院長ブログ

雨宿りの出会い

連休は愛犬ムニエルと軽井沢へ出かけました。

犬を前のカゴに乗せ、サイクリングを楽しんでいたら夕立が!

かなりの土砂降りになり、これはまずい・・・と木陰に避難しました。

鬱蒼とした木陰は、天然の雨傘です。

しばらく立ち尽くして夕立が通り過ぎるのを待っていたのですが、そこで雷がゴロゴロ 、ドッカーン!

別荘地を走っていたので、建物の中に避難することが出来ず、犬は怯えるし、ここで雷に当たってもはや終わりか・・・

すると土砂降りの中、一人のおじいさんが自転車で、私のいた木陰に避難してきました。

「ここだったら雨がしのげるねぇ」と。

 

それからずっと立ち話。

82歳のおじいさんが、34歳の時に軽井沢の別荘を購入。60歳でリタイアしてから、毎年6か月間は軽井沢で一人暮らししているとか。

数年前まで毎日ゴルフをやっていたこと。

軽井沢の歴史話。

仕事で世界各国に行った話。

北朝鮮に行ったときの怖いお話!などなど。

奥様は軽井沢にきてもお友達がいないから、一人ご自宅に残っていらっしゃるそうです。

「夫婦は一緒に居ないほうが円満だよ、と白洲次郎も言っておった。1人は気楽でいいよ~。温泉行ったり、ブルーベリー摘んだり、楽しいわ。」

何と自立して、矍鑠(かくしゃく)とした紳士なのでしょうか。

自分の暮らしを若いころからイメージしていたこと。

1人で生きることに楽しみを見出せること。

身の回りのことは自分でできること。

すべて私の理想です。

40代の私が、80代のおじいさんに影響され、心打たれました。

年をとっても若い人に刺激と感動を与えることができるって、素晴らしいことではありませんか。

やりたいことをやって、パワフルに生きたい!

 

夕立の偶然に感謝しました。