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大学受験とぎっくり腰

久々にやってしまった『ぎっくり腰』

3~4年ぶりでしょうか。

毎月定期的に通っていた整体ですが、ここ1か月以上おさぼりしたことが仇となりました。

そろそろ行かなくては・・・と、日曜日に予約していたのに、予約2時間前にビリビリビリと腰部に稲妻がどっかーん。チーン。

起床時から腰が重たくて嫌な感じがあったのですよね。

それなのに長時間犬とお散歩したのがまずかったのか、何なのか。

 

先月から息子の大学受験がスタート。

大学受験って長丁場で、1月15日の共通テストから始まり、2月25日~26日の2次テストまで1か月以上も続きます。

第一志望に受かって欲しい、

自力で合格を掴んで、

自信を持って人生を歩み始めて欲しい。

親は祈るしかなくて、

犬と一緒に近所の神社まで足を延ばしたところ、グリコのおまけが『ぎっくり腰』

きっとこの代償で夢は叶う

と信じることにしましょう。

 

そういえば、今日は2月1日。

東京の中学受験日ですね。

今年の受験は落ち着かない日々が続いていますので、受験生とそのご家族は気を揉んでいることと思います。

無事に終わるといいですね。

でも、それだけ気になる対象がいるというのは、なんて幸せなことだろうとも思えます。

子供に感謝しつつ、静かに日々を過ごしております。

 

ところで、ぎっくり腰になった直後は身動きできませんので、安静にしているしかないのですが、これが結構キツイ

寝返りも立ち上がることも困難となってしまい、要介護生活ってこういうことなのね

お年寄りに優しくしなくっちゃ!と体感したのでした。

今年はしっかり筋トレとストレッチをやるとしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

2022.01.25

スキンケアと自足

本日は本題の「自足」について書こうと思います。

年始にフィーバーした養老熱で思ったこと。

 

養老先生は、坂口恭平さん(作家・建築家)について度々触れていますが、坂口さんは躁鬱のようで、そのような自分と折り合いをつけるために苦労してきたことを結論づけると、

1)居心地の悪いところから立ち去る。

2)資質に合わないことはやらない。

ということらしいのです。

居心地の良い状態というのは、頭で理解するものではなく、身体の調子が“良い”ということに他なりません。

カラダが心地よいと感じることをしていれば元気でいられるのに、

快適ゾーンから外れているのに、いろいろ考えすぎちゃって無理してしまうと、その誤差の蓄積が“ストレス”となってしまうのでしょうね。

よくありがちな例を挙げると、

・性格や価値観の不一致を押し殺し、家柄や収入など条件を優先してしまった結婚

・生理的に合わない家族でも“家族”という理由で無理に合わせて付き合うこと

・好きでもない仕事を、収入のために続けていること

・家族のためという理由で通勤地獄に耐えること

・ママ友さんとの無理なお付き合い

・化粧は身だしなみという強迫観念から、毎日ファンデーションを塗っていること!(本当は塗りたくないのに)

 

合わないことはやめて、みんなが「自足」してくれれば社会はもっと落ち着くんじゃないかと。

何で必死に余計なことをしているんだろうと、坂口さんは言うそうです。

 

人間形成途中の子供が、好き嫌いだけを行動規範にしていいかどうかは疑問ですが、

いい歳した大人は、自分の価値基準をもとに行動し、「自足」することに大賛成です。

養老先生は、

「自分にとって適切なヒトとしての生物学的状態を現代人の多くが把握できなくなっている」と仰っています。

快適か不快かの判断ができないと!

というか、身体感覚に基づいて行動できないってことなんでしょうね。

頭(理屈)で考えてしまうから。

なるほど~

スキンケアについても「自足」していない人が多くて、何かおかしいな??と感じていたのですが、そういうことなんだと思いました。

自分の肌にとっての「快適」が、良く分からなくなっている人たちがいて、「正しいスキンケアを教えて欲しい」と当院を受診されます。

スキンケア情報が多すぎて、情報洪水の中で溺れている人が多いこと

万人受けする正しいスキンケアなんてものはないのだから、

自分にとって快適か不快かで判断すればいいだけのことなんです、本当は。

だから私は、「その人にとって正しいスキンケア」をお伝えするようにしていますが、目指すところはその人が自分で判断できるようになること。

「これでいいんだ~」と自分で判断できるようになって欲しいのです。自足して欲しい。

 

