医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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ルビーレーザー考察

バイデン大統領が訪日。

昨夜は白金台の八芳園で夕食会があった影響で、クリニック周囲は見たことのないような厳戒態勢

ものすごい数の警察官が配備されており、また野次馬さんたちでしょうか、交差点付近では人々の群れが目を引きました。

コロナ禍が長引き、なかなか見慣れない光景にドキドキしながら車で帰宅。

来年のG7サミットは広島で開かれるようですね。

戦争や気候変動など問題山積の世界情勢ですが、1年後はどうなっているのでしょうか。

 

さて、最近の診療での気付きについて。

冬にシミ取り治療(ルビーレーザー)を受けた患者さんの経過観察をしています。

昨シーズンは新調したルビーレーザーで治療しましたので、その効果が気になるところです。

跡形もなくきれ~いにシミが取れることもあれば、

一度で取り切れず一部残存することもあります。

あららら・・・The 色素沈着ですね・・・というようなことも

残念ながら我々日本人は30~40%の確率で色素沈着が起こり、一度黒ずんでしまうと薄くなるまでに6~12か月ほどかかることも。

完全に予測することはできませんので、内服・外用剤でフォローしながら1年くらい様子を見ています。

大きく目立つシミは、メラニン色素を作る勢いがありますので、一度で取り切れず2~3回の治療が必要なことも。

 

【シミ取りレーザーについてよくある質問】

Q:「一度に取った方が良いのでしょうか、それとも少しずつですか?」

A:「慎重で痛がり、怖がりの人は、少しずつ治療したほうがいいと思います。まずは小さいシミを1~2個治療してみましょう。せっかちで大胆な人は、思い切って一度にたくさん治療をしてもよいと思います。一気に取れてすっきりとしますよ。」

 

ルビーレーザーは皮膚に火傷を起こしますので、血が出たりカサブタになったりダウンタイムのある治療です。

火傷ですから、当然痛みを伴います。

事前麻酔をするので、照射中の痛みは軽減できるものの、麻酔を使っても痛がる人もたまにいます。

シミが大きければたくさんのショット数が必要であり、30ショット以上当てると、術後にひりひりとした痛みが続きます。普通は1~2時間程度で治まるのですが、よくよく話を聞いてみると、痛みの感じ方はかなり個人差があることが分かりました。

「治療当日の夜はずっと痛みが続きました」と言う人もいれば、

「治療直後から痛みはまったく気になりませんでした」と言う人も。

麻酔なしで100ショット以上当てられる強者もいれば、

数ショットだけでもキャーキャー痛みを訴える人も。

また術後にこげ茶色のカサブタが形成されますが、黒々したカサブタを見て気分が落ち込む人もいます。

家族にびっくりされて、その反応に滅入ってしまう人もいます。

予想されることは全てしつこいくらい説明をしているつもりですが、やはり経験しないと分からないのが現実。

 

患者さんの性格によって、治療の進め方、説明の仕方に工夫が必要です。

ルビーレーザーはシミ治療の定番であり、肌を入れ替えることで一気に新しい皮膚が再生されるため美肌効果もあります。

診察していると、新しいレーザーの効果はなかなか良かったのではないかという印象を受けています

照射エネルギーと照射方法を工夫して、より良い結果を出せるよう、来シーズンに繋げようと思います。

シミがすっきり取れると、本当に気分がいいものです

 

 

 

 

治療満足度

我々美容医療に携わる医療従事者は、

客観的に治療効果を判定することにこだわります。

よって、様々な診断機器というものが存在します。

メラニン色素の数値がどれだけ低下したとか、

肌のキメが改善したとか、

弾力が高まったとか、

シワのスコアが改善したとか、

そんな風に数値化したものにこだわります。

その科学的データを根拠に「医療」が行われています。

これぞEBM(科学的根拠に基づいた医療)

 

