院長ブログ

美容医療のリスク

日本でどれくらい交通事故があるかご存知ですか?

交通事故のデータを調べてみました。

車の事故は、電車や飛行機に比べて確率が高いです。

私はほぼ毎日車で移動しています。

免許を取得して30年以上経ち、

学生時代からずっと運転しています。

何度か軽い事故は経験しましたが、

怪我をしたことはありません。

 

令和元年の免許保有者8200万人。

1年間の自動車事故発生件数は約38万件、

人口10万人あたり約300人、0.3%です。

自動車事故による死亡者数は3215人、

人口10万人あたり2.5人、0.0025%です。

交通事故発生件数、死者数ともに年々減少傾向にあり、

発生件数のピークは平成16年で約95万件、

死者数のピークは昭和45年で16765人でした。

昔はシートベルトもしなかったし、飲酒運転も多かったのでしょうか。

死者数が8割以上減少していたとは知りませんでした。

※警視庁統計表より

 

美容医療もリスクはあります。

ゼロにはできませんが、医師の知識と経験、技術で減らすことはできます。

ヒアルロン酸注入によるアレルギー反応は、交通事故程度の確率で起こります。

ヒアルロン酸注入には、もっと怖い副作用があります。

それは皮膚壊死と失明

確率はもっともっと低いですけれど、ゼロではない事実。

私は20年間注入治療をやっていますが、まだ経験はありません。

そのくらい確率は低いものの、いつも緊張して気を引き締めて治療に当たっています。

ヒアルロン酸は頬がリフトアップしたり、ほうれい線を目立たなくすることが出来る治療ですので、満足度の高い結果を出すことができます。老化への恐怖から解放されるので、ルンルンしてしまう治療なのです。純粋に喜ばれます。だからこそ美容医療の定番治療なのでしょう。

患者さんの喜ぶ姿を目にすると、怖い副作用でビビる気持ちはかき消されます。

ヒアルロン酸を『新しい美肌生活様式』の1つに入れてみました。

失われたハリを取り戻すには、皮膚の下にダイレクト注入するのが確実に効果があります。

※化粧品をいくら塗り込んでも、表面0.02㎜にある角質層を湿らす程度の効果しかありません、悪しからず。

 

車に轢かれる可能性がゼロではないから、外出しない人はどのくらいいるのでしょうか。

美容医療も正しくリスクを理解して、この秋チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

マスクの今だからこそ、こっそりほうれい線をリセットしてしまいましょう