医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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Blog院長ブログ

2025.11.04

京都奈良修學旅行

10月は外出する機会が多く、先週は京都奈良修學旅行へ出かけました。

日本人として、日本の歴史や精神性についてもっと学びを深め、子孫に伝えなければならないという責任を感じています。

「○○宗を信仰しています」というような特定宗教はないにしても、神社やお寺に行ったらお祈りするし、困ったときの神頼みや、お天道様は見ている、ような感覚は日常生活に溶け込んでいるのではないでしょうか。自然や八百万の神を信じる心、これは立派な信仰だと思います。

高校時代、アメリカ留学した際、日本を紹介するスライドを作成して、アメリカ人相手に何度もプレゼンしたことがありました。

その時に“We have no religion.”と伝えていたことを、今になって後悔しまくりです。

信仰心が失われた訳ではないのに、日本人には宗教がないと教わっていたのか思い込んでいたのか。様々な儀式(形式)を重要視しなかった両親の影響と、バブルで浮かれ狂って大切なことを忘れていた自分への戒めとして、今こそ日本人としてのアイデンティティをしっかり持っていたいという気持ちが強くなりました。

 

京都では東寺の立体曼荼羅、三十三間堂の千手観音、そして明治維新で失われた幕末の志士たちを祀る霊山歴史館へ。

奈良では大仏様の東大寺、聖徳太子様の法隆寺へ。

お寺や五重塔などの建造物はもちろんのこと、仏像や絵画などの美術工芸品の精密で細やかな手仕事は、同じ人間の仕業とは思えません。東大寺の大仏様なんて、もはや再建不可能です。人間は進化しているのか退化しているのかよく分からなくなります。少なくとも私は、このようなや国宝や重要文化財に圧倒され、いや圧縮され、真空パックでペシャンコにされるような感覚になります。自分は何をしているのだろうか・・・と。あ、美容医療をやっていました

 

日本の古いモノに触れると、美意識という観点から美容医療に通じる何かをいつも考えさせられます。

今回の観光はお寺巡りが主でしたが、清掃・整理整頓が行き届いた古いモノの侘び寂びを味わえる日本人の感性を大切にして、未来につないで行きたいと心から願います。

「法隆寺に使われている木造建築は釘もネジも使われていません。鉄筋コンクリートは100年持ち堪えられません。これら木の柱にはペンキが塗られていないから1300年も長持ちしています。もしペンキが塗られていたら、こんなに長持ちしませんよ。」と解説を受け、おお、木肌が素肌で、ペンキがファンデーションではないか!!と感じ取った次第です。

ファンデーションを塗ったら、素肌が傷んでしまうのよね。。。

東大寺二月堂からの奈良の景色

あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり(万葉集)

このような歌が詠み継がれる日本。

歴史ある国に外国の人々が魅了されるのは当然ですね。

また機会がありましたら、日本の歴史や精神性について、海外の人に英語で伝えられるよう準備しておきたいと思います。

 

 

 

 

飛びぬけて肌が美しい人

「肌がきれい」とは、具体的にどういう状態か考えてみます。

・シミ、くすみがなく、肌色が均一に整っている。

・キメが細かく整い、バリア機能が保たれている。

・毛穴が閉まって目立たない。

・水分、油分バランスが整い、十分潤っているがべたつかない。

・吹き出物やイボ、稗粒腫など突起物がなく、またニキビ跡など陥凹もなく、表面の手触りが滑らかである。

・真皮にコラーゲンがしっかり詰まっていて弾力がある。

当院の患者様で、惚れ惚れするほどきれいな素肌の持ち主がいらっしゃいますが、彼女たちの肌をイメージするとこのような状態だと思います。

では、どのようにこのような肌を作り上げることができるのでしょうか?

