医療法人社団晴栄会
白金ビューティフルエイジングクリニック

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ルビーレーザー考察

バイデン大統領が訪日。

昨夜は白金台の八芳園で夕食会があった影響で、クリニック周囲は見たことのないような厳戒態勢

ものすごい数の警察官が配備されており、また野次馬さんたちでしょうか、交差点付近では人々の群れが目を引きました。

コロナ禍が長引き、なかなか見慣れない光景にドキドキしながら車で帰宅。

来年のG7サミットは広島で開かれるようですね。

戦争や気候変動など問題山積の世界情勢ですが、1年後はどうなっているのでしょうか。

 

さて、最近の診療での気付きについて。

冬にシミ取り治療(ルビーレーザー)を受けた患者さんの経過観察をしています。

昨シーズンは新調したルビーレーザーで治療しましたので、その効果が気になるところです。

跡形もなくきれ~いにシミが取れることもあれば、

一度で取り切れず一部残存することもあります。

あららら・・・The 色素沈着ですね・・・というようなことも

残念ながら我々日本人は30~40%の確率で色素沈着が起こり、一度黒ずんでしまうと薄くなるまでに6~12か月ほどかかることも。

完全に予測することはできませんので、内服・外用剤でフォローしながら1年くらい様子を見ています。

大きく目立つシミは、メラニン色素を作る勢いがありますので、一度で取り切れず2~3回の治療が必要なことも。

 

【シミ取りレーザーについてよくある質問】

Q:「一度に取った方が良いのでしょうか、それとも少しずつですか?」

A:「慎重で痛がり、怖がりの人は、少しずつ治療したほうがいいと思います。まずは小さいシミを1~2個治療してみましょう。せっかちで大胆な人は、思い切って一度にたくさん治療をしてもよいと思います。一気に取れてすっきりとしますよ。」

 

ルビーレーザーは皮膚に火傷を起こしますので、血が出たりカサブタになったりダウンタイムのある治療です。

火傷ですから、当然痛みを伴います。

事前麻酔をするので、照射中の痛みは軽減できるものの、麻酔を使っても痛がる人もたまにいます。

シミが大きければたくさんのショット数が必要であり、30ショット以上当てると、術後にひりひりとした痛みが続きます。普通は1~2時間程度で治まるのですが、よくよく話を聞いてみると、痛みの感じ方はかなり個人差があることが分かりました。

「治療当日の夜はずっと痛みが続きました」と言う人もいれば、

「治療直後から痛みはまったく気になりませんでした」と言う人も。

麻酔なしで100ショット以上当てられる強者もいれば、

数ショットだけでもキャーキャー痛みを訴える人も。

また術後にこげ茶色のカサブタが形成されますが、黒々したカサブタを見て気分が落ち込む人もいます。

家族にびっくりされて、その反応に滅入ってしまう人もいます。

予想されることは全てしつこいくらい説明をしているつもりですが、やはり経験しないと分からないのが現実。

 

患者さんの性格によって、治療の進め方、説明の仕方に工夫が必要です。

ルビーレーザーはシミ治療の定番であり、肌を入れ替えることで一気に新しい皮膚が再生されるため美肌効果もあります。

診察していると、新しいレーザーの効果はなかなか良かったのではないかという印象を受けています

照射エネルギーと照射方法を工夫して、より良い結果を出せるよう、来シーズンに繋げようと思います。

シミがすっきり取れると、本当に気分がいいものです

 

 

 

 

治療満足度

我々美容医療に携わる医療従事者は、

客観的に治療効果を判定することにこだわります。

よって、様々な診断機器というものが存在します。

メラニン色素の数値がどれだけ低下したとか、

肌のキメが改善したとか、

弾力が高まったとか、

シワのスコアが改善したとか、

そんな風に数値化したものにこだわります。

その科学的データを根拠に「医療」が行われています。

これぞEBM(科学的根拠に基づいた医療)

 

と・こ・ろ・が

人の感覚というのは、このデータに比例して動かされないのが事実。

数値が改善することは、説得材料の1つにはなりますが、それだけで患者さんが喜ぶとは限りません。

写真上では明確にシミが薄くなっているにも関わらず、「ほとんど効果を感じません」と言う方もいれば、

客観的に大した変化を認めないにも関わらず、「とても肌がきれいになって大満足です」と喜びを表現する方もいます。

美容に関しては感覚的に捉える部分が多く、理論的に考えるものではないということなのかもしれません。

我々医療従事者は、そのことを十分に理解しておくことで、治療効果を最大限発揮できるのではないかと考えています。

・スタッフがとても気が利いて感じのよい人だった。

・先生が悩みをよく聞いてくれた。

・院内は良い香りだった。

・BGMが心地よかった。

・待たされることなく、受付から会計までスムーズに行われた。

以上のようなことも、治療の満足度にかなり寄与しているのではないかと思います。

治療満足度を高めるためには、多角的なものの見方が必要。

 

