院長ブログ

バリア機能を守る

いよいよ師走。

今年もなんやかんやあっという間に終わってしまいそうです。

年末になると、今年お世話になった人の顔を思い浮かべ、感謝の気持ちを伝えたくなります。

手紙を書こうかな?贈り物しようかな??などと考えてるだけが関の山

ま、とにかく診療に集中して、結果の良い治療が出来るよう頑張ります

いろいろやらなければならない事が積み重なると気が散るのですが、診療中は今ここ集中すべきと心得ています。

いい仕事をやり遂げることが、皆様への恩返しですからね

それにしても年末は繁忙期で、年内はすでに予約が全て埋まってしまいました

しかし、キャンセルや変更など動きもありますので、是非キャンセル待ちをして下さいませ。

 

そして世界は「オミクロン型」ですか!

日本がコロナ感染者数が激減していますが、世界は急増しています。

ワクチンとウイルスのいたちごっことなっています。

「人間よ、少しペースダウンしなさい。」というメッセージが聞こえるのは私だけでしょうか。

 

美容においても、いささかやり過ぎ傾向を助長するような宣伝広告やSNSがヒトの脳に影響を与えています。

少しでもきれいになりたいという欲求が盲目的になるケースを散見します。

●洗顔し過ぎ:朝晩のダブル洗顔、トリプル洗顔の人も!

●化粧品塗り過ぎ:使用アイテム10種類以上!

●擦り過ぎ:コットンで拭き取り化粧水、布でゴシゴシ、手でゴシゴシ。

●美容器具使い過ぎ:コロコロローラーを1日100回転がしてフェイスラインに傷が!

●ピーリングし過ぎ:トレチノイン、グリコール酸など角質取り除き過ぎ

●美容医療受けすぎ:フラクショナルレーザー、ダーマペン、ハイドラフェイシャル、ケミカルピーリングなど角層にダメージを与える治療を皮膚が赤く光るまで受け続ける

 

もう、滅茶苦茶ですよ。

皮膚のバリア機能を破壊する行為をやり続けているのですから。

「なんか変だ・・・」と感じた時は、肌理は失われ、薄くツルツル光沢感のある皮膚になっているのです。

荒れた肌は敏感で、毛細血管が開き、赤みを帯びています。

慢性的に炎症しているので、シミも増えるでしょう。

ヒリヒリ感や痒み、湿疹が繰り返し出るようであれば、化粧品の使用を控えて下さい。

 

バリア機能を無視したスキンケアは危険です。

長期的な肌荒れに悩むことになり得ます

一度肌荒れを起こすと、年齢や個人差もありますが、回復までに数年かかることもあります。

 

「やめるを選択する」ことも必要です。

メディアやSNSに振り回されず、ちょっと一呼吸。

冬はどうしても気温と湿度が下がり、肌が乾燥しやすくなります。

バリア機能を守るスキンケアに徹しましょう。