と・こ・ろ・が

人の感覚というのは、このデータに比例して動かされないのが事実。

数値が改善することは、説得材料の1つにはなりますが、それだけで患者さんが喜ぶとは限りません。

写真上では明確にシミが薄くなっているにも関わらず、「ほとんど効果を感じません」と言う方もいれば、

客観的に大した変化を認めないにも関わらず、「とても肌がきれいになって大満足です」と喜びを表現する方もいます。

美容に関しては感覚的に捉える部分が多く、理論的に考えるものではないということなのかもしれません。

我々医療従事者は、そのことを十分に理解しておくことで、治療効果を最大限発揮できるのではないかと考えています。

・スタッフがとても気が利いて感じのよい人だった。

・先生が悩みをよく聞いてくれた。

・院内は良い香りだった。

・BGMが心地よかった。

・待たされることなく、受付から会計までスムーズに行われた。

以上のようなことも、治療の満足度にかなり寄与しているのではないかと思います。

治療満足度を高めるためには、多角的なものの見方が必要。

 

とは言え、これでも私は医者の端くれですから、様々な診断機器や画像を利用して、客観的な治療効果が出せるように努めています。治療前後の写真を一緒に見ながら、治療効果を確認するようにしています。

 

ある女性が、「鏡に映る自分に惚れ惚れしちゃいました」さらりと発言。まったく嫌味なく、清々しさすら感じるほどでした。

このように、自分の肌に自信を持てる幸せな女性を増やすことが、私のお仕事だと自覚しています。

1つお願いがあります。

当院で治療を受けたことにより、肌の変化で自慢したいことがあれば、私やスタッフにどんどんお話しして下さい。

ご家族やお友達に褒められたとか、年齢を間違えられたとか、何でもOK

皆様の自慢話こそが、私たちの活力に繋がります。

 

 

 

直感を大切に やりたいことをやる

ゴールデンウィークも終わりましたが、いかがお過ごしでしたか?

私にとっては仕事(診療)も遊びもあまり境界線がなく、連続した時の流れを感じている日常です。

変わらず日々の晩酌を楽しみに生きている【THE中年女性】でございます

アルコール度数がやや低めのスパークリング日本酒やベリーニ(スパークリングワイン+桃のネクター)では、甘過ぎて物足りなさを感じてしまい、最近はどぶろくや赤ワインなど濃いものを好んでおります。

 

昨年10月頃から、当院の予約が取りにくくなっており、お客様には大変ご不便をお掛けしていますことを心苦しく思っています。

どういうわけが、予約は翌月まで埋まってしまい、初診予約は8月以降のご案内となっている状況です。

コロナの反動で、人々が自粛から解放し始めたことが原因だと思います。

昨日も2~3年ぶりの懐かしいお客様が2名来院されました。

久し振りにお越しいただけると、私も胸が高鳴ります

そして、あまりお変わりのない様子にホッとします。

出かける機会が増えると、ご自身のお顔に意識が向くようになり、

「このシミ・しわ、どうしよう

⇒「そうだ、白金行こう

と思い出していただけることが、何より嬉しいです。

 

何か月・何年振りかの治療を受けていただきますと、「やっぱり全然違った!すごく若返った!!」と嬉しい反応

自分自身が元気になれる方法の1つとして、『美容医療』の価値があるのでしょうね。

医療である以上、ある意味身体(皮膚)に傷をつける行為を伴いますから、ゼロリスクではありません。

未知な美容医療に対して、不安や不信感を抱いていらっしゃる方には、「緊急性はありませんので、ゆっくりお考え下さい」とお伝えしています。

良く分からないゆえに怖いとおっしゃる方には、治療について丁寧に説明するよう心がけています。

お金が続くか心配される方には、借金してまで受けるようなものではないと話しています。

・・・と言いながら、私自身学生時代にローンを組んで針脱毛を受けたことを思い出しました

2年がかりでスッキリしたので、全く後悔していませんが、エステサロンで働く人は学生相手にローンを組ませることに違和感はなかったのでしょうか?