①ローマは1日にしてならず、美肌も然り。毎月ペースの来院を10年以上続けられる根気と熱意がある。

②レーザーはコンビネーションで2~3種類受ける。色味とハリ治療をカバーする。

③注入治療に抵抗がなく、ボトックスもヒアルロン酸も当たり前のように継続している。

④ファンデーションを卒業し、素肌で過ごしている。

⑤顔だけでなく、首や手なども当然メンテナンスする。体形も維持している。

⑥清潔感があり、身だしなみが整っている。

⑦飛びぬけて美しい肌なので、当然周りから褒められる。そしてキレイな肌でいることを社会的使命のように感じている。

 

特にこのに注目してみましょう。

当院では、初診の患者様に、「まずは月1回のペースで10回、1年間は通ってください。」とお伝えしています。

健康な美肌を手に入れるための、遠いようで近道は、何よりも治療を継続していただくことです。

通ってさえ下されば、必ず結果にコミットします。※ファンデーションに頼らない素肌づくりが基本です。

1年通えば「結果」を出します。

3年通えば「肌がきれいな人」になります。

10年通えば、「飛びぬけて肌が美しい人」になります。

ちなみに治療歴最長は25年の強者たちが20名ほど今でも通って下さっています。

このレベルになると、通院を大変だと思わず、楽しみに来てくださっている様子で、美容医療を生活の一部に組み込んでいらっしゃるので、本当に頭が下がります。

 

当院の治療目標は「素肌で過ごせること」ですので、肌を美しく仕上げることには心血注ぎます。

シミやイボ、ホクロなど取れるものは取ってしまった方が、肌は断然キレイに見えます。

これから冬の季節、こちらからもお声掛けしますので、お肌のシミ祓いをいたしましょう

 

 

2025.10.15

リトリート合宿

初の女性総理大臣誕生

と歓喜した先週のブログでしたが、雲行きが怪しくなってきました。

公明党の連立離脱

政策も信念も違う政党なので、そもそも連立には無理があったのでしょう。

 

さて、連休はいかがお過ごしでしたか?

お天気はイマイチでしたが、私は素晴らしい週末を過ごすことができました。

知人に誘われて、経営者向けの1泊合宿に参加。

8名参加というスモールグループで、女性は私だけ!(一応、女性と認識されていたと思うのは思い込みかもしれません

「見た目は女性で、頭は男」とよく言われるので、全く違和感なく受講できました。

私と同世代の方々が多く、このくらいの年になると、男女を意識せずお付き合いできるのが心地よいです。

 

皆さんのお話に耳を傾けると、人生の目的や目標設定のスケールが大きくて、大変刺激を受けました。

世のため人のために何かをしたい、という思いが軸になっているので、我欲がありません。

印象に残った内容を1つ紹介しましょう。

私たち一人ひとりはとてつもない潜在能力が隠されているのですが、思い込みによるメンタルブロックが能力の発揮を妨害しています。

「私には無理です。。。」←これ、本当によく聞きますよね。

ところが 破格な人生を送っている経営者は、このメンタルブロックがほぼゼロだということを知りました。

「とりあえずやってみましょう」的な精神なのです。

自分の人生の目的に対して忠実であるか、という大前提のもと、とにかく行動力が半端ない。

そして、「何か違う」と思ったら、撤退も早いのです。

だから失敗の数も多い。

 

「この時代に、この国に生まれてきた目的は?」

「どんな世の中を見たくてこの仕事(美容医療)をしているのか?」

この問いをしっかりと意識して、メンタルブロックを外して、行動的に生きてみようと思います

 

彼らの軽やかな発想と行動力に触れ、みなぎるパワーを充電した週末でした。

振り返れば、子供を産んでからは家族旅行か社員旅行ばかりで、お友達と寝食を共にする機会がほとんどない中年期を過ごしました。仕事と家庭でいっぱいいっぱいだったのも、メンタルブロックがかかっていたのかもしれません。

同じような志を持つ仲間との時間は、心が豊かになります。

このような機会を与えて下さったお二人の先生方には深く感謝しています。

ご縁を大切に。

生きてて良かった!

クロアチアで出会った可愛い犬たち。

 

 

2025.10.08

女性初総裁誕生

あの自民党に、初の女性総裁が誕生しました。

いや~、時代の変化を感じます。

というか、「変わらねば」という世論の表れなのだと思いました。

高市早苗さんについては賛否両論あり、いろいろな政治信条があってよいと思いますので、良い悪いという問題は置いておき、「女性初」という事実に対して純粋に胸が躍ります。

 

先日、美容外科学会に国会議員の野田聖子さんが登壇し、フェムテックについて講演されました。

その時、「自民党は9割以上男性ですから、女性の生理や妊娠・出産、更年期について理解が足りず、話題にもならない。」とお話され、まずはそういう問題があるという意識を植え付けるためにフェムテックを推進したり、ジェンダーに関する話題を広めたり、法案を作るなど活動されているようです。

