医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

03-5791-4800

受付時間 9:00~17:00[月~土]

Blog院長ブログ

2025.10.08

女性初総裁誕生

あの自民党に、初の女性総裁が誕生しました。

いや~、時代の変化を感じます。

というか、「変わらねば」という世論の表れなのだと思いました。

高市早苗さんについては賛否両論あり、いろいろな政治信条があってよいと思いますので、良い悪いという問題は置いておき、「女性初」という事実に対して純粋に胸が躍ります。

 

先日、美容外科学会に国会議員の野田聖子さんが登壇し、フェムテックについて講演されました。

その時、「自民党は9割以上男性ですから、女性の生理や妊娠・出産、更年期について理解が足りず、話題にもならない。」とお話され、まずはそういう問題があるという意識を植え付けるためにフェムテックを推進したり、ジェンダーに関する話題を広めたり、法案を作るなど活動されているようです。

野田さんご自身も50歳という高齢出産を経験し、育児と国会議員の両立に大変ご苦労されたご経験から、女性の社会進出をサポートする活動に取り組んでいらっしゃるのだと思います。

生の野田聖子さん、テレビに映る姿よりずっと素敵でした。

 

戦前までは女性に人権などなく、男性に隷属しており、いや男性の所有物と化していました。

ちなみに、「嫁ぐ」とか「嫁」という言葉を聞くと、背筋がゾワゾワしちゃいます

現代の「嫁」に深い意味はないのでしょうが、戦前のお家制度が残っている時代では、女性は結婚して「嫁に入る」ので、その家のモノになるみたいで、自由が奪われるイメージがあるから、No thank you.

あ~、現代に生まれて本当に良かった。

 

話は逸れましたが、女性初総理大臣(になるであろう)高市早苗氏に勇気をもらいました。

柔らかい関西弁も好印象。

ここに至るまでは並大抵の努力ではなかっただろうし、国家のリーダーという重責を担う覚悟がカッコいい。

しがない町医者の私には眩し過ぎます

 

優秀な女性がどんどん活躍して、攻撃的な男社会から脱却できれば、この上なき幸せ。

きれいごとですが、核とか武器とか戦闘機とか軍事パレードとか、本当に要らない。いい加減にして欲しい。

全世界のリーダーが女性になったら、世界中で一斉に武力行為を止められるのではないかと思うのですが、このきれいごとは実現できないのでしょうか。

男を産むのは女であることを忘れないで下さい。

 

しがない町医者は、美容医療を通して人々の幸福度を高め、平和で夢のある社会へ貢献したいと思います。

 

2025.09.10

パワーカップル 年収700万

夫婦共働きで、共に年収700万円以上を「パワーカップル」と呼ぶらしい。

世帯年収1400万以上になります。

45万世帯あり、全世帯の0.83%、共働き世帯の2.9%が該当するとのこと。

ナント、10年前から倍増しているのです。

年収700万円以上稼ぐ妻または母は45万人、この10年で倍増したと考えられます。

すごいですねー、女性の社会進出

私は経営者ですので、一人当たり700万円の賃金を支払うのは並大抵のことではないと肌感覚で分かります。

700万円の賃金に対し、会社負担分の社会保険料は108万円かかります。これで808万。

年収の20%増しの人件費がかかると言われていますので、840万円くらいかかるという計算になります。

制服代や学会参加費、研修費、福利厚生費など合わせると、それくらいかかるでしょう。

それだけ支払える利益を確保しなければならないのですから、人を雇用するということ自体がすごい社会貢献なんだと、いつも自分に言い聞かせて踏ん張っております。

スタッフの平均年収700万円にするのを目標にしてみようと思いました。

(とりあえず大見得を切る麻麻呂

 

年収700万円以上稼ぐ女性の割合は全体の4.4%、ちなみに男性は21.9%もいます。

この男女賃金格差は、女性が出産・育児のために仕事をセーブするするためと考えられます。

男女平等が進むと、この割合も近づくのでしょうか。10年後が楽しみです。

 

