院長ブログ


精神のアヘン

オンラインゲームは「精神のアヘン」「電子薬物」である、と中国国営メディアが批判したとのこと。

現代は赤ちゃんの時からスマホやタブレットに触れる時代。

子供がゲーム中毒になることは十分に考えられます。

12歳未満の課金使用全面使用禁止や時間制限など設ける方向で動いているようです。

おお、中国よ、よくぞやってくれました

民主主義国家では、このような規制はできないでしょう。

私は昔からゲーム反対派で、我が子にもゲーム機を買い与えませんでした。

子供にはいつも「買って」とブーイングの嵐を受けましたが、それでも負けません

ゲームを買い与えて良い事は何もないと考えていたからです。

ゲームは情報が入ってくる一方通行で、思考力が身に付きません。

子供には他者との関わりや体験を通して、人が生きていく上で大切なことを身につけさせようと考えて子育てをしました。

 

現在高校生の息子は、小学生の頃、お年玉などでこっそりソフトを買っていたり、友達のゲームを借りていました。

時々ゲームセンターにも行っていたようです。

中学生2~3年の頃、友達とオンラインゲームをやりたいというので、とうとう根負けして大きなPCとモニターを買い与えてしまったところ、1~2年間は狂ったように自室でゲームに没頭。「しまった・・・」と後悔するとともに、夜11時くらいになるとゲームを止めさせるために日々大ゲンカを繰り広げ、いわゆる「反抗期」絶好調の中学時代。母親としての責任を感じ、精神的に苦しい時期を過ごしました。「このままで大丈夫だろうか?」と。「PCを買い与えた私が悪かったのではないか?」と揺らぎました。

ところが高校生になると、ある時期から試験の前には自発的にPCとモニターをクローゼットに片付けるようになりました。

試験が終わるとまだ出してきて、オンライン絶叫

そんなことを繰り返しているうちに、高校2年生くらいからでしょうか、一切ゲームを止めてしまいました。

運動が好きな子なので、友達と外でバスケをやってストレス発散していたようです。

とりあえずゲーム中毒にならずに良かったと胸を撫で下ろします。

去年ベストセラーになった『スマホ脳』をそっと部屋に置きましたが、スマホの有害性も分かっているようで、受験勉強を始めたらスマホすら閉まっています。

子供は親が心配するよりも、ずっとしっかりしています。

今となっては、ゲーム中毒になりかけたあの1~2年間も悪くなかったと思えます。

ある時期、完全燃焼するまで好きなことに熱狂することも大切なのではなかろうか?とも思うのです。

親がうるさくアレコレ規制して不完全燃焼の青春時代を過ごすと、大人になってからその反動で欲求不満を爆発させることもあるんじゃないかしらと。

そう考えると、国が一斉にゲーム規制に乗り出すことによる弊害も何かしら考えられます。

 

話を戻しますが、大人が儲けるために子供にゲームを売ってはいけません。

先日テレビで、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルが「ethical capitalism」の話をしていましたが、経済活動を行う上で我々は倫理的に正しいことを追求していかないと、人間力が低下し、国力が低下し、世界全体が貧しい方向へ向かってしまうことは火を見るよりも明らかでしょう。

小学生くらいの子供が集まって皆でゲームをする姿に違和感を感じませんか?

未就学児がスマホやタブレットをいじっているのも変じゃないですか?

子供と散歩しながらスマホに夢中になっている親御さん、しっかり子供と向き合ってください!

中国のように大胆な規制をしなくても、民間レベルで社会に良いインパクトを与える企業や人が増えることを切に願います。