ツァラトゥストラ
そろそろ8月も終わりです。
今年は例年と比べ、東京は凌ぎやすい暑さでしたね。
夜ン歩中は、セミの鳴き声から秋の虫に変わりつつあり、大都会でも季節の移ろいを感じる貴重な時間です。
YouTubeで「夕暮れの田舎の音」というサウンドを聴きながら執筆しておりますが、所詮タワマン環境ですので不自然さは否めません![]()
9月、当院は20周年を迎えます![]()
おギャーっと産まれた赤ん坊が成人式を迎えるまでの期間だと思うと、果たしてそんなにクリニックが成長したか?疑問ですが、美容医療を通してたくさんのことを学ばせていただいたことは間違いありません。
つい先日、患者様から「自動車のマツダは創業者が松田さんだけれど、スペルがMAZDAなのはアフラ・マズダーが由来なんですよ。」と聞かされてビックリΣ(゚Д゚) アフラ・マズダーとは、ゾロアスター教の最高神のことです。ゾロアスター教は古代ペルシャの宗教で、拝火教としても知られています。インド哲学観光に行ったとき、インドにもゾロアスター教の影響があったことを知り、ゾロアスター教は頭の片隅にそら豆ほどの大きさで鎮座しておりました。
ゾロアスター教の開祖はザラスシュトラで、ドイツ語読みするとツァラトゥストラ。
ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」がゾロアスター教のザラスシュトラだったとは 😯 ![]()
※そんなことも知らなかったのか、と言われてしまいそうですが、自分の無知をさらけ出します。
早速ニーチェの本を読んでみようとAmazonからポチしようとした直前。ちょっと待てよ、100分de名著にあるはずだと思いつき、U-NEXTで探したところ、1回110円で視聴することができました。週末一気にニーチェを学びまして、その人生哲学に深く共感致し候。
ニーチェは1844年~1900年、ドイツの哲学者です。
自然科学の発展と共に、キリスト教への信仰が薄らぎ始めた時代でした。
神の思し召し通り生きることを善、裏切ることを悪とした価値観からの転換を示唆する書です。
神は死んだ、と言います。
ニーチェは超人であることを目指します。
超人とは自分軸の喜びを見出し、夢中になって生きる人のこと。
人生、禍福あざなえる縄の如しですが、全てを引き受けて肯定できること。
どんなに不運なことがあっても、それも含めて運命を愛せること。
そして、喜びを求めて生きよう、ってことらしいです。(私なりの解釈
)
超人の反対は末人(まつじん)と呼び、それはニヒリズムです。ニヒリズムとは全てのモノは無価値であるという考え方。こういう人、いますよね。斜に構えると言いますか、最近の若者は「冷笑界隈」って言うようです。
超人は他人からの承認抜きで全肯定できる。他人との比較は末人となる。
番組の最終回には精神科の先生が出演されており、精神科的に正しい生き方は、「自分の欲望を諦めないこと」とお話されていました。
これ、ホンマに大賛成。
好きなことに夢中になれるって、幸せだし、表情が生き生きと輝いて見えます![]()
美容皮膚科診察室で、私はいつも患者さんの肌状態と表情を観察していますが、楽しく生きている人は自分の人生を肯定しているし、愚痴や文句は言わないし、ニヒリズムではありません。
世間体とか枠組みに囚われず、熱中できる人は美しいと思います。
先週コーチングを受けた時、私の心の賢者から「好きなことをすればええのじゃ。」と言われたのは、このニーチェに繋がるための必然だったのです。
100分de名著は実に素晴らしい番組だと思います。
古典を読破するのは時間と労力が必要ですが、とりあえずダイジェスト版ということでしたらさらりと学べますよ。
今はAIが私たちの生活に深く入り込んできているので、どう生きるか、何をするか、という哲学は必須だと思います。それが無いと、AIに支配される人間に脱落するでしょう。
私は考えることを人任せにしたくないので、これからも自分の頭で考え、決断し、行動するようにしようと思います。