野田さんご自身も50歳という高齢出産を経験し、育児と国会議員の両立に大変ご苦労されたご経験から、女性の社会進出をサポートする活動に取り組んでいらっしゃるのだと思います。

生の野田聖子さん、テレビに映る姿よりずっと素敵でした。

 

戦前までは女性に人権などなく、男性に隷属しており、いや男性の所有物と化していました。

ちなみに、「嫁ぐ」とか「嫁」という言葉を聞くと、背筋がゾワゾワしちゃいます

現代の「嫁」に深い意味はないのでしょうが、戦前のお家制度が残っている時代では、女性は結婚して「嫁に入る」ので、その家のモノになるみたいで、自由が奪われるイメージがあるから、No thank you.

あ~、現代に生まれて本当に良かった。

 

話は逸れましたが、女性初総理大臣(になるであろう)高市早苗氏に勇気をもらいました。

柔らかい関西弁も好印象。

ここに至るまでは並大抵の努力ではなかっただろうし、国家のリーダーという重責を担う覚悟がカッコいい。

しがない町医者の私には眩し過ぎます

 

優秀な女性がどんどん活躍して、攻撃的な男社会から脱却できれば、この上なき幸せ。

きれいごとですが、核とか武器とか戦闘機とか軍事パレードとか、本当に要らない。いい加減にして欲しい。

全世界のリーダーが女性になったら、世界中で一斉に武力行為を止められるのではないかと思うのですが、このきれいごとは実現できないのでしょうか。

男を産むのは女であることを忘れないで下さい。

 

しがない町医者は、美容医療を通して人々の幸福度を高め、平和で夢のある社会へ貢献したいと思います。

 

2025.09.28

クロアチア旅行

しばらく旅に出ていました。

今回の旅行先は「スロヴェニア・クロアチア」です。

何故クロアチア??

とよく聞かれますが、まだ行ったことのない場所に足を運んでみたいことと、旅慣れた人たちからの評判の良さから選んでおります。

地図でおさらいしておきますと、クロアチアはアドリア海に面した細長い国で、イタリアの東に位置しております。

歴史は複雑で、古代ローマに支配されていたこともありますし、クロアチア王国として独立したこともありますし、中世はハプスブルグ帝国の支配下になったり、オスマン帝国から攻撃されたり、ナポレオンが攻めてきたり、、、

近代ではユーゴスラビア王国となり、戦後は社会主義国となりましたが、ややこしい民族紛争を繰り返し、ベルリンの壁崩壊後の1990年代には激しい内戦が勃発。1992年にクロアチア共和国は正式に独立が認められたそうです。内戦は1995年まで続き、至る所が爆撃で滅茶苦茶にされてしまいましたが、それがたったの30年前というのですから驚きます。

こちら、有名なアドリア海の真珠、ドブロヴニクです。もちろん世界遺産。

こちらはプリトヴィツェ湖群国立公園で、16の湖と92の滝からなる美しい世界遺産です。

これらの場所も内戦で大変な被害を受けたそうです。

とは言え、現在はすでに修復されており、観光地として世界中からたくさんの人々が集まる人気スポットとなっております。

人種はスラブ民族で、言語はクロアチア語。全く聞きなれない言語でしたが、英語が通じるので問題はありません。

貨幣はユーロ。凄まじいインフレと円安です。

写真のようにお天気に恵まれ、日中は30度近くまで上がりますが、朝晩はかなり涼しくなるので過ごしやすかったです。

9月でこの気候ですから、7~8月はおススメできません。暑すぎて観光どころではないでしょう。

 

スロヴェニアにあるヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞の全長27㎞というスケールの洞窟は圧巻でした。

鍾乳石は1㎝伸びるのに100年かかるそうです。1mで1万年!

