医療法人社団晴栄会
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Blog院長ブログ

2022.08.25

パラグライダー

今年の目標、「パラグライダー体験」

長野県白馬村の八方尾根スキー場からのテイクオフ

風を読みながら、20メートルくらいゲレンデを助走。

フワッと離陸した瞬間は未知との遭遇。

まるで止まっているかのような感覚で標高差600メートルくらいを遊覧。15分くらいでしょうか。

マスクを着用しなければならなかったので、私の引きつった顔が隠れてしまいました

後ろのお兄さんと愛の不時着かぁぁぁ、と妄想したのですが、実に腕の良いパイロット(操縦者のこと)でしたので、余裕の安定着陸となりました

大自然と触れ合い、少し体を動かしていると、「ああ、私は子供のころから運動が大好きだったんだ」という身体の記憶が蘇ります。

 

こちらは軽い山道を散策していた時の写真。

夏の白馬はスイスアルプスを彷彿させるダイナミックな景色を楽しめます。

 

今回は人生初のグランピングも体験しました。

ここ数年で流行っているらしいですね。

スキー場ゲレンデの一部を、宿泊者専用区域にして、6月~10月だけ営業しています。

8つのテントがありますが、私が出かけた時は2組(4人)しかお客がいなかったので、大自然を独り占めしたような気分になりました。ものすごい贅沢な体験であるとともに、自然に対して申し訳ない気持ちにもなりました。

温泉浴場やウォシュレットトイレも完備。

テントの中は快適そのものです。

蚊帳付ベッドに冷蔵庫、洗面台、金庫まで完備。

自然は苦労を伴うものなのに、快適に自然を楽しみたいと言う都会人の欲望のために、こんな贅沢をしていいものかしらと。

言い知れぬ罪悪感を伴いましたが、本当に贅沢な経験でした。

こちらはご来光を拝むために朝4時過ぎに起きた時のグランピング風景。

 

冬のスキーで何度も白馬を訪れていましたが、コロナ前は外国人ばかりになって、“Where are we?”って感じでしたが、今は純ジャパニーズばかりです。

人も少なくて、ゆっくり観光できるのはコロナの恩恵。

しかし、今は外国の資本が日本をバンバン買いまくっているらしいので、アフターコロナがどんな日本になるのか心配です。

外国人が買うときは高額の税金をかけるとか、維持管理費を特別に上乗せするとか、自然環境保護のルールを厳しくするとか、早急に法改正をしてもらいたいものです。

日本の素晴らしい観光資源とホスピタリティを失うことのないないようにしたいものです。

 

2022.07.19

しまなみ海道

夏休み第一弾

連休でしたので、大混雑を恐れてたのですが、拍子抜けするほど人出は少なく、皆どこに行ってしまったのかしら?と思うほどでした。

飛行機で広島空港までGo!

レンタカーで尾道から瀬戸内海のしまなみ海道を渡り、四国今治を通り、松山までのドライブ旅行です。

1泊弾丸旅行でしたが、十分満喫柑橘です。

2006年の開院以来、院内建築と内装を担当している建築家お二人との視察旅行

気の置けない人たちなので、いつも心地よく過ごせる関係が本当に有難いと感謝しかありません。

 

しまなみ海道『生口島』のサンセットビーチからの夕暮れ時です。

 

観光スポットとして取り上げられているにもかかわらず、誰もいないビーチはまさに貸し切り状態

雨予報をすり抜け、絶妙なタイミングでのサイクリングとサンセットを楽しむことができました。

波の音と共に、のんびり空を眺めながら、最高の贅沢時間。

ごちゃごちゃした東京生活をリセットしないと、心身持ちこたえられません

日没は19:20でしたが、暗くなるとイノシシが出るようです

生口島は、日本画家の平山郁夫さんの出生地であり、瀬戸内海の美しい自然環境の中で育ったことが後々の作品に大きな影響を与えたと思われます。

奈良の薬師寺、琵琶湖の佐川美術館、島根の足立美術館など、たまたま訪れた場所でいつも出会う平山郁夫さんの作品。

今回も『生口島』に行こうと思い立ったら、またもや出会ってしまいました。

平山郁夫美術館には彼の子供時代のスケッチが展示されており、中学生時代の作品からは溢れる才能を十分に感じ取ることができます。

 

 

こちらは瀬戸内レモン色のポスト。

ワンピースとマッチしたのでパチリ

 

No trip, No life.

