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目の下のクマについて②

目の下のクマについて②

肌と女性のライフステージ

成熟期
更年期

目の周りの皮膚はとてもデリケートな部位であるにもかかわらず、まばたきや表情の変化による動き、アイメイクやクレンジングなどの負担を受けやすく、くすみやたるみなどのお悩みが多い部位でもあります。

色グマ

青クマ、赤クマ

青っぽく見えるクマは、目の下の静脈が透けて見えている状態です。
また赤紫のように見えるクマは、目の下の筋肉が透けて見えています。
皮膚が薄い方ほど透けて見え、疲労や冷え、むくみなどによっておこる血行不良が原因で青っぽい色から紫色に変化します。
血行不良により濃く見えるクマであれば主に寝不足の解消や、運動をすること、むくみや冷え性の対策など生活環境の改善が効果的です。
血行促進のためのマッサージなどは、摩擦刺激によって色素沈着になり、クマがより気になる原因になることもあるため注意が必要です。

茶クマ

茶クマはシミや色素沈着が原因で目の下が茶色く見えている状態です。
色素沈着の原因は、アレルギーなどで目をよく擦る場合のほか、アイシャドウやアイライナー、マスカラなどのアイメイクや、コンシーラーなどの使用と、それらを落とすためのクレンジングの摩擦が大きく関係します。
クマを気にするあまり、コンシーラーを使用し続けることで、色素沈着をさらに悪化させていることもあるので注意しましょう。

肌ルネ中級編ノーメイク美容法番外編「肌ルネ式ポイントメイク」でもお伝えしておりますが、もし色素沈着によるクマを気になさっている場合、アイメイクは最小限にし、マスカラなどはなるべくお湯で落とせるフィルムタイプを使用すると良いでしょう。

また、クレンジングシートの使用は特に摩擦が大きいためお勧めしません。

影グマ

黒っぽく見えるような影グマは黒クマともよばれ、骨萎縮と同時に、年齢とともに目の下の靭帯や筋肉が緩み、今まで眼窩骨上にしっかりと密着していた脂肪が前に出てくることで、袋のようなものができ、黒く影がみえる状態です。また、目の周りの眼輪筋も突出することで、筋肉の色が透けているという場合も考えられます。
このように黒クマは加齢によるたるみが原因のため、化粧品での改善はもちろん見込めません。
予防のためには、骨萎縮対策(関連記事:たるみは“コロコロ”で改善するのか②)のほか、症状がひどくなる前からボトックスやレーザーを少しずつ続けていくことも有効です。
根本的な改善のための治療としては目の下の脂肪を除去する手術もあります。