何万年という地球の営みや時空に畏怖の念を感じるとともに、自然というのは人間社会が太刀打ちできるようなものではなく、そうなるように定められた宇宙のシナリオのようなものがあるのではないかと思いました。

私たち人間は苦しみもがいたり、素晴らしい創造性を発揮して科学を進歩させりしていますが、それもこれも、その宇宙のシナリオの中で決められた出来事に過ぎないのではないかと。

「自分の思うことを信じてやればいいんだよ」という天の声が何度も繰り返し聞こえました。

ヨーロッパ大陸には広大な草原や森が広がり、緑豊かなところが多いのです。

日本では見られないスケールです。

これら自然は人間の愚行を包み込んでくれるように思いました。

星が煌めく夜空を見上げると、北斗七星がはっきりと浮かび上がっています。

東京都心では決して見ることが出来ないので、静かな星空を眺めながら、昔の人は天体の動きからいろいろなことを学び想像していたのだろうなぁ、としみじみ。異端児扱いされながらも地動説を研究していた人々はどんな思いだったのでしょうか。

 

勝手に自然と対話をしながら、ボーっとする贅沢時間。

旅行したお仲間は60~70代のご夫婦でしたが、皆さま知性も体力もある素敵な方々で、お食事も楽しくご一緒させていただきました。

これぞ夢の休日。

頑張って生きてきて良かった、と思える瞬間です。

一緒に旅をしてくれる夫は有難い存在です。

そして留守番をしてくれる娘と犬とお手伝いさん、クリニックを共に支えてくれるスタッフ、当院に通って下さる患者様など、沢山の人たちのお陰で、夢の休日を過ごせたことに、今まで味わったことがないくらい感謝の気持ちが溢れました。毎日「ありがとう」と言いながら旅をしていました。

私は中学1年生の時から40年以上、いろいろな国を旅していますが、今回の旅は今までと違う何かを感じ取りました。

非日常に身を置いて自然と触れ合うことは、間違いなく私の生きる原動力になります。

またいい旅ができるよう、日常診療を頑張ります

 

 

 

 

 

 

2025.09.10

パワーカップル 年収700万

夫婦共働きで、共に年収700万円以上を「パワーカップル」と呼ぶらしい。

世帯年収1400万以上になります。

45万世帯あり、全世帯の0.83%、共働き世帯の2.9%が該当するとのこと。

ナント、10年前から倍増しているのです。

年収700万円以上稼ぐ妻または母は45万人、この10年で倍増したと考えられます。

すごいですねー、女性の社会進出

私は経営者ですので、一人当たり700万円の賃金を支払うのは並大抵のことではないと肌感覚で分かります。

700万円の賃金に対し、会社負担分の社会保険料は108万円かかります。これで808万。

年収の20%増しの人件費がかかると言われていますので、840万円くらいかかるという計算になります。

制服代や学会参加費、研修費、福利厚生費など合わせると、それくらいかかるでしょう。

それだけ支払える利益を確保しなければならないのですから、人を雇用するということ自体がすごい社会貢献なんだと、いつも自分に言い聞かせて踏ん張っております。

スタッフの平均年収700万円にするのを目標にしてみようと思いました。

(とりあえず大見得を切る麻麻呂

 

年収700万円以上稼ぐ女性の割合は全体の4.4%、ちなみに男性は21.9%もいます。

この男女賃金格差は、女性が出産・育児のために仕事をセーブするするためと考えられます。

男女平等が進むと、この割合も近づくのでしょうか。10年後が楽しみです。

 

2人以上の勤労者世帯の可処分所得は月52万円2569円、過去10年で10万円増えているにもかかわらず、消費支出は32万円、月1万円しか増えていないとのこと。増えた分は貯蓄に回り、消費されていないようです。

消費しないとダメみたいな風潮がありますが、人が動いて消費すると地球環境に負荷がかかるから、省エネでいいんじゃないかと思ってしまいます。

 

そもそも年収700万円は米国やカナダ、ドイツなどの平均年収にも満たないので、世界的には「平均カップル」

米国や一部ヨーロッパの国々は物価も高く、NYにお住まいの方が洋服2枚をクリーニングに出したら77ドルだったと驚いていました。

為替の影響もありますが、日本はまだまだ物価安、暮らしやすいです。

政治経済、激動の今、上手に生きていきましょう!