こういう身体感覚を身に付けるには、やはり子供の頃からカラダを動かし、いろんな経験をすることに尽きると思います。

都会暮らしで、ゲームや塾ばかりの生活をしていては、身につかないんじゃないかなと思います。

子供同士の方がいろんな人たちとフラットに付き合えるから、自分と異なる環境の人たちと接し、多様性を肌で感じることは、身体感覚を磨く上でも大切なのではないかと思います。

 

自分の快適を求めるなら、他人の快適も認めてあげる寛容さも必要です。

他人の「自足」を一緒に喜んであげられるようなゆとりが持てたら、幸せな社会になれそうです。

 

2022.01.17

サウナ―

私の兄は、いわゆる「サウナ―」だ。

①サウナに入る⇒②水風呂に入る⇒③外で風に当たってクールダウン

このサイクルを繰り返すらしい。

たまに温泉に一緒に行くと、忙しそうにサウナばかり入っている。

汗をかくのはもちろんのこと、脳が解放されて快感を味わえるらしい。

私の患者さんにも、数名「サウナ―」の人たちがいる。

 

私は女優ではないのだが、汗をかかない。

良いのか悪いのか。

対外的には涼しそうな顔が出来るから長所と捉えるが、健康を考えると発汗による体温調整不全が気になる。

では、汗でもかいてみようかといざサウナに入ってみるのだが、10分経っても皮膚はさらさら。

私の汗腺よ、働いておくれ

粘って粘って、少々ジトッと汗ばむ程度のお湿りを感じつつ、滝のような汗にはまだまだほど遠い。

そんなに長時間サウナでじっとしていられない。

この話を「サウナ―」の患者さんに話したところ、

「先生にサウナは無理だよー。海に行ったらゆっくりビーチで寝ころんでいられないでしょ?すぐにバナナボートとか乗っちゃうタイプでしょ。」

その通り。

 

サウナはカラダに良いのだろうか。

感覚的に良い気がする。

私もダラダラ汗をかいてみたい。

水風呂にバッシャーンと入ってみたい。

サウナの快感というものを味わってみたい。

ただ、その欲求が強烈なものでないから、温泉に行った時にサウナがあればチャレンジしてみるか、その程度のモチベーションである。

基本的にゆっくりできない性格だから、難しいのかもしれないが、またのチャンスに期待している。

一昔前、ドライサウナに入り過ぎて肌がカピカピに乾燥している人を何人か診察したことを思い出した。

熱と低湿度は乾燥肌の大敵だ。

また、「酒さ」という赤ら顔体質の人は、激しい温度変化で赤みが悪化するのでサウナは控えた方がよいだろう。

普通肌の人であれば、週1回程度入るのであれば問題ないと思う。

汗に含まれる乳酸ナトリウムという成分に保湿効果があるらしく、汗をかく習慣のある人は肌が潤うという実験をテレビで見たことがある。もちろん皮膚の上に汗を放置しては刺激になってしまうので、すぐに流すか拭き取ることが大切だ。

 

サウナの是非を書きたかったわけではなく、「自足」について私の考えを書きたかったのだが、文章が長くなり過ぎたので来週へ続く。

 

2022.01.12

養老先生

書店で「ヒトの壁」(養老孟司著)に目が留まり、思わず手に取りました。

養老先生と言えば2003年に「バカの壁」が大ヒットしましたね。

もともと東京大学の解剖学教室の先生であります。

当時、近所の書店でこの挑発的なタイトルにググっと惹かれ、思わず手に取った光景が今でも忘れません。

家族で回し読みしました。

 

時は遡ること30年ほど前。

大学時代に縁あって、とても良くして頂いたP先生がいました。

私にはいつも仲良くしていた4人組がいたのですが、このP先生は私たち4人を平等に可愛がって下さいました。

学生なのに、アトランタで開かれた学会にまで連れて行って下さり、ゴルフやスキーまで。

※援助交際ではありません

P先生の大学時代の同級生が養老孟司先生だったので、よく「養老が、養老が、、、」と話しを聞いていただけに、私は養老先生にお会いしたことも面識もないにもかかわらず、勝手に知り合いのような気分になっています。

久し振りに養老先生の本を拝読しましたが、その知性には驚くばかりです。

「興味ない」とか言いながら、政治・経済・歴史・哲学・美術・古典などあらゆる分野のことをよく知っていらっしゃる。

さすが作家、読書量が半端じゃない。記憶力も凄まじい。

また最近の若い人の活動なんかもよくご存じで、脳の活動が戦前から80年以上連続性を感じるのです。

全く老化していない、どんな脳みそしているのでしょうか。

養老先生はもう人生を、世の中を俯瞰しちゃっていますから、ズバッと意見を述べるところが清々しい。

 

先生曰く、『「自然」っていうのは、要するに人が意識的に作っていないもの』らしいです。

我々美容医療に携わる者の間でよく耳にする言葉、「自然な美しさ」とは何でしょうか?

