優しさが足りません・・・

頑張ります・・・

老い

今月の100分de名著は、フランスの哲学者ボーヴォワールの『老い』を、社会学者の上野千鶴子さんが解説していました。

アンチエイジング美容医療をやっている私にとって、『老い』というものはいつも身近にあり、深く考えさせられるテーマです。

20年以上美容医療をやっていますと、当然ですが患者さんも私も年をとります。

40代だった人は60代になり、50代だった人は70代になり、一人ひとりの患者さんの人生と老いに寄り添いながら、確実に『老い』を意識させられました。

3年前に母が病気になってから、より一層『老い』について考えるようになりました。

 

ボーヴォワールの主張は、「老いは個人の問題ではなく社会の問題である」ということです。

老いとは個人が努力で克服するものではなく、社会の問題であり、文明の問題であると言っています。

変化の早い消費社会において老人は「廃品」として扱われていると述べています。

アメリカの人類学者、ドナルド・カウギルは、変化が速い社会ほど老人の地位が低いと言います。

「若々しいですね」という誉め言葉は、若さに価値があるということ。古さの価値が否定される、変化の早い現代ならではの誉め言葉ということになります。

私は若々しさを求め、そのお手伝いをする仕事をしていますが、若いという意味には、「生き生きとしている」「前向き」「元気」「魅力的」といった意味での称賛があるのだと思います。相対的に若々しいということ。古さを否定しているとは考えていません。

 

さて今日は、年に2回の母の病院受診に付き添いました。

1人で受診できるカラダではありません。

受付をして、検査・診察を終え、お会計が済むまでに5時間弱かかりました。

私の自宅から母の家まで車で1時間ほどかかります。

行きと帰りの往復に車を運転すること4時間。

1日がかりです。

ペチャクチャおしゃべりするだけでも刺激になるだろうし、ちょっとは親孝行になればいいかなと自分に言い聞かせながらも、どこか責任感のようなものに突き動かされて行動している自分に、真の親孝行にはなっていないと、嫌な部分を感じてしまいます。

お許しください、仏様

 

夜8時過ぎに帰宅。

愛犬の熱烈なお出迎え。彼女は嬉しすぎて興奮のあまりおしっこをチビリます

しかも、今夜は私のベッド上に・・・

仕事が増えるじゃろうが

粗相を片付け、餌をやり、ホッと一息。

テレビをつけると、アマゾン創業者が人類初“民間宇宙旅行成功”のニュースが

ちょっとだけ「え!凄くない?」と感じたのは事実。

『老い』と終日向き合った私にとっては、絵空事のように思えました。

ていうか、ロケット飛ばすのにどんだけエネルギー消費して、CO2出しまくるの

エコとかエシカルとかSDGSとか言っちゃって、宇宙旅行??

地球を大切に守らなきゃならないのに、地球を見捨てて人類は宇宙ステーションに移住するのでしょうか。

かつてヨーロッパの人たちがアメリカ大陸を目指したように。

そして宇宙に住めるようなカラダを作るために、我々ホモサピエンスは遺伝子組み換えが行われ、もはや人間でなく違う生命体に進化(?)するのでしょうか。

 

高齢社会となり、ケアの必要な高齢者が沢山いる一方、科学の進歩により宇宙旅行まで可能になった現代社会。

私たちはどこを目指しているのでしょうか。

 

 

 

2021.07.13

古の都

コロナ、オリンピック、環境破壊、異常気象、温暖化など世の中がますますおかしな方向に向かっています。

世界の安寧を祈り、日本の原点を感じるために、古の都・奈良を訪れました。

のどかな景色が広がる飛鳥地方。

万葉集に出てくる「天の香久山」とか「三笠山」が、間近で見られることに感激

あっちを見てもこっちを見ても古墳だらけ!

歴史の教科書で誰もが目にしたことのある高松塚古墳、キトラ古墳、卑弥呼の墓と考えられている箸墓古墳など古墳巡りも。

新しい建築物のために土を掘ると、古墳や遺跡が出てきてしまい、発掘調査のために工事が中断されてしまうので、この地方は開発が進みにくいようです。建物の屋根は瓦を使用しなければならないとか、高さ制限とか、建築の規制が結構厳しいとのこと。

だからこそ、1300年前と同じ景色が残されているのですね。

このまま開発が進まない方が、結果的に価値が出ると思いますので、切に願います。日本の原風景をお守り下さい

 

聖徳太子と蘇我氏vs物部氏による仏教伝来、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足の蘇我入鹿暗殺、壬申の乱、天智天皇と天武天皇と額田王の三角関係・・・歴史を振り、ドロドロの権力争いを想像しながら、ダイナミックに動いた時代の変化に興奮してしまいます

 