2人以上の勤労者世帯の可処分所得は月52万円2569円、過去10年で10万円増えているにもかかわらず、消費支出は32万円、月1万円しか増えていないとのこと。増えた分は貯蓄に回り、消費されていないようです。

消費しないとダメみたいな風潮がありますが、人が動いて消費すると地球環境に負荷がかかるから、省エネでいいんじゃないかと思ってしまいます。

 

そもそも年収700万円は米国やカナダ、ドイツなどの平均年収にも満たないので、世界的には「平均カップル」

米国や一部ヨーロッパの国々は物価も高く、NYにお住まいの方が洋服2枚をクリーニングに出したら77ドルだったと驚いていました。

為替の影響もありますが、日本はまだまだ物価安、暮らしやすいです。

政治経済、激動の今、上手に生きていきましょう!

 

 

 

 

 

2025.06.17

私の夢

本日の東京最高気温、34.8℃

単純に高温なのか、更年期症状で暑く感じるのか、よく分からない今日この頃。

この時期はまだ扇風機でやり過ごしていたのですが、犬もいるのでさすがに冷房ON。

 

私が小学生の頃(1970年代)、夏の夜に冷房を入れるのは「特別暑い日」限定でした。

東京23区の6階建てマンションの最上階に住んでいたにもかかわらず、です。

普段は玄関と窓を開けて、風を通すことで何とか暮らせていました。

現在、私はタワマン在住ですが、玄関扉を開けっ放しにするようなおおらかさは19年前に住み始めた当初から失われています。

窓を開けると空気は通りますが、電車等の音がうるさく、また都会独特の汚染された空気が入ってくるのも嫌な感じ

冷房を入れると素晴らしく快適に過ごせますので申し分ないのですが、都会暮らしというのは何とも不自然なことをしているなぁと感じます。

 

先週、リーダーシップ研修に参加した時、自分の夢を書き出して発表するというワークをやりました。

思いつくままに書いた私の夢は、

「礼儀正しく、他人を思いやる人間がたくさん増え、気持ちよく暮らせる社会」です。

皆が仲良く暮らせるような“仁”の心を持つことが当たり前の世の中にしたいです。

戦争で破壊しまくる愚かさよ。

そして、「タワマン撲滅」も私の夢の一つです

鉄の塊の中で暮らしていることが、何とも不自然な気がして、チャンスがあれば地上に降りたいと願うものの、便利さと快適さを優先している自分自身に自戒の念を込めて。

もう少し自然と調和した環境で暮らせる日を夢見て、今年も猛暑を乗り切ります

2025.05.06

善い国、ニッポンとは?

GW4連休、今年は充実しました

4連休ありますと、非日常を味わえますね。

愛犬ムニエルを連れて房総半島へ

南総里見八犬伝で有名な館山城です。

私も詳細は存じませんでしたが、朝の連ドラ「らんまん」で、牧野万太郎の妻、すえちゃんが夢中になっていた「里見八犬伝」

八犬伝なのに、犬は入場できず、ムニエルは場外で待機。こいのぼりが青空に泳ぎ、とてものどかな景色でした。

こちらは鴨川のホテルから望むサンライズ。眼前に広がる海のパノラマ、そして波の音に癒されました。

バルコニーで読書に耽り、今後の日本や自分の人生為すべきことについて考えました

 

その他、水戸にも日帰りで出かけ、水戸の藩校である「弘道館」を訪れました。

江戸時代の総合大学です。

水戸藩第9代藩主、徳川斉昭が人材育成のために作った学校です。

1841年に開かれ、明治5年(1872年)の学制発布により閉鎖されたので、ほんの30年弱しか開かれていなかったのですが、それはそれは立派な場所です。

私の敬愛する吉田松陰先生も、22歳の時に東北遊学の際、水戸の弘道館を訪れていました。その時に交流した水戸藩士の家族宛に書いた直筆の手紙が展示されており、感慨一入。

