大村智先生のノーベル賞受賞により、昨日は報道カメラが朝早くから待機しておりました。
大村先生が凄いということは、先輩医師から聞いておりましたが、ノーベル賞には驚きました。
詳細は新聞やテレビで報道されていますからご存じのことと思いますが、素晴らしい方です。
当院は、北里研究所の目の前に位置しています。
私が美容医療を学んだ原点、北里研究所病院。
今現在も月に2回、美容皮膚科の外来に出ています。
ですから、何となく誇らしい気持ちになります。
学生時代、ハーバード大学の形成外科研修に参加したことがありました。(ミーハーですみません!世界を見たかったのです。)
大学の寮に宿泊していたのですが、私の部屋の前に住んでいた医学生は、何やら糖尿病の研究をしていました。
中国からやってきたと言っていました。
熱心に毎晩夜遅くまで研究していました。
出世したので、全米各地で講演を依頼されていると言っており、中国から家族まで連れて来ていました。
何とも世界にはすごい学生がいるんだ、まったく私たちと次元が違うと驚いたものです。
学生という感覚がかなりずれていたと思います。
成功するための努力が半端じゃない。
自分が惨めに感じたものです。
個人個人が努力できる能力の差が才能の差だと思っています。
大村先生のような集中力があり努力を積み重ねられる方はレアでしょう。
しかし、個人個人の能力を少しずつでも高めようという志があれば、日本は世界に負けない優秀な国家でいられると思うのです。
何といっても集団ですごい力を発揮できるお国ですからね。
清潔で安全な日本。
和をもって貴しとなす日本。
礼儀正しく勤勉な日本人。
謙虚で控えめが美徳とされる日本。
美しい日本を、私たち日本人一人ひとりの手で守っていきたいです。