※私自身、消費を楽しむものに対して借金することを好まないので、高額商品をローンで購入することに強烈な抵抗を感じています。個人の感想です。

楽しみや期待値が不安を上回った時こそ『治療の受け時』だと思います。物事にはタイミングがあります。

楽しくて仕方ない、キレイになれて嬉しいという幸福感が得られてこそ、美容医療の効果を発揮できるのです。

 

私の経験上、何か物事の判断に迫られる時「おや?何か引っかかるな。」と感じたら、焦らず見送った方が無難です。気になることがあるにもかかわらず、その場の勢いで決めてしまうと後悔することの方が多いと感じています。自分の直感を信じることに自信が持てるようになったのは40歳過ぎてからでしょうか。いや、もっと最近かもしれません。

たくさん経験をして、失敗もして、そこから学ぶしかありません。

※恋愛も経験が必要ですよ~

今でも決断を下すことに迷いを感じることはないとは言えませんが、直感を信じて行動すれば、それほど大きな傷を負うことはないと自覚しています。

 

迷いなく美容医療を受けていただけるような、しっかりとした判断軸をお持ちの方は、とても治療が進めやすく、結果が出しやすいのです。当院に通っていただいている方は、比較的そのようなお客様が多いような印象を受けます。

 

主体性を持って物事に取り組める女性が増えました。

これは戦後教育の賜物であり、自立した女性が増えていることは大変喜ばしいことだと感じています。

自我を押し殺し、親と夫の言うことに従い隷属することが当たり前だった戦前に比べれば、何と自由な時代になったことでしょうか。

日本において我々女性は、人類史上最高の自由と権利が守られている社会に暮らしていることに対して、先人の努力を忘れてはなりません。

環境に不満を言いながら出来ない理由を並べるのではなく、

出来るように工夫・努力しましょう。

やりたいことがあれば、どんどんチャレンジして下さい。

 

私は今年中にパラグライダーに挑戦したいです!

友達について考える

3年ぶりに大学時代の友人と再会

仲の良い4人組で『軍団』と呼ばれていました。※怖い人たちではありません。

卒業後も定期的に集まっては、時に激しく言い合ったり、涙したり。

飲み過ぎた思い出は数知れず、

ゴルフ合宿やスキーなど旅行の思い出もたくさん

恋話もお盛んでした。

そんな軍団も、憎きコロナに分断されるような時代に突入

社会的責任感のあまり、どうしても外出できなかった友人がいました。

どこまで誘っていいものか戸惑うようになってしまい、かえって迷惑かもしれない、、、などと考え過ぎてウロウロ。

それでも懲りずに3年越しで声掛けを続けてみたところ、この度思いのほか喜んで足を運んでくれました

 

私は八方美人ではないので、好きな人や気の合う人としか時間を共有しませんでした。

お付き合いだから、という理由で、楽しくもないのに一緒に過ごすことはできるだけ避けてきたので、生意気な学生だったと思われていたことでしょう。協調性に欠けていたのですが、それでも不自由なく生活することが出来たのは、自分に合ってる環境だったのか、鈍感だったのか。。。

そんな私が最近になって、友人らとの『共通点』を改めて感じるようになりました。

1.口が堅い

学生時代は好奇心の塊から、いろいろチャレンジ変なことをたくさん経験しましたが、墓場まで持って行かなければならないような出来事も当然ありました。我々はお互いの「墓場話」を知っていますが、それを口外することは絶対にありません。30年以上経ってもそれが当然のように守られていることに、お互いの信頼関係を再認識します。よく週刊誌に芸能人の不倫などすっぱ抜かれた記事がありますが、自分たちのことを口外してしまうような人間関係は最悪です。

