2012.06.06
ヤマトタケルと猿之助
4代目市川猿之助襲名公演、スーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」を新橋演舞場で観てきました! 今回は俳優の香川照之が9代目市川中車としてデビューです。 歌舞伎は時々観ているのですが、たぶん亀治郎さんは初めてだったのでしょうか、、、 いやー、感激、感動してしまいました。 以前、テレビで亀治郎さんの特集を見たことがありましたが、その演技、存在感、歌舞伎にかける情熱がにじみ出ており、胸が高鳴る興奮を覚えました。 また、この「ヤマトタケル」が素晴らしい。 哲学者の梅原猛先生が作った作品ですが、熊襲や蝦夷といった日本土着の文化を、大和朝廷が稲作と鉄を持って征伐していくのですが、新しい文化・文明が古いものを飲み込んでいくことは、歴史を見ても避けようのないことだということを、この作品を見ながら、苦々しくも心得てしまいました。 そして、亀治郎(猿之助)さんが、古典歌舞伎の世界に新しい風をどんどん取り入れようとしている姿勢を重ね合わせ、 こういう熱い人って大好きだな、と惚れ惚れしたのでした。
それにしても、感動できるって幸せです。