顔の造作を変えるような、医学的介入を行って形成した顔に「自然な美しさ」なんてあるわけないってことですよね。

私たち美容皮膚科が行うシミ取りやシワ治療も「自然な美しさ」とは言えないのでしょうか。

いや、私の解釈では、「なんかいじったな(自然ではあり得ない)」という違和感を感じた時点で、もうそれは「自然美」ではなく、「人工美」と言ったらよいのではないだろうか。

しかし、私たちの業界では「人工美」という言葉は決して出てこない。

なぜだろう。

それは、日本人の精神性の中に、八百万の神とか自然の中で生かされているといった感覚が備わっているためではないだろうか。

頑なに「自然な美しさ」を強調しながら「人工美」を量産するから違和感を感じるのだろう。

私には「人工美」が美しいと思えないし、興味ありません。これは好みですけど。

東京なんか人工物だらけ、ネオン輝くビルディングをバンバン作っている。

全然美しいと思わないけれど。街並みが揃っていないし。

やっぱり海とか山とか、ド田舎の里山なんか目にすると「美しいなぁ」ってしみじみ感じますね。

またいつもの癖で、自分の仕事に紐づけちゃうんですよね。

 

お顔のお手入れも大切ですが、同時に我々はもっと知性のお手入れをした方が良いのではないかと思っています。

立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏の「哲学と宗教全史」や、

作家で外交官だった佐藤優氏の書籍を読むと、

彼らの溢れ出す泉のような知識に驚愕してしまいます。

知性の壁と進撃の巨人を連想してしまいます。

 

久々に養老先生にハマった数日間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族問題

明けましておめでとうございます

お正月というのもは、『家族の絆』について改めて考えさせられるタイミングです。

思い返せば20代独身の頃。

両親とどこか初詣に行った時のこと。

視界に入る光景は、子連れの家族ばかり。

「ああ、夫も子供もまだいない私は寂しいものだなぁ」と自分を哀れんだことを思い出します。

微妙な年齢で両親と過ごしていることに、漠然と不安を覚えていたのでしょうか。

※個人の感想です

 

皆様はどのようなお正月休みをお過ごしでしたか。

私は4年ぶりに夫の両親宅を訪れました。

80歳近いお二人ですが、まだまだ元気です。

2人とも働き者で、せっせと動きます

義姉とも久し振りに再会を喜びました。

私の子供たちも、田舎の家が大好きで、毎年年末から泊まりに行っています。

昨年はコロナで行けなかったので、とても嬉しそうでした。

義両親も義姉も、子供たちや私まで大切にして下さる愛情深い人たちで、山口家は優しく温かいムードに包まれます。

家族っていいなぁ、としみじみ。

 

それと正反対な私の実家。

母が病気をしてから家族ばらばらです。

仕方ないので、個別に会いに出かけます。

いろいろと複雑な事情があり、温かい家族というものに終わりを告げたようです。

子供の頃は大変幸せな家庭で育ったと思っていましたし、

結婚して子供が産まれてからも、両親は協力的で、働く私を全面的にサポートしてくれました。

母が病気になるまでは

家族1人が病むことで、家族の絆にここまでひびが入るとは、1ミリも想像していなかっただけに、残念です

でも、昔が良かったから仕方ないか、と吹っ切れる気持ちもあります。

禍福あざなえる縄の如し。

幸い、皆精神的に自立しているので、互いの依存心がありません。

別々に暮らしているので、会わない限りは特に問題もなく過ごしています。

母も父も、それぞれ友達に恵まれている様子で、案外楽しそうにやっています。

年老いた両親には、ストレスを溜めないよう、清々しく生きていて欲しいものです。

 

家族模様は外からだけでは決して見えない問題がいろいろあるものです。

あまり口外しませんからね。

家族について、いろいろ考えさせられたお正月でした。

 

本年もよろしくお願い申し上げます

 

 

 

 