 

 

 

 

 

19周年

今年も猛暑続きの夏となりました。

皆様、どのような夏をお過ごしでしたか。

今年は旅行に出られた方が多いように思います。

その他、大阪万博や映画「国宝」の話題をよく耳にしました。

私も「国宝」観て参りましたが、歌舞伎をあのレベルにまで身に付けてしまう圧倒的な役者魂に心が震える思いでした。

 

さて、9月で当院は19周年を迎えます。

毎年恒例の「周年挨拶」を述べたいと思います。

母がレコード店を20年間(1984年~2003年)営んでいましたので、私も20年間は自分のクリニックを続けたいと意識しておりました。

ようやくリーチのところにまで漕ぎ着けました。

長年通い続け当院を応援して下さる患者様、

私の診療をサポートしてくれるスタッフの皆さん、

ホームページの作成・管理をして下さるAさん、Tさん、

院内のメンテナンスや内装をきれいにしつらえて下さるNさんとTさん、

ネット環境やセキュリティでのお困りごとを解決して下さるNさん、

編集作業を助けて下さるTさん、

院内クリームを調剤して下さるKさん、

法律的な問題を相談できる顧問弁護士のM先生、

税務全般を丸投げさせていただいているI先生、

労務についての相談から労務についてお世話になっているB会社の先生方、

玄関ホールのお花を飾って下さるRさん、

クリニックのマンション大家さん、

レーザーをメンテナンスして下さる業者の皆々様、

そして存在自体が心の支えになっている大切な家族。

その他ここには書ききれないほどのたくさんの人達からお力添えいただいたおかげで、白金ビューティフルエイジングクリニックが存在しています。

iphoneの写真を整理していたら、忘年会や研修旅行、年末イベント、食事会、コロナ禍のマスク姿!など思い出写真がたくさんありました。

 

人付き合いというのは不思議なもので、長く関係を続けることで醸成される大切なものがあると感じています。

それを強く意識するようになったのは50歳過ぎてからでしょうか。

学生時代の友人とはもう30年以上の付き合いになりますが、多感な時期を共に過ごした仲間を中年期以降から作ろうと思っても無理なのです。

家族もしかり。苦楽を共に家庭を築いてきたからこそ、その思い出が鉄板のように厚く強固な土台となって支えられています。

患者様ともいつしか10年、20年のお付き合いとなりまして、信頼して治療をお任せいただけることはかけがえのない財産に他なりません。

そしてクリニック19年。

学生時代に美容外科の道を選択してから30年。

これだけ長く続けられる仕事を選んだのは、神様のお導きだったとしか思えません。

もはや奇跡です。

八百万の神々、関係する方々全員に、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

昨日、北里大学医学部 名誉教授 塩谷信幸先生のお別れの会に出席しました。

塩谷先生は、私の恩師である宇津木龍一先生の恩師です。

学会等でお会いすると、必ず「どうですか、繁盛していますか?」とニコニコ笑顔で話しかけてくださったことが印象に残ります。

私にとっては雲の上の存在ですが、人間味と教養の深い、プリンシプルのある立派な先生だと感じていました。

塩谷先生の教え子である先生方が集まりましたが、70代でもバリバリ現役なお姿に触れ、圧倒されてしまいます。

しかも、皆さま美容医療業界では大活躍されており、塩谷先生の影響力の偉大さは燦然と輝く太陽のようです。

 

心軽やかに、ワクワク楽しみながら、皆様に健康的な素肌美と生きるエネルギーを提供できるような白金ビューティフルエイジングクリニックを続けて参ります。

20年目、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

夏真っ盛り★美容皮膚科学会

週末、スタッフと共に、大阪国際会議場で開催された日本美容皮膚科学会に参加しました。

今回はレーザーの講演をしたのですが、あまり上手にお話できずに落ち込みました

あれもこれも話そうと膨らみ過ぎてしまったり、肝心なことを話忘れたり、、、

昔から原稿を読みながら話すのが得意ではなく、丸暗記してみるものの、やはり本番ではスルッと忘れたりするわけです。

あ~、これが老化でしょうか。

台詞を覚えられる俳優さんたちの能力って凄くないですか

 

さて。美容皮膚科業界の盛り上がりが凄まじく、若い女性医師(看護師?)が多数参加していたこともさることながら、企業展示の出店が華やかで大盛況。美容医療の裾野がこれほどまでに広がっていることに驚きを隠せません。