とは言え、これでも私は医者の端くれですから、様々な診断機器や画像を利用して、客観的な治療効果が出せるように努めています。治療前後の写真を一緒に見ながら、治療効果を確認するようにしています。

 

ある女性が、「鏡に映る自分に惚れ惚れしちゃいました」さらりと発言。まったく嫌味なく、清々しさすら感じるほどでした。

このように、自分の肌に自信を持てる幸せな女性を増やすことが、私のお仕事だと自覚しています。

1つお願いがあります。

当院で治療を受けたことにより、肌の変化で自慢したいことがあれば、私やスタッフにどんどんお話しして下さい。

ご家族やお友達に褒められたとか、年齢を間違えられたとか、何でもOK

皆様の自慢話こそが、私たちの活力に繋がります。

 

 

 

美容医療との付き合い方

先日受診した友人が、珍しく疲れ切った顔をしていた。

それはマスク越しでもすぐに分かるほど。

「どうした?」

尋ねてみると、仕事のいろいろで疲労困憊ということらしい。

そんな状態でも、美容医療を受けに来ることで、自分を整えているとのこと。

だからこそ毎月通えるらしい。

 

毎月通うことがルーティーンになっている患者さんには、

親の介護で目が離せない人、

癌の治療を受けている人、

仕事が激務で始発や終電生活をしているような人、

病気の家族を世話している人、

離婚調停中の人、

などなど、大変な状況下に置かれている人たちがいる。

それなのに時間を作って白金まで足を運んでいる。

でもそれは頑張っているのではなく、楽しみであり、生き甲斐になっているからこそ、彼女らにとってはごくごく当たり前の生活習慣らしい。

私たちスタッフは気合が入るし、少しでもいい時間を過ごしてもらえるよう、心を寄せる。

 

肌の調子が良くなることは、希望であり夢である。

毎日頑張れるようになるためのエネルギーチャージとも言える。

気分が良くなるための方法の1つなのだろう。

自分の肌状態が精神状態に影響することを自覚しているからすごいと思う。

きれいにしておいて損はないだろう。

 

どの程度医療の介入が、その人にとって快適なのかは千差万別である。

それには一人ひとりの性格を知り、求めているレベルを把握しないと、快適ゾーンに導くことはできない。

それを察知して治療を提案するよう心がけている。

私が診て、「ここの治療をしたら絶対感じの良い人になるのに」と思う部分は、相手がどう思おうと伝えるようにしている。受けるか受けないかを決めるのは患者さんご自身だから、無理強いはしない。ただ伝えるだけ。

鏡を見る時は、無表情で見ることがほとんどなので、周りからどのように見られているか意外と知らない。

造作の美醜より、表情の美醜が見た目に影響していることを、みんな意外と知らない。

造作は遺伝的な影響を受けるので、まあ仕方ない。個性だ。

しかし、表情は自己責任である。

どのように生きているか、何を考えているかが顔に出るからだ。

 

美容医療は、肌を整え、表情を整え、心を整える医療だと思っている。

無理のない範囲で、楽しみながら通えることが美容医療との適切な付き合い方だと思う。

 

経済活動

コロナや戦争の影響で、いろいろ物価が上昇していますね

我々美容医療業界にも影響が出つつあります。

クリーニング料金、輸入商品など10%程度の上昇です。

当院は物販に力を入れていないので、まだそれほど影響を感じてはいませんが、今後どうなるか分かりません。

開院した2006年から16年経過しますが、

ビタミンCクリームとハイドロキノンクリームは変わらず院内調剤して処方しています。

こちら、20g 2,500円(税抜き)で、16年間お値段据え置きです

以前勤務していた病院の薬剤師さんが、ずっと手作りして下さっています。

私と同世代なので、どこぞの病院のお偉いさんなのですが、気分転換にクリームを作っておしゃべりして帰っていきます

処方した日によってクリームの質感が違うことがありますが、それはご容赦願います

それにしても安すぎるような気がします。

 