奈良時代と言えば、日本書紀と古事記。

日本神話も欠かせません。

初代天皇である神武天皇が九州高千穂から東に向かい、熊野で迷い八咫烏に導かれ到着した畝傍山の麓。

ここに橿原宮を造ったとされていますが、今の建物が実際に建てられたのは明治に入ってからのこと。

明治時代に天皇中心の新しい近代国家を作るための意気込みだったのでしょう。

 

この他にも神社やお寺などた~くさんお参りしました。

世界平和をお祈りしながら

奈良時代は飢饉や干ばつ、地震、凶作、天然痘の流行など、まさに災難続きの苦しい世の中でした。

科学で解明されていないことばかりだった時代ですから、最終的には神様、仏様にお祈りするしかなかったのでしょう。大陸から入ってきた仏教が政治利用されたのも必然だったのかもしれません。

 

人間が己の力を過信して、科学至上主義になっている現代社会に違和感を感じています。

奈良の飛鳥地方は最高の癒し環境でした

 

 

 

 

 

2021.07.06

夏のスキンケア

蒸し蒸し、ジメジメの季節。

マスクの中は熱帯雨林気候です。

皮脂でベタベタ

マスクで皮脂が増えているような気がします。

私のような女性ホルモンが底をつきかけている中高年のお肌でも、この熱帯雨林では乾燥とは無縁です。

何も塗らないでこれだけベタつくのに、美容液とかクリームを塗るなんて・・・ 在り得ませーん

肌ルネを推奨している当院に通う人たちには、60代でも70代でも保湿クリームも日焼け止めも不要なご婦人がいらっしゃいます。本当ですよ。自己保湿能力が保たれているから、つやつやです。もちろん美肌レーザーによるスキンケアをしています。

美肌レーザーは皮膚の新陳代謝を正常化させる働きがあるので、月1回ペースで照射を繰り返すと、どんどん健康肌に生まれ変わります。シミは薄くなり、コラーゲンが増えるので肌のハリも出てきます。

「年だから塗らなくっちゃ、干からびちゃう」なんて商売文句に騙されませんように。

自己保湿能力の限界で自力で潤えなければ、保湿剤を1つだけ使えば良いのです。

乾燥肌に適量の保湿剤を塗ることはOKですが、あれもこれもと欲張って塗り過ぎると逆効果でお肌はどんどん砂漠化します。過ぎたるは猶及ばざるが如し。

汗だく皮脂だくな時は何も塗らない。水で流しておしまい。

自分の肌を正しくお手入れしていれば、化粧品はほとんど不要になりますからね

化粧品を塗らずして潤う肌は、化粧品で潤った(つもりになっているフェイクな)肌とは別格です。

貴女は一生フェイク肌を続けたいですか?

本物の潤い肌を手に入れたい方は、私たちが20年間で培ったノウハウをお伝えするとともに、肌ルネスタッフが親身に対応しますので、まずは肌ルネサイトをご覧ください。

 

梅雨が明け、これからもっともっと暑くなると思うと、少しだけ気が滅入ります。

クリニックでは夏の風物詩「カルピス」を用意していますので、ご希望の方はお声がけ下さいね。

シミ取りレーザー新調しました

6月は納税月間です。

住民税、国民健康保険、固定資産税複数に加え、

従業員の源泉所得税や住民税も納めてスッキリ。

まとまったお金が出ていくとしょんぼりするものですが、クリニックの運営で欠かせないのが『設備投資』です。

清潔できれいな院内を維持するには、室内メンテナンスは欠かせません。

パソコンも古くなると性能が落ちるので、5年毎に買い替えています。

そして、最も大きな出費は『レーザー』

1台が高級車レベルですからね

当院は堅実経営(のつもり)ですので、新しい機器をどんどん導入しているわけではありませんが、精密機器のレーザーは故障しますし、寿命があります。

15年前の開院当初に揃えた3台のレーザー機器、炭酸ガスレーザーとQスイッチYAGレーザーは数年前に動かなくなり、新しいレーザーに買い替えました。

そして最後まで生き残ってくれたシミ取りのルビーレーザー君。

まだまだ元気だったのですが、メーカーがメンテナンスを終了してしまい、継続して使用することが難しくなりました。

レーザーは急に故障しますから、突然使えなくなっても患者様にご迷惑をお掛けしてしまいます。

特にルビーレーザーは秋から春までシミ取りシーズンには大活躍します。

15歳になったルビーレーザー君に別れを告げ、若いレーザー君に交換致しました。

この写真が新旧交代儀式の記念写真です。

どちらが新しいか分かりますか?丁寧に使用していたので、どちらも若々しく見えませんか?