激動の時代に、日本の未来について真剣に考え行動した幕末の志士の物語に、畏敬の念を感じて止みません。

正義とか忠義とか、私たちの行動規範となる思想は、どんな時代にも絶対に必要だと思います。

吉田松陰も水戸藩士も、経済界では渋沢栄一も鮎川義介も、皆日本を善くしたいという誠があったはずです。

私も日本を善い国にしたい。世界中の人が憧れる、人間が善い国。自然豊かで清潔な国。食べ物が美味しくて、水が無料で飲める国。誇れる歴史や文化をギネスレベルで維持している国。安心安全な国。

最近、国際犯罪組織による詐欺や農作物等の盗難事件が後を絶ちません。

外国人に国土が買われているのも気になります。

日本の医療保険や保育園、学校教育など日本人の財源を乱用するために日本へ押し寄せてくる外国人も看過できません。

不法投棄やゴミのポイ捨てなど、街を汚す行為も無くしたい。

日本のあるべき理想の姿に向かって、私も微力ながら貢献したいと考えた2025年GWでした。

 

 

2025.03.11

若い人への期待

学生生活最後の休暇を満喫しまくる娘の様子を見ていると、忙し過ぎて、見ている私が息苦しくなるほどです

友人らと卒業旅行を5回、その間にも高校時代のクラス会とか、昔の友人らと会ったり、春からの仕事の準備をしたり。

よくもまあ、こんな過密スケジュールをこなせるわ、と感心しながら、私は中高年のエネルギーを大切にしながらマイペースに過ごしております。

 

明治維新に活躍した幕末の志士たちは、皆20~30代でした。

高杉晋作28歳、吉田松陰29歳、坂本龍馬33歳没。

明治政府で活躍した伊藤博文も井上馨も西郷隆盛も大久保利通も、日本経済の父渋沢栄一も、みんな若かった!エネルギッシュで血気盛んだったに違いありません。

それに比べて今の政治家は・・・高齢で・・・還暦以上の人ばかり・・・

思い切った政策の実行なんかは、若い人のほうが大胆に行動してくれそうですよね。

しかしながら現代社会において、活きのいい若者は政治家にはならないのでしょう。

時代は違えど、人として大切にすべきことなど道徳・倫理は普遍的だと思うので、今こそ古典を学び直すべきなのではないでしょうか。

自己中心的な世界のリーダーを見ていると、悲しいかなお先真っ暗ですよね。

 

もし幕末の志士たちが生きていたら、令和の社会問題に対して、どのような政治をするのかしらと妄想してしまいます。

環境問題、少子高齢化、貿易摩擦、戦争、インフレなどなど問題山積みです。

タイムマシンがあったら、どんなに面白いことでしょうか。

私は迷わず江戸時代に行きます!

 

若い人のエネルギーとテクノロジーが存分に活かされ、数少ない現役世代のパワーが数多くの高齢者をフワッと包み込んでしまうような社会を夢見ています。

 

2024.09.04

何歳まで働く?

未曾有の少子高齢化社会。

日本の人口ピラミッドはもはやピラミッドではなく、釣り鐘型からつぼ型に変化しています。

詳しくは総務省統計局ホームページをご覧ください。

こうなってくると、高齢者も頑張って働き続けなければ、今の社会福祉サービスの継続が厳しくなるのは火を見るよりも明らかです。。

60歳以上の就業率はどのくらいなのでしょうか?

【女性】

60~64歳:38%(2003年)→ 64%(2023年)→ 78%(2040年予測)

65~69歳:23%(2003年)→ 43%(2023年)→ 64%(2040年予測)

【男性】

60~64歳:64%(2002年)→ 81%(2023年)→ 90%(2040年予測)

65~69歳:44%(2002年)→ 62%(2023年)→ 80%(2040年予測)

この数字、驚きませんか?