「瀬戸の花嫁」を口ずさみながら、しばらくハッスルできそうです。

2022.03.30

醍醐寺

久し振りに家族4人で京都旅行を楽しみました。

東京よりやや肌寒く、桜もつぼみが目立ち、ベストタイミングで訪れるのはなかなか難しいものです。

それでも今日は晴れて暖かくなり、宿泊先の女将が薦めて下さった『醍醐寺』の桜は素晴らしいものでした。

こちらは平安時代に創建された『三宝院』にある太閤しだれ桜。

樹齢160年、圧巻です

 

豊臣秀吉が復興させたこちらの庭園。

私の心を鷲掴み。

秀吉の圧倒的なパワーを感じさせる、エネルギッシュなお庭です。

しばらく座って眺めながら、西洋のような幾何学的ではない造作に計り知れない美を感じてしまうのは何故でしょうか。

樹木、石、池の水は自然なものですが、それらを絶妙に手入れしていますので、本当の“自然”ではありません。

しかし、鉄筋コンクリートやプラスチックのような完全なる人工物ではなく、素材自体は“自然”

お庭を観ながら、お手入れされた素肌の美しさを連想してしまうのは、職業病でしょうか。

 

“わび・さび”の真骨頂である枯山水も素敵ですが、

今の私は、この秀吉の力強い庭園に強く惹かれてしまいました。

手入れされた自然美の中に、自分の求めている無意識の何かがあるような気がしています。

新年度の始まりですね。

気持ち新たに、でも「初心忘るべからず」を意識して、自分の仕事を深めたいと思います。

 

2021.12.22

宇宙旅行

MZさんが宇宙旅行から無事帰国されましたね。

子供の頃からの夢を叶えるために宇宙まで行ってしまうなんて、破格なお人ですこと!

そのエネルギーと行動力に「あっぱれ」です

 

少し前にアマゾンの創業者ら数名が宇宙へ行った時は、

「こんなにエネルギー使いまくってどうなのよ??」

といささか否定的な気持ちが芽生えました。

今回はMZさんのニコニコ無邪気に喜ぶ笑顔を見ると、

何故か賞賛したくなる気持ちにさえなりました。

YouTubeで宇宙での様子を配信していること自体、驚異的なテクノロジー

きっと過酷なトレーニングを積んで旅立ったのでしょう。

お金があれば叶えられるってものではないはずです。

 

人間1人がこのようにパワフルに生きる姿に触れると、元気をもらえます。

一度しかない人生、やりたいことを成し遂げようではありませんか。

さらにMZさんは今までに30億円以上の寄付を、個人に直接お金贈りをしているのですね。

「お金持ちは税金払って、モノを買うだけではなく、寄付しましょう!」

「団体は中間マージンが抜かれるので、個人に直接寄付しましょう!」

エネルギッシュな人です、本当に。

 

宇宙の前に、コロナが明けたら、トルコとアフリカ旅行に行きたいのですけれど、いつになることやら。

 

 

 

2021.10.26

自然 vs 東京

どうしても訪れたい場所があり、8月の夏休みに沖縄へ行く計画を立てていたのですが、緊急事態宣言によりやむなくキャンセルしたため、リベンジ沖縄

 

沖縄宜野座のサンライズです。

ビーチリゾートでの遊びは紫外線が恐ろしくて得意ではありませんが、広大な海を眺めていると、自分の生きる世界の問題などちっぽけ過ぎて取るに足らないような気がしてきます。

清濁併せ吞む、って感じでしょうか

水平線からの日の出は、オレンジ色の光が雲に溶け込み、自然の美しさに胸がジンときます。

今年は意識的に、『海×太陽』『海×月』を体感するようにしていました。

自然の美しさは最高の贅沢です

人工物で溢れかえる東京では決して味わうことのできない贅沢。

鳥のさえずりと蝉の鳴き声が脳に安らぎをもたらし、車や電車の騒音が皆無な世界。

海風が体感覚に、波の音が聴覚に、青空が視覚に響きます。

昔の人は、このような風景を日常として触れていたのですから、羨ましい限り。

毎日の暮らしと自然美が調和できたら、どんなに豊かな気持ちになれるだろうか、と想像するものの、東京での暮らしもまんざらではなく、それを放棄する勇気もないのが本音。

何といっても、文化・芸術・教育へのアクセスは抜群ですし、サービスの種類は豊富、質も高い。

自然への憧れは、ないものねだりのような気がします。

 