実はモノに対しての愛着は人一倍ある方でして、15歳ルビー君が車に乗って回収されるところまで見送りました。

ドナドナ・ド~ナ~・ド~ナ ルビーをの~せ~て~

涙を堪えて送り出しました。

15年間、たくさんのシミを取って、お客様を喜ばせてくれて、本当にありがとう

 

美容医療で使用するレーザー機器は、ほとんど外国製(米国、イスラエル、韓国など)ですが、このルビーレーザーは貴重な日本国産品です。

ほとんど故障もなく15年間も使えたということがその証でしょう。

今年の秋から、ハイスペックになった国産パワフルシミ取りにご期待下さい。

 

2021.06.22

食事と体調

普段からスイーツにはあまり食指が動かないため、食べたい時には食べるように、食事制限をすることはありませんでした。

もちろん、ショートニング等トランス脂肪酸は避け、成分表示を確認して添加物の多いものは控えるようにしていましたけれど。

ところが偶然にも、1週間のうちにケーキを3回、他にもソフトクリームや菓子パンなどお菓子を食べることが重なりました。しかもお酒のお供に そしてピザまで

さすがに暴食し過ぎましたワッ

お腹もポッコリ

これはまずいぞ・・・

ということで、お菓子とパンを一切口にせず1週間過ごしたところ・・・

体調がすこぶる良くなったではありませんか

具体的に申し上げますと、以下のような変化です。

1.朝の寝起きがすっきり。

2.体から浮腫みが引き、カラダもすっきり。

3.やる気に満ち溢れ、夜の読書がはかどる。

4.頭も冴えるので、仕事の未来を考える余裕あり。

5.普段やらない冷蔵庫の掃除なども手を付ける。

6.疲れないので、夜でも犬の散歩に行けちゃう。

7.簡単な料理でいいから自炊が楽しくなる。

 

ちなみにお酒は控えていません。

お酒を控えた時よりも、砂糖や小麦を控えたほうが、はるかに体調の良い変化を感じました。

さらに工夫したことは、朝・夜に雑穀ご飯と納豆を食べたこと。

そして腹八分目。

 

アレルギー体質傾向のある方が、「砂糖と小麦を控えたら、肌の調子が良くなった。」という話は時々聞いていましたので、納得できました。

私はアレルギーはないのですが、パンを食べるとなんかお腹が張るなという感覚はありました。

そして脂肪分の多いお肉を食べると、もうグダグダになるくらい消化にエネルギーを取られていることも感じていました。

 

「何を食べるか」よりも、「何を食べないか」を実践した方が良さそうです。

肌ルネも然り。

「何を塗るか」ではなく、「何を塗らないか」です。

一汁一菜でよい、ということを提案されている料理研究家の先生がいらっしゃいますが、私は大賛成です。

添加物まみれの加工食品を買って食べるのではなく、

ご飯とお味噌汁と何か少々でもいいから自分で作る。

トマト切ったり、

トウモロコシをチンしたり、

お豆腐とみょうが、

カツオのお刺身と香草、

アジの塩焼き、

こんなものが私の定番メニューです

調理はほとんどなくて簡単ですよ~。

 

日々口にするものの大切さが身に染みた1週間でした

皆さまも、何となく体の不調を感じることがありましたら、日常の食生活を見直して、良くないものをマイナスしていかれたらよろしいかと存じます。

 

 

2021.06.15

二分法の誤謬

「実際にはより多くの選択肢が存在するにもかかわらず、限られた選択肢しかないと思い込んでしまうことにより生じてしまう誤謬」これを二分法の誤謬といいます。

例えば、私の専門である美容医療の世界でよく感じることを上げてみましょう。

選択肢1:自然な老化を受け入れることが幸福だ。

選択肢2:美容医療の力を借りて老化に抗うと不幸になる。

こんな風に考えている人、まあまあいると思います。

本当にそうでしょうか。

選択肢3:自然な老化を受け入れることはみじめで不幸だ。

選択肢4:美容医療の力を借りて老化に抗うと、若返って美しくなる。

このような選択肢も考えられますよね。

 

実際に選択肢1~4を考える人はどのような人でしょうか。

選択肢1:もともと美しい人で、生き方にも自信がある人。美容医療を受けなくても輝くオーラあり。

選択肢2:美容医療は不自然さの代名詞。手を加え過ぎた違和感のある顔に抵抗あり。

選択肢3:加齢とともに深刻化するシミ・シワ・たるみ。残酷だが、加齢変化とは美しさを失うことでもある。毎日鏡に映る自分を見るのが苦痛。

選択肢4:自分の加齢変化を受け入れつつも、少しでもキレイに出来る方法があるならば試してみようと美容医療に肯定的。新しいことへのチャレンジ精神があり、キレイに変わる過程を楽しみたい。

 

日々診療をしていると、「注入治療はちょっと・・・」とためらう人がいます。

これは選択肢2:美容医療の力を借りて老化に抗うと不幸になる、ですね。

でも、本当にそうでしょうか?

選択肢4:美容医療の力を借りて老化に抗うと、若返って美しくなる。と考えられませんでしょうか?

これぞまさに二分法の誤謬ではないでしょうか。

 

このように、私たちの生活には、認知バイアスがかかっていることがあります。

情報過多な時代、フェイクニュースに騙されないよう、論理的に考える習慣をつけたいものです。

 

 

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