2.自立している

基本的に自分のことは自分でやる(処理する)のが当たり前。他人に依存しない。

3.付き合いは結構淡泊

ベタベタしない。卒業旅行はベルリンでしたが、当然現地集合。ベルリンの壁を観たい2人と、買い物したい2人に分かれて別行動。

上記1~3の自然発生的な共通点を意識したのは、ごく最近のこと。若い頃は、「なぜ友達なんだろう?」なんていちいち考えません。空気を読むとか、自分を押し殺してまで他人に合わせるような付き合い方をしてこなかったので、何となく気の合う人と一緒にいたんだと思うのです。

今となっては、このようにわがままだった私と友達になってくれて本当に有難かったと感謝すらしています。

親しいからこそ、また若さゆえの傲慢さから、お酒が入ると言いたいことを言いまくってお互い傷つけあったこともたくさんありました。「もう、本当に嫌だ」と気が滅入るようなことも何度かありました。

自我が強すぎて、相手の立場で物事を考えられず、とても腹立たしく感じた(感じさせた)経験も数知れず。

だんだん歳を重ね、人生経験も増え、暮らす環境も変化し、お互いの立場について「ま、そうだよね」と考えられるようになってきます。

今はやりの「ダイバーシティー&インクルージョン」

友達との付き合い方は、お互いの環境や年代で刻々と変化していくものですが、何十年も付き合える仲間は本当に宝物、プライスレスではないでしょうか。

コロナに負けない人間関係を再構築し、これからも定期的に集まって楽しい時間を過ごせる仲間でいたいと強く願った夜でした

美容医療との付き合い方

先日受診した友人が、珍しく疲れ切った顔をしていた。

それはマスク越しでもすぐに分かるほど。

「どうした?」

尋ねてみると、仕事のいろいろで疲労困憊ということらしい。

そんな状態でも、美容医療を受けに来ることで、自分を整えているとのこと。

だからこそ毎月通えるらしい。

 

毎月通うことがルーティーンになっている患者さんには、

親の介護で目が離せない人、

癌の治療を受けている人、

仕事が激務で始発や終電生活をしているような人、

病気の家族を世話している人、

離婚調停中の人、

などなど、大変な状況下に置かれている人たちがいる。

それなのに時間を作って白金まで足を運んでいる。

でもそれは頑張っているのではなく、楽しみであり、生き甲斐になっているからこそ、彼女らにとってはごくごく当たり前の生活習慣らしい。

私たちスタッフは気合が入るし、少しでもいい時間を過ごしてもらえるよう、心を寄せる。

 

肌の調子が良くなることは、希望であり夢である。

毎日頑張れるようになるためのエネルギーチャージとも言える。

気分が良くなるための方法の1つなのだろう。

自分の肌状態が精神状態に影響することを自覚しているからすごいと思う。

きれいにしておいて損はないだろう。

 

どの程度医療の介入が、その人にとって快適なのかは千差万別である。

それには一人ひとりの性格を知り、求めているレベルを把握しないと、快適ゾーンに導くことはできない。

それを察知して治療を提案するよう心がけている。

私が診て、「ここの治療をしたら絶対感じの良い人になるのに」と思う部分は、相手がどう思おうと伝えるようにしている。受けるか受けないかを決めるのは患者さんご自身だから、無理強いはしない。ただ伝えるだけ。

鏡を見る時は、無表情で見ることがほとんどなので、周りからどのように見られているか意外と知らない。

造作の美醜より、表情の美醜が見た目に影響していることを、みんな意外と知らない。

造作は遺伝的な影響を受けるので、まあ仕方ない。個性だ。

しかし、表情は自己責任である。

どのように生きているか、何を考えているかが顔に出るからだ。

 

美容医療は、肌を整え、表情を整え、心を整える医療だと思っている。

無理のない範囲で、楽しみながら通えることが美容医療との適切な付き合い方だと思う。

 