私が美容外科を志した30年前は、ニッチ過ぎる医療で、よく分からないだけに怪しい香りが漂う業界というイメージでした。

親戚に「なんで美容外科なんか選ぶの?」と怪訝な顔をされましたが、何も言わず私の選ぶ道を応援してくれた両親には感謝しています。

研修医の頃、いくつかの美容外科クリニックを見学しましたが、もはやお化け屋敷かぁぁぁ・・・というくらい、薄暗くて、受付のお姉さんたちが皆同じ顔をしている不気味なクリニックもありました。

それでも、純粋に「美容外科」というジャンルに魅了され、その道を選んだ私もかなり変わり者だったと思います。

まだ20代でしたが、事の善悪を判断できる能力はギリギリ備わっていたようで、真っ当な美容外科病院を研修先に選ぶことが出来て本当に良かったと、今になってしみじみ思います。

 

月日は流れ、怪しい美容外科から開かれた美容医療へと変わり、在ること無い事SNSでオープンにされるようになりました。

顔に手を加えることへの抵抗が薄れ、ファッション感覚でお隣の国へ治療を受けに行く人も増えました。

1960年代に外国へ行ける人は一握りでしたが、1980年代になると誰も彼もが格安に行けるようになったような感じでしょうか。

学生でも旅行や留学を通して異文化体験できるようになったことに、夢と希望が膨らみました。

旅行と同じく、大手美容クリニックは、誰でも美容医療が受けられるよう敷居を下げ、大衆文化に広げました。

美容コンプレックスから解放されるためのアクセスが良くなり、より多くの一般市民の娯楽になりました。

でも、それは私のイメージから遠く離れた世界に変わってしまったことを意味します。

特別感が薄れてしまい、「つまらない」とさえ感じている自分がいます。

仕事がつまらないのではなく、業界が広がってしまったことが「つまらない」のです。

本当は喜ぶべきことなのでしょうが、私は天邪鬼で、皆がやらないことをやるのが好きな性分ゆえ、ひねくれてしまいます。嫌な性格です。

 

とは言え、様変わりする美容医療業界ですが、学会では大学での研究レベルでの情報を入手できますし、いろいろな先生方の治療の工夫などに触れることができます。

日頃お会いできない先生方や、いままでお世話になった業者の方々とのリアルな情報交換ができるのもメリットです。

お盆休みの中、(万博も開催されている)大阪まで足を運んだ甲斐がありました

 

1つ情報をシェアしましょう。

日中13時~17時の間に、屋外で過ごす生活習慣のある人は、無い人に比べてシミ取り後に色素沈着を起こす可能性が8.5倍に増加するそうです

「夏はシミ取りの季節ではありません」、とお伝えしているのは、炎症後色素沈着を起こすだけでなく、シミが再発してしまうリスクが高いからです。

夏になると、日常生活をしているだけでも日焼けしている人、結構いらっしゃいます。

ゴルフしている人や、UVケアをしていない男性は真っ黒です

シミ取り治療をご希望の方は9月下旬以降で少し涼しくなる頃をお薦めします。

 

体調不良のため、しばらく外出せず家の中で過ごしていた人が、びっくりするほど色白になっていることがあります。

具合が悪かったので、ずっと化粧もせず、何も塗らず。

そして紫外線に当たらなければ、こんなに皮膚って良くなるんだ、と驚くほどです。

 

夏の肌ダメージが気になる方、美肌レーザーケアで回復させましょう

 

ゆったり、まったり、8月

8月。

夏は自然と早く目が覚め、5時過ぎに犬の散歩に出かけるのが日課となりました。←夏だけです。

8時過ぎにお散歩しているワンちゃんを見かけると、肉球が火傷して熱中症にならないか心配です。

 

普段はぎっしり埋まっている予約表ですが、先週からポツポツ空きが

記録更新の酷暑のせいでしょうか。

そういえば、昨年も一昨年も、ちょうどお盆の時期に7~10日ほど旅行に出かけたので休診にしておりました。

今年は9月15日~24日まで休診ですので、8月は絶賛診療中です。

皆さまも夏休みはお出かけでしょうか?

