院長ブログ


皮膚にセンサーあり

NHKで興味深い番組を見ました。

 

私たちは日頃から「肌で感じる」ことがあります。

先日ブログに書いた、「感」のようなものだと思います。

レストランに足を踏み入れた瞬間「あ、間違えた」とか、

初対面であった人に対して「何だか波長が合わない」とか。

人間の皮膚は、耳に聞こえない超高周波を感じるセンサーがあるようです。

人間の耳に聞こえる周波数は20Hz~20kHz.

可聴域を超える高い周波数の音を超高周波と呼びます。

 

ボルネオの熱帯雨林の中で録音した自然音。いろんな昆虫がいて、超高周波で鳴く昆虫がたくさんいます。その鳴き声が何とも言えず心地良い。日本でも川の流れる音や、山の中で聞く蝉の鳴き声などが似たような音だと思います。

超高周波を豊富に含む音というのが、心と体に色々とポジティブな効果を及ぼします。これをハイパーソニックエフェクトと言います。

ハイパーソニックエフェクト

・超高周波が脳深部を活性化させることで心身全体の働きを高める現象

・免疫機能を活性、ストレスホルモンを減少

・音楽や映画などを見た時の感動をより大きくする効果

 

しかし、耳には聞こえない音をどうやって感じているのでしょうか?

ある実験をしました。

耳に聞こえる音+超高周波をイヤホンで聞かせると、脳深部は活性化しません。

耳に聞こえる音はイヤホンで、超高周波はスピーカーで聞かせると、脳深部は活性化しました。しかし、特殊な服で体を覆い、超高周波が感じられないよう皮膚を遮断したところ、脳深部の活性は下がりました。すなわち皮膚(表皮)が音を感じ取っているということです。

バリア機能を破壊した皮膚に10kHz~30kHzの超高周波を当てると、バリア機能の回復が促進されるそうです。可聴域の5kHzでは変わりませんでした。このことから、表皮ケラチノサイトが何らかのメカニズムで超高周波を感じ取っていることが分かりました。

メカニズムの詳細は明らかになっていませんが、皮膚にはセンサーがあり、耳には聞こえない高い周波数を直接感じ取っているということです。

 

ということは!!

厚化粧をしていると、ファンデーションが邪魔をして、せっかくのセンサーの働きが鈍るのではないでしょうか。

肌断食をすることで、感覚が研ぎ澄まされたように感じていたことは理にかなっていると思いました。(超自己肯定

自然の音(雨の音、波の音、風の音、木々が揺れる音、鳥や虫の声、焚火)でリラックス。

私は、夏の夕暮れ時に、群青色の空に鳴り響く蜩の鳴き声がお気に入りです。