経済活動

コロナや戦争の影響で、いろいろ物価が上昇していますね

我々美容医療業界にも影響が出つつあります。

クリーニング料金、輸入商品など10%程度の上昇です。

当院は物販に力を入れていないので、まだそれほど影響を感じてはいませんが、今後どうなるか分かりません。

開院した2006年から16年経過しますが、

ビタミンCクリームとハイドロキノンクリームは変わらず院内調剤して処方しています。

こちら、20g 2,500円(税抜き)で、16年間お値段据え置きです

以前勤務していた病院の薬剤師さんが、ずっと手作りして下さっています。

私と同世代なので、どこぞの病院のお偉いさんなのですが、気分転換にクリームを作っておしゃべりして帰っていきます

処方した日によってクリームの質感が違うことがありますが、それはご容赦願います

それにしても安すぎるような気がします。

 

日本全体デフレが続きましたから当然なのかもしれません。

当院の治療費も16年間ほぼ変わっていませんから。

よく考えてみれば、私の経験が蓄積された分、16年前と比べても治療の質が向上したことは明らかだと(勝手に)思っています。

それなら値上げするべきなのでしょうか

いや、もしかしたら最初の値付けが高すぎて、今が妥当なのかもしれません。

あらゆる商品やサービスに対して、費用対効果を考え、お得だと思って下さるお客様がいらっしゃるから、当院の経営も成り立っているわけです。

個人経営で、派手に広告するわけでもなく、ただただ肌をきれいにすることを追求して診療していれば、それほど経費もかからず十分やっていけます。

もちろん様々なお仕事を外注していますから、たくさんの人の力を借りていることは間違いありませんが、それでも数名のスタッフと共にで経済活動を担っているという実感は大変満足なものです。

対面の仕事で、直接人の役に立てる喜びと遣り甲斐。

ふとした瞬間に、その喜びがじわりと胸に染み渡ります。

ああ、幸せ。

 

話は戻りますが、世界では金利が上昇しています。

あらゆる物の値上がりが続いています。

コロナ禍の異次元緩和で刷りまくった紙幣は、行先をさまよいながら、またバブルの再来とでも言いましょうか。

借金で成り立っている虚飾の世界。

返済不能となった時、どのようにこのバブルが弾けるのでしょうか。

近い将来、金融システムや世の中の常識がひっくり返るようなことが起きるのではないかしらと、ぼんやりとした危機感を抱いています。かつて明治維新や敗戦などが起こっているのですから、歴史は繰り返します。

もしそのようなことが起これば、自分だけ無傷でいられるはずがないので、心配し過ぎても無駄ですね。

どんな状況に置かれても、我々の日常が存在する以上、ある程度未来を予測し、対策を考えながら、自分の経済活動に取り組むしかありません。

 

欲張らず、自分の周りの人を幸せにする仕事を心掛ければ、これほどまでにマネー経済が膨張しなかったのに、人間の業というものは罪深く破滅的であることを認めざるを得ない状況となりました。

ロシアとウクライナの戦争を見ていると、人間の愚かさに絶望してしまいます。

私たちはより良く生きるために、人格を磨くために子供のころから学んできているのに、あの愚かさは何なのだろうかと。一体何を学んできたのだろうかと。一国のリーダーたるものは人格者であるべきではないでしょうか。

悲しすぎます。

 

私はクリニックに関わる人たちが幸せになれるよう、粛々と美肌治療に取り組み、自分の周りの人たちだけでも心豊かでいられるようなコンパクトサイズの経済活動を続けていこうと思います。

 

 

 

