院長ブログ

肉食を考える

ここのところ、何かと意識せざるを得ない環境問題。

先日、家族がお肉を食べたいというので、ランチにステーキを食べました

日頃から昼食抜きなので、お昼にお肉を食べたことで胃腸に負担がかかり、その日の午後を台無しにしてしまいました 読書しても眠くなって集中できません。カラダは疲れ切ってしまい、夕食を食べる元気もありません。ランチなのでお酒は控えたのに、この疲れっぷりは何ぞや! 肉の消化に、全身のエネルギーを振り絞っているように感じました。

若い頃は焼肉好きで、良く食べに行っていたのに、このところ肉の消化能力の低さには自分でも驚きを隠し得ません。

 

肉食は気候問題の元凶でもあります。

家畜の飼育による温室効果ガスは、世界全体の15%近くを占めます。

牛などの反芻動物は、餌を消化する際に強力な温室効果ガスであるメタンを生成します。

家畜の牛を1つの国とすれば、世界第3位の温室効果ガス排出国になります。

また、牛肉1㎏を作るのに、水に換算すると約15000リットルが必要だとか!

牛の餌となるトウモロコシの栽培に、大量の水を消費するのです。

輸送コストもかかりますよね。

そして、牛を飼うための土地を確保するために、森林をブルドーザーで切り開きます。

動物性タンパク質の過剰摂取は人間の健康にも良くありません。

摂り過ぎは、癌・脳卒中・心臓病になるリスクを高め、医療費も増加します。

以上のように、肉を食することで環境に多大な影響を与えていることがお分かりいただけますでしょうか。

 

肉食後の疲労感と、

環境問題への負荷を考えると、

お肉料理に全く魅力を感じなくなってしまいました

罪悪感すら感じてしまいます。

だからと言って、短絡的にビーガンとかベジタリアンになりたいとは思いません。

ほどほどに少量食せば良いと思っています。

そのうち、タバコ税のように「肉食税」をかけて、肉食が喫煙のように捉えられる時代が来るのではないでしょうか。

 

私は魚派なんです。

魚と日本酒、本当に美味しいと感じます

でも、海はマイクロプラスチック汚染の問題がありますよね。

それについてはまたの機会に書こうと思います。