60代と言えば、健康上の理由で就労できない人が出てくる年代ですから、就業割合が減ることは自然の成り行きでしょう。それなのに、2040年には60代女性の7~8割の人が働く時代になるというのですから、頭と体が動けるうちは働け!ということになります。

70歳皆労働が当たり前の時代になるのではないでしょうか?

若い人が少ないんだから、みんな70歳まで働いてくださいよ、ってことですよね。

※私は占いで、「あなたは70歳まで働きます」と言われたことがありますが、これは万人に言えることだったのかもしれません。

 

70歳まで生き甲斐と思えるような仕事を続けられるようなキャリアプランを考え、価値ある仕事が提供できるようスキルアップすることが大切。時間を切り売りして生活費を稼ぐような働き方をしていては、長い人生がつまらないものになってしまいます。

また、仕事の質も大切です。

自分に合った仕事に誇りを持って取り組んでいる人は、実に生き生きとしてワクワク感が伝わります。

ボツワナサファリのドライバーさんは、私たちを楽しませようとするエンタテイナーでした。「大学で学んだ後、このサファリガイドの勉強をして試験を受けた。僕はこの仕事に誇りを持っている」と目をキラキラさせながら話してくれました。私はこのような人たちを強く応援したくなるので、チップをはずんでお互いHappy

 

当院のお客様を考えると、絶滅危惧種である「専業主婦」というカテゴリーの女性が意外と多い印象です。しかし振り返ると、開院した18年前に比べれば、働く女性は確実に増えていると感じます。有閑マダムの贅沢美容から、キャリアウーマンの自己投資的美容、そして趣味としての美容医療まで、ニーズも多様化していますね。

一生現役社会における美容医療の役割とは何なのでしょうか。

ここでいい話を1つご紹介しましょう。

70代後半の女性が、腰痛のため訪れた鍼灸院でのお話です。

70代の鍼灸医が、この女性を見てみて、「私は長年この仕事をしていますが、あなたみたいな人はみたことがない。何でそんなに若々しく、肌艶がいいのですか?」と驚いたとのこと。根掘り葉掘り質問されましたが、美容医療を受けていることは伝えなかったとか!ちなみに50代の時から20年以上、私の外来に通い続け、3種の神器(レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸)を受け続けています。彼女が素敵に見えたのは、その生き方と優しい人柄に他ならないと思いますが、美容医療も少しはお役に立てたのではないかと、私は大変誇らしく思いました。ちなみにこの女性、会社役員まで出世したバリキャリですその知性と品格ある物腰と話し方は実に魅力的です。

 

皆さんは何歳まで働きますか?どのような70歳を過ごしていると思いますか?

私は占い通り、70歳まで美容医療を続けていると思います。

そして、素敵な高齢者をたくさん増やします

 

2024.08.06

平和への祈り

パリ、オリンピックたけなわ。

伝説の無観客東京五輪から3年。

歴史的株価大暴落、日経平均4451円安。

急激な円高。

中東情勢悪化。イランがイスラエルへ報復攻撃?

アメリカ大統領選挙。

記録的猛暑、40℃超え。

 

本当に世紀末を感じてしまいます。

79年前の今日、広島に原爆が投下され、一瞬にして多くの命が奪われました。

生き延びた被爆者は、壮絶な苦しみを経験されました。

映像で見る遠い昔の出来事ですが、決して絵空事ではないのです。

近い将来、自分たちも同じ経験をするかもしれない、その時自分はどうするか?をよく考えるようになりました。

コロナ禍の3年間も必死でしたが、武力で激突する戦争は別次元です。

銃やミサイル、核兵器で人間の命など一瞬にして奪われます。

そんな苦しく悲しい思いはしたくない、根絶したい。

人間の欲や憎しみは、戦争を無くしたい、核を根絶したいという平和への思いを軽々超えてしまいます。

私の理想など、平和で安全な日本で生まれ育った人間の戯言なのでしょうか。

それでも祈ることを諦めたくはありません。

 

まずは身近な人間関係の平和から。

家族仲良く。

クリニックスタッフには愛情込めて。

お客様の悩みに寄り添い、治療結果を出し続けます。

自分ひとりで出来ることなどたかが知れていますが、それでも真面目にコツコツと取り組むしかありません。

嘆いていても、怒っても、何も始まりませんから!