家事を外注する

私は子供を産んだ頃から、少しずつ家事を外注するように心がけました。

医師として仕事を続ける限り、子育てと仕事と家事まですべてやり切る能力が自分にはないと自覚したからだと思います。

夫は家庭的な人ではなく、自分の夢を追いかけている人でしたから、当然あてにならず

子供が産まれたばかりの頃、ベビーシッターさんを頼もうと、何度かトライしたことがありました。

しかし、当時の私には、まだ我が子を他人に預けられる力がなく、信頼できずに結局断念。

夫や私の両親に預けることがほとんどでした。

結局、下の子が小学4年生になるまでは、子育てには親の手を借りながら何とかやっていたように思います。

とは言え、私の母は家事が得意な人ではありませんでしたから、子供を見ることをはお願い出来ても、家事まで頼むことは出来ません。

私も家事は苦手でして、これは何とかしなければ生活がすさんでしまうという焦りから、家事全般をお願い出来る人を探し始めました。

週1~2回出来る人から少しずつ始め、最終的に毎日来てくれる人と出会ったのが40歳くらいの時。

今は、掃除・洗濯・料理・犬の世話まで何でも任せられるとてもいい人と巡り合い、もう8年くらい経つでしょうか。

もうこの人なしでは生きていけないと言っても過言ではありません。

 

家事を外注することに対して否定的な考えをお持ちの方もいらっしゃいます。

「料理は母親が作らなくては可哀想」とか。

そう思ってご自分でやる方はそれで良いでしょう。

しかし、私のように家事が苦手で苦痛な人は、是非「家事を外注する」ことにチャレンジして欲しいと思います。

もちろんそれ以上に稼ぐことが前提ですが

苦手な仕事を手放すと、気持ちにゆとりができます。

自分の仕事に専念することができ、パフォーマンスが上がります。

本を読んだり、勉強する時間を確保することができます。

私がこうして美容医療を続けることができたのは、両親を始め、お手伝いさんの手助けがあったお陰です。

人間、一人では生きていけません。

やりたいことに優先順位を付け、人の助けを借りながらバランス良く暮らすこと。

私は美容医療を通して、皆さんのお役に立ちたいと思います

 

日本にはあまり家事を外注する文化が根付いていないようですが、女性も男性と同じように働いていくためには、家事を外注することが当たり前になるか、男性も女性と同じくらい家事をやるようにならないと難しいのではないでしょうか。男女平等を謳っている割には、まだまだ家事時間の男女差は大きいようです。

女性が自立して仕事を続けていくには、いろいろな人の力を借りて、それに感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。

 

春はボトックス

本日4月6日(水)は、研修のため休診とさせていただきます。

電話、LINE、メールなどのご対応が出来ません

ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

年度末は人と会う機会が増え、

よく喋り、よく笑ったせいか、

顔面の筋肉疲労が気になるようになりました。

顔のコリを感じるようになる時は、ボトックスが切れた時

半年経つとコリを感じるようになります。

当然シワも目立つように

日々忙しくて、自分の顔面メンテナンスが不十分なことを気にかけながら、私も美容のかかりつけ医が欲しいなぁと思う今日この頃。

とりあえずセルフボトックス注射で難を逃れることに。

この針刺激が超気持ちいい~

眼精疲労も楽になる、という人もいらっしゃいますので、お顔が疲れている人には是非お試しいただきたい治療です。

筋肉の緊張をほぐし、筋肉をリラックス&ストレッチさせる治療です。

 

毎年4~5月は新緑祭り、ボトックス祭りです。

ボトックスの良さを知っていただきたく、下記治療をご提案しています。

・お顔のシワ治療「レギュラーボトックス」

・フェイスラインのたるみ治療「リフトアップボトックス」

・ワキ汗撃退「エチケットボトックス」

・つら~い噛み締め「咬筋ボトックス」

・皮膚全体のハリ改善「ダーマペンボトックスミックス」

 

私やスタッフが、このボトックス治療をこよなく愛しているせいか、

当院に定期的に通う患者さんの半数近くが、ボトックス治療を受けています。

美容医療には欠かせないボトックス。

まだ受けたことのない方、是非この春お試しください!