日本全体デフレが続きましたから当然なのかもしれません。

当院の治療費も16年間ほぼ変わっていませんから。

よく考えてみれば、私の経験が蓄積された分、16年前と比べても治療の質が向上したことは明らかだと(勝手に)思っています。

それなら値上げするべきなのでしょうか

いや、もしかしたら最初の値付けが高すぎて、今が妥当なのかもしれません。

あらゆる商品やサービスに対して、費用対効果を考え、お得だと思って下さるお客様がいらっしゃるから、当院の経営も成り立っているわけです。

個人経営で、派手に広告するわけでもなく、ただただ肌をきれいにすることを追求して診療していれば、それほど経費もかからず十分やっていけます。

もちろん様々なお仕事を外注していますから、たくさんの人の力を借りていることは間違いありませんが、それでも数名のスタッフと共にで経済活動を担っているという実感は大変満足なものです。

対面の仕事で、直接人の役に立てる喜びと遣り甲斐。

ふとした瞬間に、その喜びがじわりと胸に染み渡ります。

ああ、幸せ。

 

話は戻りますが、世界では金利が上昇しています。

あらゆる物の値上がりが続いています。

コロナ禍の異次元緩和で刷りまくった紙幣は、行先をさまよいながら、またバブルの再来とでも言いましょうか。

借金で成り立っている虚飾の世界。

返済不能となった時、どのようにこのバブルが弾けるのでしょうか。

近い将来、金融システムや世の中の常識がひっくり返るようなことが起きるのではないかしらと、ぼんやりとした危機感を抱いています。かつて明治維新や敗戦などが起こっているのですから、歴史は繰り返します。

もしそのようなことが起これば、自分だけ無傷でいられるはずがないので、心配し過ぎても無駄ですね。

どんな状況に置かれても、我々の日常が存在する以上、ある程度未来を予測し、対策を考えながら、自分の経済活動に取り組むしかありません。

 

欲張らず、自分の周りの人を幸せにする仕事を心掛ければ、これほどまでにマネー経済が膨張しなかったのに、人間の業というものは罪深く破滅的であることを認めざるを得ない状況となりました。

ロシアとウクライナの戦争を見ていると、人間の愚かさに絶望してしまいます。

私たちはより良く生きるために、人格を磨くために子供のころから学んできているのに、あの愚かさは何なのだろうかと。一体何を学んできたのだろうかと。一国のリーダーたるものは人格者であるべきではないでしょうか。

悲しすぎます。

 

私はクリニックに関わる人たちが幸せになれるよう、粛々と美肌治療に取り組み、自分の周りの人たちだけでも心豊かでいられるようなコンパクトサイズの経済活動を続けていこうと思います。

 

 

 

春はボトックス

本日4月6日(水)は、研修のため休診とさせていただきます。

電話、LINE、メールなどのご対応が出来ません

ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

年度末は人と会う機会が増え、

よく喋り、よく笑ったせいか、

顔面の筋肉疲労が気になるようになりました。

顔のコリを感じるようになる時は、ボトックスが切れた時

半年経つとコリを感じるようになります。

当然シワも目立つように

日々忙しくて、自分の顔面メンテナンスが不十分なことを気にかけながら、私も美容のかかりつけ医が欲しいなぁと思う今日この頃。

とりあえずセルフボトックス注射で難を逃れることに。

この針刺激が超気持ちいい~

眼精疲労も楽になる、という人もいらっしゃいますので、お顔が疲れている人には是非お試しいただきたい治療です。

筋肉の緊張をほぐし、筋肉をリラックス&ストレッチさせる治療です。

 

毎年4~5月は新緑祭り、ボトックス祭りです。

ボトックスの良さを知っていただきたく、下記治療をご提案しています。

・お顔のシワ治療「レギュラーボトックス」

・フェイスラインのたるみ治療「リフトアップボトックス」

・ワキ汗撃退「エチケットボトックス」

・つら~い噛み締め「咬筋ボトックス」

・皮膚全体のハリ改善「ダーマペンボトックスミックス」

 

私やスタッフが、このボトックス治療をこよなく愛しているせいか、

当院に定期的に通う患者さんの半数近くが、ボトックス治療を受けています。

美容医療には欠かせないボトックス。

まだ受けたことのない方、是非この春お試しください!