2021年振り返り

本日、2021年の診療を無事終えることができました。

シミ取りまくりの師走でした。

ホッ

この1か月間、当院は『宮廷音楽会』をテーマに、

モーツァルト衣装に身をまとい、

華やかな装いでお客様をお迎えしておりました。

BGMはもちろんモーツアルトです

宮廷クイズも大好評

お客様には大いに笑って頂きました。

 

コロナで社会が変わり、

私自身の心のエネルギーも少々低下していたと思います。

夜の宴がなくなったので、

早めに帰宅し、

長時間ノートパソコンに向かって作業する時間が増えました。

文章を書いたり、メールしたり、YouTubeを観たり、ふるさと納税したり。

この“PCに向き合う時間”というものが、いかに私のエネルギーを消耗させているかということが新たな気づきでした

反対に、読書したり、散歩したり、人に会ったり、自然に触れたり、初めての場所に行ったり、とにかく感動することで私のエネルギーがチャージされることにも気づきました。

来年はなるべくPC時間を少なくするよう努め、出かける時間を増やそうと思います。

デジタルデトックスです。

 

何か新しいことを始めるにはエネルギーが必要です。

「あれしたい、これしたい」と自然に沸き上がるマグマのようなパワーが、

今年は休火山のようでした。

「このままではいけない!」と、もがくほど上手くいかなかったりします。

毎年恒例の仮装診療もどうしようかと迷いましたが、

責任感に突き動かされ、

少しでも皆様の笑顔に触れたい一心で、

夏ごろから準備して参りました。

毎年の仮装に辛口のお客様から、「今年の衣装はすごい!似合ってる!着こなしている!」とお褒めの言葉をいただき、感無量のモーツァルトでございます。

喜んで下さるお客様がいるからこそ、私たちの仕事も意味のあるものになります。

人間というものは他者との関係の中で生かされていることに改めて気づかされました。

お客様を始め、スタッフ、クリニックに関わる全ての方々、そして家族に支えられ今日という日があります。

しみじみ感謝しています。

 

何か動いていないと、仕事が萎んでしまいそうという恐れがいつも付きまといます。

これは経営者の性(さが)なのでしょうか。

自分自身の動きでぜんまいを巻き上げる自動巻き腕時計のように、動いていることでエネルギーを充電させているような感覚があります。

私は未知の体験に興奮を覚えるので、新しいことを始め、新しい場所に足を運ぶ!

そのように自分時計を動かしていこうと思います。

 

色々なことに“気づいた”2021年でした。

 

家庭画報付録の占いによると、

私は二黒土星、

ここ数年停滞していた運勢が、2022年は上向きになるとのこと。

普段占いなど見ませんが、何だか良い気分になりますね

この世に生を受けたことに感謝し、

一度しかない人生、

太く厚く、味わい尽くそうと思います。

 

本年も本当にありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

2021.12.22

宇宙旅行

MZさんが宇宙旅行から無事帰国されましたね。

子供の頃からの夢を叶えるために宇宙まで行ってしまうなんて、破格なお人ですこと!

そのエネルギーと行動力に「あっぱれ」です

 

少し前にアマゾンの創業者ら数名が宇宙へ行った時は、

「こんなにエネルギー使いまくってどうなのよ??」

といささか否定的な気持ちが芽生えました。

今回はMZさんのニコニコ無邪気に喜ぶ笑顔を見ると、

何故か賞賛したくなる気持ちにさえなりました。

YouTubeで宇宙での様子を配信していること自体、驚異的なテクノロジー

きっと過酷なトレーニングを積んで旅立ったのでしょう。

お金があれば叶えられるってものではないはずです。

 

人間1人がこのようにパワフルに生きる姿に触れると、元気をもらえます。

一度しかない人生、やりたいことを成し遂げようではありませんか。

さらにMZさんは今までに30億円以上の寄付を、個人に直接お金贈りをしているのですね。

「お金持ちは税金払って、モノを買うだけではなく、寄付しましょう!」

「団体は中間マージンが抜かれるので、個人に直接寄付しましょう!」

エネルギッシュな人です、本当に。

 

宇宙の前に、コロナが明けたら、トルコとアフリカ旅行に行きたいのですけれど、いつになることやら。

 

 

 

2021.12.15

自己治癒力

当院トップクラスの美肌の持ち主を施術していた時のこと。

あまりにも透明感のある白い肌

ハリも申し分なし。

表面の滑らかさも抜群。

左手の指で肌を触りながら、右手でレーザー照射をするのですが、

視界に薄ら汚れた手が浮かび上がり、絶句

可哀想な私のおてて

これからは、自分でレーザーをあてないと!