2022.03.30

醍醐寺

久し振りに家族4人で京都旅行を楽しみました。

東京よりやや肌寒く、桜もつぼみが目立ち、ベストタイミングで訪れるのはなかなか難しいものです。

それでも今日は晴れて暖かくなり、宿泊先の女将が薦めて下さった『醍醐寺』の桜は素晴らしいものでした。

こちらは平安時代に創建された『三宝院』にある太閤しだれ桜。

樹齢160年、圧巻です

 

豊臣秀吉が復興させたこちらの庭園。

私の心を鷲掴み。

秀吉の圧倒的なパワーを感じさせる、エネルギッシュなお庭です。

しばらく座って眺めながら、西洋のような幾何学的ではない造作に計り知れない美を感じてしまうのは何故でしょうか。

樹木、石、池の水は自然なものですが、それらを絶妙に手入れしていますので、本当の“自然”ではありません。

しかし、鉄筋コンクリートやプラスチックのような完全なる人工物ではなく、素材自体は“自然”

お庭を観ながら、お手入れされた素肌の美しさを連想してしまうのは、職業病でしょうか。

 

“わび・さび”の真骨頂である枯山水も素敵ですが、

今の私は、この秀吉の力強い庭園に強く惹かれてしまいました。

手入れされた自然美の中に、自分の求めている無意識の何かがあるような気がしています。

新年度の始まりですね。

気持ち新たに、でも「初心忘るべからず」を意識して、自分の仕事を深めたいと思います。

 

卒業

3月は卒業シーズン。

長年にわたり当院に貢献してくれたスタッフ、渡邉青子もこの春クリニックを卒業します。

黎明期から私の右腕として、共にクリニックを育ててくれました。

苦楽を共にしてきた、大切なパートナーでした。

昨年退職の意向を告げられた時はショックで、

頭では理解しているものの心がついて行けず、

寂しくて悲しくて無念で、

言い知れぬ虚無感に度々襲われました。

この感情に蓋をしようとしても、どうしても蓋が閉まらず、

それならいっそのことこの感情に向き合い、味わいつくそうではないか!と開き直ってみたり。

日日薬とは言ったもので、だんだんとこの感情が消化できるようになりました。

 

諸行無常

一切皆苦

愛別離苦

人間の悩みに向き合い、

心の修行を続け、

真理を追究し、

悟りを開いたお釈迦様のお言葉は、

2500年以上経った今でも深い説得力があり、我々の心に染みわたります。

「人生ってこんなものだ」と思えるし、

自分の考え方次第で、物事の景色は変わるのです。

 

この世に絶対なんてことはなく、

人の心は移ろいやすく、

だからこそ人間関係は一期一会。

愛情込めて丁寧に構築することの大切さを再認識しています。

 

私は「元気」でいることに、無意識に執着しているような気がします。

自分自身のエネルギーを高めておかないと。

毎日美容医療は継続できません。

時々ガス欠になることがあり、

いろいろな方法で「元気」を充電するようにしています。

この「元気エネルギー」の源は、やはり人間関係の中から発生しているように思うのです。

患者さんとの対話の中からエネルギーを頂くこともあります。

「先生、元気そうですね!」と言われると、この上なく元気になりますので、どんどんお声がけくださいね

そして、ハイブリッド車のような、極力燃費の良い心持ちをすること

心をすり減らさないよう整えること。

魂を消耗する暮らしをしていると、それは表情に現れてしまうので、美容の大敵です。

きれいになりたければ、「通っていると何だが元気になれる」美容クリニックを選びましょう。

 

青子さん不在のクリニックは、まるでイチゴのないショートケーキ?のよう。

青子ロスにならないか心配です。。。

でも、当院には他にも美味しいフルーツのようなスタッフがいますので、4月からはフルーツタルトとして生まれ変わります

私がしっかりと、固いタルト生地のような土台として支えます

そして、新しいスタッフが入社します(詳細は後日報告いたします)

スタッフの入れ替わりで、しばらくご不便をおかけすることもあるかと思いますが、日々精進して参りますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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