卒業

3月は卒業シーズン。

長年にわたり当院に貢献してくれたスタッフ、渡邉青子もこの春クリニックを卒業します。

黎明期から私の右腕として、共にクリニックを育ててくれました。

苦楽を共にしてきた、大切なパートナーでした。

昨年退職の意向を告げられた時はショックで、

頭では理解しているものの心がついて行けず、

寂しくて悲しくて無念で、

言い知れぬ虚無感に度々襲われました。

この感情に蓋をしようとしても、どうしても蓋が閉まらず、

それならいっそのことこの感情に向き合い、味わいつくそうではないか!と開き直ってみたり。

日日薬とは言ったもので、だんだんとこの感情が消化できるようになりました。

 

諸行無常

一切皆苦

愛別離苦

人間の悩みに向き合い、

心の修行を続け、

真理を追究し、

悟りを開いたお釈迦様のお言葉は、

2500年以上経った今でも深い説得力があり、我々の心に染みわたります。

「人生ってこんなものだ」と思えるし、

自分の考え方次第で、物事の景色は変わるのです。

 

この世に絶対なんてことはなく、

人の心は移ろいやすく、

だからこそ人間関係は一期一会。

愛情込めて丁寧に構築することの大切さを再認識しています。

 

私は「元気」でいることに、無意識に執着しているような気がします。

自分自身のエネルギーを高めておかないと。

毎日美容医療は継続できません。

時々ガス欠になることがあり、

いろいろな方法で「元気」を充電するようにしています。

この「元気エネルギー」の源は、やはり人間関係の中から発生しているように思うのです。

患者さんとの対話の中からエネルギーを頂くこともあります。

「先生、元気そうですね!」と言われると、この上なく元気になりますので、どんどんお声がけくださいね

そして、ハイブリッド車のような、極力燃費の良い心持ちをすること

心をすり減らさないよう整えること。

魂を消耗する暮らしをしていると、それは表情に現れてしまうので、美容の大敵です。

きれいになりたければ、「通っていると何だが元気になれる」美容クリニックを選びましょう。

 

青子さん不在のクリニックは、まるでイチゴのないショートケーキ?のよう。

青子ロスにならないか心配です。。。

でも、当院には他にも美味しいフルーツのようなスタッフがいますので、4月からはフルーツタルトとして生まれ変わります

私がしっかりと、固いタルト生地のような土台として支えます

そして、新しいスタッフが入社します(詳細は後日報告いたします)

スタッフの入れ替わりで、しばらくご不便をおかけすることもあるかと思いますが、日々精進して参りますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 

肌断食の聖地、白金

ここ数年、「肌断食」という概念が随分広まった印象を受けます。

私は元祖肌断食提唱者、宇津木龍一先生の弟子であり、

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」を謳って16年目の美容皮膚科ですから、

肌断食を志す人々が全国から当院を訪れます。

肌ルネ会員にとって、『年1回の白金参り』が習慣になったらいいなぁ~。

肌断食の聖地、白金。ふふふ

化粧品を減らして減らして、とうとうゼロになって、

「本当に楽になりました。ありがとうございます。」

と感謝される日々。

化粧で誤魔化さない素肌は本当に清々しく、健康的で美しいのです

 

肌の診察を毎日やっていますと、

『化粧品で傷んだ肌』というのが分かるようになります。

皮膚が擦れて薄くなり、酷い人はキメが全く消えています。

『ビニール肌』と表現する人がいますね。

赤くてテラテラしていて、火事を起こしている肌です。

このような肌の人たちには、化粧品の使用によって皮膚が傷んでいることを説明し、とにかく使用量と頻度を減らしてもらうよう指導します。

レーザー等治療はしません!とにかく「やめる」ことが治療です。

ところが、化粧品依存になっている人たちには、「やめる」ことのハードルが高い

それでも根気強く説明し続けます。

だって、止めるだけで肌が回復するのですから。

この回復力を診ているだけでも嬉しくなっちゃいます。

 

先日も、化粧品をたくさん塗りまくっている患者さんがいらして、

基礎化粧品の数を1~2種類に減らし、

ファンデーションはまだやめられないものの、

クレンジングを中止したところ、

3か月で驚くほど肌が回復していました。

人工的に傷めた肌は、まず原因を絶つこと。

皮膚という“土壌”に、自力で潤う力を呼び戻すのです。

 

