院長ブログ

1日10人

9月から302号室まで広々と拡張し、診療が慌ただしくならないよう空間のゆとりができました。

スタッフはキッチン付きの広いお部屋でランチが取れるようになりました。

人口密度が減ったので、騒々しさがなくなり快適です。

ところがやることは増えるし、患者さんも増える一方 😯

当院の特徴は、医師である私が手を抜くことなく診療すること。

このスタンスは絶対に守るべきだと考えています。

肌状態の微妙な変化に気づいたり、ちょっと今日は元気が無いなと察知すれば、健康や精神状態にまで気配りできます。

ボトックスは、本当に微妙なさじ加減で効果を調整することができますので、今までの経過を頼りにその都度濃度や投与量も変更しています。

当院では私自身でボトックスの調合をしていますが、医者が全部やっているクリニックは珍しいと思います。

また、写真撮影や肌診断も自分で行います。

こうして診察に力を入れていると、どうしても一人を診る時間が30分、45分、60分・・・と長くなってしまうのです。

医者が診察する時間を短縮してスタッフに任せることで、より多くの患者さんを診ようと考えるクリニックが多いのですが、そのような流れ作業になってしまうと患者満足度は低下するような気がしてなりません。より多くの患者さんを診ることで効率よく利益を上げることを目標にしてしまうと、それはこちら都合の発想なので患者さんのためになりません。どうしたら患者さんを喜ばせることが出来るか?を第一に考えていると、どんなに頑張っても1日に診ることのできる人数は10人程度が限界です。要領が悪いと言われればそれまでですが、私自身が自分の体力と精神のバランスを取りながら最善の治療を行うにはこの人数が精一杯。

遠方からたまにいらっしゃる方に、

「先生、ヒアルロン酸もお願いします~。」

「先生、このシミ取ってください~~。」

と頼まれますと、もう時間がないわ(汗)と思いながらもやってしまうのが人情。

常連の方には、出来る限りやれることはやりたいと思ってしまうのも人情。

なかなか予約を取ることが出来ず、無理やり予約を取ってしまうスタッフも人情。

当院のスタッフは、忙しいことを嫌がらない人達なので、快く予約を入れていますので、ちょっと無理をして自分たちを追い込む結果になることもしばしば。

忙しくなると、自分が休みでも自ら出勤しますと言ってくれる、気持ちの良い自慢のスタッフたちなのです。

そんなメンバーと、毎日「あーしよう、こーしよう、どーしよう!」と言いながら工夫していますが、それでも1日に診られる人数は10人が限界だと感じる9月でした。

 

このような状態で、常連の患者さんもなかなか予約が取りづらくなっています。私が大切にしたいのは、長いお付き合いで、お肌をキレイに整えておくことに価値を感じて下さる方。この方たちがいつでも快適に通える環境を整えたいという気持ちが一番です。しかし、新しい出会いも楽しく、いろんな人の美をサポートするのもワクワクします。

 

悩んだ結果、新規患者さんの制限を行うことに決めました。

新しい患者さんは、下記のいずれかであることを条件に受付します。

➀当院顧客のご紹介であること

➁院長書籍『化粧品に頼らない素肌美人のつくり方』を読み、それを実践する意志のある方

 

本気で素肌をキレイにしたい方に通っていただきたいと思っています。

ファンデーションを塗らなくても、清々しい美しさがあることを一緒に喜べる方。

どんどんキレイになって自信をもって人生を楽しんで欲しいです。