 

体操の新星、岡慎之助選手の美しい演技に涙しながら、世界平和を祈ります。

2024.07.03

価格妥当感

運転中、「タイヤの空気圧低下」というランプが点滅したので、時々お世話になっている町の車工場に愛車を連れて行きました。

パンクしていました

釘のようなものが刺さったようですが、最近のタイヤは良くできていて、ペシャンコに潰れないような設計になっているとのこと。だからスペアタイヤが搭載されていません。

前日電話で相談、翌朝一番に車両を預け、夕方には仕上がりました。

仕事が早い。

それでたったの8,800円

日頃、診療で使用するレーザーのメンテナンスコストを考えると、破格の安さです。

正規ディーラーよりも、町工場のおじさんは親切・丁寧で、迅速に応じて下さるし、「安・近・短」なのでとても助かっています。

 

週末、娘の車もバッテリーがあがってエンジンがかからなくなりました。

1か月間、車を動かしていなかったからでしょう。

JAFに電話をしたら20分少々で到着。

業務用バッテリーから息を吹き込まれ、蘇生しました。

我が家は全員JAF会員になっていますが、個人会員の年会費は4000円、家族会員は2000円です。

JAF会員数は2000万人以上

JAFの年会費が安く抑えられるのは、この人数だからこそ。

たったの2000円で、このようにスピーディーな対応をして下さるサービスがある国、日本。

なんて素晴らしい国でしょうか。

我々は日本に生まれたこと自体がいかに恵まれているか自覚し、感謝しなければなりません。

これも先人の努力の賜物です。

 

日本国内の車販売台数は年間477万台(2023年)

令和6年3月末時点の車登録台数は8256万8673台。

車ってこんなにたくさんあるのですね。

トヨタが日本を代表する大企業というのも納得です。ふむふむ。

しかし車が多すぎると、CO2を排出しまくって、大気汚染、環境破壊するわけです

ガソリン車を廃止しEV車へとシフトするようですが、電池が結構重たくて、車体重量が増えることによりタイヤが擦り減り、大気汚染に繋がるという記事を読んだことがあります。またリチウムイオン電池ですから本当にSDGsなのでしょうか。太陽光パネルなども本当にエコなの?と疑ってしまいます。小池さんは推進していますけれど。

話は飛びますが、外苑前の再開発は断固反対です!小池さんは推進していますけれど。

もう巨大な鉄の塊を建てるのは止めておくれ・・・

 

話を戻します。

美容医療機器は、脱毛や美肌(シミ取り、たるみ治療など)、痩身目的がありますが、いったい何台ほど流通しているのでしょうか。100台売れればヒット商品と聞いたことがありますから、車に比べればずっとずっと少ないのでしょう。

レーザー機器本体は数百万~2000万円程度の価格ですので、これは車と同じくらいですね。

ただ、年間保守料が100万円以上かかることが多く、点検・修理・ランニングコストが高いです。車とは比べ物にならないくらい高額です。この値段設定の根拠はよく分かりません。当然固定資産税もかかります。

レーザーを何十台も保有しているクリニックさんの維持管理費は凄まじいことでしょう。

レーザーマニアの医師はほとんど男性ですが、車のような趣味の世界ではないでしょうか。所有欲 いや、治療の可能性が広がるので、あれもこれも試したくなるのかもしれません。

車は所有しても自己満足に過ぎませんが、レーザーは他人をきれいにすることが出来るので、私はレーザーに圧倒的価値を感じてしまいます。昨年購入したピコレーザーも、8年前に購入したエクセルVも、開院時から使い続けているQ-YAGレーザーも、私にとっては秀逸。実によく働き、患者様に美肌と幸せをもたらしています。