最近しみじみ思うのですが、私は美容医療の仕事が大好きなんです。

自分の経験とスキルが人の役に立つことの遣り甲斐と満足感。

新しい患者さんとの出会いも喜ばしきこと。

また、自分の言動1つが患者さんの気持ちに与える影響の大きさを痛感しています。

医者の一言は責任重大。

1人ひとりの心に栄養を与えられるような医療を心掛け、夢のある美容医療を提供し続けたいと思います。

 

東京での診療生活を続けながら、時々田舎の空気を吸いに出かけられたら、それで十分

この「時々」っていうのが微妙ですが、自分にとっての最適化を模索しています。

都会と自然のバランスを保つことで、仕事のパフォーマンスが上がることは間違いありません

 

 

 

 

 

 

2021.07.13

古の都

コロナ、オリンピック、環境破壊、異常気象、温暖化など世の中がますますおかしな方向に向かっています。

世界の安寧を祈り、日本の原点を感じるために、古の都・奈良を訪れました。

のどかな景色が広がる飛鳥地方。

万葉集に出てくる「天の香久山」とか「三笠山」が、間近で見られることに感激

あっちを見てもこっちを見ても古墳だらけ!

歴史の教科書で誰もが目にしたことのある高松塚古墳、キトラ古墳、卑弥呼の墓と考えられている箸墓古墳など古墳巡りも。

新しい建築物のために土を掘ると、古墳や遺跡が出てきてしまい、発掘調査のために工事が中断されてしまうので、この地方は開発が進みにくいようです。建物の屋根は瓦を使用しなければならないとか、高さ制限とか、建築の規制が結構厳しいとのこと。

だからこそ、1300年前と同じ景色が残されているのですね。

このまま開発が進まない方が、結果的に価値が出ると思いますので、切に願います。日本の原風景をお守り下さい

 

聖徳太子と蘇我氏vs物部氏による仏教伝来、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足の蘇我入鹿暗殺、壬申の乱、天智天皇と天武天皇と額田王の三角関係・・・歴史を振り、ドロドロの権力争いを想像しながら、ダイナミックに動いた時代の変化に興奮してしまいます

 

奈良時代と言えば、日本書紀と古事記。

日本神話も欠かせません。

初代天皇である神武天皇が九州高千穂から東に向かい、熊野で迷い八咫烏に導かれ到着した畝傍山の麓。

ここに橿原宮を造ったとされていますが、今の建物が実際に建てられたのは明治に入ってからのこと。

明治時代に天皇中心の新しい近代国家を作るための意気込みだったのでしょう。

 

この他にも神社やお寺などた~くさんお参りしました。

世界平和をお祈りしながら

奈良時代は飢饉や干ばつ、地震、凶作、天然痘の流行など、まさに災難続きの苦しい世の中でした。

科学で解明されていないことばかりだった時代ですから、最終的には神様、仏様にお祈りするしかなかったのでしょう。大陸から入ってきた仏教が政治利用されたのも必然だったのかもしれません。

 

人間が己の力を過信して、科学至上主義になっている現代社会に違和感を感じています。

奈良の飛鳥地方は最高の癒し環境でした

 

 

 

 

 

2019.07.26

ストックホルム

スウェーデンのストックホルムで夏季休暇を過ごしました

初の北欧旅行です。

いつも個人旅行ですので、あまり移動せず同じところに滞在するパターンが多く、今回もストックホルムonlyでした。

ヨーロッパもいろいろなところを巡りましたが、若いころは日本との違いに目を輝かせ、西欧文化に憧れたものでした。

しかしながら人生半世紀近く生きていると、見えてくるものが変わります。

今回の旅で感じたことは、「日本と西欧の歴史・文化の違い」です。

良いとか悪いとかではなく、「違う」ということです。

違いを挙げてみましょう。

①ヨーロッパ人はUVケアなどお構いなしで、太陽の光を喜んで浴びています。冬が長く日照時間の短い国では、太陽の恵みが嬉しくて仕方ないのでしょうか。ヨーロッパに行く度に思うのですが、彼らは太陽に向かって生きているような雰囲気です。シミ・しわが増えても気にしない?それよりも太陽の下で楽しむ時間が大切なのでしょうね。私は仕事柄、日を浴びることがストレスになってしまうので、ヨーロッパの人々のように楽しめません。日を浴びると皮膚がチリチリ痛痒くなってしいまいますので、UV対策は欠かせません。