ハンドレーザー、好評です

 

さて、本日の話題は『自己治癒力』について。

私たちは、元気な時もあれば元気がない時もありますよね。

仕事や人間関係など、ストレスだらけ。

これらストレスをさらりとかわせる人はラッキー。

真に受けてしまうと、体のあちこちに不調を来たします。

私が外来で気づく症状を挙げてみます。

●胃腸の痛み、便秘、下痢などの消化器症状

●円形脱毛症、眉毛や睫毛の部分脱毛

●ニキビや湿疹、蕁麻疹など肌荒れ

●口唇ヘルペス、帯状疱疹

●肩こり・腰痛など筋肉の痛み

●不眠

●抑うつ状態

 

私は研修医の頃、忙しすぎて寝る時間も十分に取れず、疲労困憊の日々を過ごしていました。

それでも、この苦労が未来へ繋がる希望があったので、全ての経験は有意義なものと感じながらハッスル

しかし体は悲鳴を上げており、2年間自力で排便することが出来なくなってしまったのです。

下剤を内服しないと1~2週間経っても全く出ません。

翌朝、必ず休める日を狙ってコーラックを飲み、無理やり出すことを2年間繰り返していたのです

下剤に慣れてしまうと、自力で出すことはもはや不可能

さらに胃痛にも悩まされ、強い胃薬が手放せませんでした。

私は胃腸が弱いな~と20代から自覚していました。

 

しかし、妊娠・出産を経験すると、便秘も胃痛もすっかり治り、薬とおさらば

自律神経失調だったのでしょうね。

普通に食事をして、夜の睡眠を規則正しく確保することが健康の基本です。

そしてストレスを溜めないこと。

 

私たちの体は、環境に適応して治ろうとする自己治癒力が備わっています。

元気のないとき、不調な時に、安易に薬に頼らず、まずは食事・睡眠・ストレスをコントロールしてみて下さい。

そして、どんな時に体のバランスを崩すのか意識してみると良いでしょう。

嫌なことやストレスからはなるべく距離を置くことです。

運動で体をリフレッシュさせたり、

心の訓練で物事の捉え方を変えることはできます。

 

化粧品で傷んでしまった肌も、化粧品を減らし刺激を控えることで、だんだんと再生してきます。

肌のキメが回復したり、

赤ら顔が目立たなくなったり、

水分・皮脂バランスが整ってきます。

 

寒くなる冬は、血の巡りが悪くなり、体調を崩しやすくなります。

皆様も是非、自己治癒力を高める生活を心掛けてみて下さい!

 

当院が大切にしていること

仕事をしている皆さん、毎日どのような気持ちで働いていますか?

私のクリニックは、健康で美しい肌を求めるお客様が来院されます。

自分で言うのもなんですが、顧客満足度はかなり高いように感じられます。

※「そんなことない」と思われる方は、こっそり教えて下さい

皆さん、楽しみながら当院にお運び頂いている様子です。

お客様を温かい気持ちで迎えてくれる当院のスタッフの仕事ぶりが、顧客満足度に繋がっていることは確かです。

 

当院のスタッフの共通点は、

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」というクリニックの使命に、全員が共感して入社してくれたということでしょう。

皆、エステティシャンという職業柄、前職では化粧品販売をやらざるを得なかったそうです。

フェイシャルの施術でも、いろいろな効果効能を謳った化粧品を使用していたとのこと。

※化粧品は効果効能を謳えません。

それでシミが薄くなるわけでも、たるみが改善するわけでもなく、化粧品の限界を知ってしまったのが現実

そして化粧品を使わないクリニックに入社。

最初はすっぴんが恥ずかしかったようですが、

化粧品をやめることと、美容医療を受けることで、

肌がどんどん綺麗に変化していくことを、彼女たちは身をもって体験しています。

今では全員堂々と素肌で仕事をしています。

これは経営者として本当に有難いことで、誇りに思えます。

スタッフが経験していることだからこそ、肌断食のノウハウをお伝えすることが出来るのです。

 