今年は海外旅行に出かける方がぐんと増えていますね。

それから大阪万博!開催前は話題にも上りませんでしたが、最近行ってきた人のお話をよく耳にするようになりました。なかなか評判良さそうです。

8月15日まではまだ予約枠に余裕がございますので、暑さが気にならない方は是非とも美肌ケアにお運びくださいませ。

※猛烈な暑さですので、どうぞご無理のないようお願いします。

 

予約時間にゆとりができると、患者様に詳しく問診することが出来ます。

普段聞きそびれていることの確認ができ、患者理解が深まり、より良い治療結果に繋がると思います。

診療の質は間違いなくUP

お使いの化粧品や食生活、睡眠、ストレス、趣味、そして美意識など質問させていただきます

いつも以上にマイクロスコープで皮膚を細かく診察できます。

8月中にご来院いただくと、もれなく院長との深いコミュニケーションと、楽しい会話で時間を忘れ、レーザー出血大サービスが付いてくるかも??

初恋の味、カルピスをご用意してお待ちしております

 

8月16日~17日は日本美容皮膚科学会でスタッフと共に大阪へ

ピコレーザーについての講演をして参ります。

8月16日(土)は休診となりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

ヒアルロン酸注入と上手に付き合う

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」

40代からのシミ・しわ治療専門の美容皮膚科を掲げて早19年。

私も19歳重ねまして、患者様も一緒にお年を召されまして、気が付けば60代の人が増えました。

60代でも、余計な化粧品を手放し、ファンデーションを卒業し、レーザー等できちんとお手入れを続ければきれいな素肌を手に入れることができます。

何も塗らなくても、ちゃんと潤いを保てる保湿肌。

60代から治療を始めても、かなり肌はキレイになる、と自信を持って言えます。

ただし、1年はかかります。

「本当に何も塗っていないのですが、これで大丈夫なのでしょうか?」とよく聞かれますが、確実にキレイになっていることは周知の事実。

「何かご心配なことがありますか?」と尋ねると、

「いえ、何か塗ったらもっとキレイになれるかな?と思いまして。」と貪欲なご回答。

素肌が健康であれば、夏は本当に何も塗らなくても大丈夫ですたたでさえ汗はかくし、皮脂は出るし。

逆につっぱったり乾燥したりする人は、保湿力が弱く、肌が不健康だということです。

 

皮膚のシミ、くすみはレーザー治療で改善しますし、肌のハリもある程度は回復します。

しかし、50歳を過ぎると、顔が痩せてたるんだり、シワが目立ったり、レーザー治療ではどうにもならない加齢変化に直面します。

顔の痩せには、ヒアルロン酸を注入してあげるとグンと若返ります。

ふっくらハリが戻ると、顔だけでなく心も満たされます

私の治療方針は、1~2㏄程度少量ずつ注入していきます。

こめかみ、頬、ほうれい線、口回り・・・というように、パーツごと分割して治療し、だんだん良くなる優しい変化をお見せします。

「ヒアルロン酸ってパンパンになるんでしょ。」とか、「何か異物を入れることに抵抗がある。」と頑なに拒絶される方もいらっしゃいますが、こんなにいい治療なのに食わず嫌いはもったいないな~と思ってしまいます。

10CCくらい入れなければパンパンにはなりませんのでご心配なく。

ヒアルロン酸はもともと生体の構成成分であり、馴染みがよく、皮膚になじんで一体化するので異物反応は極めて稀です。ヒアルロン酸に反応するというよりも、ヒアルロン酸が溶けにくいように加工するための添加物にアレルギー反応を起こすと言われています。

ヒアルロン酸注入がメジャーになる前、シワに対してコラーゲン注入治療を行っていました。

コラーゲンは牛の皮膚に含まれる成分のため、動物性たんぱくに対するアレルギーが3%あったことがネックで、さらに2000年代初頭に狂牛病騒ぎが起こったことをきっかけにすっかり廃れてしまいました。(今でも無くなってはいません)

私は2000年からコラーゲン注射に携わっていましたので、25年もの間注入治療を経験していることになります。

皆さまの大切なお顔を預かる身として、結果は8割目標、入れすぎ厳禁、安全第一の治療を心掛けています。

かなり慎重にやっていると思います。

私なりの美的感覚で、不足している部分に控えめに足しますが、直後に結果は出ますし、鏡を見て確認する時の患者さんの笑顔がたまるか~。とっても嬉しそうです

ヒアルロン酸注入はとても神経を使う作業ですが、変化が分かりやすいので遣り甲斐のあるお仕事です。

加齢変化に悩む女性にもっと幸せになって欲しいから、ヒアルロン酸でお役に立てれば幸いです。

 

 

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