②家族・友人とよく喋り、よく食べ、よく飲む!彼らの体力は半端じゃないです。コミュニケーションを楽しむことが幸福なんだろうと感じます。皆が集まっている場所でスマホやゲームを触っている人はあまり見かけません。これは羨ましいと思いました。

③トイレがジェンダーフリー

これ、分かりますか? 近代美術館のトイレですが、男女に分かれていないのです。これもジェンダーフリーの流れなのでしょうが、男性が出てくるので驚いてしまいます。すべてのトイレがこのようではありませんが、いくつか経験しました。

④脚が長い! 夏ですので短パン姿の若い女性が目につきました。マネキン人形体型はあり得ることに納得。スタイルが違います。

⑤スウェーデン王国ですから、今も王家の方々がお住まいになる宮殿があります。1600年代に作られたドロットニングホルム宮殿を見学しましたが、「北欧のヴェルサイユ」と呼ばれているそうです。ヨーロッパの宮殿を見るたびに富と権力の集中、階級社会を感じずにはいられません。日本にも皇室や貴族、江戸時代には士農工商といった身分制度はありましたが、規模が違います 宮殿に置いてある装飾品、絵画、壺など一点一点たいそう高価なものですが、それが山のように収集されているのですから、どれだけ搾取したんだろうかと当時の平民に同情してしまいます。私たちが観光して喜んでいる豪華な建造物の裏には、多大な犠牲があるという封建社会の影の部分もあり、手放しで感動できなくなりました。

⑥電子マネー先進国。カフェなどで現金お断りのお店がありました。両替なしで旅行できます。

 

日本人の性でしょうか、ついついあちこち観光したくなって、あれもこれもと歩き回り、強い日差しの中を毎日2万歩くらい歩いてしまいました。休暇なのにゆっくりできず疲れてしまい、娘からは「お母さん、休みなんだからゆっくりしようよ。」と言われる始末。いろいろ見てまわり、心に感動を刻みたいという欲求も、小さいときから資本主義社会に擦り込まれ支配されているのではないか?とうっすら疑問に思いました。せっかくの休みは、どこかに旅行しましょう(=お金を使いましょう!)という擦り込み?

リゾート地でゆっくり何もしないで過ごす楽しみ方ができないのですよ

2019.05.02

令和元年

いよいよ令和の時代がスタートしました。

皆様、奇跡の10連休はいかがお過ごしでしょうか。

いえ、サービス業にお勤めの方はお休みなどなく働いていらっしゃることでしょう。

私も5月2日~4日は診療しております。

 

平成から令和にかけて、伊勢神宮へお参りに行く予定にしていましたが、母親が平成最後に体調を崩しキャンセルになってしまいました

母と娘と女3代旅行を楽しみにしていたのですが、病気の母を残して行くのも心配で中止にしました。

先週は両親と娘を連れて弘前の桜祭りに行く予定が、娘は学校を休みたくないということで彼女だけキャンセルに。

思い返せば春休みは家族でトルコ旅行を予定していたのですが、こちらも娘の受験がらみでキャンセルせざるを得ない状況になりました。

今年は大好きな旅行が思い通りに運びません

私は旅で触れる物事から大きなエネルギーと知見を得て帰ってきますので、旅がなければ人として成長できないとさえ感じています。

定期的に東京を出て、見知らぬ土地を訪れることは、私にとって非常に大切なことなのです。

しかし、家族の存在はもっと大切です。

思い返せば、私の子供たちが小さいとき、医師という職業を続けながら子育てができるよう、母には大変お世話になりました。

親が老いたとき、病気になった時には、御礼奉公して当然のことだと思います。

小さな子供を2人連れて、海外や国内旅行を幾度も繰り返しましたが、仕事が忙しい夫に代わりいつも母が旅行をサポートしてくれました。

令和時代は、家族が健康で仲良くいられるようにしたいものです。

 

 

 

2018.08.23

宮古島へ行きました!

噂通り、透明な水色の美しい海でした!

お天気に恵まれ、家族で幸せなひと時を過ごすことができました。

青い空と海、水面に反射する夕日の輝き、満点の星空、自然すべての景色に神の存在を感じます。

生きる喜びと感謝を感じずにはいられない旅となりました。

 

美しい自然の裏には、沖縄の島々の苛酷な歴史があることをご存知ですか?