当院のスタッフは、全員素肌です。

肌断食の理解も深いので、熱心にスキンケア指導をしてくれます。

自分たちが経験者なので、化粧品をやめることの苦労も知っています。

そして素肌で過ごせることの価値を共有しています。

「やめるを指導できる」エステティシャンは、当院の宝です。

『年齢に応じた美しさ』を考える

美容医療を続けて22年。

好きなことが仕事になったから、ここまで続けられたのかと思います。

大したことは成し得ていませんが、それでも毎日人の肌に触れ診察していると、それなりの発見や経験が蓄積されているような気がします。

最近よく考えることは、「年齢に応じた美しさ」

60歳も過ぎると、寄る年波のシワやたるみは避けられず、それが“自然”なのですが、その自然を超えた若さを追い求める人たちとどのように向き合ったら良いか思考しています。

いや、還暦過ぎに限らず、若い人でも同じです。

「いや~、十分お綺麗ですよ。」と、私は本気で思っているのに、美のユートピアへ向かう人たち。

私よりずっとずっと、ある意味“美意識”が高いので、その気合に導かれて気付かされることもたくさんありますから、そういう時は自分自身の実力がまだ足りないなと素直に反省しています。

一方、「もうその辺りでご満足いただけませんでしょうか」と思うこともあるわけです。

特に毛穴。

鼻の毛穴など開いて角栓がポチリポチリ溜まっているのが『普通』なのですが、つるつる毛穴レスを夢見ている人の多いこと!

ほとんどの人の毛穴は『普通』です。

反対に、びっくりするほど毛穴が詰まって汚れている人のほうが圧倒的に少ないのです。

「毛穴ってそんなものですよ。」と、いつもお話しています。

ファンデーションを止めると毛穴は目立たなくなりますから、あれこれ治療する前に、とにかくファンデーションとクレンジングを控えることが肝心なのです。

毛穴にフォーカスする人が多い印象を受けますが、ハッキリ言って気にし過ぎです。

 

50代の患者さんとお話していて、

「先生がカッコいいと思う60~70代の女性はどんな人ですか?」と聞かれ、無意識に口をついたのは

「品のある人だと思います」でした。

それに加え、「自足している人」でしょうか。

自足している人は、愚痴や不満がないため、話も軽やかで楽しいし、何より表情が美しい。

 

では、どうしたら「品があり、自足した状態」になれるのでしょうか。

美容医療を受けることで、それらが身につけば、最高の治療になるのではと思うのです。

医師という職業柄、様々な悩み相談を受けます。

心の悩みに寄り添った対応ができるよう、診療のレベルアップを測りたいですね。

美容医療は実に奥が深く、提供する側も哲学を持って臨むことで、患者さんの道しるべになれたらいいなぁと思います!

2021年振り返り

本日、2021年の診療を無事終えることができました。

シミ取りまくりの師走でした。

ホッ

この1か月間、当院は『宮廷音楽会』をテーマに、

モーツァルト衣装に身をまとい、

華やかな装いでお客様をお迎えしておりました。

BGMはもちろんモーツアルトです

宮廷クイズも大好評

お客様には大いに笑って頂きました。

 

コロナで社会が変わり、

私自身の心のエネルギーも少々低下していたと思います。

夜の宴がなくなったので、

早めに帰宅し、

長時間ノートパソコンに向かって作業する時間が増えました。

文章を書いたり、メールしたり、YouTubeを観たり、ふるさと納税したり。

この“PCに向き合う時間”というものが、いかに私のエネルギーを消耗させているかということが新たな気づきでした

反対に、読書したり、散歩したり、人に会ったり、自然に触れたり、初めての場所に行ったり、とにかく感動することで私のエネルギーがチャージされることにも気づきました。

来年はなるべくPC時間を少なくするよう努め、出かける時間を増やそうと思います。

デジタルデトックスです。

 

何か新しいことを始めるにはエネルギーが必要です。

「あれしたい、これしたい」と自然に沸き上がるマグマのようなパワーが、

今年は休火山のようでした。

「このままではいけない!」と、もがくほど上手くいかなかったりします。

毎年恒例の仮装診療もどうしようかと迷いましたが、

責任感に突き動かされ、

少しでも皆様の笑顔に触れたい一心で、

夏ごろから準備して参りました。

毎年の仮装に辛口のお客様から、「今年の衣装はすごい!似合ってる!着こなしている!」とお褒めの言葉をいただき、感無量のモーツァルトでございます。

喜んで下さるお客様がいるからこそ、私たちの仕事も意味のあるものになります。

人間というものは他者との関係の中で生かされていることに改めて気づかされました。

お客様を始め、スタッフ、クリニックに関わる全ての方々、そして家族に支えられ今日という日があります。

しみじみ感謝しています。

 

何か動いていないと、仕事が萎んでしまいそうという恐れがいつも付きまといます。

これは経営者の性(さが)なのでしょうか。

自分自身の動きでぜんまいを巻き上げる自動巻き腕時計のように、動いていることでエネルギーを充電させているような感覚があります。

私は未知の体験に興奮を覚えるので、新しいことを始め、新しい場所に足を運ぶ!