当院は堅実経営を心掛けている零細クリニックですし、医師も私一人ですから、たくさんの種類のレーザーを揃えることはしませんが、これからも治療効果の良さそうな機器が見つかりましたら導入しようと思います。

そして、開院時から治療費をほとんど値上げしておりません。

他院と比較すると、中の上~上の下くらいの価格帯でしょうか。

低価格ではありませんので、お値段以上の価値を提供できるよう、日々スタッフと協力して努力してまいります。

治療費については、「安すぎ!」と言って下さる方もいますが、「高い!」と言われることもあります。

治療費やサービスの値段は、個人個人の価値観や経験、そして予算によって感じ方が異なるデリケートな部分です。しかしとても大切なポイントであると考えていますので、スタッフが丁寧に説明するよう心掛けています。

価格妥当感は人それぞれですね。

先日、家庭画報を見ていたら、300万円以上のブランド物の洋服を見てびっくり仰天

私には縁のないモノですが、喜んで購入する人もいるのでしょうね。

 

高いものは良くて当たり前。

思ったより安くていいモノ(サービス)に出会えると嬉しいものです。

 

2024.03.26

気になるニュース

皆さんは日々のニュースはどこから入手しますか?

私は毎朝、日経新聞に目を通します。

今時紙の新聞かいと言われそうですが、20代から日経新聞を愛読しているので、止められませんし、止める気もございません。

記事の内容はさておき、新聞紙面の良いところは、自分の興味以外の内容にもひと通り触れられるということでしょうか。

日経は芸能ニュースがほぼありませんので、芸能ネタは弱いかもしれません

それから、細かい数字で書かれている株価の欄は飛ばします

テレビはNHKかBSニュースなど、時々ちらりと見る程度です。

それにしても、大谷選手の通訳だった水原一平さんの賭博事件に関するニュースは驚きました。

天邪鬼の私は、世間が大谷大谷と騒ぐことに対し、やや冷めた気持ちにすらなっていたものですが、このニュースにはアンテナと鳥肌が立ってしまいました。

今朝、大谷選手は記者会見でお話されていましたが、彼の言うことが本当であれば、計り知れない心の傷を負っていることと思います。

事の全容を把握している訳ではありませんが、信頼していた人とあのような形で袂を分かつことが、どれだけ痛みを伴うものでしょうか。想像するだけで、全く関係のない私でさえ胸が苦しくなります。

一流アスリートや芸能人の周りには、お金目的で群がる魑魅魍魎はつきものですから大変ですね。

自分を律して、あれほどの大スターになった大谷選手には、野球に集中して頑張って欲しいものです。

 

それから2つ目の気になるニュース。

先週の報道ですが、とある美容クリニックが、コロナ禍でPCR検査を請け負ったことで、2022年の1年間に28億円の補助金をもらって10億円の所得申告漏れがあったとか

補助金28億円ってどーゆーことですか

そして10億円を院長の夫が他のことに使ったというのだから、驚き桃の木山椒の木ですよ、本当に。

コロナ禍で補助金をばら撒きまくって、医療機関はだいぶ儲けたと聞いていましたが、こんな状態だったとは。。。

 

3つ目の気になるニュースは、韓国医学部問題。

韓国政府は医学部の定員増(3000人→5000人)を掲げていますが、現役医師が猛反発しています。

そんなに急に増やしても、だれが教育するのよ。。。ということなのでしょうか。

最初は研修医が集団離職するという抵抗をしましたが、今度は医学部教授らが一斉に辞表を提出したというのだからおったまげー

政府も医師も、やることが極端ですよね。韓流ドラマのような気性の激しさを物語っている事件です。

美容医療も激しいですからね。

韓国人の美容医療は、見た目の変化は明らかでありながら、ナチュラルな仕上がりを求めるとのこと。

日本人は他人に「ばれない」かつナチュラルな仕上がりを求めます。

求める美の基準が違いますので、韓国に美容医療を受けに行く人たちは十分慎重にお願いします!