最近縄文にハマっていた私は、岡本太郎の「沖縄文化論」を読んでから宮古島に行きました。

江戸時代に入り間もない頃、琉球は薩摩の島津家に制服されます。

そして、苛酷極まる搾取に合うのです。(このあたりは大河ドラマの西郷どんにも描かれていますね)

宮古島などはもともと珊瑚でできた島なので、作物が育たず、本当に貧しいところだったと想像できます。

今日でも見渡す限りサトウキビ畑ですから。

そんな場所ですから、すべてのことは神様が決める、という心理状態になるのでしょうか。

原始的な神道のような信仰がありました。

神が降臨する場所を『御嶽(うたき)』というのですが、ここで祭りや祈りが行われていた(いる)そうです。

私たちは鳥居や御社のある神社をイメージしますが、そんな形はありません。

あったとしても石や木です。

本当に何もない極限までそぎ落としたとでも言いましょうか。

そこが信仰の場所なのに、後からやってきた薩摩の役人たちが、やれ神社だの寺だの造ったようです。

我々日本人がイメージする神道と違いますね!

土着の沖縄民俗があったのです。

 

旅好きな私は、その土地の歴史というものを知りたくなります。

宮古島へ行って、沖縄に大変興味を持ちました。

そもそも、ホモサピエンスは、台湾から石垣島を渡り、沖縄本土を通って、九州・本州に渡ってきた説があります。

1万年以上前には宮古島にも住みついていたのだろうと推測できます。

厳しい環境の中で、大陸の影響を受けながら育んできた島独自の言語や習慣。

 

今回の旅の前に、私に本とDVD(スケッチ・オブ・ミャーク)を貸してくれたスタッフの西田。

物知りな彼女に感心してしまいました。

 

 

 

 

2018.06.08

鹿児島旅行

西郷どんのふるさと、鹿児島県へ1泊2日の旅に出ました。

1日目は『明治維新編』ということで、主に鹿児島市内を巡り、西郷隆盛を始め幕末の志士たちの高い志に触れて参りました。

2年前から高知(土佐藩)、萩(長州藩)と旅をしてきましたので、今回の薩摩藩が明治維新の締めくくりです。

日本史・世界史問わず、旅に出るとどうしてもその土地の歴史が気になるものです。

都度都度、断片的な知識しか入らないのですが、それでも続けていると何となく繋がってくるもので、それが何とも人生を豊かにしてくれます。

数年前に朝の連ドラで「あさが来た」では、大阪経済の重鎮である五代友厚をディーン藤岡さんが演じていましたが、五代さんも薩摩出身。

テレビの影響ですっかり五代さんファンになったことが、薩摩を意識するようになったきっかけでした。

彼は幕末期に藩命で英国留学をしました。15人くらいでしょうか、留学した人たちのことを「薩摩スチューデント」と呼んでいました。

当時外国へ出たことが見つかれば死罪です。

それでも行動しました。

死を覚悟して、日本の未来を危惧し、日本を植民地化から守るために。

船で英国に着くまでの約2か月間で、英語をマスター。

英国についてからは、当時の最新技術を必死で学びました。

日本人は勤勉でとても優秀だと評判だったそうです。

 

ちなみに西郷隆盛は留学していません。

 

鹿児島地元では、西郷さんは圧倒的な人気でした。

視聴率が低迷しているとの噂ですが、私は『西郷どん』を毎週楽しみに観ています 😀

 

ああ、やはり明治維新で活躍した武士たちは、その志の高さに胸が高鳴ります!!

薩摩はやはり島津家が素晴らしかったのです。

島津家は800年も続き、そのルーツは源頼朝の側室の子供だったそう。

島津別邸の仙厳園というお屋敷も見ごたえありました。

 

旅行2日目は霧島神宮 😀

神話も好きなんです。

霧島神宮は天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が祭られている神社。

ニニギノミコトの子供が海幸彦、山幸彦。この2人、とても仲が悪く、山幸彦が勢力を握りました。

山幸彦の奥さんが豊玉姫。ワニ?のような姿になって子供を産みました。

ワニの子供の名前が鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)で、玉依姫と結婚して産まれた子供が神武天皇です!!

神武天皇は初代天皇ということになっていますね。

ここまでの流れの舞台が霧島を始め今の鹿児島県だったそうです。

日本のルーツです。

ちなみに平成天皇は125代天皇。

 

神社を訪れるたびに神話を振り返るのですが、どうしてもすぐに忘れてしまいます。

少しでも神話を知っていると、神社参りもぐんと楽しくなります。

そしてあの厳かな空気感が心を清めてくれます。

 

 

 

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