そのように自分時計を動かしていこうと思います。

 

色々なことに“気づいた”2021年でした。

 

家庭画報付録の占いによると、

私は二黒土星、

ここ数年停滞していた運勢が、2022年は上向きになるとのこと。

普段占いなど見ませんが、何だか良い気分になりますね

この世に生を受けたことに感謝し、

一度しかない人生、

太く厚く、味わい尽くそうと思います。

 

本年も本当にありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

当院が大切にしていること

仕事をしている皆さん、毎日どのような気持ちで働いていますか?

私のクリニックは、健康で美しい肌を求めるお客様が来院されます。

自分で言うのもなんですが、顧客満足度はかなり高いように感じられます。

※「そんなことない」と思われる方は、こっそり教えて下さい

皆さん、楽しみながら当院にお運び頂いている様子です。

お客様を温かい気持ちで迎えてくれる当院のスタッフの仕事ぶりが、顧客満足度に繋がっていることは確かです。

 

当院のスタッフの共通点は、

「ファンデーションに頼らない素肌づくり」というクリニックの使命に、全員が共感して入社してくれたということでしょう。

皆、エステティシャンという職業柄、前職では化粧品販売をやらざるを得なかったそうです。

フェイシャルの施術でも、いろいろな効果効能を謳った化粧品を使用していたとのこと。

※化粧品は効果効能を謳えません。

それでシミが薄くなるわけでも、たるみが改善するわけでもなく、化粧品の限界を知ってしまったのが現実

そして化粧品を使わないクリニックに入社。

最初はすっぴんが恥ずかしかったようですが、

化粧品をやめることと、美容医療を受けることで、

肌がどんどん綺麗に変化していくことを、彼女たちは身をもって体験しています。

今では全員堂々と素肌で仕事をしています。

これは経営者として本当に有難いことで、誇りに思えます。

スタッフが経験していることだからこそ、肌断食のノウハウをお伝えすることが出来るのです。

 

「キレイ」になるための美容医療ですが、

「キレイ」にもいろいろなキレイがあり、

当院の目指す「素肌美人」を美しいと思える感性が一致してこそ、治療は成功すると考えます。

お客様とスタッフと院長が目指す「素肌美人」が一致するということです。

健康で自然なキレイ肌

化粧品で誤魔化さない、素の美しさ。

そんな素肌に近づけるよう、私は医療を提供し、スタッフはスキンケア相談に徹しています。

化粧品で傷めた肌、老化によるシミ・しわ・たるみ。

これらの悩みに寄り添い、励まし、

だんだんキレイに回復していく様子を目の当たりにすると、

毎日同じ仕事をしていても、驚きと感動は尽きることがありません。

最近はヒアルロン酸注射が増えていますが、キレイな結果に仕上がると、患者さんの表情がパッと明るくなるので、私まで元気にさせてくれます。

患者さんの嬉しそうな表情に接すると、ああ、もっと喜んでもらえるよう頑張ろうという気持ちになります。

年末はただでさえ予約がいっぱいなのですが、

「シミを取って欲しい。シワ治療して欲しい。」と頼まれると、ついつい張り切ってしまうので、次の患者さんをお待たせしてしまうことになります

お待たせする方には大変申し訳ございませんが、これも私の原動力ですので、何卒ご理解いただけますと幸いです。

 

肌の健康にとって本当に良いスキンケアを追求したい人。

自分の選んだ仕事に対してプロフェッショナルなレベルに高めようとする成長意欲の高い人。

仕事を純粋に楽しめる心がある人。

お客様だけでなく一緒に働くスタッフの幸せを自分事のように喜べる人。

仲間との調和を大切にできる人。

困った人に手を差し伸べられる人。

素直で勉強熱心な人。

このような人たちが遣り甲斐を感じながら、生き生きと自信を持って働くことができる職場でいたいと考えています。

 

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