今月お気に入りの言葉;
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」 上杉鷹山
よく通るお寺の前に、月替わりで格言が貼り出されている。
人は出来ないことにいろいろ理由を付けたがる。
忙しかったから・・・ とか、子供がいるから・・・とか、何とかかんとか。
そりゃそうだ。人生時間は有限だから、何もかにもできるというものではない。
だから物事に優先順位をつける。
順位の高いものは、何がなんでも「為す」
順位の低いものには、何やかんや理由を付けて「為さぬ」のだ。
この意識は、人生有意義に生きていく上で、とても重要なことだと思っている。
結構楽しそうに、欲張って生きている人は、たくさんのことを為しているように見える。
この「為せる」能力は千差万別であり、高度な能力がある人は豊かで幸せな人生を過ごすことが出来るのだと思う。
では、この能力に差が出来るのは何故か?
子供の頃からたくさんの経験・刺激を受け、柔軟な思考を持ち、好奇心旺盛であることが「為せる」能力を高めているのではないかと感じている。
特に海外生活を経験している人たちは、私にとって個性的で魅力的に見えるのである。
異文化を肌で経験すると、いろいろな考え方やモノの見方に触れることができるから、発想が柔軟になる。
そして日本にいては遭遇しない問題にぶつかることもあり、それらを解決する能力も磨かれる。
精神的に豊かな人生を送るには、人間の複雑な能力の集大成が生かされているのだろうと思う。
2月は受験シーズン。
受験も人生の通過点だが、第一志望に入れなくても敗北者ではない。
難関校に入れば人生バラ色というものでもない。
結果をどう受け止め、どう考えるかはその人次第である。