 

以上、3つの気になるニュースでした。

総おひとり様社会

2020年の国勢調査では、単独世帯が一般世帯の38%を占めたとのこと。

東京都に限ると50%を超えている。

夫婦と子供2人という旧モデル世帯は1割を切る。

3世代同居は4.1%。

※日本経済新聞より

 

1人は気ままでいい。

私は50年間、いつも誰かと一緒に暮らしていたし、ずっと仕事をしていたから、1人でいられる時間などほとんどなかった。

子育てが終わり、1人で過ごす時間が断然増えた。

時々家族と過ごす時間は大切だし愛おしいと思うが、ひとり時間の快適さは捨てがたい。

長年1人暮らしを続けている人たちが、「他人と一緒に暮らすなんて無理」と口を揃えるのも理解できる。

適度な繋がりを感じながらも自由でいたいと思ってしまう。

まぁ、要するに、私はわがままな人間だと思う。

社会(社会って誰?)が個人主義を目指し、民意がそれを許容した。

個人の権利主張が強くなった。

これは欧米社会を模倣したからに他ならないが、表面的な制度だけを輸入し、魂が伴っていないからおかしなことになっている。

もともと日本人は控えめで謙虚で、空気を読み、周囲に合わせることが得意だし、善しとする文化だ。

個人の権利より、公の利益を優先してきた国だ。

この同調圧力は、コロナ禍で露になった出来事である。ある意味恐ろしかった。

私も若いころはアメリカ留学なんてしたものだから、そういう日本の堅苦しい習慣を毛嫌いしたものだ。

しかし、長く生きて、いろいろ経験し学んでいくうちに、日本の歴史、文化、精神性というものの成り立ちを知ると、張りぼてのような制度設計には無理があると思う。

日本人らしさという大和魂を無視しては上手くいかない。

 

80代の知人が現役で働いていた1980年代頃、彼女の会社では連休取得は4日間が限界だったという。

1週間も取れる雰囲気ではなかったし、皆もそんなものだと思っていたという。

4日間の短い海外旅行にたくさんのOLさん達が参加していたそうだ。2泊4日の旅??

私が研修医として働いていた90年代も、夏休みは1週間もなかったし、有休休暇という概念すらなかった。これは医師という属性だったからかもしれない。

真面目にコツコツ働くことが美徳であり、自分の出来ることが増えると純粋に嬉しかった。

休みもなく働くことがカッコ良かったから、睡眠時間を削って仕事した。

それでも夢と未来があったから苦にならなかった。

20年以上経った今、働き方は大きく変わった。

有休や育休取得を推奨し、残業を減らすことが良いとされる空気を感じる。

労働時間は1996年に1915時間、2021年は1651時間へ減少。

ところが日本国民1人あたりの労働生産性は1996年からほぼ横ばいとのこと。

米国は2.5倍、英国は2倍に増加しているのと比べると、停滞感を実感する。

労働時間は減ったけれど、仕事の成果も減ってしまったということ。

働き方改革は何か間違っているのだと思う。

真面目にコツコツ、人のためになる仕事をしている人が報われる社会であって欲しい。

 

 

さて、権利主張の激しい個人主義社会を模倣した日本。

核家族化が進み、とうとうひとり暮らしがスタンダードになった社会。

ひとり暮らしの高齢者をどうやって支えていくかが大きな課題である。

自由には責任と義務が伴うという原理原則を忘れてはならない。

人はひとりで生きていくことなどできず、家庭や学校、会社という社会の枠組みの中でたくさんの人たちの助けを借りている。

謙虚で驕らず、感謝の気持ちを忘れない。

そして「忠恕」の心で、志欲を持って生きていたい。

 

 

 

HOME > 院長ブログ > 社会問題