「キレイ」になるための美容医療ですが、

「キレイ」にもいろいろなキレイがあり、

当院の目指す「素肌美人」を美しいと思える感性が一致してこそ、治療は成功すると考えます。

お客様とスタッフと院長が目指す「素肌美人」が一致するということです。

健康で自然なキレイ肌

化粧品で誤魔化さない、素の美しさ。

そんな素肌に近づけるよう、私は医療を提供し、スタッフはスキンケア相談に徹しています。

化粧品で傷めた肌、老化によるシミ・しわ・たるみ。

これらの悩みに寄り添い、励まし、

だんだんキレイに回復していく様子を目の当たりにすると、

毎日同じ仕事をしていても、驚きと感動は尽きることがありません。

最近はヒアルロン酸注射が増えていますが、キレイな結果に仕上がると、患者さんの表情がパッと明るくなるので、私まで元気にさせてくれます。

患者さんの嬉しそうな表情に接すると、ああ、もっと喜んでもらえるよう頑張ろうという気持ちになります。

年末はただでさえ予約がいっぱいなのですが、

「シミを取って欲しい。シワ治療して欲しい。」と頼まれると、ついつい張り切ってしまうので、次の患者さんをお待たせしてしまうことになります

お待たせする方には大変申し訳ございませんが、これも私の原動力ですので、何卒ご理解いただけますと幸いです。

 

肌の健康にとって本当に良いスキンケアを追求したい人。

自分の選んだ仕事に対してプロフェッショナルなレベルに高めようとする成長意欲の高い人。

仕事を純粋に楽しめる心がある人。

お客様だけでなく一緒に働くスタッフの幸せを自分事のように喜べる人。

仲間との調和を大切にできる人。

困った人に手を差し伸べられる人。

素直で勉強熱心な人。

このような人たちが遣り甲斐を感じながら、生き生きと自信を持って働くことができる職場でいたいと考えています。

 

2021.11.30

バリア機能を守る

いよいよ師走。

今年もなんやかんやあっという間に終わってしまいそうです。

年末になると、今年お世話になった人の顔を思い浮かべ、感謝の気持ちを伝えたくなります。

手紙を書こうかな?贈り物しようかな??などと考えてるだけが関の山

ま、とにかく診療に集中して、結果の良い治療が出来るよう頑張ります

いろいろやらなければならない事が積み重なると気が散るのですが、診療中は今ここ集中すべきと心得ています。

いい仕事をやり遂げることが、皆様への恩返しですからね

それにしても年末は繁忙期で、年内はすでに予約が全て埋まってしまいました

しかし、キャンセルや変更など動きもありますので、是非キャンセル待ちをして下さいませ。

 

そして世界は「オミクロン型」ですか!

日本がコロナ感染者数が激減していますが、世界は急増しています。

ワクチンとウイルスのいたちごっことなっています。

「人間よ、少しペースダウンしなさい。」というメッセージが聞こえるのは私だけでしょうか。

 

美容においても、いささかやり過ぎ傾向を助長するような宣伝広告やSNSがヒトの脳に影響を与えています。

少しでもきれいになりたいという欲求が盲目的になるケースを散見します。

●洗顔し過ぎ:朝晩のダブル洗顔、トリプル洗顔の人も!

●化粧品塗り過ぎ:使用アイテム10種類以上!

●擦り過ぎ:コットンで拭き取り化粧水、布でゴシゴシ、手でゴシゴシ。

●美容器具使い過ぎ:コロコロローラーを1日100回転がしてフェイスラインに傷が!

●ピーリングし過ぎ:トレチノイン、グリコール酸など角質取り除き過ぎ

●美容医療受けすぎ:フラクショナルレーザー、ダーマペン、ハイドラフェイシャル、ケミカルピーリングなど角層にダメージを与える治療を皮膚が赤く光るまで受け続ける

 

もう、滅茶苦茶ですよ。

皮膚のバリア機能を破壊する行為をやり続けているのですから。

「なんか変だ・・・」と感じた時は、肌理は失われ、薄くツルツル光沢感のある皮膚になっているのです。

荒れた肌は敏感で、毛細血管が開き、赤みを帯びています。

慢性的に炎症しているので、シミも増えるでしょう。

ヒリヒリ感や痒み、湿疹が繰り返し出るようであれば、化粧品の使用を控えて下さい。

 

バリア機能を無視したスキンケアは危険です。

長期的な肌荒れに悩むことになり得ます

一度肌荒れを起こすと、年齢や個人差もありますが、回復までに数年かかることもあります。

 

「やめるを選択する」ことも必要です。

メディアやSNSに振り回されず、ちょっと一呼吸。

冬はどうしても気温と湿度が下がり、肌が乾燥しやすくなります。

バリア機能を守るスキンケアに徹しましょう。

 

 

 

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